図はリアベンチシート、モデル246 |
N118 | フューエルポンプコントロールユニット |
P47.40-2113-06
配置
フューエルポンプコントロールユニットは、リアベンチシートの下のクロスメンバに取り付けられています。
モデルイヤー2016年以前の車両の場合、オプションとは無関係にシャーシCANのみがあります。
モデルイヤー2016年以降の車両の場合、装備に応じて2つのシャーシCANバリエーションがあります。
バリエーション1
バリエーション2のオプションコードを含まない車両には、モデルイヤー2016年以前のように、シャーシCAN (CAN E) のみがあります。
バリエーション2
車両のオプションコードが以下のいずれかである場合、2つのシャーシCAN (シャーシCAN 1 (CAN E1)、シャーシCAN 2 (CAN E2) があります:
コード218(リアビューカメラ)
ブラインドスポットアシスト(コード234)
コード459(調整ダンパ付スチールサスペンション)
コード475(タイヤ空気圧モニタリングシステム)
コード476(レーンキーピングアシスト)
コード513(スピードリミットアシスト)
コード614(バイキセノンヘッドライト)
コード615(アクティブライト内蔵バイキセノンヘッドライト)
コード618(バイキセノンヘッドライト)
インテリジェントライトシステム(右ハンドル車)(コード621)
コード622(インテリジェントライトシステム)
コード631(ダイナミックLEDヘッドライト、左側通行)
コード632(スタティックLEDヘッドライト、右側通行)
役割
フューエルポンプコントロールユニットには内部名称 FSCM-EC (Fuel System Control Modul-EC) が付いています。
フューエルポンプコントロールユニットは、必要に応じてフューエルポンプ (M3) を制御し、現在のフューエルプレッシャに関するインフォメーションをMEコントロールユニット (N3/10) に送信します。
インプットおよびアウトプットシグナル
フューエルポンプコントロールユニットは、以下のインプットシグナルを評価し、該当するアウトプットシグナルを出力します:
• ダイレクトインプットシグナル
• ダイレクトアウトプットシグナル
• CANインプットシグナル
• CANアウトプットシグナル
ダイレクトインプットシグナル
• ターミナル15
• ターミナル30
• ターミナル31
• グラウンドシグナル「フューエルポンプオン」
• フューエルプレッシャセンサ (B4/7) のセンサシグナル
ダイレクトアウトプットシグナル
• フューエルプレッシャセンサ (5 V) の電源供給
• フューエルプレッシャセンサのアース端子
• フューエルポンプ (12 V)(パルス幅変調シグナル)(プラス)
• フューエルポンプ (ターミナル 31)
CANインプットシグナル
• フューエルポンプ「オン」
• 燃料基準圧力
CANアウトプットシグナル
• フューエルプレッシャ
• ダイアグノシスデータ
構造
フューエルポンプコントロールユニットは、プラスチックハウジングから構成され、内部に2個のプラグコネクタと測定/制御エレクトロニクスを備えています。
機能
以下の項目について機能を説明します:
• フューエルポンプのクローズドループ制御
• フューエルポンプコントロールユニットのリンプホームモード
• ダイアグノシス
• ドレンサービス
フューエルポンプのクローズドループ制御
シグナル「フューエルポンプ、オン」を、フューエルポンプコントロールユニットから受信すると、フューエルポンプがオンになります。このシグナルは、MEコントロールユニットからドライブCAN (CAN C) を介して CANシグナルとして、またグラウンドシグナルとして、予備的に送信されます。さらにフューエルポンプコントロールユニットは、MEコントロールユニットからCANシグナル「燃料基準圧力」を受信します。
フューエルポンプコントロールユニットはフューエルプレッシャセンサからの電圧シグナルによって現在のフューエルプレッシャを検知し、そのインフォメーションをドライブCAN 経由で MEコントロールユニットに送信します。フューエルポンプコントロールユニットは現在のフューエルプレッシャを評価して、この値を燃料基準圧力に調整し、実測値が基準値と一致するようにパルス幅変調シグナルでフューエルポンプを制御します。必要燃料に応じて、フューエルプレッシャは約 4.5 ~ 6.7 barの間で可変制御されます。
フューエルポンプコントロールユニットのリンプホームモード
• シグナル「燃料基準圧力」がこないときは、フューエルポンプコントロールユニットにより代替値が算出され、これに応じてフューエルポンプが制御されます。
• フューエルプレッシャセンサからのシグナルが送信されない場合は、消費量に応じたリンプホームモード特性曲線により、フューエルポンプが制御されます。
• シグナル「燃料基準圧力」およびフューエルプレッシャセンサからのシグナルが送信されない場合、フューエルポンプは所定の代替電圧で制御されます。
ダイアグノシス
フューエルポンプコントロールユニットは、自己診断とコンポーネントテストを実行します。検知された故障は、フューエルポンプコントロールユニットにより保存され、ドライブCAN 経由で MEコントロールユニットに、さらにシャーシ CAN、シャーシ CAN 1 およびダイアグノシスCAN (CAN D) 経由で接続されている XENTRY Diagnosis に伝送されます。
ドレンサービス
フューエルタンクは、フューエルポンプコントロールユニットによりエンジンを作動させずに排出できます。
このためにXENTRY Diagnosisでドレンサービスを呼び出し、以下のパラメータを入力する必要があります:
• 「フューエルポンプオン」用のパラメータ01
• 時間「0 ~ 99.999」秒
• 燃料基準圧力5.5 bar
排出中はXENTRY Diagnosisを接続したままで、イグニッションをオンのままにします。
バリエーション
車両およびエンジンバリエーションは、フューエルポンプコントロールユニットにすでにメモリされています。フューエルポンプコントロールユニットの交換後は、必ずバリエーションコード入力をします。
名称 | 単位 | 値 | 公差範囲 | 注 |
フューエルポンプコントロールユニット (N118) | ||||
電源供給 | V | 13.5 | ||
電圧限界値 : 最小 最大 | V | 6.0 | 1分 | |
電流消費 : 暗電流作動 作動続行 | mA | 0.1 | ||
保護 | A | 25 | ||
極性取違え防止機能 | ターミナル30とターミナル31の間の極性取違え防止機能ダイオード | |||
ショートしにくい | 電源供給用、ロードアウトプットおよびシグナルライン | |||
作動温度範囲 | °C | -40 ~ 85 | ||
ダイアグノシス能力 | 「はい」 | |||
フラッシュ可能/コード入力可能 | はい/はい | |||
特記事項 | ドレンサービス(エンジン作動せずに排出) | |||
フューエルプレッシャセンサ (B4/7) | ||||
モデル | 容量型の測定絶対値によるセンサ | |||
電源電圧 | V | 5.0 | ±0.25 V | |
シグナル電圧 | V | 0.3 ~ 4.5 | フューエルプレッシャに比例するリニアシグナル | |
測定範囲 | bar | 0.5 ~ 10 | ||
作動温度範囲 | °C | -40 ~ 80 | ||
フューエルポンプ (M3) | ||||
モデル | ツインフローサクションジェットポンプ HPI 4.6 | |||
電源電圧 | V | 12.0 | フューエルポンプコントロールユニットからのパルス幅変調シグナル | |
最大吐出量 | リッタ/時 | 103 |