スプリングストラット(エアサスペンションおよびアクティブダンパ付)図例 |
1 | エアベローズ |
2 | フロントアクスルダンパストラット(ハイドロニューマチック) |
3 | ピストンスペース |
4 | リアアクスルショックアブソーバ |
P32.50-2426-75
フロントアクスルのエレクトロハイドロリックサスペンション図例 |
1 | エアベローズ |
2 | フロントアクスルダンパストラット(ハイドロニューマチック) |
5 | ハイドロリックライン |
6 | エアサスペンションコントロールユニット、コンプレッサおよびバルブ |
7 | エレクトロハイドロリックコントロールユニット |
P32.50-A028-75
リアアクスルのエレクトロハイドロリックサスペンション図例 |
1 | エアベローズ |
4 | リアアクスルショックアブソーバ |
7 | エレクトロハイドロリックコントロールユニット |
P32.50-A027-75
一覧
このドキュメントには以下に関するインフォメーションが収録されています:
• 概要
• 機能の前提
• 機能
概要
エレクトロハイドロリックサスペンションは、フルアクティブサスペンションで、48 V車両電源回路技術をベースにしています。エアサスペンションシステムとエレクトロハイドロリックダンパとの組合せです。エレクトロハイドロリックサスペンションは、ダンパもサスペンションも、ホイールごとに周辺の状況に適合します。
機能の前提
• イグニッション「オン」(ターミナル15)
機能
エレクトロハイドロリックサスペンションはエアサスペンションをパーシャルサポートハイドロニューマチックで補足します。その際、エアサスペンションはボディのベース負荷を支え、レベルを調整します。ハイドロニューマチックは、エアサスペンションの力に重なる動的な力を生成します。それによってボディは、例えば、縦方向および横方向の加速度あるいは凹凸のある道路を走行する際に、アクティブに支持され、減衰されます。
アクスル内の4つの各ホイールにはハイドロリックダンパが取り付けられており、両方の作動チャンバには調整可能なスロットルバルブと油圧アキュムレータがあります。このハイドロリックダンパは、ハイドロリックラインでエレクトロハイドロリックコントロールユニットに接続されています。エアサスペンションコントロールユニットは、4つのホイールすべてのエレクトロハイドロリックコントロールユニットを制御します。このコントロールユニットは、さらにエアサスペンションシステムのバルブとコンプレッサも制御します。
エレクトロハイドロリックコントロールユニットが制御されると、内蔵ハイドロリックポンプが、リングスペースとピストンスペースの間のハイドロリックフルードを、接続されているハイドロリックダンパに移動させます。これにより、ハイドロリックダンパ内の差圧が調整可能になります。その結果この差圧から、ハイドロリックダンパのピストンでは、要求されたダンパ作用が車両ボディに到達するように、力が調整されます。
このシステムは主に以下のセンサ情報を使用します:
• プレッシャセンサ
• Gセンサ構造
• 横Gセンサ
• 各ホイールのレベルセンサ
このセンサ情報で、エアサスペンションコントロールユニットは主に以下のアクチュエータを制御します:
• 各ホイールのダンパバルブユニット
• 各ホイールのエレクトロハイドロリックコントロールユニット
影響要因
エレクトロハイドロリックサスペンションは、車両状態と車両積載を検知し、クローズドループ制御をそれに合わせます。適合は以下の要因によって異なります:
• 運転の仕方、例えば ダイナミック
• ロードコンディション、例えば 悪路
• 車両積載
• 走行モード、例えば コンフォート
アクティブコーナリング傾斜(マジックボディコントロール)
アクティブコーナリング傾斜には、さらに以下の機能前提条件があります:
• 車両スピードが30 ~ 160 km/h
走行モード「Curve」が作動している場合、車両はカーブに入ると傾斜します。これにより、コーナリング時の車両快適性が向上します。アクティブコーナリング傾斜は、特定の速度範囲でのみ使用できます。この速度範囲外では、走行モード「Curve」は「コンフォート」モードと同じになります。
カーブ走行時、エアサスペンションコントロールユニットは主に以下の構成部品を制御します:
• 左フロントエレクトロハイドロリックコントロールユニット
• エレクトロハイドロリックコントロールユニット、右フロント
• 左リアエレクトロハイドロリックコントロールユニット
• 右リアエレクトロハイドロリックコントロールユニット
スタックアシストモード
スタックアシストモードには、さらに以下の機能前提条件があります:
• オフロードプログラムが作動している
• 車両スピードが15 km/h未満
スタックアシストモードはエレクトロハイドロリックサスペンションの機能であり、地面がゆるい場合(例えば 砂、雪)動きが取れなくなった車両を脱出させる際に運転者を支援できます。
