モデル | 212.2 |
モデル・イヤー 2014 以前 | |
コード 488 以外 (スチール/エア·サスペンション) | |
コード 489 以外 (エアマチック (連続ダンパ調整型エア·サスペンション)) |
機能前提条件の概要
• 過電圧または電圧不足はなし
• Tml 30
エレクトロニック・リヤ・アクスル・レベル・コントロール・システムの概要
エレクトロニック・リヤ・アクスル・レベル・コントロール・システムはリヤ・アクスル・レベルをモニタし、必要に応じてリヤ・アクスルのエア・サスペンションを制御し、積載による影響を修正します。
このシステムは以下のサブ機能で構成されています。
• システム・スタートの機能順序
• プレッシャ・エア供給の機能順序
• レベル・コントロールの機能順序
• ロック・ポジションの機能順序
• システムおよびウォーニング・メッセージの機能順序
システム・スタートの機能順序
このシステムは、車内 CAN (CAN B) の作動開始によりスタートします。 車内 CAN は、車両のロック解除後、いずれかのドアまたはテール・ゲートを開けると作動を開始します。 フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット (N10/1) は、リヤ・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット (N10/2) から車内 CAN 経由でフロント・ドア、リヤ・ドアおよびテール・ゲートのステータスを受信します。 フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニットはこのシグナルを評価し、ウエイク・アップ・シグナルをシャーシ CAN (CAN E) 経由でリヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニット (N97) に送信します。 リヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニットの作動開始後、現在のリヤ・アクスル・レベルが点検され、必要に応じて修正されます。 ウエイク・アップ・モード時 (たとえば車両に荷物を積む、または下ろすときなど) は、エアマチック・メイン・アキュムレータの充填レベルが十分であれば、エアマチック・コンプレッサ (A9/1) が作動しなくてもレベル・コントロールが行われます。
リヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニットの作動により、時間的なウォーミング・アップが発生します。これは必要に応じてリヤ・アクスル・レベルの修正のためなどに利用されます。
レベル補正の終了までの待ち時間が短縮され、車両上昇に利用されます。
プレッシャ・エア供給の追加機能前提条件
• エンジン作動、シグナル (n > 300 rpm)
プレッシャ・エア供給の機能順序
システムは車両の積載にしたがい、異なる圧力で作動します。
プレッシャ・エア供給はエアマチック・コンプレッサによって行われます。 これはリヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニットにより、エアマチック・リレー (K67) を介して制御されます。
過負荷防止のためにスイッチ・オン作動時間がモニタされます。 最大オペレーティング・タイムに達すると、コンプレッサがオフになり、冷却段階に移行します。
リヤ・スプリング・ストラットのエア・サスペンション・ベローズの余剰プレッシャ・エアは、エアマチック・リリーフ・バルブ (A9/1y1) の制御により減少します。 プレッシャ・エア供給制御のために、以下のインフォメーションがシャーシ CAN バス経由でリヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニットに伝送されます:
– 大気圧および吸気温度 (CDI コントロール・ユニット (N3/9) (ディーゼル・エンジンの場合) または ME コントロール・ユニット (N3/10) (ガソリン・エンジンの場合) から)
レベル・コントロールの追加の機能前提条件
• エンジン作動、シグナル (n > 300 rpm)
レベル・コントロールの機能順序
リヤ・アクスルのレベル・コントロールは、内蔵エア・サスペンション・ベローズ付き 2 スプリング・ストラットを用いて行われます。
レベル・コントロールの目的は、積載状態とドライブ・ダイナミックによって引き起こされる車両の前屈姿勢とは無関係に、リヤ・アクスルのレベルをほぼ一定に維持することです。 このために、リヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニットは現在のリヤ・アクスル・レベルを算出し、それに合わせてエレクトロニック・レベル・コントロール・レベル・バルブ (Y36/8) の両方のバルブを制御します。
現在の走行状態を評価するために、リヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニットに以下のインフォメーションがシャーシ CAN 経由で伝送されます:
- ステアリング・アングル、ステアリング・アングル・センサ (N49) によって検出され、ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット (N80) から供給。
– フロント・ホイールのホイール・スピード (エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (N30/4) (ディストロニック・プラス (コード 233) 非装備、AMG 車両 (コード 990) 以外、HYBRID 以外) またはプレミアム・エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (N30/7) (ディストロニック・プラス (コード 233) 装備または AMG 車両 (コード 990)、HYBRID 以外) または回生ブレーキ・システム・コントロール・ユニット (N30/6) (HYBRID の場合) から)
リヤ・アクスル・レベル算出のために、以下の構成部品のシグナルがリヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニットにより直接読み取られます:
– 左リヤ・レベル・センサ (B22/7)
– 右リヤ・レベル・センサ (B22/10)
エアマチック・コンプレッサの制御およびエレクトロニック・レベル・コントロール・レベル・バルブのいずれかのバルブの制御により、プレッシャ・エアがエア・サスペンション・ベローズに流入すると、該当するホイールのリヤ・アクスル・レベルが上昇します。 これとは逆に、プレッシャ・エアがエレクトロニック・レベル・コントロール・レベル・バルブのバルブまたはエアマチック・リリーフ・バルブを介して排出されると、リヤ・アクスル・レベルは低下します。 ホイール・スピードは車両スピード算出とステアリング・ホイール・アングルとともに車両に影響を与える横 G の算出に使用されます。
ロック・ポジションの機能順序
ジャッキなどを用いて意図的に車両を持ち上げるとき、プレッシャ・エアがエア・スプリング・ベローズから継続的に排出され、車両が下降されないようにするために、このホイール負荷解除は自動的に検知され、その結果ロック・ポジションにされます。 ロック・ポジションに置かれることにより、エレクトロニック・レベル・コントロール・レベル・バルブおよびコンプレッサの制御は行われなくなります。 それに伴い、リヤ・アクスルのレベルのシステムからの変更はなくなります。 ロック・ポジションがリヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニットにより検知されると、インストルメント・クラスタ (A1) の表示も故障メモリも行われません。 エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (ディストロニック・プラス (コード 233) 非装備、AMG 車両 (コード 990) 以外、HYBRID 以外) またはプレミアム・エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (ディストロニック・プラス (コード 233) 装備または AMG 車両 (コード 990)、HYBRID 以外) または回生ブレーキ・システム・コントロール・ユニット (HYBRID の場合) がフロント・ホイールのホイール・スピードに関するインフォメーションを送信すると、リヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニットはロック・ポジションを解除し、レベル・コントロールを開始します。 リヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニットのアウトプット・ステージの制御は、ロック・ポジション・ステータスとは無関係にダイアグノシスによって行われます。つまり、制御は常時可能です。
システムおよびウォーニング・メッセージの機能順序
インストルメント・クラスタには、システムおよびエラー・メッセージが取扱い注意事項とともに出力されます。
メッセージの出力のために、リヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニットは該当するインフォメーションをシャーシ CAN 経由でインストルメント・クラスタに送信します。 さらに、リヤ・アクスル・エレクトロニック・レベル・コントロール・ユニットに故障コードがメモリされます。
参照文書
- gf3233p000406fl エレクトロニック·リヤ·レベル·コントロールの構成部品の配置
- gf3233p000407fl エレクトロニック·リヤ·アクスル·レベル·コントロールのブロック·ダイヤグラム
- gf3233p9998fl エレクトロニック·リヤ·レベル·コントロールのシステム構成部品の一覧表