クーラントサーモスタットの機能図 |
1 | クーラントサーモスタットハウジング |
A | バイパスモードポジション |
B | ミックスモードポジション |
C | クーラモードポジション |
K | ラジエタへ |
M | エンジンから |
W | クーラントポンプまで |
B11/17 | クーラント温度センサ |
R48/2 | サーモスタットヒータエレメント |
S20.10-4566-06
上記の車両の場合、最近お客様からの以下のような苦情により、クーラントサーモスタットの交換が増えましたので、お知らせいたします:
• 冷却水温度が低すぎる、エンジンが作動温度にならない
• ヒータの出力が不十分なため、車内が十分に暖まらない
• その他
ただし、取り外した状態のクーラントサーモスタットでは、診断の際に故障(機能故障、部品故障、または製造ミス)を確認することはできませんでした。
したがって、原因の分析をサポートするため、お客様からのこのような苦情を伴う(苦情が寄せられている場合)事例のリペア作業時には、次の指示があるまで、管理部門にまで伝達されるTIPS事例を作成してください。ドキュメントSI01.10-S-0001Aを確認してください。診断シートOF20.10-S-0001-01Aに記入し、TIPS事例に添付してください。
TIPS事例のタイトルは、必ず「クーラントサーモスタット、エンジン651」にしてください。
診断シートOF20.10-S-0001-01Aの記入、およびTIPS事例の作成にかかる費用は、保証期間/ワランティおよびグッドウィル期間中はオペレーションナンバ02-3952(モデル447)または02-8522(モデル906)で清算することができます。その際はダメージコード20102 52(クーラントサーモスタットの使用–正常に作動しない)を使用してください。
サーモスタットヒータエレメント (R48/2) はクーラントサーモスタットハウジング (1) から取り外しては行けません。
これを守らないと、クーラントサーモスタットの機能が正常に働かないおそれがあります。
クーラント温度センサ (B11/17) を、(必要に応じて)クーラントサーモスタットハウジング (1) から取り外します。この場合は、常にシールリングを交換しなければなりません。
交換しないとクーラント回路の気密性を確保できません。
クーラントサーモスタットの脱着の際は、必ず該当するWISドキュメンテーション(モデル906にはドキュメントAR20.10-D-2460WE、またはモデル447にはドキュメントAR20.10-S-2461E)を確認してください。
クーラントサーモスタットの役割
クーラントサーモスタットは、特性マップにしたがい冷却水温度を約55 °C~106 °Cの範囲に制御しています。冷却水温度が約106 °C以上になると、クーラントサーモスタットは制御とは関係なく全開状態になっていいます。
クーラントサーモスタットの機能
クーラントサーモスタットの機能は以下の部分機能に分類されます :
• バイパスモードのポジション (A)
• ミックスモードポジション (B)
• クーラモードポジション (C)
クーラントサーモスタットの開口部断面は、電流のスイッチオン時間によって決まります。エマージェンシオペレーション機能により、クーラントサーモスタットは約106 °C以上から制御に関係なく、必ず全開状態です。
クーラントサーモスタットの部分機能
バイパスモードのポジション (A)
温度 55 °C未満:エンジン内のみのクーラントの流れが、車内ヒータを通って流れることができます。
ミックスモードポジション (B)
温度 55 °C ~ 106 °C:クーラントサーモスタットが開き、ラジエタの貫流が開始されます。
クーラモードポジション (C)
温度 106 °C以上:クーラントサーモスタットは開いており、完全にラジエタを貫流しています。
制御のメリット
冷却水温度制御によるメリットは以下の通りです:
• エンジンの速やかな作動温度到達
• 排出ガスの減少
• 改善されたヒータ快適性
参照文書
- ar2010d2460we
- ar2010s2461e クーラント・サーモスタットの脱着
- of2010s000101a クーラントサーモスタット診断シート、書式
- si0110s0001a サービス·インフォメーション: エンジン不具合の作業の進め方の標準化