過給器の機能前提条件概要
• エンジン作動
過給器の概要
過給器により、シリンダ充填効率が改善されます。それによって、エンジン・トルクと出力が上昇します。
過給の際、排気ガスの流体エネルギはターボチャージャの駆動のために利用されます。
ターボチャージャはコンプレッサ・エア・インレットのエア・クリーナを介して外気を吸入し、これをコンプレッサ・エア・アウトレットを介してインタークーラ前のブースト・エア・パイプに送ります。コンプレッサ・ホイールの回転数が上昇すると、その結果空気の流量が増加し、ブースト・エア・パイプ内の空気が圧縮されます。圧縮され、その結果加熱されたブースト・エアは、ブースト・エア・パイプを介してインタークーラへ流れます。これがブースト・エアを冷却し、このエアをブースト・エア・パイプを介してシリンダ・ヘッドへ送ります。
過給器は、ブースト・プレッシャ・コントロールによって制御されます。ブースト・プレッシャは CDI コントロール・ユニット (N3/9) によって、特に以下のセンサおよびシグナルにしたがい制御されます :
• フューエル・プレッシャ・センサ (B4/6)
• 水温センサ (B11/4)
• プレッシャ・センサおよびブースト・エア温度センサ (B17)
• プレッシャ・センサ (スロットル・バルブの前) (B5/13) (欧州公害規制「ユーロ 6、グループ 1」対応低公害車両 (コード MB6))
• 温度センサ (ターボチャージャの前) (B19/11)
• 排気ガス・プレッシャ・センサ (B60)
• クランクシャフト・スピード・センサ (B70)
• CDI コントロール・ユニット (N3/9) の大気圧センサ
• フューエル・インジェクタ (Y76) のインジェクション・タイム
ブースト・プレッシャ・コントロールの機能順序
ブースト・プレッシャ・コントロールはブースト・プレッシャ・コントロール・バキューム・トランスデューサ (Y77/1) を介して、特性曲線と負荷にしたがい CDI コントロール・ユニット (N3/9) によって制御されます。
この場合、ターボチャージャのリード・ベーンのポジションが変更されます。リード・ベーンは排気ガスをタービンに送るギャップを変えます。これによってリード・ベーンがタービンに発生するプレッシャを、要求されているブースト・プレッシャに適合させます。
ターボチャージャの回転数により、過給された空気の量およびそのブースト・プレッシャが決まります。ブースト・プレッシャはプレッシャ・センサおよびブースト・エア温度センサ (B17) によって常時モニタされ、CDI コントロール・ユニット (N3/9) に伝送されます。全負荷モードでは、最大のブースト・プレッシャが形成されます。
ターボチャージャの過負荷の保護対策として、排気ガス温度はターボチャージャ前の温度センサ (B19/11) によって、排気ガス・プレッシャは排気ガス・プレッシャ・センサ (B60) によって CDI コントロール・ユニット (N3/9) がモニタします。熱による過負荷または機械的な過負荷のおそれがある場合は、ブースト・プレッシャが低下されます。
参照文書
- gf0716s6000c CDI コントロール·ユニット構成部品の説明
- gf0716s9997c コモン·レール·ディーゼル·インジェクション (CDI) システム構成部品の一覧表