gf8285p2012cea

ナビゲ一ション·モ一ドの機能

種別 gf · トピック 82.85 · バージョン 0103 · 2013-04-22

適用: モデル 204.0/2 モデル・イヤー 2009 以降 コード 512 装備 (COMAND APS(DVDチェンジャ内蔵)) コード 511 以外 (Audio 50 APS (DVDチェンジャ内蔵)) コード 525 以外 (MB ラジオ (Audio 50 APS)) モデル 204.0/2 モデル・イヤー 2009 以降 コード 527 装備 (シングル DVD プレ一ヤ付き COMAND APS (ナビゲ一ション付き)) コード 511 以外 (Audio 50 APS (DVDチェンジャ内蔵)) コード 525 以外 (MB ラジオ (Audio 50 APS)) モデル 204.3/9

位置付け

機能グループ 3 ボディ › 82 電気システム、ボディ › 82.85 ナビゲーション通信システム — シリーズ 204(モデル 0**, 2**, 3**, 9**)

GF82.85-P-2012CEA

ナビゲ一ション·モ一ドの機能

05.04.2013

モデル

204.0/2

モデル・イヤー 2009 以降

コード 512 装備 (COMAND APS(DVDチェンジャ内蔵))

コード 511 以外 (Audio 50 APS (DVDチェンジャ内蔵))

コード 525 以外 (MB ラジオ (Audio 50 APS))

モデル

204.0/2

モデル・イヤー 2009 以降

コード 527 装備 (シングル DVD プレ一ヤ付き COMAND APS (ナビゲ一ション付き))

コード 511 以外 (Audio 50 APS (DVDチェンジャ内蔵))

コード 525 以外 (MB ラジオ (Audio 50 APS))

モデル

204.3/9

コード 512 装備 (COMAND APS(DVDチェンジャ内蔵))

コード 511 以外 (Audio 50 APS (DVDチェンジャ内蔵))

コード 525 以外 (MB ラジオ (Audio 50 APS))

モデル

204.3/9

コード 527 装備 (シングル DVD プレ一ヤ付き COMAND APS (ナビゲ一ション付き))

コード 511 以外 (Audio 50 APS (DVDチェンジャ内蔵))

コード 525 以外 (MB ラジオ (Audio 50 APS))

ナビゲ一ション·モ一ドの機能

P82.87-9398-79

A1

インストルメント・クラスタ

A40/9

オーディオ / COMAND 操作部

N135

ステアリング・ホイール・エレクトロニクス

A2/5

グローバル・ポジショニング・システム・アンテナ・スプリッタ (エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) 装備、テレ・エイド・エマージェンシ・コール・システム (コード 359) 装備)

A50/6

専用狭域通信コントロール・ユニット (日本仕様 (コード 498)、2012 年 6 月 1 日以降、ディーラ・オプション)

S110

左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群

A2/18

FM、AM および ZV アンテナ・アンプ (モデル 204.0/3)

A67b1

ハンズフリー・マイク

S111

右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群

A2/19

リヤ・ウインドウ・アンテナ FM アンテナ・アンプ (モデル 204.0/2、モデル 204.9 デジタル・ラジオ (コード 537) あるいは TV チューナ (コード 865) 非装備)、FM 2 および DAB アンテナ・アンプ (モデル 204.3)

A94/1

FM 2、DAB および TV 1 アンテナ・アンプ (モデル 204.9 デジタル・ラジオ (コード 537) あるいは TV チューナ (コード 865) 装備)

CAN A

テレマチック CAN

A2/37

VICS コントロール・ユニット (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション)

N10/1

フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット

CAN B

車内 CAN

A2/51

リヤ・スポイラ・アンテナ (モデル 204.9)

N30/4

エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット

CAN D

ダイアグノシス CAN

A2/52

エマージェンシ・コール・システム・アンテナ

N40/3

サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (サウンド・システム (コード 810) 装備)