スタックアシストモードを作動すると、ボディがゆっくりと上下に揺れます。これによってホイールに短時間強く負荷がかけられ、その結果グリップ力が高まって車両が脱出できます。
以下の場合、スタックアシストモードが自動的に作動解除されます:
• 車両のアンダボディに固い物がぶつかったことが検知された場合。
• オペレーティングタイム30秒が過ぎた後。
• 車両スピードが15 km/hを超えている。
• いずれかの車両ドアが開く。
個別制御サスペンション
個別制御サスペンションには、さらに以下の機能前提条件があります:
• 車両スピードが15 km/h未満
個別制御サスペンションはエレクトロハイドロリックサスペンションの機能で、これによって車両レベルが各ホイールで個別に調整できます。これは、オフロードでのボディの方向を改善する働きをします。
以下の場合、個別制御サスペンションが自動的に作動解除されます:
• 車両のアンダボディに固い物がぶつかったことが検知された場合。
• 車両スピードが15 km/hを超えている。
• いずれかの車両ドアが開く。
光学的道路検知模式図 |
8 | 光学的道路検知 |
P32.50-2422-74
光学的道路検知
光学的道路検知には、さらに以下の機能前提条件があります:
• エンジンが作動中であること
• 車両スピードが7 ~ 130 km/h
マルチファンクションカメラが取り付けられている場合、エレクトロハイドロリックサスペンションは光学的道路検知を使用できます。その場合、車両前方の路面はカメラで記録されます。スプリングストラットはこの車両情報を使用してすでに悪路が始まる前から、悪路を走行する際のボディ運動を大幅に低減されるよう制御されます。
光学的道路検知は、以下の場合影響を受けるか機能しなくなります:
• 路面の照明が不十分、 例えば暗がり。
• 雪、雨、霧、激しい水しぶき、眩惑、直射日光あるいは変化の激しい照明条件。
• マルチファンクションカメラ付近のフロントウインドウが汚れている、くもっている、損傷している、または覆い隠されている場合。
• 路面が光学的な構造を備えていないか、または反射する場合。
• 前走車両との距離が短かすぎる場合。
• カーブ半径が非常に小さい道路区間の場合。
アクティブローリングスタビリティ
アクティブローリングスタビリティにより、車両スピードなどの走行状況に応じて、フロントおよびリアトーションバー間のローリングトルク配分をダイナミックに調整することができます。
フロントアクスルとリアアクスルのパッシブトーションバーは、アクティブな介入を可能にする2つのトーションバーに置き換えられます。ハイドロリックスタビライザーを使うことによって、アクティブな介入が可能になります。
重要なインプット値は、車両の横方向の加速度です。このインプット値は、一方では横Gセンサによるアクティブローリングスタビリティの測定で、もう一方では以下のインプット値を用いたアクティブローリングスタビリティコントロールユニットによる計算で、算出されます :
• ステアリングホイールアングル、ステアリングホイールアングルセンサから
• ステアリングホイール角速度、ステアリングコラムチューブモジュールコントロールユニットから
• 4つのホイールのスピードセンサを介した車両スピード
アクティブローリングスタビリティコントロールユニットは以下を調整します:
• ハイドロリックポンプのハイドロリックオイルの流れ
• アクティブローリングスタビリティのハイドロリックシステム内のオイルプレッシャ
• フロントアクスルとリアアクスルのハイドロリックスタビライザアクチュエータの回転方向
この目的は、車両の確実な走行安定性を運転者が容易にコントロールできるようにすることです。
機能説明図 | |||
ADSアダプティブダンピングシステム機能説明図 | モデル 257, 290 コード 489 装備 (エア・ボディ・コントロール) | ||
モデル 167 コード 490 装備 (エレクトロハイドロリックサスペンション) | |||
モデル 213, 238 コード 489 装備 (エア・ボディ・コントロール) | |||
その他の基本機能 | |||
レベルコントロールシステムの基本機能 | モデル すべて (乗用車) | ||
コントロールユニット | |||
エアサスペンションコントロールユニット、基本機能 | モデル すべて (乗用車) | ||
構成部品 | |||
Gセンサの基礎機能 | モデル すべて (乗用車) | ||
アクティブローリングスタビリティ横Gセンサの基本機能 | モデル すべて (乗用車) | ||
エレクトロハイドロリックコントロールユニットの 基本機能 | モデル 167 |
参照文書
- gf3222p9890a エアサスペンションコントロールユニット、基本機能
- gf3232p2001a Gセンサの基礎機能
- gf3233p1002a
- gf3233p1002a レベルコントロールシステムの基本機能
- gf3234p2000a アクティブローリングスタビリティ横Gセンサの基本機能
- gf3250p2002a エレクトロハイドロリックコントロールユニットの 基本機能
- gf3250p2002a