AdBlue®によるエンジン冷却システムの汚染
エンジン冷却システム内のAdBlue®の一部の個別診断に基づき( 例えば、ワランティ損傷部品診断)、以下に注意します:
ごくわずかな量のAdBlue®がクーラントにあった場合でも、サーモスタット、温度センサまたはエンジンのその他の構成部品に持続的な損傷を与える可能性があります。
この問題の原因は、特にクーラント媒体とAdBlue®が清潔に分離されないことにあります。この不具合は、例えばワークショップでシステムの排出と注入に同じ容器を使用した場合にも発生します。
AdBlue®によるエンジン冷却システムの汚染で起こり得る主な現象の1つは、クーラントエクスパンションタンクからの非常にきつい臭いが発生することです(アンモニア臭)。
AdBlue®およびその他すべての材料、燃料、および潤滑剤( 例えば、クーラント、エンジンオイル、トランスミッションオイル、燃料、ハイドロリックフルードおよびブレーキ液)は専用に規定された、清潔な、はっきりと印がつけられた容器およびキャッチパンを必ず使用してください。
これを守らないと、材料、燃料または潤滑剤による汚染が発生する可能性があります。
エンジン冷却システムへのAdBlue®の誤った注入:
エンジン冷却システムの誤った注入または汚染は、注入責任者の過失であり、保証で清算することはできません。
AdBlue®によるエンジン冷却システムの注入または汚染があった場合、以下の手順を進めてください:
警告 | 高温のクーラントが高圧で噴出して、皮フおよび目に火傷を負う危険があります。クーラントを誤飲すると、中毒になる危険があります。 | 冷却システムは、必ずクーラント温度が 90 °C以下になってから開きます。キャップをゆっくりと開き、過圧を逃がします。クーラントは飲料容器に入れてはいけません。 | |
警告 | AdBlue(R) ラインおよび接続している構成部品での作業では、 火傷あるいは負傷の危険があります。AdBlue(R) を取り扱う際に、 皮膚および目を負傷する危険があります。AdBlue(R) を誤飲すると、 中毒を起こす危険があります。 | AdBlue(R) は適切な容器にのみ注入します。まず圧力減少が終了してから、排気ガス後処理システムでの作業を開始します。 | |
部品注意事項 | クーラントについての注意事項 | ||
部品注意事項 | Nox低減剤の使用、物質特性、 および取扱いに関する注意事項 | ||
| 点検 | ||
1 | クーラントにアンモニア臭があるかどうか点検します。 | アンモニア臭が確認されなかった場合。 | |
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作業ステップ2へお進みください。 | |||
クーラントにきついアンモニア臭が確認された場合。 | |||
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作業ステップ3へお進みください。 | |||
2 | 水温センサに腐食または変色がないか点検します。 | WIS内の修理ドキュメントに従って点検する構成部品を取り外します。 | |
腐食または変色が確認される場合。 | |||
↓ | |||
作業ステップ3へお進みください。 | |||
腐食または変色が確認されない場合。 | |||
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作業ステップ7へ進みます。 | |||
3 | シリンダヘッドに損傷がないか点検します。 | これを行うには、シリンダヘッドをWIS内の修理ドキュメントに従って取り外します。シリンダヘッドの表面(特にエンジン冷却システムの内部表面)を点検します。クランクケースの内部表面およびすべてのシールもAdBlue®による損傷がないか点検します。 | |
損傷が確認された場合。 | |||
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損傷した構成部品を交換し、写真を撮ります。 | |||
4 | クーラおよびヒータシステムのすべてのホースおよびクーラントライン、存在する場合は補助ヒータも損傷がないか点検します。 | それにはクーラおよびヒータシステムのすべてのホースおよびクーラントラインをWIS内の修理ドキュメントに従って取り外し、その際にホースおよびクーラントラインの内部表面にAdBlue®による損傷がないか点検します。 | |
損傷が確認された場合。 | |||
↓ | |||
損傷した構成部品を交換し、写真を撮ります。 | |||
5 | クーラントポンプの損傷を点検します。 | それにはWIS内の修理ドキュメントに従ってクーラントポンプを取り外し、クーラントポンプ(特に内部表面)およびすべてのシールにAdBlue®による損傷がないか点検します。 | |
損傷が確認された場合。 | |||
↓ | |||
損傷した構成部品を交換し、写真を撮ります。 | |||
交換 | |||
6 | クーラントと接触しているか接触した、損傷を示すすべての構成部品を交換します。 | 特にアルミニウム、銅および真鍮構成部品を交換します。該当する構成部品 の例: | |
損傷した構成部品の交換は、WIS内の修理ドキュメントに従って実行します。損傷した構成部品の写真を撮ります。 | |||
| 清掃 | ||
7 | エンジン冷却システムを新しいクーラントで洗い流します。 | | |
そのため、エンジン冷却システムのすすぎ手順はWISの修理ドキュメントに従って実行してください。新しいクーラントによるフラッシング(50:50の混合)を実行します。 | |||
8 | エンジン冷却システムからクーラントを抜き取ります。 | ||
| クーラント規定 | ||
エンジン冷却システムからクーラントを抜き取るには、WIS内の該当する修理ドキュメントを参照してください。 | |||
抜き取ったクーラントを法規に従って廃棄処分します。その際は、各国の法規制または現地の規則に注意してください。 | |||
9 | エンジン冷却システムに新しいクーラントを注入します。 | エンジン冷却システムの注入は、WIS内の該当する修理ドキュメントに従って実行してください。 | |
| 点検 | ||
10 | エンジン冷却システムの漏れを点検します | エンジン冷却システムの漏れ点検を、WIS内の該当する修理ドキュメントに従って実行します。 | |
エンジン冷却システムに漏れがある場合。 | |||
↓ | |||
漏れを除去します。 | |||
ドキュメント作成 | |||
11 | 「拡張VEGAアプリケーション (EVA)」システムに記録します。 | 「拡張VEGAアプリケーション (EVA)」システムは画面 | |
該当画面 |
参照文書
- ah2000n208001a クーラントについての注意事項
- ah4920n000201a Nox低減剤の使用、物質特性、 および取扱いに関する注意事項
- as2000z000101a 高温のクーラントが高圧で噴出して、皮フおよび目に火傷を負う危険があります。クーラントを誤飲すると、中毒になる危険があります。
- as4920z000201a AdBlue(R) ラインおよび接続している構成部品での作業では、 火傷あるいは負傷の危険があります。AdBlue(R) を取り扱う際に、 皮膚および目を負傷す る危険があります。AdBlue(R) を誤
- bb0040p031001a クーラント規定