トランスミッション | 722.9 モデル 172 |
シフト・メカニズムの機能前提条件の概要
• ターミナル 87 (切り換えられたターミナル 15) 「オン」
• ターミナル 61 (エンジン作動)
• CDI コントロール・ユニット (N3/9) あるいは ME コントロール・ユニット (N3/10) からのエンジン回転数
• トランスミッションがエマージェンシ・オペレーション状態でない
• ドライブ CAN (CAN C) シグナル
シフト・メカニズムの概要
完全一体型トランスミッション・コントロール・コントロール・コンポーネント (Y3/8) は、完全一体型トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニット (Y3/8n4) からの電気シグナルをハイドロリック・シグナルに変換します。
エレクトロニック・セレクタ・レバー・モジュール・コントロール・ユニット (N15/5) は、さまざまなインフォメーションを考慮し、セレクタ・レバー・ポジション「P、R、N、D」をドライブ CAN 経由で完全一体型トランスミッション・コントロール・ユニットに伝送します。
エレクトロニック・セレクタ・レバー・モジュール・コントロール・ユニットは、セレクト・レンジ・センサ (Y3/8s1) へ機械的に伝達されるセレクト・レンジ・レバーのポジションを変更します。
走行中、前進ギヤでシフト範囲の変更を行うことができますが、エンジン回転数が許容範囲を超えて高いあるいは低い場合は、完全一体型トランスミッション・コントロール・ユニットがシフトできないようにロックします。
選択したギヤ・レンジの表示
完全一体型トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニットは、セレクト・レンジ・レバーを調整するためのインフォメーションをドライブ CAN 経由で CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットに送信し、さらにシャーシ CAN (CAN E) 経由でインストルメント・クラスタ (A1) に送信します。 ここで、現在シフトされているギヤ・レンジがマルチファンクション・ディスプレイ (A1p13) によって運転者に表示されます。
シフトの機能順序
機能順序は以下の点で説明されます:
• シフト・アップおよびシフト・ダウンの機能順序
• 1 速から 2 速へのシフトの機能順序
シフト・アップおよびシフト・ダウンの機能順序
運転者は、走行プログラム・スポーツ「S」およびエコノミー「E」(AMG 車 (コード 990) 以外) またはコントロールド・エフィシエンシ「C」(AMG 車 (コード 990) の場合) のときに、セレクタ・レバー (タッチ・モード(+/–)) またはステアリング・ホイール・シフト・ボタン「シフト・ダウン」(S110/1) またはステアリング・ホイール・シフト・ボタン「シフト・アップ」(S111/1) (ステアリング・ホイール・パドル・シフト (コード 428) の場合) の操作によって、以下の機能を呼び出すことができます:
「-」方向に 1 回操作すると、ギヤ・リミット機能またはティップ・シフト (許容エンジン回転数の場合、現在使用されているギヤより一段下のギヤに常にシフト・ダウン) が作動します。
「-」方向に操作して保持すると、機能「適切なギヤへの切換え」が選択されます (車両の最良の加速を可能にするギヤが選択されます)。
選択されたギヤ・リミットのときに「+」方向に 1 回操作すると、シフト・リミットがギヤ 1 つ分上昇します (たとえば 3 速から 4 速へ)。
シフト・ポジション「D」のときに「+」方向に一回操作すると、シフト・アップ要求がトランスミッションに伝送されます (トランスミッションは、走行状況に応じてシフト・アップします)。
「+」方向に操作し、そのまま保つことにより、ギヤ・リミットがいっぱいまで引き上げられます (「D」へシフト)。
走行プログラム・エコノミー「E」(AMG 車 (コード 990) 以外) またはコントロールド・エフィシエンシ「C」(AMG 車 (コード 990) の場合) を走行プログラム・スポーツ「S」と比較すると、シフト・レンジがより短いために (エンジン回転数が少ないときにシフト)、前進および後進発進の際に少ないドライブ・トルクで済みます。
これによりギヤが最高速度まで回転しないため、穏やかな発進が行われます。
走行プログラム、マニュアル「M」(スポーツ・パッケージ (コード 950) の場合) では、それぞれのギヤ「1、2、3、4、5、6、7」をステアリング・ホイール・シフト・ボタン (シフト・ダウンおよびシフト・アップ) で直接切り換えることができます。
リバース・ギヤ、パーキング・ポジションおよびニュートラル・ポジションは、エレクトロニック・セレクタ・レバー・モジュール・コントロール・ユニットによってのみシフトすることができます。
走行プログラム「マニュアル」、スポーツ・パッケージ (コード 950) の場合
走行プログラムのマニュアル「M」(スポーツ・パッケージ (コード 950) の場合) は、イグニッション・キー (リモコン・キー (A8/1)) またはキーレス・ゴー・スタート / ストップ・ボタン (S2/3) (キーレス・ゴー (コード 889) の場合) でイグニッションを「オフ」→「オン」に切り換えた後は作動しなくなります。 この場合、前回選択されていた走行プログラムで常にスタートします。
