P83.40-4887-79
モデル 212 (212.095/098/298 以外) |
I | アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備) | M2/13 | 右センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
II | アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | M2/16 | デフロスタ・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備) | |
A1 | インストルメント・クラスタ | M2/21 | ディフューザ・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
A2/56 | オート・パイロット・システム付きラジオ (Audio 50 APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 511) 装備) | M2/34 | ラム・エア・フラップ・アクチュエータ (2010 年 5 月 31 日以前、コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
A9 | エアコン・コンプレッサ (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 非装備) | M2/35 | リヤ・ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
A9y1 | エアコン・コンプレッサ・コントロール・バルブ (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 非装備) | M4/7 | コントロール装置付きエアコンおよびエンジン用 ファン・モータ | |
A9/7 | マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 装備) | M13/5 | クーラント循環ポンプ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) またはレンタカー用電装品取付け準備部品 (コード 965) または ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) 装備) | |
A9/7y1 | エアコン・コンプレッサ・コントロール・バルブ (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 装備) | M16/22 | エア・ディストリビューション・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備) | |
A9/7y2 | エアコン・コンプレッサ・マグネット・クラッチ (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 装備) | M16/33 | 左 B ピラー・エア・ディストリビューション・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
A32m1 | ブロワ・モータ | M16/34 | 右 B ピラー・エア・ディストリビューション・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
A32n1 | ブロワ・レギュレータ | N2/10 | 補助レストレイント・システム・コントロール・ユニット | |
A40/3 | COMAND ユニット (COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) 装備あるいはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) あるいは COMAND APS (コード 531) 装備) | N3/9 | CDI コントロール・ユニット (ディーゼル・エンジンの場合) | |
A98n1 | パノラミック・スライディング・ルーフ・コントロール・ユニット (アウタ・スライディング・ルーフ装備パノラミック・ガラス・ルーフ (コード 413) 装備) | N3/10 | ME コントロール・ユニット (ガソリン・エンジンの場合) | |
B10/4 | 車内温度センサ | N10/1 | フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット | |
B10/6 | エバポレータ温度センサ | N10/2 | リヤ・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット | |
B10/31 | 左サイド・ノズル・エア吹出口 温度センサ | N22/4 | リヤ・オートマチック・クライメート・コントロール操作ユニット (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
B10/32 | 右サイド・ノズル・エア吹出口 温度センサ | N22/7 | KLA コントロール・ユニット | |
B10/35 | 左フロント・レッグ・ルーム・ノズル・エア吹出口 温度センサ | N22/7s2 | 内気循環モード・ボタン | |
B10/36 | 右フロント・レッグ・ルーム・ノズル・エア吹出口 温度センサ | N69/1 | 左フロント・ドア・コントロール・ユニット | |
B10/38 | リヤ・レッグ・ルーム・ノズル・エア吹出口温度センサ (2011 年 2 月 28 日以前、 コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | N69/2 | 右フロント・ドア・コントロール・ユニット | |
B11/4 | 水温センサ | N69/3 | 左リヤ・ドア・コントロール・ユニット | |
B11/12 | 露点センサ (2010 年 5 月 31 日以前、コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | N69/4 | 右リヤ・ドア・コントロール・ユニット | |
B12 | 冷媒プレッシャ・センサ | N70 | ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニット (ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 装備) | |
B14 | 外気温度センサ | N70b1 | ファン内蔵車内温度センサ (ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 装備) | |
B31 | 汚染センサ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | N70/3 | エレクトロニック・ルーフ・オペレーティング・ユニット (ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 非装備) | |
B32/3 | ソーラ・センサ | N70/3b1 | ファン内蔵車内温度センサ (ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 非装備) | |
B82 | 車内湿度 / 温度センサ (2009 年 12 月 1 日以降あるいは ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) 装備) | N73 | エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット | |
