機能前提条件の概要
• ターミナル 15R オン:
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) はターミナル 15 のターミナル・ステータスをシャーシ CAN 1 (CAN E1) を介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニット (N2/10) に送信します。
補助レストレイント・システム作動の概要
補助レストレイント・システムは常時、助手席の着席状態およびシートベルトのステータス (着用または未着用) をモニタし、これらのインフォメーションをもとに、作動させる機能を調整します。
補助レストレイント・システム作動の機能には、以下の部分機能が含まれています:
• システム・モニタの機能順序
• 助手席着席状態の評価の機能順序
• フロント・シートベルトのステータス検知の機能順序
• 衝突検知の機能順序
• 前面衝突時の機能順序
• 側面衝突時の機能順序
• 後面衝突時の機能順序
• ロールオーバ・プロセス時の機能順序
• 衝突時の補助機能の機能順序
システム・モニタの機能順序
ターミナル 15R がオンの場合、以下のインジケータ・ランプが制御されます:
• インストルメント・クラスタ (A1) の補助レストレイント・システム・インジケータ・ランプ (A1e15)
• アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニット (N72/1) のエアバッグ OFF、オート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプ (N72/1e1)
• アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニットのエアバッグ ON、オート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプ (N72/1e4) (助手席エアバッグ自動カットオフ (コード U10) 装備)
セルフ・テストが正常に終了してから (4 秒後に)、補助レストレイント・システム・インジケータ・ランプおよびエアバッグ OFF、オート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプ (助手席エアバッグ自動カットオフ (コード U10) 非装備) がオフになります。助手席エアバッグ自動カットオフ (コード U10) 装備車の場合、エアバッグ OFF、オート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプまたはエアバッグ ON、オート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプを介して助手席の着席状態が示されます。
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、補助レストレイント・システム・インジケータ・ランプ・オンの要求をシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN 2 (CAN E2) を介してインストルメント・クラスタに送信します。
オート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプの点灯に関する要求は、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットがシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット、車内 CAN (CAN B)、SAM コントロール・ユニット (N10) およびバッテリ・センサ LIN (LIN B15) を介してアッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニットに送信し、同コントロール・ユニットはオート・チャイルド・シート検知センサ・ウォーニング・ランプを直接制御します。
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは走行中に引き続き補助レストレイント・システムを常時モニタし、インストルメント・クラスタのマルチファンクション・ディスプレイ (A1p13) および補助レストレイント・システム・インジケータ・ランプを介して故障を運転者に送信します。これに応じたメッセージの表示に関する要求は、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットがシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN 2 を介してインストルメント・クラスタに送信します。エラーは、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットの不揮発性メモリに保存されます。
モデル 166
モデル・イヤー 2016 以降
コード 494 装備 (米国仕様)
モデル 292
コード 494 装備 (米国仕様)
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットには事故データ・レコーダが内蔵されており、これは事故の前後および事故発生中に重要なデータを記録します。保存データから、事故の経緯を再現できます。
助手席着席状態の評価の機能順序
助手席側レストレイント装置の作動は、助手席シートの着席状態をもとに適合されます。
モデル 166
モデル・イヤー 2016 以降
コード U10 装備 (助手席エアバッグ自動カットオフ)
モデル 292
コード U10 装備 (助手席エアバッグ自動カットオフ)
着席検知のステータスは補助レストレイント・システムの作動に影響を与えません。
フロント・シートベルトのステータス検知の機能順序
