P83.10-2575-05
機能前提条件の概要
• ターミナル 15 「オン」
ターミナル 15 のステータスは、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) から車内 CAN (CAN B) を介して送信されます。
ベンチレーションの概要
ベンチレーションによりウインドウの曇りが防止され、乗員へは新鮮な空気が供給され、車内温度は迅速に均一で快適な温度になります。外気 / 内気循環フラップの該当するポジションにおいて、エア・インレットからエアコン・ユニットに外気が送られます。KLA コントロール・ユニット (N22/7) の現在の設定に応じて、エア・ダクトとエア・アウトレットから車内へとエアが送られます。
ウインドウのくもりを防ぐため、デフロスタ・フラップおよび外気 / 内気循環フラップはターミナル 15 オフの 2 分後に閉じられます。 コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備車の場合は、さらにレッグ・ルーム・フラップが全開になります。 デフロスタ・フラップおよびレッグ・ルーム・フラップは、エンジン始動後 30 秒間このポジションを保ちます。 外気 / 内気循環フラップは、ただちに調整可能になります。その後、再びあらゆる調整ができるようになります。
「ターミナル 15 オフ」の場合、いずれかのドアが開くと外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータ (M2/5) の外気 / 内気循環フラップおよびラム・エア・フラップ・アクチュエータ (M2/34) (2010 年 5 月 31 日以前) または外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータ (2010 年 6 月 1 日以降) のラム・エア・フラップ (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) が 50 % 開きます。 これにより、ドアを閉める力が少なくても済むようになります。
この機能は、ダイアグノシス・テスタで設定可能です。
ベンチレーションには以下の部分機能があります。
• エアコン・コンポーネントの制御の機能順序
• 外気モードの機能順序
• 内気循環モードの機能順序
• ラム・エア・モードの機能順序
エアコン・コンポーネントの制御の機能順序
エアコン・コンポーネント制御の機能順序には以下の部分機能があります:
• ブロワ・モータ (A32m1) 制御の機能順序
• エア・ガイド・フラップ制御の機能順序
ブロワ・モータ制御の機能順序
通気は、ブロワ・モータの働きによって行われます。KLA コントロール・ユニット、直接ブロワ・コントローラ (A32n1) へ要求を転送し、その後ブロワ・コントローラは、ブロワ・モータを制御します。コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合、さらにリヤ・ブロワ・モータ (M2/1) がリヤ・コンパートメントの通気をサポートします。制御は KLA コントロール・ユニットによりクライメート・コントロール LIN (LIN B8) を介して行われます。
ボイス・オペレーティング・システム (SBS) がオンになっている場合、ブロワ出力は制限されます。このために、オート・パイロット・システム付きラジオ (A2/56) (Audio 50 APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 511) の場合) または COMAND ユニット (A40/3) (COMAND APS (DVD チェンジャ内蔵) (コード 512) の場合またはシングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) の場合) が、SBS のステータスを車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。 これにより、その後、ブロワ出力が制限されます。
ECO スタート・ストップ機能 (コードB03) 装備車の場合、エンジン・ストップの際、ブロワ出力が制限されます。
CDI コントロール・ユニット (N3/9) (ディーゼル・エンジンの場合) または ME コントロール・ユニット (N3/10) (ガソリン・エンジンの場合) は、ステータス「エンジン・ストップ」をシャーシ CAN (CAN E)、フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット (N10/1) および車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。 KLA コントロール・ユニットは、続けてブロワ出力を制御します。
2013 年 6 月 1 日以降の車両の場合はブロワ・モータが、コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合はさらにリヤ・ブロワ・モータが事故発生後にオフになります。
エア・ガイド・フラップ制御の機能順序
エアコン・ユニットのエア・ガイド・フラップを適切なポジションに調整することで、車内のエア・ディストリビューションが制御されます。KLA コントロール・ユニットにより、クライメート・コントロール LIN を介して以下の構成部品が制御されます:
コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備車:
• 外気 / 内気循環フラップ (外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータによる) (内気循環制御)
• 左ミックス・エア・フラップ (左ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ (M2/6) による) (テンパラチャ・コントロール)
• 右ミックス・エア・フラップ (右ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ (M2/7) による) (テンパラチャ・コントロール)
• デフロスタ・フラップ (デフロスタ・フラップ・アクチュエータ (M2/16) による) (ベンチレーション・コントロール)
• エア・ディストリビューション・フラップ (エア・ディストリビューション・フラップ・アクチュエータ (M16/22) による) (ベンチレーション・コントロール)
コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備車:
• 外気 / 内気循環フラップ (外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータによる) (内気循環制御)
• 左ミックス・エア・フラップ (左ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)
• 右ミックス・エア・フラップ (右ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)