M2/1 | リヤ・ブロワ・モータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | R22/3 | PTC 補助ヒータ (エンジン 271.8、274.9、642.8 (2013 年 2 月 28 日以前) あるいは 651.9) | |
M2/5 | 外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータ | CAN B | 車内 CAN | |
M2/6 | 左ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ | CAN E | シャーシ CAN (2013 年 2 月 28 日以前) | |
M2/7 | 右ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ | CAN E1 | シャーシ CAN 1 (2013 年 3 月 1 日以降) | |
M2/8 | 左デフロスタ・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | CAN E2 | シャーシ CAN 2 (2013 年 3 月 1 日以降) | |
M2/9 | 右デフロスタ・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | LIN B8 | クライメート・コントロール LIN | |
M2/10 | 左レッグ・ルーム・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | A | 2013 年 2 月 28 日以前 | |
M2/11 | 右レッグ・ルーム・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | B | 2013 年 3 月 1 日以降 | |
M2/12 | 左センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) |
P83.40-4888-79
モデル 212.095/098/298 |
I | アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備) | M4/7 | コントロール装置付きエアコンおよびエンジン用 ファン・モータ | |
II | アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | M13/5 | クーラント循環ポンプ | |
A1 | インストルメント・クラスタ | M16/22 | エア・ディストリビューション・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備) | |
A9/5 | エレクトリック・ エアコン・コンプレッサ | M16/33 | 左 B ピラー・エア・ディストリビューション・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
A9/5m1 | エアコン・コンプレッサ・モータ | M16/34 | 右 B ピラー・エア・ディストリビューション・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
A9/5n1 | エアコン・コンプレッサ・コントロール・ユニットおよびパワー・エレクトロニクス | N2/10 | 補助レストレイント・システム・コントロール・ユニット | |
A32m1 | ブロワ・モータ | N3/9 | CDI コントロール・ユニット (ディーゼル・エンジンの場合) | |
A32n1 | ブロワ・レギュレータ | N3/10 | ME コントロール・ユニット (ガソリン・エンジンの場合) | |
A40/3 | COMAND ユニット (COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) 装備あるいはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) あるいは COMAND APS (コード 531) 装備) | N10/1 | フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット | |
A98n1 | パノラミック・スライディング・ルーフ・コントロール・ユニット (アウタ・スライディング・ルーフ装備パノラミック・ガラス・ルーフ (コード 413) 装備) | N10/2 | リヤ・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット | |
B10/4 | 車内温度センサ | N22/4 | リヤ・オートマチック・クライメート・コントロール操作ユニット (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
B10/6 | エバポレータ温度センサ | N22/7 | KLA コントロール・ユニット | |
B10/31 | 左サイド・ノズル・エア吹出口 温度センサ | N22/7s2 | 内気循環モード・ボタン | |
B10/32 | 右サイド・ノズル・エア吹出口 温度センサ | N69/1 | 左フロント・ドア・コントロール・ユニット | |
B10/35 | 左フロント・レッグ・ルーム・ノズル・エア吹出口 温度センサ | N69/2 | 右フロント・ドア・コントロール・ユニット | |
B10/36 | 右フロント・レッグ・ルーム・ノズル・エア吹出口 温度センサ | N69/3 | 左リヤ・ドア・コントロール・ユニット | |
B11/4 | 水温センサ | N69/4 | 右リヤ・ドア・コントロール・ユニット | |
B12 | 冷媒プレッシャ・センサ | N70 | ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニット (ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 装備) | |
B14 | 外気温度センサ | N70b1 | ファン内蔵車内温度センサ (ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 装備) | |
B31 | 汚染センサ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | N70/3 | エレクトロニック・ルーフ・オペレーティング・ユニット (ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 非装備) | |
B32/3 | ソーラ・センサ | N70/3b1 | ファン内蔵車内温度センサ (ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 非装備) | |
B82 | 車内 湿度 / 温度センサ | N73 | エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット | |
M2/1 | リヤ・ブロワ・モータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | N82/2 | バッテリ・マネージメント・システム・コントロール・ユニット | |
M2/5 | 外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータ | R22/3 | PTC 補助ヒータ (エンジン 651.9) | |
M2/6 | 左ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ | Y19/1 | 高電圧バッテリ冷却シャットオフ・バルブ | |
