一覧
本ドキュメントは以下のインフォメーションを収録しています:
• 概要
• 機能前提条件
• 機能作動トリガ
• 予防的な乗員保護措置
• リバーシブル・シートベルト・テンショナ
• シート調整(メモリ機能付シート調整装備車)
• スライディングルーフクローズ(スライディングルーフまたはパノラミックスライディングルーフ装備車)。
• すき間を残したサイドウインドウクローズ。
• イヤープロテクタ
概要
予防的な乗員保護システムの目的は、事故の危険が迫っていることをいち早く検知することです。このためにさまざまなセンサが使用され、ドライバアシスタントシステムのネットワークも使用されます。危険な状況では、状況に応じてさまざまなアクチュエータが制御され、衝突が起こる前に保護措置を作動させます。
事故が起こらなかった場合、フルリバーシブルシステムはもとのポジションに戻り、ただちに再び使用可能になります。
装備に応じて、予防的な乗員保護システムを以下の機能で拡張することができます:
• リア衝突警告システム(ドライビングアシスタンスパッケージ装備車)
• 側面衝突に対する予防的な乗員保護システム(プリセーフ®インパルスサイド装備車)
機能前提条件
• ターミナル15「オン」
機能作動トリガ
予防的な乗員保護システムは以下のパラメータをもとに車両状態を定義します:
• 減速
• ホイール・スピード
• 車両固有のダイナミックス(ヨートルク、横方向の加速度)
• ステアリング・アングル
事故の危険があるものとして以下の状況が分類されます:
• エマージェンシブレーキ:急なブレーキペダル操作(驚愕反応)。
• フルブレーキ:運転者の減速要求が、物理的に可能な減速よりも大幅に大きい(ハイドロプレーニング現象、氷または雪など)。アンチロック・ブレーキング・システム (ABS) の強い介入。
• 強いオーバーステア:ESP® の強い安定化介入を伴うリヤ範囲のスリップ。
• 強いアンダステア:車両がフロントホイールで滑る。ESP® の強い安定化介入。
• 横風スタビライザ:走行車線からの逸脱、ESP® の強い安定化介入と関係。
• 危険なステアリング操作:高い速度での急激なステアリング操作(運転者の驚愕反応は過大要求と関係している)。
• 連続事故:ある事故の後に他のクラッシュが発生。
• レーダによる交通エリアモニタ装備車:
• BAS PLUSによる強力なブレーキ力強化:前方または後方からの衝突および横切る車両による衝突の危険。
• プリセーフ®ブレーキによる自律ブレーキ:前方または後方からの衝突の危険。
• 死角モニタによる自律コース修正:左右を走行する車両との衝突の危険がある場合の、コースを修正するブレーキ介入。
• フロント/リア/サイド衝突対象物検知:差し迫った衝突の検知。
予防的な乗員保護措置の作動限界値は、以下の変数に応じて変わります:
• ESP® モード
• 走行モード(オートマチックトランスミッション装備車)
予防的な乗員保護措置
予防的な乗員保護システムは、危険な走行状況において乗員保護のために以下の措置を行います:
• リバーシブル・シートベルト・テンショナ
• シート調整(メモリ機能付シート調整装備車)
• 助手席シートの調整。
• マルチコントロールシートシート形状の調整(マルチコントロールシート装備車)。
• スライディングルーフクローズ(スライディングルーフまたはパノラミックスライディングルーフ装備車)。
• すき間を残したサイドウインドウクローズ。
• イヤープロテクタ
状況がもう危険ではないと評価されると、すべての措置が作動解除されます。
リバーシブル・シートベルト・テンショナ
リバーシブルシートベルトテンショナはフロントシートベルトを引き締めることで、シートベルトのゆるみを低減させます。標準型レストレイント装置の保護効果を最適化するため、運転者および助手席乗員はより確実にシートに固定されます。状況に応じて、シートベルトはさまざまな強さまたは速さで締め付けられます。
シートベルトを装着した段階で、シートベルト調整はシートベルトを引き締めることで、シートベルトのゆるみを低減させます。機能はフロントシートでのみ使用可能です。これは操作パネルの車両設定でオン/オフすることができます。
シート調整(メモリ機能付シート調整装備車)
乗員が適切なシートポジションにいる場合に、標準型レストレイント装置の効果が発揮されます。このため、予防的な乗員保護システムは助手席シートの調整を要求し、マルチコントロールシート(マルチコントロールシート装備車)の場合はマルチコントロールシートの調整を要求します。必要に応じて作動している調整は中断されます。
以下の調整が実行されます:
