機能前提条件の概要
• ターミナル 15R 「オン」
ターミナル 15 のターミナル・ステータスは、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) がシャーシ CAN 1 (CAN E1) を介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニット (N2/10) に送信します。
補助レストレイント・システム作動の概要
補助レストレイント・システムは常時、助手席の着席状態およびフロント・シートベルトのステータス (装着または未装着) をモニタし、これらのインフォメーションをもとに、クラッシュ時に作動させる機能を調整します。
補助レストレイント・システム作動の機能には以下の部分機能が含まれています:
• システム・モニタの機能順序
• 助手席着席状態の評価の機能順序
• フロント・シートベルトのステータス検知の機能順序
• 衝突検知の機能順序
• 前面衝突時の機能順序
• 側面衝突時の機能順序
• 後面衝突時の機能順序
• ロールオーバ時の機能順序
• 衝突時の補助機能の機能順序
システム・モニタの機能順序
ターミナル 15R がオンの場合、以下のインジケータ・ランプが制御されます:
• インストルメント・クラスタ (A1) の補助レストレイント・システム・インジケータ・ランプ (A1e15)
• アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニット (N72/1) のオート・チャイルド・シート検知エアバッグ OFF インジケータ・ランプ (N72/1e1)
• エアバッグ ON、オート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプ (N72/1e4) (2014 年 6 月 2 日以降、ウェイト検知助手席シート (コード U10) またはオート・チャイルド・シート検知 (AKSE) (コード U18) 装備)
セルフ・テスト (4 秒間) の終了後、補助レストレイント・システム・インジケータ・ランプおよびエアバッグ OFF、オート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプ (ウェイト検知助手席シート (コード U10) 非装備およびオート・チャイルド・シート検知 (AKSE) (コード U18) 非装備) はオフになります。ウェイト検知助手席シート (コード U10) またはオート・チャイルド・シート検知 (AKSE) (コード U18) 装備車の場合、エアバッグ OFF、オート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプにより、またはエアバッグ ON、オート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプ (2014 年 6 月 2 日以降) により助手席の着席状態が表示されます。
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、補助レストレイント・システム・インジケータ・ランプ・オンの要求をシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN 2 (CAN E2) を介してインストルメント・クラスタに送信します。
オート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプの点灯に関する要求は、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットがシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット、車内 CAN (CAN B)、SAM コントロール・ユニット (N10) およびバッテリ・センサ LIN (LIN B15) を介してアッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニットに送信し、同コントロール・ユニットはオート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプを直接制御します。
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは走行中に引き続き補助レストレイント・システムを常時モニタし、インストルメント・クラスタのマルチファンクション・ディスプレイ (A1p13) および補助レストレイント・システム・インジケータ・ランプを介して故障を運転者に送信します。これに応じたメッセージの表示に関する要求は、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットがシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN 2 を介してインストルメント・クラスタに送信します。エラーは、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットの不揮発性メモリに保存されます。
モデル 166 14/07/01 以降
モデル・イヤー 2016 以前
コード 494 装備 (米国仕様)
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットには事故データ・レコーダが内蔵されており、これは事故の前後および事故発生中に重要なデータを記録します。保存データから、事故の経緯を再現できます。
助手席着席状態の評価の機能順序
助手席側レストレイント装置は、助手席着席状態に応じて作動します。
モデル 166
モデル・イヤー 2016 以前
コード U10 以外 (ウェイト検知助手席シート)
コード U18 以外 (オ一ト·チャイルド·シ一ト検知(AKSE))
着席検知のステータスは補助レストレイント・システムの作動特性に影響を与えません。
着席検知に関する詳細なインフォメーションは、別の部分機能「助手席側着席検知機能」に記載しています。
フロント・シートベルトのステータス検知の機能順序
レストレイント装置の作動は、シートベルトのステータス (着用または未着用) をもとに適合されます。シートベルト・バックルにシートベルト・タブを挿入すると、運転席シートベルト・バックル・レストレイント・システム・スイッチ (S68/3) または助手席シートベルト・バックル・レストレイント・システム・スイッチ (S68/4) が作動します。
シートベルト・バックル・レストレイント・システム・スイッチのステータスは、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接読み取られます。
リヤのシートベルト・ステータスは補助レストレイント・システムの作動動作に全く影響しません。
衝突検知の機能順序
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは以下を区別します:
• 前面衝突
• 側面衝突
• 後面衝突
• 転倒
これには以下のセンサのシグナルが評価されます:
• 内蔵センサ
• 左フロント G センサ (B48/1)
• 右フロント G センサ (B48/2)
• 左フロント・ドア・プレッシャ・センサ (B48/7)
• 右フロント・ドア・プレッシャ・センサ (B48/8)
