gf8340p2004ce

オートマチック·クライメート·コントロールの機能

種別 gf · トピック 83.40 · バージョン 0109 · 2013-05-16

適用: モデル 204.0/2 モデル・イヤー 2009 以降 モデル 204.3 モデル 204.9'

位置付け

機能グループ 3 ボディ › 83 クライメート・コントロール › 83.40 オートマチック・クライメート・コントロール — シリーズ 204(モデル 0**, 2**, 3**, 9**)

GF83.40-P-2004CE

オートマチック·クライメート·コントロールの機能

11.04.2013

モデル

204.0/2

モデル・イヤー 2009 以降

モデル

204.3

モデル

204.9

機能前提条件の概要

• ターミナル 15 「オン」

• オートマチック・クライメート・コントロール「オン」

• エンジン作動 (冷房モード用)

• エアコン・コンプレッサ (A9) (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 非装備) あるいはマグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (A9/7) (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) の場合) オン (冷房モード用)

ターミナル 15 のターミナル・ステータスは、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) から車内 CAN (CAN B) を介して送信されます。

「エンジン作動」シグナルは、CDI コントロール・ユニット (N3/9) (ディーゼル・エンジンの場合) または ME コントロール・ユニット (N3/10) (ガソリン・エンジンの場合) からシャーシ CAN (CAN E) を介して供給され、フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット (N10/1) から車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニット (N22/7) に転送されます。

オートマチック・クライメート・コントロール制御の概要

車内の温度およびエア・ディストリビューションは、KLA コントロール・ユニットで選択した設定内容およびさまざまなセンサで検出された変数 (車内温度、外気温度、水温、車両スピードなど) に応じて電気制御されます。

KLA コントロール・ユニットは、車内 CAN、クライメート・コントロール LIN (LIN B8) および直接ケーブルを介して車両電装品と相互に連結されています。 このため、制御の質を改善し、エネルギ消費を低減するために、関連する影響値を考慮に入れることが可能です。

KLA コントロール・ユニットで温度、エア・ディストリビューションあるいは風量を変更する設定を行うと、変更した設定値が短時間、オーディオ / COMAND 用ディスプレイ (A40/8) に表示されます。

オートマチック・クライメート・コントロール制御機能には以下の部分機能が含まれています:

• 変数の検知および評価の機能順序

• 制御の機能順序

• エアコン・コンポーネントの制御の機能順序

• エバポレータ乾燥の機能順序

• デフロスタ機能の機能順序

• 最大冷房能力の機能順序 (米国仕様 (コード 494) の場合)

• クラッシュ時のエアコン・オフの機能順序 (2013 年 6 月 1 日以降)

変数の検知および評価の機能順序

検知されて評価される変数は以下のとおりです。

• 外気温

• 車内温度

• 水温

• 太陽光線

• 車両スピード

• エバポレータ温度

• 冷媒プレッシャ

• エンジン回転数

• エア・クオリティ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合)

• 露点温度 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合、2010 年 5 月 31 日以前)

• フロント・ウインドウの温度および湿度 (2009 年 12 月 1 日以降)

• ドア・ステータス

• サイド・ウインドウ・ポジション

• スライディング・ルーフ・ポジション (モデル 204.0/2 ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 装備) またはパノラミック・スライディング・ルーフ・ポジション (アウタ・スライディング・ルーフ装備パノラミック・ガラス・ルーフ (コード 413) の場合)

• リヤ・オートマチック・クライメート・コントロール操作ユニット (N22/4) の設定 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合)

• ボイス・オペレーティング・システム (SBS) のステータス (Audio 50 APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 511) または COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) またはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) の場合)

外気温

外気温度は外気温度センサ (B14) によって検知されます。外気温度センサのシグナルは直接フロント SAM コントロール・ユニットにより読み取られます。フロント SAM コントロール・ユニットは、温度値を車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。 KLA コントロール・ユニットはこの値を、ミックス・エア・フラップの開き量を調節して希望する車内温度に調節するために使用します。停車中は、温度の測定値と外気温度が大きく異なることがあります。このため、外気温度が温度制御に考慮されるのは、車両スピードが 20 km/h 以上の場合のみです。イグニッションをオン / オフにするとき、および速度が 20 km/h 未満のときは、最後に測定された温度値に基づきます。