• リヤ・ミックス・エア・フラップ (リヤ・ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ (M2/35)による) (テンパラチャ・コントロール)
• 左デフロスタ・フラップ (左デフロスタ・フラップ・アクチュエータ (M2/8) による) (ベンチレーション・コントロール)
• 右デフロスタ・フラップ (右デフロスタ・フラップ・アクチュエータ (M2/9) による) (ベンチレーション・コントロール)
• 左レッグ・ルーム・フラップ (左レッグ・ルーム・フラップ・アクチュエータ (M2/10) による) (ベンチレーション・コントロール)
• 右レッグ・ルーム・フラップ (右レッグ・ルーム・フラップ・アクチュエータ (M2/11) による) (ベンチレーション・コントロール)
• 左センタ・ノズル・フラップ (左センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータ (M2/12) による) (ベンチレーション・コントロール)
• 右センタ・ノズル・フラップ (右センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータ (M2/13) による) (ベンチレーション・コントロール)
• ディフューザ・フラップ (ディフューザ・フラップ・アクチュエータ (M2/21) による) (ベンチレーション・コントロール)
• ラム・エア・フラップ (2010 年 5 月 31 日以前)、ラム・エア・フラップ・アクチュエータを介して (ラム・エア制御)
• 外気 / 内気循環フラップ (2010 年 6 月 1 日以降)、外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータを介して (ラム・エア制御)
2013 年 6 月 1 日以降の車両の場合、外気 / 内気循環フラップは事故発生後閉じます。
外気モードの機能順序
外気 / 内気循環フラップが開かれ、フレッシュ・エアがエアコン・ユニットを通って車内に送風されます。
内気循環モードの機能順序
内気循環モードの機能順序には以下の部分機能があります:
• 内気循環モード・ボタン (N22/7s2) による内気循環の機能順序
• 汚染物質感知内気循環モードの機能順序 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合)
内気循環モード・ボタンによる内気循環の機能順序
KLA コントロール・ユニットの内気循環モード・ボタンを 1.5 秒未満操作することで、外気 / 内気循環フラップが閉じ、それにより外気が流入しなくなります。 エアは車内のみを循環し、外の不快な匂いや有害ガスを遮断します。内気循環モード・ボタンの LED が点灯します。内気循環モード・ボタンを 1.5 秒以上操作すると、内気循環用コンフォート・クローズがオンになります。 このとき、サイド・ウインドウおよびスライディング・チルト・ルーフ (ガラス・パワー・スライディング・チルト・ルーフ (コード 414) の場合) またはパノラミック・スライディング・ルーフ (アウタ・スライディング・ルーフ装備パノラミック・ガラス・ルーフ (コード 413) の場合) が自動的に閉じられます。内気循環モード・ボタンを再度 1.5 秒以上操作すると、サイド・ウインドウおよびスライディング・チルト・ルーフまたはパノラミック・スライディング・ルーフが再び以前のポジションに戻ります。
サイド・ウインドウおよびスライディング・チルト・ルーフまたはパノラミック・スライディング・ルーフを内気循環中に手動で開くと、内気循環終了後、開く前のポジションには戻りません。
カナダ仕様 (コード 460) および米国仕様 (コード 494) の車両の場合は、内気循環用コンフォート・クローズを使用することができません。
内気循環用コンフォート・クローズの機能順序の詳細は、コンフォート・オペレーション (KFB) の機能説明の項に別途説明されています。
汚染物質感知内気循環モードの追加機能前提条件 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合)
• エアコン・コンプレッサ (A9) がオン、マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) 非装備)
• マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (A9/7) がオン (マグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサ (コード B09) の場合)
• デフロスタ・モードが作動していない
汚染物質感知内気循環モードの機能順序 (コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) の場合)
汚染センサ (B31) が、外気の汚染度をクライメート・コントロール LIN を介してコントロール・ユニットに送信します。ある一定の汚染度以上になると、外気 / 内気循環フラップが自動的に内気循環ポジションに調整されます。外気は入ってこなくなり、内気循環のみが行われます。エンジン始動後に、汚染物質感知内気循環モードが作動する条件が整っていると、外気を 30 秒間取り込みます。 その後、汚染物質感知内気循環モードが 80 % 作動し、次の 10 秒が経過すると、必要に応じて汚染物質感知内気循環モードが 100 % 作動します。
汚染物質感知内気循環モードは、LED の点灯で表示されません。
ラム・エア・モードの機能順序
ラム・エア・モードの作動は、スピードと依存関係にあります。スピード・シグナルは、インストルメント・クラスタ (A1) から車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信されます。 ラム・エア・モードには 2 つのバリエーションがあります:
• コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備車
• コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備車
コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 非装備車
スピードが 60 ~ 160 km/h の範囲内の時、外気 / 内気循環フラップ用アクチュエータが、外気 / 内気循環フラップを段階的に閉じます。スピード 160 km/h を超えると、外気 / 内気循環フラップが完全に閉じます。
コンフォート・オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備車
スピードが 60 ~ 160 km/h の範囲内の時、ラム・エア・フラップはラム・エア・フラップ・アクチュエータ (2010 年 5 月 31 日以前) または外気 / 内気循環フラップ・アクチュエータ (2010 年 6 月 1 日以降) によって段階的に閉じられます。 スピードが 160 km/h を超えると、ラム・エア・フラップが完全に閉じます。
参照文書
- gf8340p9995ce オートマチック·クライメート·コントロールのシステム構成部品の一覧表