bb0040p013400a

ディーゼル燃料としての航空機タービン燃料

種別 bb · トピック 00.40 · バージョン 0114 · 2012-02-27

適用: モデル すべて'

位置付け

機能グループ 0 全般 › 00 車両全般 › 00.40 燃料油脂 — シリーズ 900(モデル 9**) · シリーズ 902(モデル 9**) · シリーズ 904(モデル 918, 919, 924, 925, 938, 943, 957) · シリーズ 906(モデル 917, 918, 924, 953)

EinPAS 45 データ/インフォメーション › 45.10 車両全体 › 45.10.20 車両全体 — シリーズ 900(モデル 9**) · シリーズ 902(モデル 9**) · シリーズ 904(モデル 918, 919, 924, 925, 938, 943, 957) · シリーズ 906(モデル 917, 918, 924, 953)

エンジン/トランスミッションにも適用: 139 ***, 254 ***, 256 ***, 272 ***, 276 ***, 282 ***, 457 9**, 541 9**, 542 9**, 608 ***, 700 4**, 700 420, 700 421, 700 422, 700 423, 715 3**, 715 5**, 722 6**, 722 9**, 724 ***, 724 0**, 724 033, 724 044, 724 045, 724 1**, 724 103, 724 114, 724 115, 724 120, 725 ***, 725 0**, 725 035, 725 037, 725 038, 725 085, 725 1**, 739 390, 739 391, 739 395, 739 396, 739 397, 739 398, 739 399, 740 698, 743 3**, 743 4**, 743 498, 746 971, 924 9**, 924 910, 925 9**, 926 9**

BB00.40-P-0134-00A

ディーゼル燃料としての航空機タービン燃料

シート 134.0

モデル

すべて

航空機タービン燃料は、軍事および民間分野で多くのユーザーによって使用されています。メルセデス・ベンツ・エンジンの実現可能な出力、動的な挙動、始動能力、エミッション特性、メインテナンス費用、実現可能な耐用年数に関する要求は、欧州規格ドイツ版 590 などの良品質の規格化されたディーゼル燃料の使用と結びついています。 メルセデス・ベンツのエンジンが航空機タービン燃料で駆動する場合、使用者へのデメリットが予測されます。

航空機タービン燃料のうち、品質レベル Jet A/A1、または JP 8、JP 5、F 34、F 35、F 44、F 63 (特性、明細仕様:航空機タービン燃料の表を参照) の燃料に発生するおそれがあるデメリットは、テスタ試験、およびシリーズ 300 および 400 (商用車) のエンジンならびに乗用車の場合はインライン・ポンプ付きプレ・チャンバに関する実際の経験から明らかになっています。シリーズ 500 および 900 の商用車エンジンについては、テスタ試験が行われています。これよりも新しいエンジン (コモン・レール直接噴射式エンジン搭載乗用車) については、まだすべての項目について評価を行うことができません。

以下の仕様は、旧技術のエンジン (モデル 300 および 400 (商用車) およびインライン・ポンプ付き予燃式エンジン (乗用車)) およびいくつかの制限付きで商用車モデル 500 および 900 に適用されます。同様のことが新しい燃料 F 63 に適用されます。燃料 F 35 は摩耗防止および添加加速のための添加剤を加えることにより形成されますが、どの程度まで添加剤を加えると希望する効果が得られるか、まだ最終的に評価できません。

ディーゼル・エンジン用燃料の大きなデメリットは、引火性 (セタン価) を特定できないことです。セタン価が 40 を下回るとも推測されています。そのため、白煙が発生して始動性が悪くなり、排ガス値の悪化をもたらすおそれがあります。コールド・スタート特性を改善するため、始動補助 (フレーム・システムまたは特殊なヒータ・フランジ) を追加して使用することを推奨します。

潤滑性能の低下 (高すぎる「HFRR 値」) はインジェクション装備内での摩擦の増加を引き起こします。このため、大きな負荷がかかった構成部品の耐用年数が著しく短くなることが予想されます。

沸騰範囲がより低いことから、ノズルおよびのインジェクション・ラインの腐食のため、インジェクション・システムの耐用年数の低下をもたらすおそれがあります。

気密性の低下によりエンジン出力の低減 (約 5%) が予想されます。

フューエル・フィルタとして、航空機タービン燃料に対して配置されているフィルタ・インサートが使用されます。乗用車用エンジンおよびシリーズ 500 および 900 の商用車用エンジンのフィルタ・インサートは、これらの要求を満たしています。

シリーズ 300 の商用車エンジンには、部品番号 000 092 38 05 のフィルタ・インサートが使用されています。シリーズ 400 のエンジン用の適切なフィルタ・エレメントは、ダイムラー・クライスラー社と協定している納品業者 (Hengst 社、Knecht 社) から入手可能です。

Jet B、JP 4、F 40 レベルの航空機タービン燃料については、ダイムラー・クライスラー社によるテストは行われていません。また沸点、密度とも低いため、推奨できません。

裏面にある表には、最も頻繁に使用される質とその名称および主要要件がまとめられています。

表:リストに表記されている明細仕様は、ほぼ同じである燃料を表示しています。燃料は、密度、沸点範囲および凝固点という 3 つの主要な特性に従って区分されています。詳細については、規格原本に詳しく記載されていますので、そちらを参照します (ASTM D 1655 もしくは MIL-T-5624 および MIL-T-83133)。

航空機タービン燃料

民間使用



密度



kg/m 3

凝固点



°C

軍事用



密度



kg/m 3

凝固点



°C

沸点範囲
要求
参照 元の規格

°C (約)

Jet A

775 ~ 840

最大 –40

JP 5、F 44

788 ~ 845

最大 –47

175 ~ 300

Jet A1

775 ~ 840

最大 -47

JP 8、F 34、F 35、F 63

775 ~ 840

最大 –47

130 ~ 300

Jet B

751 ~ 802

最大 –50

JP 4、F 40

751 ~ 802

最大 –58

50 ~ 240

F 34 (JP 8) の添加剤:

• 含まれる:分散剤、腐食防止剤、潤滑剤、凍結防止液

• 含まれることがある:酸化防止剤、金属保護液

F 35 の添加剤:

• 含まれる: 分散剤

• 含まれることがある:酸化防止剤、腐食防止剤、潤滑剤、金属保護液

• 含まれない: 凍結防止