CAN E

シャーシ CAN

A2/71

リヤ・ウインドウ・アンテナ・アンプ 1 (モデル 204.2/9)

N80

ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット

LIN E1

ステアリング LIN

A2/94

ETC / DSRC アンテナ (日本仕様 (コード 498)、2012 年 6 月 1 日以降、ディーラ・オプション)

N87/3

DAB コントロール・ユニット (デジタル・ラジオ (コード 537) 装備)

LVDS

低電圧ディファレンシャル・シグナル

A8/7

リモコン (モデル 204.9 SPLITVIEW (コード 867) 装備)

N87/5

衛星デジタル・オーディオ・ラジオ・コントロール・ユニット (SDAR) (SIRIUS 衛星ラジオ (コード 536) 装備、2010 年 6 月 1 日以降)

MOST

メディア志向型システム伝送

A28/11

コンビ・アンテナ

N87/8

SDAR / ハイ・デフィニション・チューナ・コントロール・ユニット (SIRIUS 衛星ラジオ (コード 536) の場合、2009 年 6 月 1 日 ~ 2010 年 5 月 31 日)

A40/3

COMAND ユニット

N112/2

テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュール (KOM モジュール (コード B54) 装備)

A40/8

オーディオ / COMAND ディスプレイ

N125/3

AMG パフォーマンス・メディア・コントロール・ユニット (モデル 204.0/2/3 AMG パフォーマンス・メディア (コード 255) 装備)

ナビゲーション・モードの機能前提条件の概要

• ターミナル 30g オンのステータス

• 輸送モードが作動していないこと

ナビゲーション・モードの概要

ナビゲーション・モジュールは、COMAND ユニットに内蔵されています。ナビゲーション・システムには以下の機能が備わっています:

– 位置測定

– ルート計画、ルート算出およびルート・ガイダンス

– ピクトグラム形式による視覚的な走行指示

– 交差点拡大表示

– 音声によるルート提案

– ナビゲーション・マップの表示

ナビゲーション・システムにより、車両の現在位置および方向と目的地までの距離が計算できます。その際、ナビゲーション・システムは車両データおよびグローバル・ポジショニング・システム (GPS) データを使用します。

目的地を入力または呼び出すと、ルート算出が始まります。現在の車両ポジションと目的地の間の走行距離が算出されます。メニュー「モード」 (例) で、以下のパラメータを選択できます:

– 「最速ルート」

– 「ダイナミック・ルート」

– 「エコ・ルート」 (2011 年 3 月 1 日以降、モデル 204.9 (2012 年 6 月 1 日以降))

– 「最短ルート」

– 回避オプション (「エリアを回避」、「トンネルを回避」、「フェリーを回避」、「有料高速道路を回避」など)

オプションの遵守が不可能な場合、該当する区間用に設定されたオプションは無視され、メッセージが表示され、さらに音声で案内されます。設定したオプションは、表示および変更が可能です。算出後、オーディオ / COMAND 用ディスプレイ上に矢印ピクトグラムでルートが表示され、さらに「ルートが算出されました」という音声によるインフォメーション出力が行われます。

車両が事前に算出されたルートを外れて走行している場合は、改めてルートの算出が行われます。新たに算出された値がナビゲーション・システムにとって妥当性のある値であれば、変更後のルートが表示されます。

ダイナミック・ルート・ガイダンス (「ダイナミック・ルート」あるいは「エコ・ルート」の場合):ダイナミック・ルート・ガイダンスでは、算出されたルートに渋滞または通行止めがある場合、別のルートが提案されます。

ナビゲーション・システムは、目的地として、あるいは最寄の通過点に選択可能な特別目的地 (レストラン、ガソリン・スタンド、駐車場、ショッピングなど) のリストおよびデジタル・マップも提供します。

