一覧
このドキュメントには以下に関するインフォメーションが含まれます:
• 概要
• 機能前提条件
• エア・クッションの圧力調整
• ローカルエアインテーク
• セントラルエアインテーク
• ダイナミック機能(装備に応じて異なる)
• 簡易リラクゼーション機能(装備に応じて異なる)
• リラクゼーション機能(装備に応じて異なる)
• 振動モータによるリラクゼーション(装備およびモデルに応じて)
• 他のシステムによる制御
概要
マルチコントロールシートでは、乗員に合わせて個別にシートバックレストの形状を調整することができます。そのために、エアクッションは互いに無関係にエアの充填が可能です。エアインテークは、それぞれのシートのローカルニューマチックポンプを介して、またはセントラルニューマチックポンプを介して行えます。
マルチコントロールシートには以下のエアクッションが取り付けられています:
• 左右シート・バックレストのシートサイドボルスター
• アッパ・ランバ・サポート
• ロワ・ランバ・サポート
• ショルダ部(装備およびモデルに応じて)
さらにマルチコントロールシートでは、装備に応じて異なるリラクゼーション/ダイナミック機能が提供されます。
リラクゼーション機能は異なる方法で作動します:
• ランバサポートのエアクッションのエア充填およびエア抜きにより作動
• シートバックレスト内のエアクッション(リラクゼーションブロワ)のエア充填およびエア抜きにより作動
• シートクッション内のエアクッション(リラクゼーションブロワ)のエア充填およびエア抜きにより作動
• 振動モータの制御により作動
操作はマルチメディアシステムを介して行います。
機能前提条件
• ターミナル 15 またはターミナル15R 「オン」
• バッテリ電圧異常なし
エア・クッションの圧力調整
ニューマチックポンプは、エアクッションのエア充填に必要なエアインテークを供給します。
エアインテークの配分は、マルチコントロールシートコントロールユニットに内蔵されているバルブによって行われます。
エアクッションの圧力調整は2段階で行われます:
• 短時間制御:短時間制御はエアクッション内部の過圧誤差を補正します。これは調整するたびに行われ、作動時間は、パラメータを入力できる程度のほんの短い時間です。この機能は特に、着座し、もたれかかる状態を、ただちに快適な状態に修正するのに役立ちます。
• 長時間制御:短時間制御の後に長時間制御が作動します。長時間制御は、常に所定の基準圧力に調整されるように、圧力アウトプットを制御します。これは運転者または同乗者がほとんど気付くことなく行われます。
エアクッションの調整は、以下の条件で中断されます:
• 過電圧または電圧不足
• エア充填あるいはエア抜きのタイムアウト
• 1つまたは複数のエアクッションの漏れ
• 車速、ヨーレートまたは横方向の加速度に関するインフォメーションがない(ドライブダイナミックシートの場合)
• メモリ設定要求(ドライブダイナミックシートの場合)
• PRE-SAFE®による設定要求
ローカルエアインテーク
ローカルマルチコントロールシートニューマチックポンプはシート内にあり、このシートのエアクッション用のエアインテークを供給します。
セントラルエアインテーク
セントラルマルチコントロールシートニューマチックポンプは車両のシート外側に取り付けられており、複数のシート用のエアインテークを供給します。マルチコントロールシートコントロールユニットとの通信のために、セントラルマルチコントロールシートニューマチックポンプは車両のネットワークアーキテクチャに接続されています。
ローカルおよびセントラルエアインテークのミックスモードも可能です。例えば、フロントシートのローカルニューマチックポンプおよびリアシート用セントラルニューマチックポンプ。
ダイナミック機能(装備に応じて異なる)
ダイナミック機能は、カーブ走行時にカーブ外側のシートサイドボルスターエアクッションに短時間加圧することでラテラルサポートの効果を向上させます。これは主に現在の走行速度、ヨーレートおよび横方向の加速度に応じて行われます。機能の強度は2段階に設定可能です:
• 強:カーブ外側のシートサイドボルスターエアクッションには、急速に強い力で圧力が加えられます。
• 弱:カーブ外側のシートサイドボルスターエアクッションには、ゆっくりと比較的弱い力で圧力が加えられます。
エア充填あるいはエア抜きがタイムアウトになると、作動中の走行サイクルの機能がロックされます。
簡易リラクゼーション機能(装備に応じて異なる)
リラクゼーション機能を実現するために、マルチコントロールシートコントロールユニットは間欠動作または波打ち動作のエア充填およびエア抜きにより、ランバサポート部分のエアクッションを制御します。これは腰椎部分のリラクゼーション効果を実現します。
マルチコントロールシートニューマチックポンプは、エアクッションのエア充填に必要なエアインテークを供給します。マルチコントロールシートコントロールユニットは、内蔵バルブによりエアクッションへのエア供給を制御し、リラクゼーション機能を実現します。
マルチコントロールシートコントロールユニットは機能の開始時に、エアクッションの現在の基準圧力をメモリします。リラクゼーションの終了後、マルチコントロールシートコントロールユニットは、事前にメモリされた基準圧力を再び確立します。