車内温度

頭部:

• モデル 204.0/2 ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 装備の場合、頭部付近の車内温度が内蔵ファン付き車内温度センサ (N70b1) によって検知されます。 この値は、ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニット (N70) によって読み取られ、車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます。

• モデル 204.0/2 ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 非装備の場合、およびモデル 204.9 の場合、車内温度はエレクトロニック・ルーフ・オペレーティング・ユニット (N70/3) の内蔵ファン付き車内温度センサ (N70/3b1) によって検知されます。この値は、直接 KLA コントロール・ユニットによって読み取られます。

インストルメント・パネル:

• インストルメント・パネル付近の車内温度は、車内温度センサ (B10/4) によって検知されます。車内温度センサのシグナルは、直接 KLA コントロール・ユニットに読み取られます。

車内温度センサにはそれぞれファンが装備されており、これが温度測定用エアを車内から吸引します。内気はファンによって常に循環しているため、高精度での温度測定ができます。これにより、車内のエアの流れ具合にほとんど左右されないテンパラチャ・コントロールが実現されます。

車内温度センサの測定値から平均値が出されます。この平均値は、外気温度センサの値と一緒に、KLA コントロール・ユニットにメモリされた読取り専用の特性マップに合わせて調整され、車内温度の調節に使用されます。

以下の場合、KLA コントロール・ユニットが車内温度の平均値を維持します。

• サイド・ウインドウ「開」

• ドア「開」

これにより、調整された基準温度を維持したままエアコン・システムを作動し続けることができます。

水温

クーラントの温度は、クーラント温度センサ (B11/4) によって検知されます。温度値は、CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットによって読み取られ、シャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます。 この値は、ミックス・エア・フラップおよびクーラント循環ポンプ (M13/5) (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) あるいは ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) の場合) の制御に使用されます。

さらに、この値は PTC 補助ヒータ (R22/3) (エンジン 642.9 (2013 年 5 月 31 日以前)、646.8、651.9 の場合またはエンジン 274 寒冷地用追加部品 (コード 824) 装備の場合) の制御に使用されます。

太陽光線

日光の車両に対する入射角度と強さは、ソーラ・センサ (B32/3) によって検知されます。 ソーラ・センサのシグナルは、KLA コントロール・ユニットによって直接読み取られます。 測定値に応じて、車内温度およびブロワ回転数が調整されます。太陽光線がナビゲーション方だけから差し込んでくる時は、左右の標準基準温度の差が適切に設定されます。

車両スピード

車両スピードはインストルメント・クラスタ (A1) により車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます。車両スピードはラム・エア機能の制御および外気温度の内部計算に使用されます。

エバポレータ温度

エバポレータが氷結するのを防ぐために、エバポレータ周囲の温度はエバポレータ温度センサ (B10/6) によって検知され、直接 KLA コントロール・ユニットによって読み取られます。 エバポレータ温度が約 2 °C にまで下がると、エアコン・コンプレッサがオフになります。

冷媒プレッシャ

冷媒圧力は、冷媒プレッシャ・センサ (B12) によって検知されます。冷媒プレッシャ・センサの値は、フロント SAM コントロール・ユニットによって直接読み取られます。 フロント SAM コントロール・ユニットは、読み取った値を車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。 この圧力は、保存されている温度圧力曲線と比較されます。冷媒圧力が 1.7 bar 未満および 30 bar 以上になると、エアコン・コンプレッサがオフに切り換わります。

エンジン回転数

エンジン回転数は、CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットによって検知され、シャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます。 エンジン回転数は特に、エアコン・コンプレッサを制御するために使用されます。

エア・クオリティ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合)

汚染センサ (B31) によって以下の環境影響が検知されます:

• 一酸化炭素 (CO)

• 窒素酸化物 (NOx)

