P46.35-2093-79
A1 | インストルメントクラスタ | N62 | パークトロニックコントロールユニット(モデル205、モデルイヤー2019年以前、パークトロニック付パーキングパイロット(コード235)装備、モデル205、モデルイヤー2019年以降、Parking Package(コードP44)装備または360°カメラ付パーキングパイロット(コードP47)装備、モデル253(253.99以外)パークトロニック付パーキングパイロット(コード235)装備、モデル253.99、360°カメラ付パーキングパイロット(コードP47)装備) | |
A91b1 | エレクトリックパワーステアリングトルクセンサ | N68 | エレクトリックパワーステアリングコントロールユニット | |
A91m1 | エレクトリックパワーステアリングアクチュエータモータ | N73 | エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニット | |
L6/1 | 左フロントアクスルスピードセンサ | N80 | ステアリングコラムチューブモジュールコントロールユニット | |
L6/2 | 右フロントアクスルスピードセンサ | N127 | ドライブトレインコントロールユニット | |
L6/3 | 左リアアクスルスピードセンサ | X11/4 | ダイアグノシスソケット | |
L6/4 | 右リアアクスルスピードセンサ | CAN C | エンジンCAN(モデル253.99以外) | |
N2/10 | 補助レストレインシステムコントロールユニット | CAN D | ダイアグノシスCAN | |
N3/9 | CDIコントロールユニット(ディーゼルエンジン) | CAN H | ドライブダイナミックCAN | |
N3/10 | MEコントロールユニット(ガソリンエンジン) | CAN HMI | ユーザインタフェースCAN | |
N30/4 | エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニット | Flex E | FlexRayサスペンションシステム | |
N49 | ステアリングホイールアングルセンサ |
機能前提条件の概要
• ターミナルステータス、ターミナル15「オン」
• 車両スピードが 1.75 km/h超え、または
• シグナル「ドライブトレインスタンバイ状態」設定済みまたは
• エンジン回転数が 400rpm超え(モデル253.99以外)
エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットは、ターミナルステータス「ターミナル15」をFlexRayサスペンションシステム経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。
エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットは、ホイールスピードをFlexRayサスペンションシステムを介してエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに送信します。
ドライブトレインコントロールユニットは、「ドライブトレインスタンバイ状態」シグナルをFlexRayサスペンションシステム経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに送信します。
CDIコントロールユニット(ディーゼルエンジン)またはMEコントロールユニット(ガソリンエンジン)は、エンジン回転数をエンジンCAN、ドライブトレインコントロールユニットおよびFlexRayサスペンションシステム経由で、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。
エレクトリックパワーステアリング (ES) の概要
ESは、ラックアンドピニオンステアリングステアリングギア、エレクトリックパワーステアリングトルクセンサ、エレクトリックパワーステアリングアクチュエータモータおよびエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットで構成されています。ESは、パワーステアリングの無段階速度感応式制御を実現します。
ハイドロリックパワーステアリングと異なる長所は以下のとおりです:
• ステアリング感の改善
• 燃料の節約
• ハイドロリックオイルが不要
• コンパクトな構造
• 速度対応のパワーアシスト
• ステアリングのリターンがサポートされる
• ダイアグノシス能力
システムダイアグノシスは、XENTRY Diagnosisを使用してエレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニット、ダイアグノシスCANおよびダイアグノシスソケットによって行なわれます。
ESは、以下のサブ機能から構成されています:
• パワーステアリング
• ステアリングアシスト
• ホールディングトルク低下
• リンプホームモード
• インストルメントクラスタのインジケータ
パワーステアリング
エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットは、必要とされるアシストパワーを算出するために、以下のインフォメーションを必要としています:
• エレクトリックパワーステアリングトルクセンサによって検知したステアリングトルクの現在値
• 以下のセンサによって検知するホイールスピード現在値:
• 左フロントアクスルスピードセンサ
• 右フロントアクスルスピードセンサ
• 左リアアクスルスピードセンサ
• 右リアアクスルスピードセンサ
エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットは、スピードセンサのシグナルを読み取り、これをFlexRayサスペンションシステム経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。
• ステアリングホイールアングルセンサによって検知するステアリングホイールアングルおよびステアリングスピード
ステアリングコラムチューブモジュールコントロールユニットは、ステアリングホイールアングルセンサのシグナルを読み取り、これをFlexRayサスペンションシステム経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに送信します。
• 現在のエンジン回転数が400rpm超え(モデル253.99以外)