• 左リヤ・ドア・プレッシャ・センサ (B48/9)
• 右リヤ・ドア・プレッシャ・センサ (B48/10)
• ボディ G センサ (左 B ピラー) (B48/15)
• ボディ G センサ (右 B ピラー) (B48/16)
センサ・シグナルは補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接読み取られます。
前面衝突時の機能順序
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、以下のセンサのシグナルを評価して前面衝突を検知します。
• 内蔵センサ
• 左フロント G センサ
• 右フロント G センサ
レストレイント装置の作動は、衝突の規模、助手席の着席状態およびフロント・シートベルトのステータスに応じて行われます。
以下の点火剤が点火されます (最大):
• 運転席シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/1)
• 助手席シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/2)
• 助手席エアバッグ点火剤 1 (R12/4)
• 助手席エアバッグ点火剤 2 (R12/5)
• 2 列目シート左シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/6)
• 2 列目シート右シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/7)
• 運転席エアバッグ点火剤 1 (R12/13)
• 運転席エアバッグ点火剤 2 (R12/14)
• 運転席ニーバッグ点火剤 (R12/25)
• 左 3 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/35) (モデル 166.0 3 列目シート (コード 847) 装備またはモデル 166.8)
• 右 3 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/36) (モデル 166.0 3 列目シート (コード 847) 装備またはモデル 166.8)
• 運転席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (R12/37) (米国仕様 (コード 494))
• 助手席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (R12/38) (米国仕様 (コード 494))
点火剤は補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接制御されます。
以下の状態が考慮されます:
• 助手席のポジション (米国仕様 (コード 494)):
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、助手席シート・ポジション検知スイッチ (S68/20) のステータスに基づいて適切な作動タイミングを決定します。助手席シート・ポジション検知スイッチのステータスは、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接読み取られます。
• 助手席着席状態:
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、現在の着席状態に基づいて助手席エアバッグを作動させないか、1 段階で作動するか、2 段階で作動させるかを決定します。
• 運転席シートベルト・バックルのステータス:
シートベルト・タブが挿入されていない場合、シートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) の代わりに、運転席エアバッグが点火タイミングを早めて作動します。
• 助手席シートベルト・バックルのステータス:
シートベルト・タブが挿入されていない場合、シートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) の代わりに、助手席エアバッグが点火タイミングを早めて作動します。これは、助手席の着席が検知されているときのみ適用されます。着席が検知されていない場合、シートベルト・テンショナも助手席エアバッグも作動しません。
側面衝突時の機能順序
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、以下のセンサのシグナルを評価して側面衝突を検知します。
• 内蔵センサ
• 左フロント・ドア・プレッシャ・センサ
• 右フロント・ドア・プレッシャ・センサ
• 左リヤ・ドア・プレッシャ・センサ
• 右リヤ・ドア・プレッシャ・センサ
• ボディ G センサ (左 B ピラー)
• ボディ G センサ (右 B ピラー)
レストレイント装置の作動は衝突の重度および助手席シートの着席状態に応じて行われます。
以下の点火剤が点火されます (最大):
• 運転席シートベルト・テンショナ点火剤
• 助手席シートベルト・テンショナ点火剤
• 左 2 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤
• 右 2 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤
• 左 3 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤 (モデル 166.0 3 列目シート (コード 847) 装備またはモデル 166.8)
• 右 3 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤 (モデル 166.0 3 列目シート (コード 847) 装備またはモデル 166.8)
• 運転席サイドバッグ点火剤 (R12/9)
• 助手席サイドバッグ点火剤 (R12/10)
• 左リヤ・サイドバッグ点火剤 (R12/11) (左右リヤ・サイドバッグ (コード 293) 装備)
• 右リヤ・サイドバッグ点火剤 (R12/12) (左右リヤ・サイドバッグ (コード 293) 装備)
• 左ウインドウバッグ点火剤 (R12/22)
• 右ウインドウバッグ点火剤 (R12/23)
• 運転席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494))
• 助手席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494))
点火剤は補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接制御されます。
以下の状態が考慮されます:
• 補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、助手席シートの現在の着席状態に基づいて助手席側のサイドバッグの作動を決定します。
後面衝突時の機能順序
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、以下のセンサのシグナルを評価して後面衝突を検知します。
• 内蔵センサ
• 左フロント G センサ
• 右フロント G センサ
• ボディ G センサ (左 B ピラー)
• ボディ G センサ (右 B ピラー)
レストレイント装置の作動は衝突の重度およびシートベルトのステータスに応じて行われます。