M2/7 | 右ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ | Y19/3 | エバポレータ・シャットオフ・バルブ | |
M2/8 | 左デフロスタ・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | CAN B | 車内 CAN | |
M2/9 | 右デフロスタ・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | CAN E | シャーシ CAN (2013 年 2 月 28 日以前) | |
M2/10 | 左レッグ・ルーム・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | CAN E1 | シャーシ CAN 1 (2013 年 3 月 1 日以降) | |
M2/11 | 右レッグ・ルーム・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | CAN E2 | シャーシ CAN 2 (2013 年 3 月 1 日以降) | |
M2/12 | 左センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | CAN L | ハイブリッド CAN | |
M2/13 | 右センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | LIN B8 | クライメート・コントロール LIN | |
M2/16 | デフロスタ・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備) | A | 2013 年 2 月 28 日以前 | |
M2/21 | ディフューザ・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | B | 2013 年 3 月 1 日以降 | |
M2/35 | リヤ・ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) |
機能前提条件の概要
• ターミナル 15 オン
• オートマチック・クライメート・コントロールがオンになっている
冷房モードの場合:
• エンジン作動 (モデル 212.095/098/298 以外)
• エアコン・コンプレッサ (モデル 212 (モデル 212.095/098/298 以外) マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 非装備) がオンになっている
• エレクトリック・エアコン・コンプレッサがオンになっている (モデル 212.095/098/298)
• マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 装備) がオンになっている
ターミナル 15 のターミナル・ステータスは、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットが車内 CAN を介してエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットに送信します。CDI コントロール・ユニット (ディーゼル・エンジンの場合) あるいは ME コントロール・ユニット (ガソリン・エンジンの場合) はシグナル「エンジン作動」を、2013 年 2 月 28 日以前の車両の場合、シャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。2013 年 3 月 1 日以降の車両の場合、CDI コントロール・ユニット (ディーゼル・エンジンの場合) あるいは ME コントロール・ユニット (ガソリン・エンジンの場合) はこのシグナルを、シャーシ CAN 1、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。
オートマチック・クライメート・コントロール制御の概要
車内のエレクトロニック・テンパラチャ・コントロールおよびエア・ディストリビューションは、KLA コントロール・ユニット、リヤ・オートマチック・クライメート・コントロール操作ユニット (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) で選択した設定、およびさまざまなセンサで検出された変数 (例えば車内温度、外気温度、水温、車両スピード) に応じて行われます。これらの変数の算出については、この後で説明します。
KLA コントロール・ユニットは、車内 CAN およびクライメート・コントロール LIN を介して車両電装品と相互に連結されています。このため、制御の質を改善し、エネルギ消費を低減するために、関連する影響値を考慮に入れることが可能です。
KLA コントロール・ユニットで温度、エア・ディストリビューションあるいは風量を変更する設定を行うと、変更した設定値が短時間、オーディオ / COMAND 用ディスプレイ (A40/8) に表示されます。
オートマチック・クライメート・コントロール制御機能には以下の部分機能が含まれています:
• 変数の検知および評価の機能順序
• エアコン・コンポーネントの制御の機能順序
• 外気モードの機能順序
• 内気循環モードの機能順序
• デフロスタ機能の機能順序
• エバポレータ乾燥の機能順序
• 余熱ヒータ利用の機能順序 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備あるいはレンタカー用電装品取付け準備部品 (コード 965) 装備)
• 衝突時のエアコン・カットオフの機能順序 (2013 年 3 月 1 日以降)
• 最大冷房能力の機能順序 (米国仕様 (コード 494))
• ラム・エア・モードの機能順序
変数の検知および評価の機能順序
検知されて評価される変数は以下のとおりです:
• 外気温度
• 車内温度
• 車内のエア吹出口の温度
• フロント・ウインドウの温度および湿度 (2009 年 12 月 1 日以降あるいは ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) 装備)
• 露点温度 (2010 年 5 月 31 日以前、コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
• 水温
• エバポレータ温度
• 冷媒プレッシャ
• 日光
• 外気汚染度 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
• 車両スピード
• エンジン回転数 (モデル 212.095/098/298 以外)
• ドア・ステータス
• サイド・ウインドウ・ポジション
• スライディング・ルーフ (SD) (ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 装備) あるいはパノラミック・スライディング・ルーフ (アウタ・スライディング・ルーフ装備パノラミック・ガラス・ルーフ (コード 413) 装備) のポジション
• リヤ・オートマチック・クライメート・コントロール操作ユニットの設定 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
• ボイス・オペレーティング・システム (SBS) のステータス (Audio 50 APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 511) あるいは COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) あるいはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) あるいは COMAND APS (コード 531) 装備)
