gf8050p2004rd

盗難防止警報装置のアラーム作動の機能

種別 gf · トピック 80.50 · バージョン 0102 · 2015-12-10

適用: モデル 172.4 コード 551 装備 (盗難防止警報装置 (EDW))'

位置付け

機能グループ 3 ボディ › 80 セントラル・ロッキング・システム、コンフォート・アクチュエーション、スタータ・ロックアウト・システム › 80.50 盗難警報装置(EDW)、車内監視システム/牽引防止装置 — シリーズ 172(モデル 4**)

GF80.50-P-2004RD

盗難防止警報装置のアラーム作動の機能

25.11.15

モデル

172.4

コード 551 装備 (盗難防止警報装置 (EDW))

機能前提条件の概要

• 盗難防止警報装置 (EDW) のスタンバイ

盗難防止警報装置のアラーム作動の概要

スタンバイした EDW のアラーム・インプットがその静止状態を終了すると、EDW アラームが作動します。

電圧不足でのアラーム作動:

EDW の作動電圧域は、8.5 ~ 15.5 V に限定されています。電圧が 8.5 V 以下になると、光によるアラームを出力できなくなります。音による警報のみが作動します。バッテリ電圧は、リヤ・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット (N10/2) の EDW アラーム・メモリに保存されます。

EDW アラーム作動機能には、以下の部分機能があります:

• ドア、トランク・リッド、エンジン・フード、センタ・コンソール小物入れまたはグローブ・ボックスが開いた時のアラーム作動の機能順序

• 車両傾斜の変化によるアラーム作動の機能順序 (車内保護システム (コード 882) の場合)

• 車内の動きによるアラーム作動の機能順序 (車内保護システム (コード 882) の場合)

• アラーム・サイレン (H3/1) とのコミュニケーション不能によるアラーム作動の機能順序

(米国仕様 (コード 494) 以外)

• エマージェンシ・オープンによるアラーム作動の機能順序 (米国仕様 (コード 494) の場合)

• パニック・スイッチによるアラーム作動の機能順序 (ワイヤレス・リモコン (パニック・スイッチ付き) (コード 763) の場合)

• アラーム出力の機能順序

ドア、トランク・リッド、エンジン・フード、センタ・コンソール小物入れまたはグローブ・ボックスが開いた時のアラーム作動の機能順序

以下のスイッチが 0.5 秒以上静止状態でなくなると、ただちにリヤ SAM コントロール・ユニットがアラームを作動します:

• 歩行者保護スピード・センサ + EDW エンジン・フード・スイッチ (A38/1) (アクティブ・エンジン・フード (歩行者保護) (コード U60) の場合、2015 年 5 月 31 日以前)

• 左ドア・ロック (A85) の左ドア・ロック・ロータリ・スイッチ (A85s1)

• 右ドア・ロック (A85/1) の右ドア・ロック・ロータリ・スイッチ (A85/1s1)

• トランク・リッド・ロータリ・スイッチ (M14/7s1)、トランク・リッド・セントラル・ロッキング・モータ (M14/7) 内

• グローブ・ボックス EDW スイッチ (S62/7)

• センタ・コンソール小物入れ EDW スイッチ (S62/32)

• 左エンジン・フード・コンタクト・スイッチ (S62/43) (2015 年 6 月 1 日以降)

• 左エンジン・フード・コンタクト・スイッチ (アクティブ・エンジン・フード (歩行者保護) (コード U60) 非装備、2015 年 5 月 31 日以前)

左ドア・ロック・ロータリ・スイッチのステータスは左ドア・コントロール・ユニット (N69/1) により読み取られ、右ドア・ロック・ロータリ・スイッチのステータスは右ドア・コントロール・ユニット (N69/2) により読み取られ、それぞれ車内 CAN を介してリヤ SAM コントロール・ユニットに転送されます。残りのスイッチはリヤ SAM コントロール・ユニットによって読み取られます。

