P32.32-2214-79
ブロック・ダイアグラム |
A1 | インストルメント・クラスタ | L6/3 | 左リヤ・アクスル・スピード・センサ | Y3/8n4 | 完全一体型トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニット (オートマチック・トランスミッションの場合) | ||
A40/3 | COMAND ユニット | L6/4 | 右リヤ・アクスル・スピード・センサ | Y51 | 左フロント・アクスル・ダンパ・バルブ・ユニット | ||
A40/8 | オーディオ / COMAND 用ディスプレイ | N3/9 | CDI コントロール・ユニット (ディーゼル・エンジンの場合) | Y52 | 右フロント・アクスル・ダンパ・バルブ・ユニット | ||
B22/7 | 左リヤ・レベル・センサ | N3/10 | ME コントロール・ユニット (ガソリン・エンジンの場合) | Y53 | 左リヤ・アクスル・ダンパ・バルブ・ユニット | ||
B22/8 | 左フロント・レベル・センサ | N10/1 | フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット | Y54 | 右リヤ・アクスル・ダンパ・バルブ・ユニット | ||
B22/9 | 右フロント・レベル・センサ | N30/4 | エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット | CAN B | 車内 CAN | ||
B22/10 | 右リヤ・レベル・センサ | N49 | ステアリング・ホイール・アングル・センサ | CAN C | ドライブ CAN | ||
B24/3 | 左フロント・ボディ G センサ | N51/5 | アダプティブ・ダンピング・システム・コントロール・ユニット | CAN E1 | シャーシ CAN 1 | ||
B24/4 | 右フロント・ボディ G センサ | N72/1 | アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニット | CAN E2 | シャーシ CAN 2 | ||
B24/6 | 右リヤ・ボディ G センサ | N72/1s23 | ドライブ・ダイナミック・ボタン | CAN H | ドライブ・ダイナミック CAN | ||
B24/15 | ヨー・レート、横および縦 G センサ (ディストロニック・プラス (コード 239) 装備) | N72/1s24 | ダイナミック・セレクト・ボタン (ダイナミック・セレクト (コード B59) 装備) | LIN 1 | インストルメント・パネル LIN | ||
L6/1 | 左フロント・アクスル・スピード・センサ | N73 | エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット | LVDS | 低電圧ディファレンシャル・シグナル | ||
L6/2 | 右フロント・アクスル・スピード・センサ | N80 | ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット |
機能前提条件の概要
• ターミナル 15 オン
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットは「ターミナル 15 オン」のステータスをシャーシ CAN 1 に伝送します。
アダプティブ・ダンピング・システム (ADS) 概要
ADS とは、スチール・サスペンションと連続ダンパ調整機能を組み合わせたものです。
選択されたダンパ・モードに応じて、ダンパ特性がロード・コンディションおよび運転の仕方にホイール選択式で適合されます。
ダンパ・モードは運転者がボタン操作で選択することができます。その際、最後に選択された設定が走行サイクル終了後も維持されます。
ADS は、以下のサブ機能から構成されています :
• 走行レベル検出の機能順序
• ダンパ・モード選択の機能順序 (ダイナミック・セレクト (コード B59) 非装備)
• ダンパ・モード選択の機能順序 (ダイナミック・セレクト (コード B59) 装備)
• ダンパ設定の機能順序
走行レベル検出の追加機能前提条件
• ターミナル 61 「オン」
ターミナル・ステータスは、CDI コントロール・ユニット (ディーゼル・エンジンの場合) あるいは ME コントロール・ユニット (ガソリン・エンジンの場合) からシャーシ CAN 1 に伝送されます。
アダプティブ・ブレーキ・プレミアム・システムの場合は、ヨー・レート、横および縦 G センサ (ディストロニック・プラス (コード 239) 装備) のデータが、エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットによってドライブ・ダイナミック CAN 経由で読み取られます。
アダプティブ・ブレーキ・ベーシック・システム (ディストロニック・プラス (コード 239) 非装備) の場合、ヨー・レート、横および縦 G センサはエレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットに内蔵されているため、CAN と外部ヨー・レート、横および縦 G センサの接続は廃止されます。したがって、ヨー・レート、横および縦 G センサのデータはエレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットにより直接検出、評価されます。
走行レベル検出の機能順序
走行レベルは、以下の変数により決定されます :
• 車両レベルおよびダンパ・スピード
• ボディ加速度 (ボディの動き)
• 車両の前後および横 G