外気温度
外気温度センサは外気温度を検知するセンサです。フロント SAM コントロール・ユニットは、外気温度センサのシグナルを直接読み取り、外気温度を算出して、それを車内 CAN を介して、KLA コントロール・ユニットに送信します。KLA コントロール・ユニットはこの値を、ミックス・エア・フラップの開き量を調節して希望する車内温度に調節するために使用します。停車中は、温度の測定値と外気温度が大きく異なることがあります。このため、外気温度が温度制御に考慮されるのは、車両スピードが 20 km/h 以上の場合のみです。イグニッションをオン / オフにするとき、および速度が 20 km/h 未満のときは、最後に測定された温度値に基づきます。
車内温度
ルーフ付近:
ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 装備の場合、ルーフ付近の車内温度はルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットのファン内蔵車内温度センサによって検知されます。ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットは車内温度を算出し、これを車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 非装備の場合、ルーフ付近の車内温度はエレクトロニック・ルーフ・オペレーティング・ユニットのファン内蔵車内温度センサによって検知されます。内蔵ファン付き車内温度センサのシグナルは、直接 KLA コントロール・ユニットによって読み取られます。車内温度センサにはそれぞれファンが装備されており、これが温度測定用エアを車内から吸引します。
インストルメント・パネル:
インストルメント・パネル付近の車内温度は、車内温度センサによって検出されます。車内温度センサのシグナルは、直接 KLA コントロール・ユニットに読み取られます。
内気はファンによって常に循環しているため、高精度での温度測定ができます。これにより、車内のエアの流れ具合にほとんど左右されないテンパラチャ・コントロールが実現されます。
車内温度センサの測定値から平均値が出されます。この平均値は、外気温度センサの値と一緒に、KLA コントロール・ユニットにメモリされた読取り専用の特性マップに合わせて調整され、車内温度の調節に使用されます。
以下の場合、KLA コントロール・ユニットが車内温度の平均値を維持します:
• サイド・ウインドウ「開」
• ドア「開」
これにより、調整された基準温度を維持したままエアコン・システムを作動し続けることができます。
車内のエア吹出口の温度
車内のエア吹出口の温度は、エア吹出口温度センサによって検出されます。KLA コントロール・ユニットは、各エア吹出口のエア吹出口温度を制御します。
エア吹出口温度センサのシグナルは KLA コントロール・ユニットによって直接読み取られます。
モデル 212 11/02/28 以前
コード 581 装備 (オ一トマチック·クライメ一ト·コントロ一ル)
リヤのエア吹出口には、さらにリヤ・レッグ・ルーム・ノズル・エア吹出口温度センサが取り付けられています。
フロント・ウインドウの温度および湿度 (2009 年 12 月 1 日以降あるいは ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) 装備)
車内湿度 / 温度センサは相対湿度および相対温度をフロント・ウインドウ内側で直接測定し、測定値から露点温度を特定します。車内湿度 / 温度センサのシグナルを、KLA コントロール・ユニットがクライメート・コントロール LIN を介して読み取ります。ウインドウにくもりが生じそうな場合、エアコン・コンプレッサのオンまたはエンジン始動 (ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) 装備) などの適切な対抗措置が講じられます。
露点温度 (2010 年 5 月 31 日以前、コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
周辺温度および湿度から露点を特定します。KLA コントロール・ユニットは、露点センサのシグナルをクライメート・コントロール LIN を介して読み取り、露点を算出します。露点に達すると、ウインドウとドア・ミラーのガラスが曇り始めます。これを防止するために、エアコンおよびドア・ミラー・ヒータがオンになります。
水温
クーラントの温度は、水温センサによって検知されます。CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットは抵抗値を直接読み取り、そこから水温を算出し、2013 年 2 月 28 日以前の車両の場合、これをシャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。2013 年 3 月 1 日以降の車両の場合、CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットはこのシグナルをシャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。この値は、ミックス・エア・フラップの制御、PTC 補助ヒータ (エンジン 271.8、274.9、642.8 (2013 年 2 月 28 日以前) あるいは 651.9) の制御およびクーラント循環ポンプ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) あるいはレンタカー用電装品取付け準備部品 (コード 965) あるいは ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) 装備あるいはモデル 212.095/098/298) の制御に使用されます。
エバポレータ温度
エバポレータの氷結を防ぐため、その部分の温度をエバポレータ温度センサが検知します。KLA コントロール・ユニットは、エバポレータ温度センサのシグナルを直接読み取ります。エバポレータ温度が約 2 °C 以下に下がると、エアコン・コンプレッサがオフになります。
冷媒プレッシャ
冷媒圧力は、冷媒プレッシャ・センサによって検知されます。フロント SAM コントロール・ユニットは、冷媒プレッシャ・センサのシグナルを直接読み取ります。フロント SAM コントロール・ユニットは、冷媒プレッシャの値を車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。この圧力は、保存されている温度圧力曲線と比較されます。冷媒圧力が 1.7 bar 未満あるいは 30 bar 以上になると、エアコン・コンプレッサがオフになるか、あるいはオンになりません。
日光
ソーラ・センサは、日光の車両に対する入射角度と強さを検知します。KLA コントロール・ユニットは、ソーラ・センサのシグナルを直接読み取ります。値に応じて、車内温度およびブロワ回転数が適合されます。日光が一方向だけから差し込んでくる時は、左右の標準基準温度の差が適切に設定されます。
外気汚染度 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
汚染センサは以下の環境関連値を検知します:
• CO 値 (CO)
• 窒素酸化物 (NOx) の割合
• 露点外気温度
• 相対的な空気中の水分
• 外気温度
KLA コントロール・ユニットがクライメート・コントロール LIN を介して汚染センサのシグナルを直接読み取ります。KLA コントロール・ユニットは、読み取った値に応じて自動的に内気循環制御を行います。
車両スピード