レストレイント装置の作動は、シートベルトのステータス (着用または未着用) をもとに適合されます。シートベルトのステータスは、運転席シートベルト・バックル・レストレイント・システム・スイッチ (S68/3) または助手席シートベルト・バックル・レストレイント・システム・スイッチ (S68/4) を介して確定されます。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、シートベルト・バックル・レストレイント・システム・スイッチのステータスを直接読み取ります。
リヤ・シートベルトのステータスは補助レストレイント・システムの作動に影響を与えません。
衝突検知の機能順序
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは以下を区別します:
• 前面衝突
• 側面衝突
• 後面衝突
• ロールオーバ・プロセス
これには以下のセンサのシグナルが評価されます:
• 内蔵センサ
• 左フロント G センサ (B48/1)
• 右フロント G センサ (B48/2)
• 左フロント・ドア・プレッシャ・センサ (B48/7)
• 右フロント・ドア・プレッシャ・センサ (B48/8)
• 左リヤ・ドア・プレッシャ・センサ (B48/9)
• 右リヤ・ドア・プレッシャ・センサ (B48/10)
• 左 B ピラー・ボディ G センサ (B48/15)
• 右 B ピラー・ボディ G センサ (B48/16)
センサ・シグナルは補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接読み取られます。
前面衝突時の機能順序
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、以下のセンサのシグナルを評価して前面衝突を検知します:
• 内蔵センサ
• 左フロント G センサ
• 右フロント G センサ
レストレイント装置の作動は、衝突の重度、助手席の着席状態およびフロント・シートベルトのステータスに応じて行われます。
以下の点火剤が点火されます (最大):
• 運転席シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/1)
• 助手席シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/2)
• 助手席エアバッグ点火剤 1 (R12/4)
• 助手席エアバッグ点火剤 2 (R12/5)
• 2 列目シート左シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/6)
• 2 列目シート右シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/7)
• 運転席エアバッグ点火剤 1 (R12/13)
• 運転席エアバッグ点火剤 2 (R12/14)
• 運転席ニーバッグ点火剤 (R12/25)
• 3 列目シート左シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/35) (モデル 166.0、3 列目シート (コード 847) 装備、モデル 166.8)
• 3 列目シート右シートベルト・テンショナ点火剤 (R12/36) (モデル 166.0、3 列目シート (コード 847) 装備、モデル 166.8)
• 運転席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (R12/37) (米国仕様 (コード 494))
• 助手席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (R12/38) (米国仕様 (コード 494))
点火剤は補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接制御されます。
以下の状態が考慮されます:
• 助手席のポジション (米国仕様 (コード 494)):
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、助手席シート・ポジション検知スイッチ (S68/20) のステータスに基づいて適切な作動タイミングを決定します。助手席シート・ポジション検知スイッチのステータスは、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接読み取られます。
• 助手席の着席状態:
• 助手席に乗員が着席していないか、チャイルド・シートが取り付けられ、シートベルト・タブが挿入されている場合、助手席エアバッグは作動しません。
• 助手席に乗員が着席していないか、チャイルド・シートが取り付けられ、シートベルト・タブが挿入されていない場合、助手席側のレストレイント装置は作動しません。
• 助手席に乗員が着席しているがシートベルト・タブが挿入されていない場合、助手席側のシートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) は作動しません。
• 運転席シートベルト・バックルのステータス:
シートベルト・タブが挿入されていない場合、運転席側のシートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) は作動しません。
側面衝突時の機能順序
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、以下のセンサのシグナルを評価して側面衝突を検知します:
• 内蔵センサ
• 左フロント・ドア・プレッシャ・センサ
• 右フロント・ドア・プレッシャ・センサ
• 左リヤ・ドア・プレッシャ・センサ
• 右リヤ・ドア・プレッシャ・センサ
• 左 B ピラー・ボディ G センサ
• 右 B ピラー・ボディ G センサ
レストレイント装置の作動は、衝突の重度、助手席の着席状態およびフロント・シートベルトのステータスに応じて行われます。
以下の点火剤が点火されます (最大):
• 運転席シートベルト・テンショナ点火剤
• 助手席シートベルト・テンショナ点火剤
• 左 2 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤
• 右 2 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤
• 3 列目シート左シートベルト・テンショナ点火剤 (モデル 166.0、3 列目シート (コード 847) 装備、モデル 166.8)
• 3 列目シート右シートベルト・テンショナ点火剤 (モデル 166.0、3 列目シート (コード 847) 装備、モデル 166.8)
• 運転席サイドバッグ点火剤 (R12/9)
• 助手席サイドバッグ点火剤 (R12/10)
• 左リヤ・サイドバッグ点火剤 (R12/11) (リヤ・サイドバッグ (コード 293) 装備)
• 右リヤ・サイドバッグ点火剤 (R12/12) (リヤ・サイドバッグ (コード 293) 装備)
• 左ウインドウバッグ点火剤 (R12/22)
• 右ウインドウバッグ点火剤 (R12/23)
• 運転席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494))
• 助手席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494))
点火剤は補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接制御されます。
以下の状態が考慮されます:
• 助手席の着席状態:
• 助手席が未着席でシートベルト・タブが挿入されていない場合、助手席側のシートベルト・テンショナ、シートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) およびサイドバッグは作動しません。
• 助手席に着席している (乗員またはチャイルド・シート) がシートベルト・タブが挿入されていない場合、助手席側のシートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) は作動しません。
• 運転席シートベルト・バックルのステータス:
シートベルト・タブが挿入されていない場合、運転席側のシートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) は作動しません。
後面衝突時の機能順序
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、以下のセンサのシグナルを評価して後面衝突を検知します:
• 内蔵センサ
• 左フロント G センサ
• 右フロント G センサ
• 左 B ピラー・ボディ G センサ
• 右 B ピラー・ボディ G センサ
レストレイント装置の作動は、衝突の重度およびシートベルトのステータスに応じて行われます。
以下の点火剤が点火されます (最大):
• 運転席シートベルト・テンショナ点火剤
• 助手席シートベルト・テンショナ点火剤
• 左 2 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤
• 右 2 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤
• 3 列目シート左シートベルト・テンショナ点火剤 (モデル 166.0、3 列目シート (コード 847) 装備、モデル 166.8)
• 3 列目シート右シートベルト・テンショナ点火剤 (モデル 166.0、3 列目シート (コード 847) 装備、モデル 166.8)
• 運転席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494))
• 助手席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494))
点火剤は補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接制御されます。
以下の状態が考慮されます:
• 運転席シートベルト・バックルのステータス:
シートベルト・タブが挿入されていない場合、運転席側のシートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) は作動しません。
• 助手席シートベルト・バックルのステータス:
シートベルト・タブが挿入されていない場合、助手席側のシートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) は作動しません。
ロールオーバ・プロセス時の機能順序
ロールオーバ・プロセスは補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットにより、内蔵センサのシグナルを評価することで検知されます。車体の前後方向軸を中心とするロールオーバ・プロセスのみ検知できます。
以下の点火剤が点火されます (最大):
• 運転席シートベルト・テンショナ点火剤
• 助手席シートベルト・テンショナ点火剤
• 左 2 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤
• 右 2 列目シート・シートベルト・テンショナ点火剤
• 運転席サイドバッグ点火剤
• 助手席サイドバッグ点火剤
• 左リヤ・サイドバッグ点火剤 (リヤ・サイドバッグ (コード 293) 装備)
• 右リヤ・サイドバッグ点火剤 (リヤ・サイドバッグ (コード 293) 装備)
• 左ウインドウバッグ点火剤
• 右ウインドウバッグ点火剤
• 3 列目シート左シートベルト・テンショナ点火剤 (モデル 166.0、3 列目シート (コード 847) 装備、モデル 166.8)
• 3 列目シート右シートベルト・テンショナ点火剤 (モデル 166.0、3 列目シート (コード 847) 装備、モデル 166.8)
• 運転席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494))
• 助手席シートベルト・エンド・テンショナ点火剤 (米国仕様 (コード 494))
点火剤は補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接制御されます。
以下の状態が考慮されます:
• 助手席の着席状態:
• 助手席が未着席でシートベルト・タブが挿入されていない場合、助手席側のシートベルト・テンショナ、シートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) およびサイドバッグは作動しません。
• 助手席に着席している (乗員またはチャイルド・シート) がシートベルト・タブが挿入されていない場合、助手席側のシートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) は作動しません。
• 運転席シートベルト・バックルのステータス:
シートベルト・タブが挿入されていない場合、運転席側のシートベルト・テンショナおよびシートベルト・エンド・テンショナ (米国仕様 (コード 494)) は作動しません。
衝突時の補助機能の機能順序
クラッシュの際の補助機能には以下のサブ機能が含まれています:
• ハザード・ウォーニング・ランプ機能作動の機能順序
• インテリア・イルミネーション・オンの機能順序
• セントラル・ロッキング・システム「開」の機能順序
• サイド・ウインドウ「開」の機能順序
• エンジン停止の機能順序
• イナート・ガス・システム作動の機能順序 (エンジン 157、276、278 搭載、代替冷媒 (コード 2U8) 装備)
• 電気起爆ヒューズ作動の機能順序
• エアコン作動停止の機能順序
• 補助ヒータ作動停止の機能順序 (補助ヒータ (コード 228) 装備)
• オートマチック・エマージェンシ・コールの機能順序 (テレ・エイド・エマージェンシ・コール・システム (コード 359) 装備、エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) 装備、欧州エマージェンシ・コール・システム (コード 350) 装備、HERMES UMTS (コード 360) 装備または HERMES LTE (コード 362) 装備)
• クラッシュ・アクティブ・イージー・エントリ作動の機能順序 (メモリ・パッケージ (コード 275) 装備)
ハザード・ウォーニング・ランプ機能作動の機能順序
事故発生を他の車両に知らせるため、自動的にハザード・ウォーニング・ランプ機能がオンになります。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットはクラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して SAM コントロール・ユニットに送信します。それを受けて SAM コントロール・ユニットはハザード・ウォーニング・ランプ機能を作動させます。
クラッシュ・シグナルは、さらに直接ケーブルを介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットから SAM コントロール・ユニットに伝送されます。
インテリア・イルミネーション・オンの機能順序
同乗者または救助者が事故後車両の状況を把握できるように、自動的にインテリア・イルミネーションが点灯します。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットはクラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して SAM コントロール・ユニットに送信します。これを受けて SAM コントロール・ユニットはインテリア・イルミネーションをオンにします。
クラッシュ・シグナルは、さらに直接ケーブルを介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットから SAM コントロール・ユニットに伝送されます。
セントラル・ロッキング・システム「開」の機能順序
事故発生後、負傷した同乗者を救出できるように、セントラル・ロッキング・システムが自動的にロック解除されます。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して SAM コントロール・ユニットに送信し、SAM コントロール・ユニットがこの要求を実行します。
8 ~ 11 秒の待ち時間の後、セントラル・ロッキング・システムがロック解除されます。後面衝突すると、セントラル・ロッキング・システムはただちにロック解除されます。
クラッシュ・シグナルは、さらに直接ケーブルを介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットから SAM コントロール・ユニットに伝送されます。
サイド・ウインドウ「開」の機能順序
着火式レストレイント装置が作動すると、車内に煙粒子が発生します。この煙粒子を素早く車外に逃すため、フロント・サイド・ウインドウがわずかに開きます。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットはクラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して以下のコントロール・ユニットに送信します:
• 左フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/1)
• 右フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/2)
エンジン停止の機能順序
事故発生後に起こり得る火災の危険を防ぐため、エンジンが自動的に停止します。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1 を介して CDI コントロール・ユニット (N3/9) (ディーゼル・エンジン) または ME コントロール・ユニット (N3/10) (ガソリン・エンジン (モデル 166.063 以外)) に送信します。モデル 166.063 の場合、補助レストレイント・システムはクラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニット (N127) およびエンジン CAN バス (CAN C1) を介して ME コントロール・ユニットに送信します。CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットは、これを受けてエンジンを停止します。