CDIコントロールユニット(ディーゼルエンジン)またはMEコントロールユニット(ガソリンエンジン)は、エンジン回転数をエンジンCAN、ドライブトレインコントロールユニットおよびFlexRayサスペンションシステム経由で、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。
エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットは、このインフォメーションと保存されている特性マップに基づいて、エレクトリックパワーステアリングの調整するサポート値を算出します。こうして、エレクトリックパワーステアリングアクチュエータモータは制御されます。エレクトリックパワーステアリングアクチュエータモータの回転方向は、ステアリングホイールの運動方向によって変わります。エレクトリックパワーステアリングのアシストパワーは、エレクトリックパワーステアリングアクチュエータモータからラックアンドピニオンステアリングステアリングギアに伝送され、それにより運転者のステアリングトルクをサポートします。
モデル 205, 253 (253.99 以外)
ECOスタートストップでは、エンジンをECOスタートストップ機能によってオフにした場合、効果が低下してはいるものの、停止状態でもステアリングフォースサポートを、使用できます。イグニッションをオフにすると、パワーステアリングは作動解除されます。車両のエンジンが停止し、イグニッションオンで超低速走行すると、パワーステアリングが作動します。
ステアリングアシスト
ステアリングアシストは、危険な走行状況下でも最適なステアリング特性が得られるように運転者をサポートします。ステアリングアシストは、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニット、およびエレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットにより実現されます。
その際実行される諸機能:
• 車両のオーバーステア時に、カウンタステアにより運転者をサポート
• さまざまな路面状態においてブレーキ操作をするときに運転者をサポート
現在の走行状態は、ESP®コントロールユニットによって検出されます。必要な場合には、メッセージ「ステアリングアシスタントのトルク要求」がFlexRayサスペンションシステム経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに送信され、エレクトリックパワーステアリングアクチュエータモータがそれに応じて制御されます。
パークトロニック(モデル205、モデルイヤー2019年以前、パークトロニック付パーキングパイロット(コード235)装備、モデル205、モデルイヤー2019年以降、Parking Package(コードP44)装備または360°カメラ付パーキングパイロット(コードP47)装備、モデル253(253.99以外)パークトロニック付パーキングパイロット(コード235)装備、モデル253.99、360°カメラ付パーキングパイロット(コードP47)装備)
駐車時は、パークトロニックコントロールユニットが以下のシグナルをFlexRayサスペンションシステム 経由でエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに送信します:
• パークトロニックの現在ステータス
• 車両ストップシグナル、パーキングプロセス中に車両がある操舵点で停止したとき
• フロントホイールアングルの要求
エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットは、パーキングプロセスを実現できるようにエレクトリックパワーステアリングアクチュエータモータを制御します。さらにパワーステアリングの現在ステータスを、FlexRayサスペンションシステム経由でパークトロニックコントロールユニットに送信します。
ホールディングトルク低下
車両の直進走行時、例えば 横風がある場合や、片側が傾いている路面などで、運転者がホールディングトルクを働かせると、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットがそれを検知します。このホールディングトルクは、エレクトリックパワーステアリングにより部分的に補正されます。
誤った補正(半径が大きいアウトバーンのカーブなど )を防ぐため、ヨーレート(Y軸まわりの車両スピード)および横方向の加速度を評価します。サプリメンタルレストレイントシステムコントロールユニットは、このシグナルをドライブダイナミックCAN、エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットおよびFlexRayサスペンションシステム経由で、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットに伝送します。
車両のホールディングトルクの低下は、車両スピードに応じて異なります。
リンプホームモード
ESオン(ターミナル15「オン」以上)のとき、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットは自己診断を実行します。故障が検知された場合、パワーステアリングはオンになりません。手で加える力を強くすれば、車両の操舵は可能です。
走行中、エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットは、エレクトリックパワーステアリングトルクセンサのシグナルを点検します。これらのシグナルが規定の上限または下限を超えると、ESはエレクトリックパワーステアリングコントロールユニットによってオフにされます。手で加える力を強くすれば、車両の操舵は可能です。
インストルメントクラスタのインジケータ
エレクトリックパワーステアリングコントロールユニットは、警告メッセージ表示要求をFlexRayサスペンションシステム、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびユーザインタフェースCAN経由でインストルメントクラスタに伝送します。その後、インストルメントクラスタに警告メッセージ「パワーステアリング故障! シテイノ コウジョウデ テンケン!」が表示されます。
参照文書
- gf4635p9997rf エレクトリック·パワー·ステアリング (ES) のシステム構成部品の一覧表