• 助手席シートは安全上最も有利なポジションに調整されます。現在のシート・ポジションに応じて、以下の調整が実行されます:
• バックレスト・リクライニング
• シートの高さ
• シート前後方向
• シート・クッション傾斜
• マルチコントロールシート(マルチコントロールシート装備車)のサイドインサートが膨らみます。これにより乗員がシートの中央に固定されます。
• ランバサポート(マルチコントロールシート装備車)のエアクッションはエア抜きされます。これにより乗員は深いシート位置に移動します。
最適なシートポジションに達すると設定は終了します。措置の終了またはキャンセル後、助手席シートはそれまでのポジションに留まります。
スライディングルーフクローズ(スライディングルーフまたはパノラミックスライディングルーフ装備車)
スライディングルーフが前もってチルト方向に開いていた場合は、予防的な乗員保護システムによって完全に閉まります。スライディングルーフが前もってスライド方向に開いていた場合、すき間を残して閉まります。これにより、例えばロールオーバプロセス時に物が車内に侵入したり、身体の一部が車外に投げ出されたりすることを防ぎます。措置の終了またはキャンセル後、スライディングルーフはそれまでのポジションに留まります。
すき間を残したサイドウインドウクローズ
サイドウインドウは約50 mmのすき間を残して閉まります。これにより事故の時に物が車内に侵入したり、身体の一部が車外に投げ出されたりすることを防ぎます。また、発生した煙粒子をレストレイント装置の作動によって素早く車外に出すことができます。必要に応じて作動しているウインドウ開(自動)または手動設定は中断されます。サイドウインドウクローズ時は、自動リバース機能が作動しています。必要に応じて、リバース・プロセスが行われます。措置の終了またはキャンセル後、サイドウインドウはそれまでのポジションに留まります。
イヤープロテクタ
事故時には非常に高いレベルの音圧が発生し、聴覚が損なわれる恐れがあります。起こりうる事故の直前にスピーカシステムによりノイズシグナルが出力されることにより、予想される事故の騒音に対して聴覚を準備します。ノイズシグナルは、鼓膜を高い音圧レベルから保護する、乗員の自然な反射を誘発することができます。これにより聴覚の負荷を低減させることができます。
機能説明図 | |||
予防的な乗員保護システム作動の機能説明図 | モデル 213, 238, 257, 290 モデル・イヤー 2021 以降 | ||
モデル 118, 177, 247 コード 299 装備 (プリ·セーフ) | |||
モデル 167, 293 | |||
個別システム | |||
リア衝突警告システムの基礎機能 | モデル 118, 177, 247 | ||
予防側面衝突乗員保護システムの基礎機能 | モデル 167 | ||
その他の基本機能 | |||
交通エリアモニタの基礎機能 | |||
ウインドウリフタ制御の基本機能 | |||
スライディングルーフの開閉の基本機能 | モデル 118, 177, 247 | ||
スピーカシステムの基本機能 | |||
フロントシート電動シート調整の基本機能 | モデル 118, 177, 247, 293 | ||
マルチコントロールシートの基本機能 | モデル 118, 177, 247 | ||
コントロール・ユニット | |||
エレクトロニックスタビリティプログラム コントロールユニットの基本機能 | |||
リバーシブルベルトテンショナの基礎機能 |
参照文書
- gf4245p9890a
- gf4245p9890a エレクトロニックスタビリティプログラム コントロールユニットの基本機能
- gf5471p1000a 交通エリアモニタの基礎機能
- gf6739p9900a ウインドウリフタ制御の基本機能
- gf7720p9901a スライディングルーフの開閉の基本機能
- gf7720p9901a
- gf8262p9900a
- gf8262p9900a スピーカシステムの基本機能
- gf9110p9900a
- gf9110p9900a フロントシート電動シート調整の基本機能
- gf9125p9900a マルチコントロールシートの基本機能
- gf9125p9900a
- gf9140p1002a
- gf9140p1002a リア衝突警告システムの基礎機能
- gf9140p1005a 予防側面衝突乗員保護システムの基礎機能
- gf9140p1005a
- gf9140p9890a
- gf9140p9890a リバーシブルベルトテンショナの基礎機能