• 露点外気温度

• 相対湿度

• 外気温

値は KLA コントロール・ユニットによりクライメート・コントロール LIN を介して読み取られます。KLA コントロール・ユニットは、読み取った値に応じて自動内気循環制御を行います。

露点温度 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合、2010 年 5 月 31 日以前)

周辺温度および湿度から露点センサ (B11/12) は露点を算出し、これをクライメート・コントロール LIN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。 露点に達すると、ウインドウとドア・ミラーのガラスが曇り始めます。これを防ぐために、エアコン、ドア・ミラー・ヒータおよびリヤ・ウインドウ・デフォッガが作動します。

フロント・ウインドウの温度および湿度 (2009 年 12 月 1 日以降および ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) 装備)

車内湿度 / 温度センサ (B82) が直接フロント・ウインドウの内側で相対的な湿度および温度を測定し、そこから露点温度を特定します。 車内湿度 / 温度センサのシグナルは、KLA コントロール・ユニットによりクライメート・コントロール LIN を介して読み取られます。 ウインドウのくもりが生じた場合、エアコン・コンプレッサのオンまたはエンジンの始動 (ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) の場合) といった対抗措置が講じられます。

ドア・ステータス

左フロント・ドア・ロック (A85) の左フロント・ドア・ロータリ・スイッチ (A85s1)、右フロント・ドア・ロック (A85/1) の右フロント・ドア・ロータリ・スイッチ (A85/1s1)、左リヤ・ドア・ロック (A85/3) の左リヤ・ドア・ロータリ・スイッチ (A85/3s1) (モデル 204.0/2/9) および右リヤ・ドア・ロック (A85/4) の右リヤ・ドア・ロータリ・スイッチ (A85/4s1) (モデル 204.0/2/9) により各ドアの開閉状態が検知されます。左フロント・ドア・ロータリ・スイッチのステータスは左フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/1)、そして右フロント・ドア・ロータリ・スイッチのステータスは右フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/2) によって読み取られます。リヤ・ドア・ロータリ・スイッチ (モデル 204.0/2/9) のステータスは、リヤ・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット (N10/2) によって読み取られます。それぞれのドアのステータスは車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます。 ドアが開いている場合、KLA コントロール・ユニットは車内温度と外気温度の温度差が大きいときの無駄な再調整を避けるために、現在のブロワ出力を保持します。

サイド・ウインドウ・ポジション

それぞれのサイド・ウインドウ・ポジションは、左フロント・ドア・コントロール・ユニット、右フロント・ドア・コントロール・ユニット、左リヤ・ドア・コントロール・ユニット (N69/3) (モデル 204.0/2/9) または右リヤ・ドア・コントロール・ユニット (N69/4) (モデル 204.0/2/9) によって検知され、車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます。

スライディング・ルーフ・ポジション (モデル 204.0/2 ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 装備) またはパノラミック・スライディング・ルーフ・ポジション (アウタ・スライディング・ルーフ装備パノラミック・ガラス・ルーフ (コード 413) の場合)

モデル 204.0/2 ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 装備の場合、スライディング・チルト・ルーフのポジションは、ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットによって読み取られ、車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます。 アウタ・スライディング・ルーフ装備パノラミック・ガラス・ルーフ (コード 413) の場合、パノラミック・ガラス・ルーフのポジションがパノラミック・スライディング・ルーフ・コントロール・モジュール (A98) によって読み取られ、車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます。

リヤ・オートマチック・クライメート・コントロール操作ユニットの設定 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合)

リヤ・コンパートメントのクライメート・コントロールの機能はリヤ・オートマチック・クライメート・コントロール操作ユニットで設定できます。

リヤ・オートマチック・クライメート・コントロール操作ユニットの温度およびブロワ・ステージ用のスイッチの操作は、クライメート・コントロール LIN を介して KLA コントロール・ユニットによって読み取られ、処理されます。 このデータに基づき、リヤ・ノズルの風量がリヤ・ブロワ・モータ (M2/1) により制御され、リヤの温度がリヤ・ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ (M2/35) により制御されます。

ボイス・オペレーティング・システム (SBS) のステータス (Audio 50 APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 511) または COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) またはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) の場合)