以下の点火剤が点火されます (最大):
• 運転席シートベルト・テンショナ点火剤
• 助手席シートベルト・テンショナ点火剤
• 左 2 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤
• 右 2 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤
• 左 3 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤 (モデル 166.0 3 列目シート (コード 847) 装備またはモデル 166.8)
• 右 3 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤 (モデル 166.0 3 列目シート (コード 847) 装備またはモデル 166.8)
• 運転席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494))
• 助手席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494))
点火剤は補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接制御されます。
以下の状態が考慮されます:
• 運転席シートベルト・バックルのステータス:
シートベルト・タブが挿入されていない場合、運転席側のシートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) は作動しません。
• 助手席シートベルト・バックルのステータス:
シートベルト・タブが挿入されていない場合、助手席側のシートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) は作動しません。
ロールオーバ時の機能順序
ロールオーバは補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットにより、内蔵センサのシグナルを評価することで検知されます。車体の前後方向軸を中心とするロールオーバ・プロセスのみ検知できます。
以下の点火剤が点火されます (最大):
• 運転席シートベルト・テンショナ点火剤
• 助手席シートベルト・テンショナ点火剤
• 左 2 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤
• 右 2 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤
• 運転席側サイドバック点火剤
• 助手席サイドバッグ点火剤
• 左リヤ・サイドバッグ点火剤 (左右リヤ・サイドバッグ (コード 293) 装備)
• 右リヤ・サイドバッグ点火剤 (左右リヤ・サイドバッグ (コード 293) 装備)
• 左ウインドウバッグ点火剤
• 右ウインドウバッグ点火剤
• 左 3 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤 (モデル 166.0 3 列目シート (コード 847) 装備またはモデル 166.8)
• 右 3 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤 (モデル 166.0 3 列目シート (コード 847) 装備またはモデル 166.8)
• 運転席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494))
• 助手席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494))
点火剤は補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接制御されます。
以下の状態が考慮されます:
• 運転席シートベルト・バックルのステータス:
シートベルト・タブが挿入されていない場合、運転席側のシートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) は作動しません。
• 助手席シートベルト・バックルのステータス:
シートベルト・タブが挿入されていない場合、助手席側のシートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) は作動しません。
衝突時の補助機能の機能順序
クラッシュ時の補助機能には、以下の部分機能が含まれています:
• ハザード・ウォーニング・ランプ機能作動の機能順序
• インテリア・イルミネーション・オンの機能順序
• セントラル・ロッキング・システム (ZV) 「開」の機能順序
• フロント・サイド・ウインドウ「開」の機能順序
• エンジン停止の機能順序
• 電気起爆ヒューズ (F32/3f88) 作動の機能順序
• エアコン作動停止の機能順序 (2013 年 7 月 1 日以降)
• 補助ヒータ (STH) 作動停止の機能順序 (補助ヒータ (コード 228) 装備)
• オートマチック・エマージェンシ・コールの機能順序 (エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) またはテレ・エイド・エマージェンシ・コール・システム (コード 359) 装備)
• クラッシュ・アクティブ・ステアリング・コラム調整スタンバイの機能順序 (メモリ・パッケージ (運転席、ステアリング・コラム、ミラー) (コード 275) 装備)
ハザード・ウォーニング・ランプ機能作動の機能順序
事故発生を他の車両に知らせるため、自動的にハザード・ウォーニング・ランプ機能がオンになります。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットはクラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して SAM コントロール・ユニットに送信します。それを受けて SAM コントロール・ユニットはハザード・ウォーニング・ランプ機能を作動させます。
クラッシュ・シグナルは、さらに直接ケーブルを介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットから SAM コントロール・ユニットに伝送されます。
ハザード・ウォーニング・ランプ機能に関する詳細なインフォメーションは、独立した機能説明「エクステリア・ランプ機能」の部分機能「ターン・シグナル・ランプ・コントロール機能」に記載されています。
インテリア・イルミネーション・オンの機能順序
同乗者または救助者が事故後車両の状況を把握できるように、自動的にインテリア・イルミネーションが点灯します。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットはクラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して SAM コントロール・ユニットに送信します。これを受けて SAM コントロール・ユニットはインテリア・イルミネーションをオンにします。
クラッシュ・シグナルは、さらに直接ケーブルを介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットから SAM コントロール・ユニットに伝送されます。
