P30.30-2479-79
A1 | インストルメント・クラスタ | L6/4 | 右リヤ・アクスル・スピード・センサ | |
A1e52 | 衝突防止アシスト・ウォーニング・ランプ | N3/9 | CDI コントロール・ユニット (ディーゼル・エンジン) | |
A1h1 | ウォーニング・ブザー | N3/10 | ME コントロール・ユニット (ガソリン・エンジン) | |
A1p13 | マルチ・ファンクション・ディスプレイ | N30/4 | エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット | |
A7/3 | トラクション・システム・ハイドロリック・ユニット | N49 | ステアリング・ホイール・アングル・センサ | |
A90 | 衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネント | N73 | エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット | |
L6/1 | 左フロント・アクスル・スピード・センサ | N80 | ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット | |
L6/2 | 右フロント・アクスル・スピード・センサ | CAN E1 | シャーシ CAN 1 | |
L6/3 | 左リヤ・アクスル・スピード・センサ | CAN E2 | シャーシ CAN 2 |
機能前提条件の概要
• インストルメント・クラスタのメニュー「アシスタンス」で衝突防止アシストがスタンバイになっている
• 電圧の過不足がない
• 衝突防止アシストがエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットにコード入力されている
• エンジン作動またはドライブ・トレインがスタンバイ状態
• 遠距離レーダの汚れおよび機能テストが終了している
• 車両が後進走行していない
CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットはシグナル「エンジン作動」または「ドライブ・トレイン・スタンバイ状態」をシャーシ CAN 1 経由で衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントに送信します。
衝突防止アシスト機能の概要
衝突防止アシストは、障害物または「前走」車両との衝突の可能性 (例えば、追突事故など) を運転者に視覚および聴覚両面から警告する、車間距離警告システムです。この警告の出力はモデルに応じて、7 km/h の速度範囲で行われます。衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントがこの制御を実行します。
衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントには以下の機能グループが内蔵されています :
• DTR センサ
• コントロール・ユニット
衝突防止アシストはセーフティ・システム「プリ・セーフ」をサポートします。
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レーダ・センサの検知範囲の基本原理、図はモデル 166.0 |
1 | 衝突防止アシスト装備車 | A | レーダの検知範囲 (s = 80 m 以下、検知角度が約 ∡ = 18° ±8° のとき) | |
2 | 前方の目標車両 (目標物)、レーダ・センサにより検知 |
衝突防止アシストには、以下の部分機能があります :
• 車間距離警告機能の機能順序
• ブレーキ・サポートの機能順序
車間距離警告機能の機能順序
衝突防止アシストの作動 OK は、インストルメント・クラスタの操作パネルから手動で行います。インストルメント・クラスタは該当するステータスをシャーシ CAN 2、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN 1 を介して衝突防止アシスト・コントロール・ユニットに送信します。衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントは、エンジン始動ごとに汚れと機能の点検を実行します。機能点検の前提は、衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントにより機能テストの参照値として使用されるオブジェクトがレーダ・センサの検知範囲内にあることです。誤作動が確認される場合、または機能テストが実行できない場合、衝突防止アシストは作動できません。
内蔵レーダ・センサは、25 GHz の周波数帯で作動し、車両前方のオブジェクトを検出します。検知角度は、∡ = 18° ±8°、0 ~ 80 m.のとき
レーダ・センサのデータの他に、衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントは以下の影響要因を評価します。
• 進行方向および車両スピード
• ステアリング・ホイール・アングル
進行方向および車両スピード :
進行方向はホイールの回転方向により決定されます。車両スピードは、ホイール・スピードをもとに算出されます。各ホイールのホイール回転方向およびホイール・スピードは、スピード・センサにより検出されます。エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットはスピード・センサのシグナルを直接読み取り、これをシャーシ CAN 1 経由で衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントに送信します。
ステアリング・ホイール・アングル :
ステアリング・ホイール・アングル・センサはステアリング・ホイール・アングルを検知します。ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニットはステアリング・ホイール・アングル・センサのデータを直接読み取り、これをシャーシ CAN 1 経由で衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントに送信します。
衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントは、障害物との距離および発生する危険性のある衝突までの時間を算出します。その際、車間距離警告システムは、静的な車間距離警告 (米国仕様 (コード 494) 以外) と衝突の危険がある車間距離警告とを区別します。
静的車間距離警告 (米国仕様 (コード 494) 以外):
静的車間距離警告の出力は、光により行われます。円滑な車の流れの中で「前走」車両との時間差が t = 0.8 秒を下回ると (例えば、v = 100 km/h の速度で、車間距離 s = 22.2 m)、衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントはシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN 2 経由で警告の出力要求をインストルメント・クラスタに送信します。続いてインストルメント・クラスタは衝突防止アシスト・ウォーニング・ランプを直接制御します。
衝突危険に関わる車間距離警告 :
衝突の危険を知らせる車間距離警告の出力は、視覚的および聴覚的に行われます。レーダ・センサの検知範囲を走行している障害物が、事故の危険をもたらすとして分類されると (2.6 秒以内に衝突)、衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントは警告の出力要求をシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN 2 経由でインストルメント・クラスタに送信し、これが衝突防止アシスト・ウォーニング・ランプおよびウォーニング・ブザー (断続音) を直接制御します。
警告出力は中断できません。警告のキャンセルは、まず状況が改善された後で実行されます。
停止している障害物については、車両スピードが 72 km/h を超えていない場合に限り、適時に警告が行われます。
車間距離警告機能オンのときの警告発信中のインストルメント・クラスタの表示 |
A1e52 | 衝突防止アシスト・ウォーニング・ランプ |
B | 車間距離警告スタンバイ表示 |
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ブレーキ・サポートの機能順序
衝突警告に対して運転者がフル・ブレーキをかけた場合は、障害物までの制動距離を適切に利用するようブレーキ・アシストがサポートします。
フル・ブレーキはブレーキ・ペダル操作の速さおよび強さにより判断されます。
衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントはそのためにレーダ・センサのデータを利用し、距離および障害物への接近スピードを考慮して、必要なブレーキ力を算出します。衝突防止アシスト・コントロール・コンポーネントがそのためにエレクトロニック・スタビリティ・コントロール・ユニットに要求を伝送すると、これがハイドロリック・ブレーキ・プレッシャをトラクション・システム・ハイドロリック・ユニットを介して制御します。これと並行して、エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットに収録されたプリ・セーフ機能は現在要求されたブレーキ・トルクを評価し、必要に応じてプリ・セーフ措置を開始します。運転者がブレーキ・ペダルを踏まなかったり、踏んでから踏力を緩めた場合、ブレーキ力は運転者のブレーキ踏力まで低減され、ブレーキ・アシストは作動停止します。運転者がアクセル・ペダルを踏むと、やはりブレーキ・アシストはオフになります。
プリ・セーフ機能に関する詳細なインフォメーションは、別の機能説明「プリ・セーフ機能」に記載されています。
参照文書
- gf5400p9998gr ドライバアシスタントシステムの システム構成部品の一覧表