インストルメント・クラスタは、車両スピードを車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。車両スピードはラム・エア機能の制御および外気温度の内部計算に使用されます。
エンジン回転数 (モデル 212.095/098/298 以外)
エンジン回転数は、CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットによって検出されます。CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットはこのシグナルを、2013 年 2 月 28 日以前の車両の場合はシャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。2013 年 3 月 1 日以降の車両の場合、CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットはこのシグナルをシャーシ CAN 1、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。エンジン回転数は特に、エアコン・コンプレッサを制御するために使用されます。
ドア・ステータス
各ドアのステータスは以下のコントロール・ユニットにより検出され、車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます:
• 左フロント・ドア・コントロール・ユニット
• 右フロント・ドア・コントロール・ユニット
• リヤ SAM コントロール・ユニット
ドアが開いている場合、車内温度と外気温度の温度差が大きいときの無駄な再調整を避けるために、KLA コントロール・ユニットは現在のブロワ出力を保持します。
サイド・ウインドウ・ポジション
サイド・ウインドウの位置は以下のコントロール・ユニットにより検出され、車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます:
• 左フロント・ドア・コントロール・ユニット
• 右フロント・ドア・コントロール・ユニット
• 左リヤ・ドア・コントロール・ユニット
• 右リヤ・ドア・コントロール・ユニット
サイド・ウインドウが開いている場合、内気および外気の温度差が大きいときの無駄な再調整を避けるために、KLA コントロール・ユニットは現在のブロワ出力を維持します。
SD (ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 装備) あるいはパノラミック・スライディング・ルーフ (アウタ・スライディング・ルーフ装備パノラミック・ガラス・ルーフ (コード 413) 装備) のポジション
SHD のポジションは、ルーフ・オペレーティング・コントロール・ユニットから車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます。
パノラミック・スライディング・ルーフのポジションは、パノラミック・スライディング・ルーフ・コントロール・ユニットから車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます。
スライディング・ルーフが開いている場合、内気および外気の温度差が大きいときの無駄な再調整を避けるために、KLA コントロール・ユニットは現在のブロワ出力を維持します。
リヤ・オートマチック・クライメート・コントロール操作ユニットの設定 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
リヤ・コンパートメントのクライメート・コントロールは、後席乗員がリヤ・オートマチック・クライメート・コントロール操作ユニットで設定できます。リヤ・オートマチック・クライメート・コントロール操作ユニットの温度およびブロワ・ステージ用スイッチの操作は、クライメート・コントロール LIN を介して KLA コントロール・ユニットにより読み取られます。このデータに基づき、リヤ・ノズルの風量がリヤ・ブロワ・モータにより制御され、リヤのテンパラチャ・コントロールがリヤ・ミックス・エア・フラップ・アクチュエータにより制御されます。
リヤ・ブロワ・モータおよびリヤ・ミックス・エア・フラップ・アクチュエータは、KLA コントロール・ユニットによりクライメート・コントロール LIN を介して制御されます。
SBS のステータス (Audio 50 APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 511) あるいは COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) あるいはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) あるいは COMAND APS (コード 531) 装備)
SBS がオンになっているとき、ブロワ出力は制限されます。オート・パイロット・システム付きラジオまたは COMAND ユニットが、SBS のステータスを車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。
エアコン・コンポーネントの制御の機能順序
エアコン・コンポーネント制御の機能順序には以下のサブ機能が含まれています:
• ブロワ・モータ制御の機能順序
• エア・ガイド・フラップ制御の機能順序
• エアコン・コンプレッサ制御の機能順序 (モデル 212.095/098/298 以外)
• エレクトリック・エアコン・コンプレッサ制御の機能順序 (モデル 212.095/098/298)
• ファン・モータ制御の機能順序
• PTC 補助ヒータ制御の機能順序 (エンジン 271.8、274.9、642.8 (2013 年 2 月 28 日以前) あるいはエンジン 651.9)
• エバポレータ・シャットオフ・バルブ制御の機能順序 (モデル 212.095/098/298)
• クーラント循環ポンプ制御の機能順序 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) あるいはレンタカー用電装品取付け準備部品 (コード 965) あるいは ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) 装備あるいはモデル 212.095/098/298)
• 高電圧バッテリ冷却シャットオフ・バルブ制御の機能順序 (モデル 212.095/098/298)
ブロワ・モータ制御の機能順序
通気は、ブロワ・モータの働きによって行われます。KLA コントロール・ユニットがその要求を直接ブロワ・レギュレータに転送すると、レギュレータはそれを受けてブロワ・モータを作動させます。コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備の場合、さらにリヤ・ブロワ・モータがリヤ・コンパートメントの通気をサポートします。
リヤ・ブロワ・モータの作動制御は、クライメート・コントロール LIN を介して KLA コントロール・ユニットが行います。
モデル 212 13/03/01 以降
ブロワ・モータは、事故が発生した後にカットオフされます。
モデル 212
コード 511 装備 (Audio 50 APS (DVDチェンジャ内蔵))
モデル 212
コード 512 装備 (COMAND APS(DVDチェンジャ内蔵))
モデル 212
コード 527 装備 (シングル DVD プレ一ヤ付き COMAND APS (ナビゲ一ション付き))
モデル 212
コード 531 装備 (COMAND APS)
SBS がオンになっているとき、ブロワ出力は制限されます。
モデル 212
コード B03 装備 (ECO スタート·ストップ機能)