選択された走行プログラムの表示
完全一体型トランスミッション・コントロール・ユニットは、走行プログラム・ステータスをドライブ CAN 経由で CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットに送信し、さらにシャーシ CAN 経由でインストルメント・クラスタに送信します。
選択された走行プログラムは、インストルメント・クラスタの走行プログラム・インジケータ (A1p16) により運転者に表示されます。
走行プログラム「M」があるのは、スポーツ・パッケージ (コード 950) の場合のみです。 スポーツ・パッケージ非装備車の場合、走行プログラム「M」は廃止されます。 スポーツ・パッケージ非装備車では、走行プログラム「M」は「短時間 M プログラム」に変更されます。
1 速から 2 速へのシフトの機能順序
1 速ギヤでは、マルチ・ディスク・ブレーキ B2、マルチ・ディスク・ブレーキ B3 およびマルチ・ディスク・クラッチ K3 がシフトされます。 1 速から 2 速へのシフト・チェンジのとき、マルチ・ディスク・ブレーキ (B3) が作動停止し、マルチ・ディスク・ブレーキ (B1) が作動します。
このシフト・プロセスは、完全一体型トランスミッション・コントロール・ユニットによって開始されます。 このときにマルチ・ディスク・ブレーキ (B1) にオイルが注入され、マルチ・ディスク・ブレーキ (B1) 内の圧力が上昇を続けます。 同時に、マルチ・ディスク・ブレーキ B3 内の圧力は低下します。
これは、スムーズに移行します。 2 速のトルクに達すると、エンジン回転数は 2 速のレベルに調整される必要があります (過上昇期)。
マルチ・ディスク・ブレーキ B1 内の圧力が上昇し、必要に応じて CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットによってエンジン・トルク低下が実行されることにより、この回転数が調整されます。
アンダ・レブの (回転数が低すぎる) 場合は強制シフト・ダウン、オーバーレブの (回転数が高すぎる) 場合は強制シフト・アップが行われます。
停車状態では自動的に 1 速に入ります。 発進は 1 速 / 2 速のどちらでも可能です。
シフトされているギヤ・レンジの表示
完全一体型トランスミッション・コントロール・ユニットは、現在シフトされているギヤ・レンジをドライブ CAN 経由で CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットに送信し、さらにシャーシ CAN 経由でインストルメント・クラスタに送信します。
シフトされているギヤ・レンジは、インストルメント・クラスタのギヤ・インジケータ (A1p12) で運転者に表示されます。
短時間 M プログラムの導入 (変更年 2013 年 1 月以降の車両の場合)
ギヤ制限は機能「短時間 M プログラム」に変更されます。 短時間 M プログラムは、ステアリング・ホイール・シフト・ボタンまたはセレクタ・レバーを操作すると作動する一時的なプログラムです。 プラス方向 (+) への操作とマイナス方向 (-) への操作が許可されている場合、それぞれ操作するとシフト・アップとシフト・ダウンが行われます。 それ以外の場合は、現在のギヤが維持されます。 設定されたタイム・ウインドウにしたがい、この機能は再び自動的に作動解除されます。 横 G が検知された場合、または車両の惰走時に最低速度を下回ると (停止など)、作動時間が延長されることがあります。 上記の条件のいずれも行われていない場合は、M プログラムの規定の残存時間はまだ有効のままです。 この残存時間の終了後、再びアウトプット・シフト・プログラムにジャンプします。 運転者は、決められた措置を取ることで短時間 M プログラムを自ら事前にキャンセルできます。 運転者がステアリング・ホイール・シフト・ボタンをシフト・アップした場合、またはセレクタ・レバーを「プラス」方向に操作して保持した場合、ギヤ・レンジを変更した場合、あるいは走行プログラムを変更した場合。 これらの前提条件が満たされると、再びアウトプット・シフト・プログラムに切り換わります。
変更年 2013 年 1 月以降の車両の場合
モディフィケーション・イヤー 2013 年 1 月以降、インストルメント・クラスタにはさらにシフト推奨が表示されます。 これは、同じように内蔵されている短時間 M プログラムの構成部品です。
参照文書
- gf2710p9992ahn オートマチックトランスミッション (AG) のシステム構成部品の一覧表
- gf2720p3002ahn トルク·コンバータ·ロックアップ·クラッチのコントロールの機能
- gf2760p3009ahn シフト·ポジションへのシフトの機能
- gf2760p3012ahn エマージェンシ·オペレーションの機能
- gf2760p3017ahn レギュレーティング·バルブ·プレッシャの機能
- gf2760p3019ahn トルク·コンバータ·ロックアップ·クラッチ·コントロール·プレッシャの機能
- gf2760p3024ahn ワーキング/ルブリケーティング/シフト·プレッシャの機能