リラクゼーション機能の操作はマルチメディアシステムにより行われます。
リラクゼーション機能(装備に応じて異なる)
さまざまなリラクゼーションプログラムを実行するために、装備に応じてシートバックレストには14個の、シートクッションには4個の個別リラクゼーションブロワが取り付けられています。リラクゼーション機能は、互いに無関係にエア充填およびエア抜きを行います。
マルチコントロールシートニューマチックポンプは、リラクゼーションブロワのエア充填に必要なエアインテークを供給します。リラクゼーション機能コントロール・ユニットは、内蔵バルブによりリラクゼーション・ブロワへのエア供給を制御し、それにより選択されたリラクゼーション・プログラムを実行します。リラクゼーション機能コントロールユニットは、それぞれマルチコントロールシートコントロールユニットと相互接続されています。
リラクゼーション機能の操作はマルチメディアシステムにより行われます。
装備に応じて、以下のリラクゼーションプログラムが使用可能です:
• 「ホットリラクゼーション背中」
• 「ホットリラクゼーション肩」
• 「アクティベイティング・リラクゼーション」
• 「クラシック・リラクゼーション」
• 「ウェーブ・リラクゼーション」
• 「モビライジング・リラクゼーション」
• 「アクティブワークアウトバックレスト」
• 「アクティブワークアウトクッション」
• 「ディープウェーブ」
• 「ディープワークアウト」
• 「ふくらはぎリラクゼーション(後席)」
• 「ウェーブリラクゼーション(後席)」
リラクゼーションプログラム「ホットリラクゼーション背中」および「ホットリラクゼーション肩」では、シートヒータがさらにシートバックレストヒータをオンにします。
以下の設定では、リラクゼーション機能が中断されます:
• エア・クッションの手動設定
• メモリ調整要求
中断後、リラクゼーションはプロセス制御で次に予定されたリラクゼーション段階からスタートします。
リラクゼーション機能は以下の条件で中断されます:
• 過電圧または電圧不足
• アクティブ・ダイナミック機能と連動するマルチコントロールシート・ニューマチック・ポンプの過負荷
• PRE-SAFE®による設定要求
振動モータによるリラクゼーション(装備およびモデルに応じて)
振動モータは以下の位置に装備されます:
• 運転席シートのシートクッション内に4つの振動モータ
• リクライニングリアシートのレッグレスト内に4つの振動モータ
マルチコントロールシートコントロールユニットは振動モータを制御することで、振動プログラムを実行します。ユーザーは振動の強さを2段階で調整できます。振動モータによるリラクゼーションは個別に、またエアクッションによるリラクゼーションとともに行われます。
他のシステムによる制御
以下のシステムにより、マルチコントロールシートをさらに制御することができます:
• リバイタライジング機能
• 予防的な乗員保護システム
機能説明図 | |||
フロントマルチコントロールシート制御の機能説明図 | モデル 118, 177, 247 コード 409 装備 (左右フロントマルチコントロールシート) | ||
モデル 167 コード 399 装備 (リラクゼーション機能付フロントマルチコントロールシート) | |||
モデル 213, 257 モデル・イヤー 2021 以降 コード 432 装備 (左右ドライブ・ダイナミック・シート) | |||
モデル 223 コード 432 装備 (左右ドライブ・ダイナミック・シート) | |||
モデル 238 モデル・イヤー 2021 以降 コード 399 装備 (リラクゼーション機能付フロントマルチコントロールシート) | |||
モデル 290 モデル・イヤー 2021 以降 コード 409 装備 (左右フロントマルチコントロールシート)モデル 290 モデル・イヤー 2021 以降 コード 432 装備 (左右ドライブ・ダイナミック・シート) | |||
モデル 293 コード 409 装備 (左右フロントマルチコントロールシート) | |||
後席マルチコントロールシート制御の機能説明図 | モデル 167 コード 406 装備 (リヤ・マルチフォーム・シート) | ||
モデル 213 モデル・イヤー 2021 以降 コード 406 装備 (リヤ・マルチフォーム・シート) | |||
モデル 223 コード 406 装備 (リヤ・マルチフォーム・シート) | |||
コントロール・ユニット | |||
マルチコントロールシートコントロールユニットの 基礎機能 | |||
マッサージ機能コントロールユニットの基礎機能 | モデル すべて (乗用車) | ||
部品 | |||
マルチコントロールシートニューマチックポンプの基本機能 |
参照文書
- gf9125p2005a マルチコントロールシートニューマチックポンプの基本機能
- gf9125p9890a マルチコントロールシートコントロールユニットの 基礎機能
- gf9125p9890a
- gf9125p9891a マッサージ機能コントロールユニットの基礎機能