申請者の皆様へ、
メルセデス・ベンツのミニバンの新型モデル導入により、コントロールユニットソフトウェアおよびデジタル版取扱説明書の更新に必要なデータ量が、診断ツールおよび送付されるXENTRY更新(ルーチン送付)のために利用できるメモリ容量を超えました。
引き続きコントロールユニットソフトウェアを更新するには、オンラインまたは各データキャリア (DVD) によってデータを配布する必要があります。このプロセスはCOMANDコントロールユニットまたはデジタル版取扱説明書 (「Regio-DVD」) の更新で、すでに通知されています。XENTRYの現在のリリースと今後のリリースで、このようなデータキャリアを必要とするコントロールユニットの数が増えます。
または、各国販売代理店による権限があれば、ルーチン送信の代わりに必要なソフトウェアをXENTRY Portalの「ダイアグノシス&テレマティクス → XENTRY Update Service → ダイアグノシスアップデートのダウンロード」から大容量のUSBメモリにダウンロードし、これを診断ツールのデータソースとしてDVDの代わりに使用することができます。
まだお持ちでない場合は、Retail Data Storageの購入をお勧めします。Retail Data Storageがあれば新しいソフトウェアが自動的にダウンロードされ、診断ツールがオンラインで使用できるため、データキャリアを使用する必要がなくなるためです。
さらに、2019年10月以降はBlu-RayおよびDVDの送付によるアップデートが行われないことにご留意ください! 2019年10月以降、データはオンラインのみで、XENTRY Update Service経由にてRetail Data Storageを使って入手可能となります。詳細は付録のマーケットインフォメーションを参照してください。
マーケットインフォメーション
これまでは、車両ダイアグノシスシステムおよびコントロールユニットソフトウェアのアップデートを、Blu-rayおよびDVDによって配布していました。2019年10月以降このチャネルは終了し、データはオンラインのみで、XENTRY Update Service経由にてRetail Data Storageを使って配信されます。
近年、特にコントロールユニットソフトウェアのデータ量の増加により、データキャリアの量が著しく増加しているためです。この傾向は今後も続きます。技術的、論理的および環境保護の理由から、これ以上のメディアの供給は行えません:
1 増大するデータ量
• すでに今、Retail Data Storageを所有しないメンテナンス技術者は、個別のデータキャリアを探して挿入することに作業を費やしています。
• これを長期的に続けることは不可能です。理論的には各ワークショップは2020年までに、2016年と比べて約5倍のデータキャリアを必要とすることになります。つまり2016年には約80だったデータキャリアが、2020年には約400になるということです!
2 個々のデータが大きすぎる
• 各コントロールユニットソフトウェアは8 GB以上になり、DADと適合できなくなりました。
• 技術的な理由から、コントロールユニットソフトウェアは複数のデータキャリアに分割することができないため、常に「1つ」でることが必須です。
• 同時にコントロールユニットプログラミング(「フラッシュ」)の総容量も増大しており、 つまり1つのフラッシュプロセスにつき複数のデータキャリアを交換する必要があります(複数のデータファイル)。
• 例えば、次のSクラス セダンはオンラインデータなしではプログラミングできません。これは今後のあらゆる車両種類のモデルについても同様です。
3 データの更新
• 製品安全性の理由から、車両は常に最新のソフトウェアバージョンを必要とします。
• データの更新頻度は高まっており、 従来よりも頻繁なアップデートが必要です。
• 論理的な理由や関税の問題等により、データキャリアを使用しての適時の供給を保証することができなくなりました( 週ごとに新しいデータキャリアが必要になるなど)。
4 環境保護/耐久性
• Daimler AGは、環境保護と耐久性で知られています。これには、物理的な方法によるデータキャリアの生産と配布の削減も関連します。
すでに2017年3月にXENTRY Update Serviceが導入され、Retail Data Storageを用いてオンラインで車両ダイアグノシスシステムにデータが配布されるようになりました。これについて、またワークショップのインターネット接続の改善の必要性についても、ここ数年間頻繁にお伝えしてきました。
手順
できるだけ早くRetail Data Storageを用いたオンライン供給に切り替え、必要に応じてワークショップのインターネット接続を改善してください。
欧州では、Retail Data Storageが販売店基準に組み込まれる予定です。2018年2月19日から、Retail Data Storageはドイツ国内ではXENTRY Shop (https://XENTRY-shop.mercedesbenz.com) による購買モデルで購入できます。
XENTRY Update Serviceに関する詳細は、メルセデス・ベンツXENTRY Portal (http://xentryportal.mercedes-benz.com.) をご覧ください。
利点
• コントロールユニットソフトウェアはXENTRY Diagnosis Kit 3用、およびXENTRY Kit、Kit 2用としても、車両ダイアグノシスシステムに直接ダウンロードすることができます。
• DVDの管理費用とDVDおよびドライブの手動プロセスを廃止したことによる( 例えばデータキャリアの検索および挿入など)、更新費用の削減。
• さらにダイアグノシスアップデートが、診断ツールの新しいバージョンXENTRY Diagnosis Kit 3ではバックグラウンドで完全にダウンロードされ、インストールされます。これによりソフトウェアを手動でインストールする必要がなくなるため、機器の機能停止時間を非常に短く抑え、人件費を削減することができます。
• XENTRY Kit、Kit 2にはXENTRY Update Service Control Centerで設定することができ、アップデートもRetail Data Storageでダウンロードすることができます。これをUSBメモリにコピーし、そこで車両ダイアグノシスシステムにインストールすることができます。
• Regio DVDおよびDiBAの注文と配信が完全に廃止になったことによる、注文費用の削減。
• ダイアグノシスデータ「over the air」が直接利用可能になり、配達/待ち時間がなくなったことによる、より高い最新性。
• オンラインアップデートコンセプトによりBlue-rayおよびDVDの読み取りエラーが過去のものとなるため、更新の安定性が向上。
• 市場およびリテーラは、車両ダイアグノシスシステムとRetail Data Storageを「まとめて」既存のプロセスから入手できます。
• 配布されている2017年版Retail Data Storageや今後のRetail Data Storageへのサポートは、ダイアグノシスのユーザヘルプデスクを通して中央にて行われます。