ルート (日本仕様 (コード 498) 以外) あるいは目的地は、E メールでインターネットからメルセデス・ベンツ・アプリケーション・ゲートウェイを介して車両に送信し、ナビゲーション・システムに取り込むことができます。これについてはドキュメント「インターネット接続機能」を参照。

エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) あるいはテレ・エイド・エマージェンシ・コール・システム (コード 359) 装備車の場合、目的地入力あるいは特別目的地をサービス・センタから COMAND ユニットのナビゲーション・モジュールに提供することができます。このナビゲーション・データの伝送については、ドキュメント「その他のテレマチック・サービス機能」に説明があります。

ナビゲーション・システムは、以下の構成部品によって操作することができます:

– オーディオ / COMAND 操作部

- COMAND ユニットの操作パネル

– 左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群および右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群

– ボイス・オペレーティング・システム (SBS)

– リモコン (モデル 204.9 SPLITVIEW (コード 867) 装備)

オーディオ / COMAND 操作部で入力すると、その操作シグナルはテレマチック CAN バスを介して COMAND ユニットへ送信されます。

COMAND ユニットの操作パネルを介して入力すると、操作シグナルはユニット内で処理されます。

左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群および右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群の操作シグナルは、以下の経路で COMAND ユニットに伝送されます:

– 直接ケーブル

– ステアリング・ホイール・エレクトロニクス

- ステアリング LIN

- ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット

– シャーシ CAN

– インストルメント・クラスタ

– 車内 CAN

ボイス・オペレーティング・システムによる操作の場合、ハンズフリー・システム・マイクによる音声入力が行われます。発話された言葉は、ハンズフリー・システム・マイクを介して電気シグナルに変換され、直接ケーブルで COMAND ユニットへ送信されます。

リモコン (モデル 204.9、SPLITVIEW (コード 867) 装備) による操作の場合、リモコンの赤外線シグナルが直接 COMAND ユニットによって受信され、そこで処理されます。

ナビゲーション、特に目的地入力のボイス・オペレーティング・システム用に、システム内にはさらに名称リストが準備されています。例えば以下のインフォメーション用の追加名前リストがあります:
– データ記憶媒体上で選択された都市の地名
– すべての地域用の道路名
- 地区の中心

ナビゲーション・モード機能は、以下の部分機能で構成されています:

• 現在位置決定およびルート・ガイダンス

• 音声出力によるルート・ガイダンス

現在位置決定およびルート・ガイダンス

現在位置決定およびルート・ガイダンスの機能は以下のように分けられています:

• GPS 衛星からの電波による現在位置決定の概要

• GPS 衛星からの電波による現在位置決定機能の順序

• 基本現在位置決定の概要

• 基本現在位置決定機能の順序

• キャリブレーション

• 再キャリブレーション

• ルート算出に関する概要

• ルート・ガイダンスの機能順序

• ダイナミック・ルート・ガイダンスの概要

• ダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (米国仕様 (コード 494) 以外および日本仕様 (コード 498) 以外)

• FM マルチプレクサを介した道路交通情報通信システム (VICS) の機能順序 (日本仕様 (コード 498))

• VICS ダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (日本仕様 (コード 498))

• リアル・タイム・トラフィック・データ (RTTD) の機能順序 (2009 年 6 月 1 日以降、米国仕様 (コード 494) および SIRIUS 衛星ラジオ (コード 536) 装備)

• テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールを介したリアル・タイム交通情報データによるダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (KOM モジュール (コード B54) 装備)

• 走行車線のアドバイスによるルート・ガイダンス

• マップ機能

GPS 衛星からの電波による現在位置決定の概要

GPS は衛星による測位システムで、世界中で使用できます。GPS 衛星は、時間データおよび位置データ (経度と緯度) を常に送り続けます。車両輸送 (列車、フェリーおよび牽引走行など) の後には、GPS 位置測定が欠かせません。(衛星受信を中断した後の) GPS 位置測定の再計算には数分かかることがあります (運転開始時には最長 5 分)。位置測定の精度と実際の算出は、各衛星により同期送信されるシグナルの動作時間の測定を基盤とします。このとき、衛星の時計と受信機の時計が一致していることが重要な前提条件となります。同期を確実に行うために、受信機には自動時刻補正機能が装備されており、この機能も衛星シグナルを利用して行われます。