ルーム・ランプに関する詳細なインフォメーションは、独立した機能説明「インテリア・イルミネーション (IBL) 機能」の部分機能「オートマチック・ルーム・ランプ・コントロール機能」に記載されています。
セントラル・ロッキング・システム (ZV) 「開」の機能順序
事故発生後の乗員救助、場合によっては負傷した同乗者を救助可能にするため、ZV が自動的にロック解除されます。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して SAM コントロール・ユニットに送信し、SAM コントロール・ユニットがこの要求を実行します。
8 ~ 11 秒の待ち時間の後、ZV がロック解除されます。後面衝突すると ZV はただちにロック解除されます。
クラッシュ・シグナルは、さらに直接ケーブルを介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットから SAM コントロール・ユニットに伝送されます。
ZV の詳細な情報は、部分機能「セントラル・ロッキング・システム (ZV) 機能」の機能説明「盗難防止装置およびロックの機能説明」に掲載しています。
フロント・サイド・ウインドウ「開」の追加機能前提条件
• パワー・ウインドウが初期化されている
フロント・サイド・ウインドウ「開」の機能順序
着火式レストレイント装置が作動すると、車内に煙粒子が発生します。この煙粒子を素早く車外に逃すため、フロント・サイド・ウインドウがわずかに開きます。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットはクラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して以下のコントロール・ユニットに送信します:
• 左フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/1)
• 右フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/2)
サイド・ウインドウ・オープンに関する詳細なインフォメーションは、独立した機能説明「パワー・ウインドウ (EFH) 機能」に記載されています。
エンジン停止の機能順序
事故発生後、火災の危険を減らすため、エンジンが自動的に停止します。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1 を介して CDI コントロール・ユニット (N3/9) (ディーゼル・エンジン) または ME コントロール・ユニット (N3/10) (ガソリン・エンジン) に送信します。これを受け、エンジン停止の指示が発せられます。
クラッシュ・シグナルは、さらに直接ケーブルを介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットから CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットに伝送されます。
電気起爆ヒューズ作動の機能順序
事故発生後に起こり得る火災の危険を防止するため、エンジン・ルーム・プレ・ヒューズ・ボックスの電気起爆ヒューズ (F32/3) が作動します。
電気起爆ヒューズ・ハウジング内のメイン・ケーブルは、規定破断箇所付きケーブル・レール (3) として取り付けられています。クラッシュ・イベントが発生すると、電気起爆ヒューズは補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットにより直接制御されます。電気起爆ヒューズの作動により、チャンバ (1) 内の圧力が上昇します。この後ピストン (2) は規定破断箇所に向かって移動し、ケーブル・レールを切断します。
タイマ:
300 マイクロ秒後にピストン動作がスタートします。
450 マイクロ秒後にケーブル・レールの切断が終了します。
電気起爆ヒューズが作動すると、スタータ (M1) およびオルタネータ (G2) が瞬時に確実に車両電源回路から切断されます。
P91.60-3611-71
エアコン作動停止の機能順序 (2013 年 7 月 1 日以降)
事故後に有害なガスが車内に入り込まないように、KLA コントロール・ユニット (N22/7) がエアコンを作動停止し、内気循環フラップを閉じます。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。
エアコンのスイッチ・オフについては、独立した機能説明「オートマチック・クライメート・コントロール機能」の部分機能「オートマチック・クライメート・コントロールの制御機能」で詳細に説明しています。
STH 作動停止の機能順序 (補助ヒータ (コード 228) 装備)
事故発生後、火災の危険を減らすため、自動的に STH が作動停止します。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して STH コントロール・ユニット (A6n1) に送信し、STH コントロール・ユニットが STH のオフを行います。
STH オフに関する詳細なインフォメーションは、別の機能説明「補助ヒータ (STH) 機能」に記載しています。
オートマチック・エマージェンシ・コールの機能順序 (エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) またはテレ・エイド・エマージェンシ・コール・システム (コード 359) 装備)
事故発生後、自動的にエマージェンシ・コールが作動します。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびダイアグノシス CAN (CAN D) を介してエマージェンシ・コール・システム・コントロール・ユニット (N123/4) に送信し、同コントロール・ユニットはオートマチック・エマージェンシ・コールを発信します。
クラッシュ・シグナルはさらに直接ケーブルを介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットからエマージェンシ・コール・システム・コントロール・ユニットに伝送されます。
オートマチック・エマージェンシ・コールに関する詳細なインフォメーションは、独立した機能説明「オーディオ / COMAND 機能」の部分機能「エマージェンシ・コール・システム機能」に記載されています。
クラッシュ・アクティブ・ステアリング・コラム調整スタンバイの機能順序 (メモリ・パッケージ (運転席、ステアリング・コラム、ミラー) (コード 275) 装備)
事故発生後、運転者の降車あるいは運転者の車両からの救出および応急手当を可能にするため、ステアリング・コラムが以下の処置で自動的に上方へ移動します:
• 運転席ドアを開く
• ターミナル 15C のオフ
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して運転席シート・コントロール・ユニット (N32/1) に送信し、運転席シート・コントロール・ユニットはクラッシュ・アクティブ・ステアリング・コラム調整機能を制御します。
電気的なステアリング・コラム調整についての詳細なインフォメーションは、独立した機能説明「パワー・シート機能」の部分機能「電動ステアリング・コラム (EVL) 機能」に記載されています。
参照文書
- gf9160p9996gr 補助レストレイント·システム構成部品の一覧表