再度アラーム作動のために、該当するスイッチをまず静止状態に戻す必要があります (停止時間は 500 ミリ秒)。

10 秒の静止状態が経過すると、出力を待機している音による警報がなければ、再びアラームが同じスイッチによって作動します。

ロックされている車両をエマージェンシ・キーでロック解除し、次にいずれかのドアを開くと、EDW はアラームを作動させます。

車両傾斜の変化によるアラーム作動の追加機能前提条件 (車内保護システム (コード 882) の場合)

• 牽引防止装置がスタンバイ解除されていない

車両傾斜の変化によるアラーム作動の機能順序 (車内保護システム (コード 882) の場合)

車内保護システム・センサ (A26/13) に内蔵されている傾斜センサがアラーム出力に相当する傾斜の変化を検知すると、アラームが出力されます。これに該当するシグナルは、リヤ SAM LIN (LIN B4) を介してリヤ SAM コントロール・ユニットによって読み取られます。

作動基準:

• 車両傾斜の変化 (水平軸回り) が約 1° ~ -1°、±0.2°

アラームの作動は、車両が持ち上げられてホイールが地面から離れる前に行われます。

車内の動きによるアラーム作動の追加機能前提条件 (車内保護システム (コード 882) の場合)

• 車内保護がスタンバイ解除されていない

車内の動きによるアラーム作動の機能順序 (車内保護システム (コード 882) の場合)

車内保護システム・センサはレーダ波を車内に発信します。これは車内保護システム・センサによって再び受信され、評価されます。

車内で動きが検知され、アラーム出力が必要とみなされると、アラームが出力されます。このとき、車内保護システム・センサが出力要求をリヤ SAM LIN を介してリヤ SAM コントロール・ユニットに送信し、同コントロール・ユニットがそれに続いてアラーム出力を準備します。

アラーム・サイレンとのコミュニケーション不能によるアラーム作動の機能順序 (米国仕様 (コード 494) 以外)

アラーム・サイレンは周期的に (約 700 ミリ秒ごと)、リヤ SAM LIN を介してリヤ SAM コントロール・ユニットによって呼び出されます。この要求に対しアラーム・サイレンが 1 秒以内に応答しない場合 (コミュニケーション失敗)、リヤ SAM コントロール・ユニットおよびアラーム・サイレンはアラームを作動します。

アラーム・サイレンが電源電圧またはデータ・ラインの変化を検知すると、アラーム・サイレンは同様に自動的に音による警報を出力します。

音による警報の終了後に新しい警報が開始した場合にのみ、新たな警報が出力されます。

エマージェンシ・オープンによるアラーム作動の機能順序 (米国仕様 (コード 494) の場合)

トランク・リッド・エマージェンシ・オープン・スイッチ (S88/10) によって、車両がロックした状態でもトランク・ルームの内側からトランク・リッドを開けることが可能となります。トランク・リッド・エマージェンシ・オープン・スイッチのステータスは、リヤ SAM コントロール・ユニットによって読み取られ、評価されます。

トランク・リッド・エマージェンシ・オープン・スイッチを操作すると、EDW はアラームを作動します。

パニック・スイッチによるアラーム作動の追加機能前提条件 (ワイヤレス・リモコン (パニック・スイッチ付き) (コード 763) の場合)

• ターミナル 15C 「オフ」

パニック・スイッチによるアラーム作動の機能順序 (ワイヤレス・リモコン (パニック・スイッチ付き) (コード 763) の場合)

パニック・アラームによって、リモコン・キー (A8/1) を使用して盗難防止警報装置 (EDW) の光および音による警報を作動させることができます (例えば、緊急の状況など)。

パニック・アラームおよび EDW アラームが同時に発生した場合の機能順序:
パニック・アラームは、EDW アラームよりも優先順位が高くなっています。
両方のアラームが設定されている場合は、プライオリティが高いパニック・アラームが発せられ、EDW アラームは作動しないようになります。しかし、これはバックグラウンドで続行されます。両方のアラームのうち一方が停止するか、あるいは中断された場合は、もう一方のアラームが継続します。