ブロワ出力は、エンジン・ストップ時に KLA コントロール・ユニットによって制限されます。CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットはステータス「エンジン作動」を、2013 年 2 月 28 日以前の車両の場合、シャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。2013 年 3 月 1 日以降の車両の場合、CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットはステータス「エンジン作動」をシャーシ CAN 1、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。
エア・ガイド・フラップ制御の機能順序
エアコン・ユニットのエア・ガイド・フラップを調整することにより、車内のエア・ディストリビューションが制御されます。以下の構成部品は KLA コントロール・ユニットによりクライメート・コントロール LIN を介して制御されます:
コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備車:
• 外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータを介して外気 / 内気循環フラップを調整 (外気 / 内気循環制御およびラム・エア制御)
• 左ミックス・エア・フラップ (左ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)
• 右ミックス・エア・フラップ (右ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)
• デフロスタ・フラップ (デフロスタ・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
• エア・ディストリビューション・フラップ (エア・ディストリビューション・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備車:
• 外気 / 内気循環フラップ (外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータによる) (内気循環制御)
• 左ミックス・エア・フラップ (左ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)
• 右ミックス・エア・フラップ (右ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)
• リヤ・ミックス・エア・フラップ (リヤ・ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)
• 左デフロスタ・フラップ (左デフロスタ・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
• 右デフロスタ・フラップ (右デフロスタ・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
• 左レッグ・ルーム・フラップ (左レッグ・ルーム・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
• 右レッグ・ルーム・フラップ (右レッグ・ルーム・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
• 左センタ・ノズル・フラップ (左センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
• 右センタ・ノズル・フラップ (右センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
• ディフューザ・フラップ (ディフューザ・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
• 左 B ピラー・エア・ディストリビューション (左 B ピラー・エア・ディストリビューション・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
• 右 B ピラー・エア・ディストリビューション (右 B ピラー・エア・ディストリビューション・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
• ラム・エア・フラップ (ラム・エア・フラップ・アクチュエータによる) (2010 年 5 月 31 日以前) (ラム・エア制御)
• 外気 / 内気循環フラップ (外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータによる) (2010 年 6 月 1 日以降) (ラム・エア制御)
モデル 212 13/03/01 以降
外気 / 内気循環フラップは、事故が発生した後に閉じられます。
ウインドウのくもりを防ぐため、デフロスタ・フラップはターミナル 15 のオフ後 2 分で閉じます。エンジンが始動されても約 30 秒間、デフロスタ・フラップはこのポジションにあります。その後、再びあらゆる調整ができるようになります。
「ターミナル 15 オフ」時にいずれかのドアが開いている場合、外気 / 内気循環フラップが外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータにより、またラム・エア・フラップ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) がラム・エア・フラップ・アクチュエータにより (2010 年 5 月 31 日以前) あるいは外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータにより (2010 年 6 月 1 日以降) 部分内気循環位置に調整されます。これにより、ドアを閉める力が少なくても済むようになります。この機能は、ダイアグノシス・テスタで設定可能です。
P83.10-2677-78
運転席のエア吹出口 |
車両後部のエア吹出口 (図はコンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) |
P83.10-2678-72
左 B ピラーのエア吹出口 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) |
P83.10-2679-81
エアコン・コンプレッサ制御の機能順序 (モデル 212.095/098/298 以外)
エアコン・コンプレッサは、冷媒を吸引および圧縮する装置です。エアコン・コンプレッサの出力は、コンプレッサ・コントロール・バルブを介して KLA コントロール・ユニットにより 100 % まで無段階に制御されます。KLA コントロール・ユニットはこの要求を、車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。このコントロール・ユニットが要求を受信して、エアコン・コンプレッサ・コントロール・バルブを作動させます。
マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 装備では、さらに、マグネット・クラッチが取り付けられています。これにより、エアコン・コンプレッサをベルト・ドライブ内の動力伝達から完全に切り離すことができます。したがって、さらなる燃料節約が可能となります。KLA コントロール・ユニットはこの要求を、車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。同コントロール・ユニットは、エアコン・コンプレッサ・マグネット・クラッチを制御します。