GPS 衛星からの電波による現在位置決定の追加機能前提条件

• 最低 3 つのグローバル・ポジショニング・システム (GPS) 衛星からのシグナルがある

GPS 衛星からの電波による現在位置決定機能の順序

GPS シグナルは、COMAND ユニットに内蔵されている GPS 受信機により直接コンビ・アンテナから受信されるか、あるいはエマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) 装備車あるいはテレ・エイド・エマージェンシ・コール・システム (コード 359) 装備車の場合、コンビ・アンテナからグローバル・ポジショニング・システム・アンテナ・スプリッタを介して受信されます。COMAND ユニットは、GPS シグナルから車両 (受信機) の現在位置を算出します。さらに GPS により算出された現在位置の連続データから、車両の進行方向が確定されます。

GPS がギガヘルツ (GHz) 帯域 (マイクロ波) で作動しており、電波が弱い場合には、以下の事象により受信障害が生じることがあります
- 空電 (悪天候、水蒸気、霧など)
- 建物の壁などでシグナルが反射することによる多重受信
– シグナルの遮断 (建築物の密集地域、トンネル内、高層建築物、樹木など)

基本現在位置決定の概要

GPS シグナルがなければ、その後基本位置決定によるナビゲーションは行えません。そのため、コンビ・アンテナなどの起こりうる故障は、すぐには識別できません。

基本現在位置決定は GPS 衛星からの電波による現在位置決定と平行して実行されます。COMAND ユニットが基本現在位置決定するにあたり、以下のインフォメーションが必要になります:

– 進行方向 (前進あるいは後退) を含むホイール・スピード・シグナル

– ジャイロ・センサからのシグナル (ターニング・アングル速度)

基本現在位置決定機能の順序

COMAND ユニットが基本現在位置決定するにあたり、以下の構成部品のシグナルが必要になります:

– エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット

– ヨー・レート・センサ (ジャイロ・センサ)、COMAND ユニットに内蔵

COMAND ユニットは、以下の経路でエレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットからホイール・スピード・シグナルを受信します:

– シャーシ CAN

– フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット

– 車内 CAN

COMAND ユニットの内蔵ヨー・センサ (ジャイロ・センサ) のデータは、COMAND ユニット内で転送されます。次に、COMAND ユニットで現在の車両ポジション (経度および緯度) が算出されます。基本現在位置決定の算出は、1 秒におよそ 1 回行われます。

位置決定、「ターミナル 15 オフ」 (イグニッション・オフ) のときの後退あるいは車両の輸送時に位置測定エラーが起こると、基本位置決定が正しく行われません。このいずれの場合にも、COMAND ユニットの内蔵ナビゲーション・コンピュータが GPS データを受信して、自動的に誤差を修正します。

キャリブレーション

タイヤ交換後のキャリブレーションは自動的に行われます。

再キャリブレーション

タイヤはすり減っていくため、タイヤの径を常に再キャリブレーションする必要があります。このキャリブレーションは、デジタル・マップによる現在位置決定で求められた、2 つの分岐点の間の算出走行距離と実際の走行距離の差を用いて自動的に行われます。

ルート算出に関する概要

日本仕様 (コード 498) 以外の車両の場合、「独自の選択」でルート算出から以下のような特定のルートを除外することができます:

- 高速道路

- フェリーまたは鉄道での移動

- トンネル

日本仕様 (コード 498) の車両の場合、メニュー「設定」の「エリアを回避」から、特定のエリアをルート算出から除外することができます。

ルート算出は、設定されたオプションをできる限り遵守して行われます。オプションの遵守が不可能な場合は、該当する区間用に設定されたオプションは無視され、その旨を知らせるメッセージが表示され、音声でも出力されます。設定された判定基準およびオプションは、いつでも表示および変更が可能です。音声によるインフォメーション出力 (「ルートが算出されました」) が行われ、算出が正常に終了すると、ルートがマップ上に表示されます。

ルート・ガイダンスの機能順序

ルート・ガイダンスは以下の方法で実行されます:

• 音声出力によるルート・ガイダンス

• 視覚的なルート・ガイダンス

音声出力によるルート・ガイダンス

内蔵ナビゲーション・コンピュータが、ルート算出データを常時現在位置決定のデータと比較し、その先のルート・ガイダンスのための対策を引き出します。

サウンド・システム (コード 810) 装備車の場合、音声出力はメディア志向型システム伝送 (MOST) を介して送信され、その後サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニットで増幅され、直接ケーブルを介してスピーカ・システムに転送されます。

サウンド・システム (コード 810) 非装備車の場合、ルート・ガイダンスのための音声は、COMAND ユニットにより直接ケーブルを介してスピーカ・システムに出力されます。

スピーカ・システムに関する詳細はドキュメント「スピーカ・アウトプット機能」を参照。

視覚的なルート・ガイダンス

ルート・ガイダンスの視覚表示 (デジタル・マップ・ナビゲーション) 用のシグナルは、COMAND ユニットにより生成され、LVDS ケーブルおよび AMG パフォーマンス・メディア・コントロール・ユニット (モデル 204.0/2/3 AMG パフォーマンス・メディア (コード 255) 装備) を介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに送信されます。オーディオ / COMAND ディスプレイの作動要求は、テレマチック CAN バスを介して COMAND ユニットから送られます。

視覚的なルート・ガイダンスは、インストルメント・クラスタで選択された場合は、インストルメント・クラスタでも可能です。インストルメント・クラスタはシグナルを車内 CAN を介して COMAND ユニットから受信します。

ダイナミック・ルート・ガイダンスの概要

ダイナミック・ルート・ガイダンスは、モード「ダイナミック・ルート」または「エコ・ルート」の場合に行われます (米国仕様 (コード 494) 以外および日本仕様 (コード 498) 以外、2011 年 3 月 1 日以降、モデル 204.9 (2012 年 6 月 1 日以降))。ダイナミック・ルート・ガイダンスでは、該当する交通データを受信した場合、最新の交通状況が考慮されます。交通情報データ・メモリは交通情報を解読し、照会に応じてそれらを内部でナビゲーション・コンピュータに転送します。そのルートを変更するかどうかの決定は、ナビゲーション・コンピュータが行います。ルートが変更された場合は、スピーカを介して知らされます。

「エコ・ルート」モードでは、現在の交通状況の他に、特に環境保護および経済性を重視した要因の組み合わせがルート・ガイダンスの際に考慮されます。

ダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (米国仕様 (コード 494) 以外および日本仕様 (コード 498) 以外)

交通状況に関するインフォメーションが送られてくると、その放送局を設定していれば、ラジオ・データ・システム / トラフィック・メッセージ・チャンネル (RDS / TMC) 機能により、FM ラジオまたはデジタル・ラジオ (DAB) (デジタル・ラジオ (コード 537) 装備) が受信します。COMAND ユニットの FM 受信機は以下のアンテナ・アンプから交通情報を受信し、それを COMAND ユニットの交通情報データ・メモリに転送します:

– リヤ・ウインドウ・アンテナ FM アンテナ・アンプ (モデル 204.0/2、モデル 204.9 デジタル・ラジオ (コード 537) あるいは TV チューナ (コード 865) 非装備)

– FM 2 および DAB アンテナ・アンプ (モデル 204.3)

– FM 2、DAB および TV 1 アンテナ・アンプ (モデル 204.9 デジタル・ラジオ (コード 537) あるいは TV チューナ (コード 865) 装備)