SBS がオンになっているとき、ブロワ出力は制限されます。オート・パイロット・システム付きラジオ (A2/56) (Audio 50 APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 511) の場合) または COMAND ユニット (A40/3) (COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) の場合またはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) の場合) は、SBS のステータスを車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。 KLA コントロール・ユニットは、要求を直接ブロワ・レギュレータ (A32n1) に転送し、ブロワ・レギュレータがブロワ・モータ (A32m1) の出力を制限します。

制御の機能順序

温度、エア・ディストリビューションおよび風量は、KLA コントロール・ユニットおよびコンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合はリヤ・オートマチック・クライメート・コントロール操作ユニットで選択した設定内容ならびにさまざまなセンサによって検知された変数 (車内温度、外気温度、水温、車両スピードなど) に応じて制御されます。

エアコン・コンポーネントの制御の機能順序

エアコン・コンポーネント制御の機能順序には以下の部分機能があります:

• エアコン・コンプレッサ制御の機能順序

• ブロワ・モータ制御の機能順序

• PTC 補助ヒータの制御の機能順序 (エンジン 642.9 (2013 年 5 月 31 日以前)、646.8、651.9 の場合またはエンジン 274 寒冷地用追加部品 (コード 824) 装備の場合)

• エア・ガイド・フラップ制御の機能順序

• コントロール装置付きエアコンおよびエンジン用ファン・モータ (M4/7) 制御の機能順序

• クーラント循環ポンプ制御の機能順序 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) あるいは ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) の場合)

• リヤ・ブロワ・モータ制御の機能順序 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合)

エアコン・コンプレッサ制御の機能順序

エアコン・コンプレッサは、冷媒を吸引および圧縮する装置です。エアコン・コンプレッサは、エアコン・コンプレッサ・コントロール・バルブを介して KLA コントロール・ユニットによって 0 ~ 100 % の間で無段階で調整されます。KLA コントロール・ユニットは、制御要求を車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。 同ユニットがエアコン・コンプレッサ・コントロール・バルブを制御します。

マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) の場合にはさらに、マグネット・クラッチが取り付けられています。これにより、エアコン・コンプレッサは完全にベルト・ドライブの動力伝達から切り離すことができます。したがって、さらなる燃料節約が可能となります。KLA コントロール・ユニットはこの要求を車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットへ送信し、同ユニットがマグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサを直接制御します。

さらに KLA コントロール・ユニットは、アイドル・スピード・アップ要求を車内 CAN、SAM コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN を介して ME コントロール・ユニットまたは CDI コントロール・ユニットに送信し、同ユニットがエアコン・コンプレッサがオンになった時の追加負荷に応じてアイドル・スピードを引き上げます。

2013 年 6 月 1 日以降の車両の場合、エアコン・コンプレッサはエアコン・コンプレッサ・コントロール・バルブまたはエアコン・コンプレッサ・マグネット・クラッチ (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) の場合) を事故発生後にオフにします。

ブロワ・モータ制御の機能順序

通気はブロワ・モータの働きによって行われます。KLA コントロール・ユニットは要求を直接ブロワ・レギュレータに転送し、これがブロワ・モータの制御を行います。 コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合、さらにリヤ・ブロワ・モータがリヤ・コンパートメントの通気をサポートします。KLA コントロール・ユニットがクライメート・コントロール LIN を介して、同アクチュエーターを作動させます。

SBS がオンになっているとき、ブロワ出力は制限されます。

ブロワ出力は ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) 装備車の場合、エンジン・ストップ時に KLA コントロール・ユニットによって制限されます。 CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットは、そこでステータス「エンジン・ストップ」をシャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。

2013 年 6 月 1 日以降の車両の場合、ブロワ・モータは事故発生後にオフになります。

PTC 補助ヒータの制御の機能順序 (エンジン 642.9 (2013 年 5 月 31 日以前)、646.8、651.9 の場合またはエンジン 274 寒冷地用追加部品 (コード 824) 装備の場合)