さらに KLA コントロール・ユニットはアイドル・スピード・アップ要求を、車内 CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN (2013 年 2 月 28 日以前) あるいはシャーシ CAN 1 (2013 年 3 月 1 日以降) を介して ME コントロール・ユニットあるいは CDI コントロール・ユニットに送信します。このコントロール・ユニットは、エアコン・コンプレッサがオンになった時の追加負荷に応じてアイドル・スピードを引き上げます。
モデル 212 13/03/01 以降
事故が発生した後には、エアコン・コンプレッサ・コントロール・バルブあるいはエアコン・コンプレッサ・マグネット・クラッチ (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 装備) を介してエアコン・コンプレッサがカットオフされます。
エレクトリック・エアコン・コンプレッサ制御の機能順序 (モデル 212.095/098/298)
エレクトリック・エアコン・コンプレッサは、冷媒の吸引および圧縮を行います。エレクトリック・エアコン・コンプレッサの回転数はエバポレータ温度に応じて 700 ~ 9000 rpm の範囲で無段階に制御されます。KLA コントロール・ユニットは要求を車内 CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN (2013 年 2 月 28 日以前) あるいはシャーシ CAN 1 (2013 年 3 月 1 日以降) を介して CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットに送信します。CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットは、受信した要求をハイブリッド CAN を介してエレクトリック・エアコン・コンプレッサに送信します。
ファン・モータ制御の機能順序
ファン・モータは、クーラントおよび冷媒を冷却します。KLA コントロール・ユニットは冷媒圧力に応じてファンの基準回転数を計算し、要求を車内 CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN (2013 年 2 月 28 日以前) あるいはシャーシ CAN 1 (2013 年 3 月 1 日以降) を介して CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットに送信します。CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットはエンジン温度に応じてファンの基準回転数を計算し、計算結果を KLA コントロール・ユニットからの要求と比較して、ファン・モータを制御します。
PTC 補助ヒータ制御の機能順序 (エンジン 271.8、274.9、642.8 (2013 年 2 月 28 日以前) あるいはエンジン 651.9)
PTC 補助ヒータにより、車内を素早く温めることができます。PTC 補助ヒータのオン / オフの切換えは、KLA コントロール・ユニットがクライメート・コントロール LIN を介して行います。
モデル 212 13/03/01 以降
PTC 補助ヒータは、事故が発生した後にカットオフされます。
エバポレータ・シャットオフ・バルブ制御の機能順序 (モデル 212.095/098/298)
エバポレータ・シャットオフ・バルブは、エバポレータへの冷媒の流れを制御します。制御は、KLA コントロール・ユニットの設定に応じて行われます。KLA コントロール・ユニットは、エバポレータ・シャットオフ・バルブの制御要求を車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。同コントロール・ユニットは、その要求に基づいてエバポレータ・シャットオフ・バルブを制御します。
クーラント循環ポンプ制御の機能順序 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) あるいはレンタカー用電装品取付け準備部品 (コード 965) あるいは ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) 装備あるいはモデル 212.095/098/298)
クーラント循環ポンプは、エンジン作動中はエンジンのオーバーヒートの防止をサポートし、余熱モード中 (米国仕様 (コード 494) 以外) はクーラントをヒータ・コアに貫流させる役割を果たします。
KLA コントロール・ユニットはクーラント循環ポンプ作動要求を車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。このコントロール・ユニットがクーラント循環ポンプを作動制御します。
高電圧バッテリ冷却シャットオフ・バルブ制御の機能順序 (モデル 212.095/098/298)
高電圧バッテリ冷却シャットオフ・バルブにより、クーラントの内蔵高電圧供給エバポレータへの流れが制御されます。これにより、高電圧供給から熱エネルギが取り去られ、過熱を防ぎます。CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットは高電圧バッテリ冷却シャットオフ・バルブ制御に関する要求をハイブリッド CAN を介してバッテリ・マネージメント・システム・コントロール・ユニットに送信し、同コントロール・ユニットが高電圧バッテリ冷却シャットオフ・バルブを直接制御します。
外気モードの機能順序
外気モードでは外気 / 内気循環フラップが開き、エアコン・ユニットを通じて車内に外気が送られます。
内気循環モードの機能順序
内気循環モードの機能順序の場合は、以下の作動モードが可能です:
• 内気循環モード (内気循環モード・ボタンを操作)
• 汚染物質感知内気循環モード (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
内気循環モード (内気循環モード・ボタンを操作)
KLA コントロール・ユニットで内気循環モード・ボタンを 1.5 秒未満操作すると、外からのエア供給を阻止するために、外気 / 内気循環フラップが閉じられます。エアは車内のみを循環し、外の不快な匂いや有害ガスを遮断します。内気循環モード中は内気循環モード・ボタンの LED が点灯します。
KLA コントロール・ユニットは、内気循環モード・ボタンのステータスを直接読み取り、外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータをクライメート・コントロール LIN を介して制御します。
内気循環モード・ボタンを 1.5 秒以上押すと、サイド・ウインドウ、パノラミック・スライディング・ルーフ (アウタ・スライディング・ルーフ装備パノラミック・ガラス・ルーフ (コード 413) 装備) あるいはスライディング・ルーフ (ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) 装備) が閉まります。引き続き内気循環モード・ボタを 1.5 秒以上操作すると、サイド・ウインドウおよびスライディング・ルーフが再びもとのポジションに戻ります (これらのポジションを内気循環モード中に手動で変えていない場合)。
詳細なインフォメーションは、別途、機能説明「盗難防止装置およびロック機能」の範囲内の部分機能「コンフォート・オペレーション (KFB) 機能」に記載されています。
モデル 212
コード 460 装備 (カナダ仕様)
モデル 212
コード 494 装備 (米国仕様)
内気循環用コンフォート・クローズは使用できません。
汚染物質感知式内気循環モードの追加機能前提条件
• エアコン・コンプレッサ (モデル 212 (モデル 212.095/098/298 以外) マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 非装備) がオン、あるいは
