P07.08-2236-79
図はモデル 166.0 |
N118 | フューエル・ポンプ・コントロール・ユニット |
配置
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットはリヤ・シートの右下に取り付けられています。
役割
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは、「Continental Automotive GmbH」社から供給され、その内部名称は FSCM-light (Fuel System Control Module-light) (フューエル・システム・コントロール・モジュール・ライト) です。
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは、必要に応じてフューエル・ポンプ (M3) を制御し、現在のフューエル・プレッシャに関するインフォメーションを CDI コントロール・ユニット (N3/9) に送信します。
インプットおよびアウトプット・シグナル
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは以下のインプット・シグナルを評価し、該当するアウトプット・シグナルを出力します :
• ダイレクト・インプット・シグナル
• ダイレクト・アウトプット・シグナル
• CAN インプット・シグナル
• CAN アウトプット・シグナル
ダイレクト・インプット・シグナル
• ターミナル 15
• ターミナル 30
• ターミナル 31
• グラウンド・シグナル「フューエル・ポンプ、オン」
• フューエル・プレッシャ・センサ (B4/7) のセンサ・シグナル
ダイレクト・アウトプット・シグナル
• フューエル・プレッシャ・センサ (5 V) の電源供給
• フューエル・プレッシャ・センサのアース接続
• フューエル・ポンプ (12 V) (パルス幅変調シグナル)
• フューエル・ポンプ (パルス幅変調シグナル)
CAN インプット・シグナル
• フューエル・ポンプ「オン」
• 燃料基準圧力
CAN アウトプット・シグナル
• フューエル・プレッシャ
• ダイアグノシス・データ
ボディ
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは、2 個のプラグ・コネクタと、内部測定 / 制御回路付きのプラスチック・ハウジングで構成されています。
機能
この機能説明は以下の項目に区分されます :
• フューエル・ポンプの制御
• フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットのエマージェンシ・オペレーション
• ダイアグノシス
• ドレン・サービス
フューエル・ポンプの制御
シグナル「フューエル・ポンプ、オン」をフューエル・ポンプ・コントロール・ユニットから受信すると、フューエル・ポンプがオンになります。このシグナルは、CDI コントロール・ユニットからドライブ CAN (CAN C) を介して CAN シグナルとして、またグラウンド・シグナルとして、予備的に送信されます。
さらにフューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは CDI コントロール・ユニットから CAN シグナル「燃料要求」を受信します。
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットはフューエル・プレッシャ・センサからの電圧シグナルによって現在のフューエル・プレッシャを検知し、そのインフォメーションをドライブ CAN を介して CDI コントロール・ユニットに送信します。
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは現在のフューエル・プレッシャを評価して、この値を燃料基準圧力に調整し、実測値が基準値と一致するようにパルス幅変調シグナルでフューエル・ポンプを制御します。
燃料の需要に応じて、フューエル・プレッシャは 約 4.0 bar 以上で制御されます。
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットのエマージェンシ・オペレーション
• シグナル「燃料要求」がこないときは、フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットにより代替値が算出され、これに応じてフューエル・ポンプが制御されます。
• シグナル「燃料要求」もフューエル・プレッシャ・センサからのシグナルもないときは、フューエル・ポンプは規定の一定のパルス幅変調シグナル (最大吐出量) により制御されます。
• 様々なエマージェンシ・オペレーション機能は、内部制御機能停止の場合 (コンピュータの機能停止など) も燃料供給が確保されるようにします。
ダイアグノシス
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットは、セルフ・テストとコンポーネント・テストを実行します。
検知された故障は、フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットにより保存され、ドライブ CAN 経由で CDI コントロール・ユニットに伝送され、さらにダイアグノシス CAN (CAN D) 経由で接続されているダイアグノシス機器で使用されます。
ドレン・サービス
フューエル・タンクはフューエル・ポンプ・コントロール・ユニットによりエンジンを作動させずに排出できます。
このために XENTRY Diagnostics でドレン・サービスを呼び出し、以下のパラメータを入力する必要があります :
• 「フューエル・ポンプ・オン」用のパラメータ 01
• 時間「0 ~ 99999」秒
• パルス幅変調シグナルのオン / オフ・レシオ 100 %
排出中は XENTRY Diagnostics を接続したままで、イグニッションをオンのままにします。
バリエーション
車両およびエンジン・バリエーションは、フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットにすでにメモリされています。フューエル・ポンプ・コントロール・ユニットの交換後は、必ずバリエーション・コードを入力します。
名称 | 単位 | 値 | 公差範囲 | 注 |
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニット (N118) | ||||
電源電圧 | V | 13.5 | ||
電圧限界値 : 最小 最大 | V | 6.0 |
| |
電流消費 : 暗電源作動 作動続行 | mA | 0.1 | ||
保護 | A | 25.0 | ||
極性取違え防止機能 | ターミナル 30 とターミナル 31 の間の極性取違え防止機能ダイオード | |||
ショートしにくい | 電源供給用、ロード・アウトプットおよびシグナル・ケーブル | |||
作動温度範囲 | °C | 40.0~85.0 | ||
ダイアグノシス能力 | 「はい」 | |||
フラッシュ可能 / コード入力可能 | はい / はい | |||
特記事項 | ドレン・サービス (「ターミナル 61 オン」せずに排出) | |||
フューエル・プレッシャ・センサ (B4/7) | ||||
モデル | 容量型の測定絶対値によるセンサ | |||
電源電圧 | V | 5.0 | ±0.25 V | |
シグナル電圧 | V | 0.3~4.5 | フューエル・プレッシャに比例するリニア・シグナル | |
測定範囲 | bar | 0.5~10 | ||
作動温度範囲 | °C | -40.0~80.0 | ||
フューエル・ポンプ (M3) | ||||
モデル | シングル・ステージ・ポンプ | |||
電源電圧 : 最小 最大 | V | 6.0 | フューエル・ポンプ・コントロール・ユニット (N118) からのパルス幅変調シグナル | |
吐出量 : 最小 (エンジン 642) | リッタ / 時 | 190 | 12 V の場合 | |
フィード量 : 最大 (エンジン 642) | リッタ / 時 | 165 | 12 V の場合 | |
フィード圧 : 最大 (エンジン 642) | bar | 4.2 | 12 V の場合 | |
リターン背圧 : 最大 (エンジン 642) | bar | 0.8 | 高圧ポンプ・アウトプット |