パニック・スイッチによるアラーム作動機能は、以下の部分機能から構成されています:

• パニック・アラーム作動の機能順序

• パニック・アラーム中断の機能順序

パニック・アラーム作動の機能順序

リモコン・キーのパニック・アラーム・ボタンを 2 秒以上操作すると、リモコン・キーはアクセス認証コード付きの無線シグナルを FM、AM および ZV アンテナ・アンプ (A2/18) を介してエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) に送信します。

無線シグナルと同時に、リモコン・キー (2015 年 6 月 1 日以降、キーレス・ゴー (コード 889) 非装備) はアクセス認証コード付きの赤外線シグナルを運転席ドア赤外線リモート・コントロール受信機 (A26/1) (正確に受信機に向けることが必要) および直接ケーブルを介して左ドア・コントロール・ユニット (N69/1) に送信します。左ドア・コントロール・ユニットはこのシグナルを、車内 CAN (CAN B) を介してエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットに送信します。

赤外線シグナルおよび無線シグナルには、同じインフォメーションが含まれています (予備セーフティ)。そのつど先に受信されたシグナルを使用します。これにより、例えば電磁界などによって無線シグナルが障害を受けている場合の作動安全性が確保されます。

エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットは、両方のケースでリモコン・キーのアクセス認証コードを点検します。

アクセス認証コードが有効な場合、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットは「パニック・アラーム作動」要求を車内 CAN を介してリヤ・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット (N10/2) に送信します。リヤ SAM コントロール・ユニットは EDW アラームを作動させます。

パニック・アラーム中断の機能順序

リモコン・キーのパニック・アラーム・ボタンを短く押すと、パニック・アラームは中断します。

パニック・アラーム中断の機能順序は、パニック・アラームの機能順序と同じです。

アラーム出力の機能順序

光によるアラーム出力:

EDW アラームが作動すると、リヤ SAM コントロール・ユニットはハザード・ウォーニング・ランプ点滅機能を車内 CAN を介して要求します。

フロント SAM コントロール・ユニットが該当する点滅サイクルを発生させ、これが車内 CAN を介して出力されます。

車両のすべてのターン・シグナルが同時に制御されます。

インテリア・イルミネーションはフロント SAM コントロール・ユニットによってオンになります。

ハザード・ウォーニング・ランプ機能の実行およびインテリア・イルミネーションの実行に関する詳細なインフォメーションは、それぞれ独立したドキュメントに記載されています。

音によるアラーム出力:

音による警報は、米国仕様 (コード 494) 以外の車両ではアラーム・サイレンの制御により出力され、米国仕様 (コード 494) 車では左ホーン (H2) および右ホーン (H2/1) により出力されます。

アラーム・サイレンの制御は、リヤ SAM コントロール・ユニットによりリヤ SAM LIN を介して行われます。

ホーン制御は、フロント SAM コントロール・ユニットおよびホーン・リレー (N10/1kO) により行われます。

音による警報は 30 秒間、光による警報は 300 秒間出力されます。

英国仕様 (コード 833) 車では、以下の条件下で音による警報が 300 秒まで延長されます:

• 電源ラインの断線

• いずれかのドア、エンジン・フードまたはトランク・リッドがこじ開けられ、開いたままになっている

アラーム出力は、リモコン・キーによるセントラル・ロッキング・システム (ZV) のロック解除により、またはエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) にリモコン・キーを差し込むことにより中断されます。

エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットはアラーム中断シグナルを車内 CAN を介してリヤ SAM コントロール・ユニットに送信し、同コントロール・ユニットは作動中のアラームを終了します。

盗難防止警報装置アラーム作動の電気システムの機能説明図

PE80.50-P-2053-97TAA

盗難防止およびロックのシステム構成部品の一覧表

GF80.00-P-9999RD

参照文書