P42.50-A005-79
1 | トラクションシステムハイドロリックユニット |
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このドキュメントには以下に関するインフォメーションが収録されています:
• 概要
• 機能
概要
トラクションシステムハイドロリックユニットには、以下の走行性能コントロールシステム用のスイッチングコンポーネントが含まれています:
• アンチロックブレーキングシステム (ABS)
• アンチスキッドコントロール (ASR)
• エレクトロニックスタビリティプログラム (ESP®)
機能
トラクションシステムハイドロリックユニット
トラクションシステムハイドロリックユニットの以下の構成部品の機能を、個別に説明します:
• 高圧ポンプ / リターンポンプ
• リアアクスル/フロントアクスルスイッチオーババルブ
• フロントアクスルおよびリアアクスルインテークボールバルブ
• プレッシャレギュレーティングバルブ(圧力保持)
• プレッシャレギュレーティングバルブ(圧力減少)
• フロントアクスルブレーキプレッシャセンサ
• フロントプレッシャセンサ
• ダイヤフラムパルセーションダンパ
• 低圧タンク
高圧ポンプ / リターンポンプ
トラクションシステムハイドロリックユニットに内蔵の自吸高圧ポンプ/リターンポンプは、以下の役割を担います:
• ASRとESP®のクローズドループ制御で圧力の増減
• ABSのクローズドループ制御でリターン
リアアクスル/フロントアクスルスイッチオーババルブ
スイッチオーババルブは、ASRおよびESP®をクローズドループ制御する際に、それぞれ作動している高圧回路をマスタブレーキシリンダに対して遮断します。スイッチオーババルブは同時に、プレッシャリミッタバルブとしても設計されており、約150 barで開きます。スイッチオーババルブから流れ出るブレーキ液はマスタブレーキシリンダに還流します。
フロントアクスルおよびリアアクスルインテークボールバルブ
インテークボールバルブは、ASRまたはESP®の圧力上昇期に開きます。インテークボールバルブは、ブレーキ液をハイドロリックフルードリザーバから高圧ポンプ/リターンポンプ経由で該当するブレーキキャリパに流します。
プレッシャレギュレーティングバルブの圧力保持
プレッシャコントロールのために、ABS、ASRおよびESP®の通常動作で、ホイールごとに圧力上昇/圧力保持機能用2/2ウェイバルブを使用します。
プレッシャレギュレーティングバルブは無通電で開弁しています。ABSの機能停止時、運転者は、マスタブレーキシリンダに作用するようにブレーキペダルを踏み込んで、ペダル踏力によりシステムのブレーキ圧を上昇させることができます。
プレッシャレギュレーティングバルブの圧力減少
プレッシャコントロールのために、ABS、ASRおよびESP®の通常動作で、ホイールごとに圧力保持/圧力減少機能用2/2ウェイバルブを使用します。
プレッシャレギュレーティングバルブは無通電で閉弁しています。ホイールがロック傾向を示す場合、例えば ABSブレーキ全般で生じます。
プレッシャレギュレーティングバルブの圧力減少は、閉じた状態では制御されません。
フロントアクスルブレーキプレッシャセンサ
フロントアクスルブレーキプレッシャセンサは、運転者が要求する設定ブレーキ圧(マスタブレーキシリンダプレッシャ)を検知します。
フロントおよびリアプレッシャセンサ
プレッシャセンサは以下の役割を担います:
• フロント/リアのブレーキ回路の圧力を検知します。
• ブレーキ全般でブレーキ圧を精密に制御します。
• 保持モードで漏れを検知します。
ダイヤフラムパルセーションダンパ
噴射による異音を低減し、ブレーキペダルの脈動を減衰するために、各ブレーキ回路にダイヤフラムパルセーションダンパが取り付けられています。
低圧タンク
低圧タンクは、ABS、ASRおよびESP®の減圧段階でブレーキ液を吸収し、それを高圧ポンプ/リターンポンプに送ります。