必要に応じて (例えば冷間始動時)、PTC 補助ヒータはクライメート・コントロール LIN を介し KLA コントロール・ユニットによりオンにされます。

2013 年 6 月 1 日以降の車両の場合、PTC 補助ヒータは事故発生後にオフになります。

エア・ガイド・フラップ制御の機能順序

エアコン・ユニットのエア・ガイド・フラップを適切なポジションに調整することで、車内のエア・ディストリビューションが制御されます。

KLA コントロール・ユニットにより、クライメート・コントロール LIN を介して以下の構成部品が制御されます:

コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備車:

• 外気 / 内気循環フラップ (外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータ (M2/5) による) (外気 / 内気循環制御)

• 左ミックス・エア・フラップ (左ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ (M2/6) による) (テンパラチャ・コントロール)

• 右ミックス・エア・フラップ (右ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ (M2/7) による) (テンパラチャ・コントロール)

• デフロスタ・フラップ (デフロスタ・フラップ・アクチュエータ (M2/16) による) (ベンチレーション・コントロール)

• エア・ディストリビューション・フラップ (エア・ディストリビューション・フラップ・アクチュエータ (M16/22) による) (ベンチレーション・コントロール)

コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備車:

• 外気 / 内気循環フラップ (外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータによる) (内気循環制御)

• 左ミックス・エア・フラップ (左ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)

• 右ミックス・エア・フラップ (右ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)

• リヤ・ミックス・エア・フラップ (リヤ・ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)

• 左デフロスタ・フラップ (左デフロスタ・フラップ・アクチュエータ (M2/8) による) (ベンチレーション・コントロール)

• 右デフロスタ・フラップ (右デフロスタ・フラップ・アクチュエータ (M2/9) による) (ベンチレーション・コントロール)

• 左レッグ・ルーム・フラップ (左レッグ・ルーム・フラップ・アクチュエータ (M2/10) による) (ベンチレーション・コントロール)

• 右レッグ・ルーム・フラップ (右レッグ・ルーム・フラップ・アクチュエータ (M2/11) による) (ベンチレーション・コントロール)

• 左センタ・ノズル・フラップ (左センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータ (M2/12) による) (ベンチレーション・コントロール)

• 右センタ・ノズル・フラップ (右センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータ (M2/13) による) (ベンチレーション・コントロール)

• ディフューザ・フラップ (ディフューザ・フラップ・アクチュエータ (M2/21) による) (ベンチレーション・コントロール)

• ラム・エア・フラップ (2010 年 5 月 31 日以前)、ラム・エア・フラップ・アクチュエータ (M2/34) を介して (ラム・エア制御)

• 外気 / 内気循環フラップ (2010 年 6 月 1 日以降)、外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータを介して (ラム・エア制御)

2013 年 6 月 1 日以降の車両の場合、外気 / 内気循環フラップは事故発生後閉じます。

コントロール装置付きエアコンおよびエンジン用ファン・モータ制御の機能順序

ファン・モータは、クーラントおよび冷媒を冷却します。KLA コントロール・ユニットは、冷媒圧力に応じてファンの基準回転数を算出し、要求を車内 CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN を介して CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットに送信します。 CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットは、次にエンジン温度に応じてファンの基準回転数を算出し、これを KLA コントロール・ユニットの要求と比較します。 これを受けてファン・モータは、CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットによってパルス幅変調 (PWM) シグナルで制御されます。

クーラント循環ポンプ制御の機能順序 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) あるいは ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) の場合)

クーラント循環ポンプは、例えばエンジン回転数が低い場合、エンジン・ストップ時 (ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) の場合) あるいは余熱ヒータ利用機能を使用する場合にクーラント回路の支援を行います。KLA コントロール・ユニットはクーラント循環ポンプ作動要求を車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。そしてこのコントロール・ユニットがクーラント循環ポンプを直接制御します。

リヤ・ブロワ・モータ制御の機能順序 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合)

リヤ・ブロワ・モータは、急速な冷房または暖房を実現するためにリヤ・コンパートメントの追加ベンチレーションを行います。リヤ・ブロワ・モータの制御は、クライメート・コントロール LIN を介し KLA コントロール・ユニットによって行われます。