クラッシュ・シグナルは、さらに直接ケーブルを介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットから CDI コントロール・ユニットあるいは ME コントロール・ユニットに送信されます。
イナート・ガス・システム作動の機能順序 (エンジン 157、276、278 搭載、代替冷媒 (コード 2U8) 装備)
イナート・ガス・システムは、流れ出たエアコンの冷媒がエンジンの高温部分により引火するのを防ぎます。
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは前面衝突を検知すると、イナート・ガス・システム点火剤 (R12/69) を制御します。イナート・ガス・システム点火剤が作動すると、ガス・タンクからアルゴン不活性ガスがエンジン・ルームに流れます。これによりエンジン付近の火災の危険がある範囲から酸素が押しのけられます。エアコンの冷媒の流出による火災の危険が防止されます。
電気起爆ヒューズ作動の機能順序
事故発生後に起こり得る火災の危険を防ぐため、エンジン・ルーム・プレ・ヒューズ・ボックス (F32/3) 内の電気起爆ヒューズ (F32/3f88) が作動します。
モデル 166.063 の場合、さらに着火式セパレーション・エレメント (K88) が作動します。
メイン・ケーブルはハウジング内に、規定破断箇所付きケーブル・レール (3) として取り付けられています。クラッシュ・イベントが発生すると、電気起爆ヒューズおよび着火式セパレーション・エレメント (モデル 166.063) が補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットによって直接制御されます。作動によりチャンバ (1) 内の圧力が上昇します。この後ピストン (2) が規定破断箇所に向かって移動し、ケーブル・レールを切断します。
タイマ:
300 マイクロ秒後にピストン動作がスタートします。
450 マイクロ秒後にケーブル・レールの切断が終了します。
電気起爆ヒューズが作動すると、スタータ (M1) およびオルタネータ (G2) が車両電源回路から切断されます。
モデル 166.063
モデル・イヤー 2016 以降
着火式セパレーション・エレメントが作動すると、高電圧構成部品の電圧解除が行われます。
P91.60-3611-71
エアコン作動停止の機能順序
事故後に危険なガスが車内に入り込まないように、KLA コントロール・ユニット (N22/7) によってエアコンが停止され、内気循環フラップが閉じられます。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して KLA コントロール・ユニットに送信します。
補助ヒータ作動停止の機能順序 (補助ヒータ (コード 228) 装備)
事故発生後に起こり得る火災の危険を防ぐため、補助ヒータが自動的にオフになります。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して STH コントロール・ユニット (A6n1) に送信し、同ユニットが補助ヒータのカットオフを行います。
オートマチック・エマージェンシ・コールの機能順序 (テレ・エイド・エマージェンシ・コール・システム (コード 359) 装備、エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) 装備、欧州エマージェンシ・コール・システム (コード 350) 装備、HERMES UMTS (コード 360) 装備または HERMES LTE (コード 362) 装備)
事故発生後、自動的にエマージェンシ・コールが作動します。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびダイアグノシス CAN (CAN D) を介してエマージェンシ・コール・システム・コントロール・ユニット (N123/4) (エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) 装備)、テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュール (N112/2) (欧州エマージェンシ・コール・システム (コード 350) 装備) あるいは HERMES コントロール・ユニット (N112/9) (HERMES UMTS (コード 360) 装備あるいは HERMES LTE (コード 362) 装備) に送信し、同ユニットがオートマチック・エマージェンシ・コールを作動させます。
クラッシュ・シグナルはさらに、直接ケーブルを介して補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットからエマージェンシ・コール・システム・コントロール・ユニット (エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) 装備) または HERMES コントロール・ユニット (HERMES UMTS (コード 360) 装備または HERMES LTE (コード 362) 装備) に伝送されます。
クラッシュ・アクティブ・イージー・エントリ作動の機能順序 (メモリ・パッケージ (コード 275) 装備)
事故発生後、運転者の降車あるいは運転者の車両からの救出および応急手当を可能にするため、ステアリング・コラムが以下の処置で自動的に上方へ移動します:
• 運転席ドアを開く
• ターミナル 15C のオフ
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・シグナルをシャーシ CAN 1、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して運転席シート・コントロール・ユニット (N32/1) に送信し、同ユニットがクラッシュ・アクティブ・イージー・エントリ機能を制御します。
参照文書
- gf9160p9996gn 補助レストレイント·システム構成部品の一覧表