• エレクトリック・エアコン・コンプレッサ (モデル 212.095/098/298) がオン、あるいは
• マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 装備) がオンになっている
汚染物質感知内気循環モード (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
汚染センサは外気の汚染物質値を検知します。KLA コントロール・ユニットがクライメート・コントロール LIN を介して汚染センサのシグナルを直接読み取ります。ある一定の汚染度以上になると、外気 / 内気循環フラップが自動的に内気循環ポジションに入ります。外気は入ってこなくなり、内気循環のみが行われます。エンジン始動後に、汚染物質感知内気循環モードが作動する条件が整っていると、まず外気を 30 秒間取り込みます。その後、汚染物質感知内気循環モードが 80 % 作動し、さらに 10 秒が経過すると 100 % 汚染物質感知内気循環モードになります。
汚染物質感知内気循環モードは、内気循環モード・ボタンの LED によって表示されません。
デフロスタ機能の機能順序
KLA コントロール・ユニットのデフロスタ・ボタンを操作すると、デフロスタ・フラップおよび外気 / 内気循環フラップ以外のすべてのエア・フラップが閉じます。デフロスタ・フラップおよび外気 / 内気循環フラップは完全に開いた状態になります。デフロスタ・フラップは、最大エア・フローがフロント・ウインドウおよびフロント・サイド・ウインドウに向かうように調整されます。ミックス・エア・フラップは、最も高い温度の送風に設定されます。ブロワ・モータは、KLA コントロール・ユニットからブロワ・レギュレータを介して、吹出しエア温度に応じて最適なデフロスタ・モードを実行するように制御されます。
エアコン・コンプレッサあるいはエレクトリック・エアコン・コンプレッサがオンになります。エアを乾燥した後、最高温度まで加熱します。
コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備の場合、運転席のデフロスタ・モードは左デフロスタ・フラップ・アクチュエータにより、助手席のデフロスタ・モードは右デフロスタ・フラップ・アクチュエータにより別々に行われます。コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備の場合、デフロスタ・フラップ・アクチュエータが運転席および助手席で同じデフロスタ・モードを実行します。
エバポレータ乾燥の追加機能前提条件
• エアコンが前回のイグニッション・サイクル中に最低 1 回作動している
• エバポレータ温度 3 °C 以上
• エンジン「オフ」
• ドアは閉じている
• 積算距離値 250 km 以上
エバポレータ乾燥の機能順序
車内のエバポレータの異臭およびエアコン始動時のウインドウのくもりを防ぐため、エバポレータ乾燥が行われます。
「エンジン・オフ」になると、インストルメント・クラスタの中のタイム・カウンタが作動します。CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットはシグナル「エンジン作動」を、2013 年 2 月 28 日以前の車両の場合はシャーシ CAN を介してインストルメント・クラスタに送信します。2013 年 3 月 1 日以降の車両の場合、CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットはこのシグナルをシャーシ CAN 1、フロント SAM コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN 2 を介してインストルメント・クラスタに送信します。
1 時間の待ち時間後に、インストルメント・クラスタは、エバポレータ乾燥の要求を車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信し、このコントロール・ユニットがエバポレータ乾燥を開始します。このためにブロワが 30 分間、最小ステージで作動します。
KLA コントロール・ユニットはブロワ・レギュレータを制御します。ブロワ・レギュレータは、最小ブロワ・ステージでブロワ・モータを制御します。
余熱ヒータ利用の機能順序 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備あるいはレンタカー用電装品取付け準備部品 (コード 965) 装備)
KLA コントロール・ユニットの「REST」ボタン (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) あるいは「A/C, REST」ボタン (レンタカー用電装品取付け準備部品 (コード 965) 装備) を操作すると、機能がオンになります。KLA コントロール・ユニットは、要求を車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信し、同ユニットがクーラント循環ポンプを直接制御します。クーラント循環ポンプの働きにより、まだ温かいクーラント (余熱) がヒータ・コアをとおります。
KLA コントロール・ユニットはブロワ・レギュレータを制御します。ブロワ・レギュレータは、最小ブロワ・ステージでブロワ・モータを制御します。ブロワ・モータから取り込まれたエアは、ヒータ・コアに送られて温められます。この機能は、30 分後、またはバッテリ電圧が一定の値より下がった場合に終了します。
衝突時のエアコン・カットオフの機能順序 (2013 年 3 月 1 日以降)
故障後に有害ガスが車内に入り込むのを防ぐために、KLA コントロール・ユニットは以下の操作を開始します:
• ブロワ・モータはそれ以上制御されません。車内でエアが循環しなくなります。
• 外気 / 内気循環フラップが内気循環ポジションに調整されます。外気が車内に入り込まなくなります。
• それぞれのエアコン・コンプレッサがカットオフされます。
• PTC 補助ヒータが作動停止されます。
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。
エアコンの各構成部品の作動制御に関する詳細なインフォメーションは、部分機能「エアコン構成部品の制御」に記載しています。
最大冷房能力の機能順序 (米国仕様 (コード 494))
KLA コントロール・ユニットの「MAX COOL」ボタンを操作すると、ブロワ出力が 100 % に上昇し、温度が「最大冷房」に調節されます。
ラム・エア・モードの機能順序
スピードを上げたときに車内へのエアの流入が増えないように、ラム・エア・フラップはスピードに応じて調整されます。スピードが上がるほど、ラム・エア・フラップが閉じられます。
インストルメント・クラスタは、スピード・シグナルを車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。このコントロール・ユニットは、外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備) を速度に応じてクライメート・コントロール LIN を介して制御します。コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備車の場合、ラム・エア・フラップ・アクチュエータ (2010 年 5 月 31 日以前) あるいは外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータ (2010 年 6 月 1 日以降) は、車両スピードに応じて KLA コントロール・ユニットによりクライメート・コントロール LIN を介して制御されます。
参照文書
- gf8340p9995fl オートマチック·クライメート·コントロールのシステム構成部品の一覧表