2013 年 6 月 1 日以降の車両の場合、リヤ・ブロワ・モータは事故発生後にオフになります。

エバポレータ乾燥の追加機能前提条件

• エアコンが前回のイグニッション作動時間中に最低 1 回作動している

• エバポレータ温度 3 °C 以上

• 外気温度 20 °C 以上

• エンジン「オフ」

• ドアは閉じている

• 積算距離値 250 km 以上

エバポレータ乾燥の機能順序

車内のエバポレータの異臭およびエアコン始動時のウインドウのくもりを防ぐため、エバポレータ乾燥が行われます。エンジン停止後、インストルメント・クラスタのタイム・カウンタがオンになります。 「エンジン・オフ」シグナルは、CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットからシャーシ CAN を介してインストルメント・クラスタに送信されます。

1 時間の待ち時間後に、インストルメント・クラスタは、エバポレータ乾燥の要求を車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信し、続いて同ユニットがエバポレータ乾燥を開始します。 このためにブロワが 30 分間、最小ステージで作動します。

KLA コントロール・ユニットがその要求を直接ブロワ・レギュレータに送信します。 ブロワ・レギュレータは、最小ブロワ・ステージでブロワ・モータを制御します。

デフロスタ機能の機能順序

「デフロスタ」ボタンを操作すると、デフロスタ・フラップおよび外気 / 内気循環フラップを除くエアコン・ユニットのすべてのエア・フラップが閉じます。デフロスタ・フラップおよび外気 / 内気循環フラップは完全に開いた状態になります。デフロスタ・フラップは、最大エア・フローがフロント・ウインドウおよびフロント・サイド・ウインドウに向かうように調整されます。ミックス・エア・フラップは、最も高い温度の送風に設定されます。ブロワ・モータは、吹出しエア温度に応じて最適なデフロスタ・モードが行えるように、KLA コントロール・ユニットによりブロワ・レギュレータを介して制御されます。

吹出しエアを乾燥できるように、エアコン・コンプレッサがオンになります。エアを乾燥した後、最高温度まで加熱します。

コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合、デフロスタ・フラップの調整は運転席の場合は左デフロスタ・フラップ・アクチュエータにより、助手席の場合は右デフロスタ・フラップ・アクチュエータによって行われます。 コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備の場合、デフロスタ・フラップの調整は運転席も助手席もデフロスタ・フラップ・アクチュエータによって行われます。

最大冷房能力の機能順序 (米国仕様 (コード 494) の場合)

「MAX A/C」ボタンを操作すると、ブロワ出力が 100 % に上昇し、温度が「最大冷房」に制御されます。

クラッシュ時のエアコン・オフの機能順序 (2013 年 6 月 1 日以降)

故障後に有害ガスが車内に入り込むのを防ぐために、KLA コントロール・ユニットは以下の操作を開始します:

• エアコン・コンプレッサ・コントロール・バルブがオフになります、マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 非装備)。 エアコン・コンプレッサが冷媒を循環させなくなります。

• エアコン・コンプレッサ・マグネット・クラッチが開きます (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) の場合)。エアコン・コンプレッサが稼動しなくなります。

• 外気 / 内気循環フラップが内気循環ポジションに調整されます。外気が車内に入り込まなくなります。

• ブロワ・モータが制御されなくなります。 車内でエアが循環しなくなります。

• PTC 補助ヒータがオフになります。

クラッシュ・シグナルをセーフティ・レストレイント・システム・コントロール・ユニット (N2/10) が、シャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。

エアコンの個別のコンポーネントの制御については、部分機能「エアコン・コンポーネントの制御」に詳しい説明があります。

オートマチック・クライメート・コントロール・インプット・シグナルの電気システムの機能説明図

PE83.40-P-2052-97FAB

オートマチック・クライメート・コントロール制御の電気システムの機能説明図

PE83.40-P-2053-97FAB

オートマチック·クライメート·コントロールのシステム構成部品の一覧表

GF83.40-P-9995CE

参照文書