– FM、AM および ZV アンテナ・アンプ (モデル 204.0/3)

– リヤ・ウインドウ・アンテナ・アンプ 1 (モデル 204.2/9)

DAB によって受信された交通情報は、DAB コントロール・ユニット (デジタル・ラジオ (コード 537) 装備) が MOST を介して COMAND ユニットに転送します。交通メッセージは、COMAND ユニットの交通情報データ・メモリに保存され、内蔵ナビゲーション・コンピュータに供給されます。

2009 年 6 月 1 日以降、TMC の他に TMCPro も提供されます。公共サービス TMC と異なり、TMCPro は認可されたセンサ・ネットで検出される補足的な専門の交通データを利用します。TMC および TMCPro によって受信される交通データが、異なる場合があります。それぞれの交通データの受信はオーディオ / COMAND 用ディスプレイの右下のアイコン「TMCPro」または「TMC」で表示されます。

FM マルチプレクサを介した道路交通情報通信システム (VICS) の機能順序 (日本仕様 (コード 498))

運転者は VICS により現在の交通状況についての重要な情報を受け取ります。交通障害および渋滞のある場所がマップに表示されますが、これらはダイナミック・ルート・ガイダンスには取り入れられません。ラジオ・アンテナ・シグナルは、以下の経路で COMAND ユニットに送信されます:

– リヤ・ウインドウ・アンテナ・ストラクチャ (モデル 204.0/2/3) あるいはリヤ・スポイラ・アンテナ (モデル 204.9)

– 直接ケーブル

– FM、AM および ZV アンテナ・アンプ (モデル 204.0/3) あるいはリヤ・ウインドウ・アンテナ・アンプ 1 (モデル 204.2/9)

– 直接ケーブル

COMAND ユニットに内蔵されている FM マルチプレクサで、VICS インフォメーションが処理されます。その後、LVDS ケーブルおよび AMG パフォーマンス・メディア・コントロール・ユニット (モデル 204.0/2/3 AMG パフォーマンス・メディア (コード 255) 装備) を介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイでインフォメーションの表示が行われます。FM マルチプレクサはその他のインフォメーション (例えば天気および地震に関するインフォメーション) を受信します。

VICS ダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション)

ダイナミック・ルート・ガイダンスには、VICS コントロール・ユニットおよび、2012 年 6 月 1 日以降の車両の場合はさらに専用狭域通信コントロール・ユニットが必要です。VICS コントロール・ユニットには、レシーバとアンテナが内蔵されています。VICS コントロール・ユニットに内蔵されているアンテナは、路上に設置されている VICS ビーコン (送信マスト) とコミュニケーションします。VICS ビーコンは 2.5 ギガヘルツの受信範囲内のマイクロ波あるいは赤外線シグナルを送信します。受信シグナルは直接、COMAND ユニットに伝送され、解読されます。

専用狭域通信コントロール・ユニットは ETC / DSRC アンテナを介して、5.8 ギガヘルツの受信範囲で VICS シグナルを受信し、これを COMAND ユニットに転送します。交通情報はメモリされ、ナビゲーション・コンピュータに供給されます。

リアル・タイム・トラフィック・データ (RTTD) の機能順序 (2009 年 6 月 1 日以降、米国仕様 (コード 494) および SIRIUS 衛星ラジオ (コード 536) 装備)

RTTD は衛星ラジオ・プロバイダ「Sirius」から送信されるリアル・タイムの交通データで、これの受信および処理は、2010 年 5 月 31 日以前は SDAR / ハイ・デフィニション・チューナ・コントロール・ユニットによって、また 2010 年 6 月 1 日以降は衛星デジタル・オーディオ・ラジオ (SDAR) コントロール・ユニットによって行われます。リアル・タイムの交通データは米国の都市周辺で受信可能であり、約 5 分間隔で伝送されます。データには、事故および渋滞メッセージと交通情報が含まれます。リアル・タイムの交通データは COMAND ユニットのナビゲーション・システムに MOST を介して提供され、別ルート算出のために内部で使用され、さらにオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示されます。

テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールを介したリアル・タイム交通情報データによるダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (KOM モジュール (コード B54) 装備)

モデル 204.0/2/3 の場合、テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールはリアル・タイム交通データを、サービス・プロバイダからエマージェンシ・コール・システム・アンテナを介して受信します。モデル 204.9 の場合、テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールはリアル・タイム交通データを、内蔵されている送受信モジュールを介して直接受信します。テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールはリアル・タイム交通データを、直接ケーブル (ユニバーサル・シリアル・バス (USB)) を介して COMAND ユニットに転送します。

COMAND ユニットは周期的にポジション・データを直接ケーブル (USB) を介してテレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールに送信します。テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールはこのポジション・データを、内蔵の送受信モジュール (モデル 204.9) あるいはエマージェンシ・コール・システム・アンテナ (モデル 204.0/2/3) を介してサービス・プロバイダに送信します。これによりテレマチック・サービス通信モジュールは交通情報を収集する役割を果たすことになり、ひいてはダイナミック・ルート・ガイダンスのための情報を供給していることになります。

走行車線のアドバイスによるルート・ガイダンス

複数車線の出口 (インターチェンジなど) での特定の分岐状況では、フッタに走行車線のアドバイスが表示されます。また、分岐のアドバイスでは、分岐点までの残距離が棒グラフで表示されます。走行車線には矢印が付けられ、どのトーが目的地に達するのか、または最適に到達できるのかを表します。

日中モードでは、オーディオ / COMAND 用ディスプレイの表示用に以下の色が適用されます:

紺:最適または推奨走行車線。

水色:正しい走行車線ですが、まもなくもう 1 回車線変更をする必要があります。

グレー:目的地には不適切な走行車線。

インストルメント・クラスタでは、ダーク・ブルーの矢印のみが表示されます。

マップ機能

マップ表示は、基本的に COMAND ユニットによって制御されます。以下の表示機能がサポートされています:

- ルート・ガイダンス・マップ

- 位置マップ

- ルート・マップ

- スクロール・マップ

- 目的地入力マップ

音声出力によるルート・ガイダンス

音声出力によるルート・ガイダンス機能は、運転者が交通状況から注意をそらすことなく操作するための支援機能です。ナビゲーション・システムのルート・ガイダンスでは、以下の指示が音声出力されます:

- 方位の指示

- 次に右左折進入する道路の名前

音声出力は、選択されたシステム言語で行われます。

以下の場合には、特別な指示が音声出力されます:

- 走行制限地域にある目的地

- フェリーを使うルート

米国仕様 (コード 494) 以外の車両の場合、さらに以下の場合に音声メッセージがあります:

- 走行不可能な地域にある目的地

- 有料道路を使うルート

その他、ルート算出開始時、中間目的地到達時または目的地到達時の音声メッセージがあります。米国仕様 (コード 494) 以外の車両の場合、ダイナミック・ルート・ガイダンスの際には、交通メッセージのルートへの影響に基づいて、さらなる音声メッセージが出力されます。

音声出力作動時に、音声の音量は以下の構成部品で調整できます。
– COMAND ユニットのボリューム・コントローラ
- 右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群の特殊機能 / ボリューム・コントロール調整ボタン「+ / –」 (S111s1)
– リモコン (モデル 204.9 SPLITVIEW (コード 867) 装備)

COMAND ユニットのナビゲーション・コンピュータは、音声出力中、単語セグメントを結び付け、完全な指示あるいはインフォメーションにします。

ナビゲーション・モード (COMAND) 機能の電気システムの機能説明図

PE82.85-P-2063-97FAA

テレマチック·システム構成部品の一覧表

GF82.85-P-9999CE

参照文書