車両レベルおよびダンパ・スピードは、以下の構成部品によって検知されます :
• 左フロント・レベル・センサ
• 右フロント・レベル・センサ
• 左リヤ・レベル・センサ
• 右リヤ・レベル・センサ
ボディの加速度は、以下の構成部品によって検知されます :
• 左フロント・ボディ G センサ
• 右フロント・ボディ G センサ
• 右リヤ・ボディ G センサ
アダプティブ・ダンピング・システム・コントロール・ユニットは、記載された構成部品のシグナルを直接読み取ります。車両の縦および横 G は、ヨー・レート、横および縦 G センサ (アダプティブ・ブレーキ・プレミアム・システムの場合) によってドライブ・ダイナミック CAN 経由で、またはエレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットによって直接 (アダプティブ・ブレーキ・ベーシック・システムの場合) 検出されます。データはエレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットからアダプティブ・ダンピング・システム・コントロール・ユニットにシャーシ CAN 1 経由で供給されます。さらにエレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットは、ホイール・スピード、ブレーキ・ステータスおよびブレーキ・トルクに関するインフォメーションをシャーシ CAN 1 経由でアダプティブ・ダンピング・システム・コントロール・ユニットに送信します。これらのインフォメーションは、車両スピードおよび推定されるボディの動きの算出のために考慮されます。
さらに、アダプティブ・ダンピング・システム・コントロール・ユニットは、以下のインフォメーションをシャーシ CAN 1 経由で受信し、その値をそれぞれのショック・アブソーバでの適切なダンパ・ステージあるいはダンパ・フォースの算出に用います。
• ステアリング・ホイール・アングルおよびステアリング・ホイール・アングル・スピードはステアリング・ホイール・アングル・センサにより検出され、ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニットから伝送
• キックダウン要求 (オートマチック・トランスミッションの場合)、CDI コントロール・ユニット (ディーゼル・エンジンの場合) または ME コントロール・ユニット (ガソリン・エンジンの場合) から
• 代替値としての車両スピード、インストルメント・クラスタから
ダンパ・モード選択の機能順序 (ダイナミック・セレクト (コード B59) 非装備)
アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニットのドライブ・ダイナミック・ボタンの操作により、シャーシをスポーツまたはコンフォートのいずれかの設定に選択することができます。
アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニットは、ドライブ・ダイナミック・ボタンのシグナルを直接読み取り、インストルメント・パネル LIN およびシャーシ CAN 1 を介してフロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニットによってアダプティブ・ダンピング・システム・コントロール・ユニットに送信します。アダプティブ・ダンピング・システム・コントロール・ユニットは、該当する要求を受信して、アクチュエータに必要な制御シグナルを発生させます。スポーツ・モードが選択されている場合は、ドライブ・ダイナミック・ボタンに内蔵されている LED が点灯します。アダプティブ・ダンピング・システム・コントロール・ユニットは、この LED を点灯するための要求を シャーシ CAN 1 を介してフロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニットに送信します。フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニットは、インストルメント・パネル LIN を介してドライブ・ダイナミック・ボタンの LED を点灯します。ドライブ・ダイナミック・ボタンを再度操作してコンフォート・モードを選択すると、ドライブ・ダイナミック・ボタンの LED は消えます。
ダンパ・モード選択の機能順序 (ダイナミック・セレクト (コード B59) 装備)
アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニットのダイナミック・セレクト・ボタンを操作すると、メニューでコンフォート、スポーツまたはスポーツ+ のいずれかの走行プログラムを選択できます。
ダイナミック・セレクト・ボタンのシグナルはアッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニットによって読み取られます。アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニットは、シグナルをインストルメント・パネル LIN、フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット、シャーシ CAN 1、ME コントロール・ユニット (ガソリン・エンジンの場合) または CDI コントロール・ユニット (ディーゼル・エンジンの場合) およびドライブ CAN 経由で完全一体型トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。
完全一体型トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニットは、選択した走行プログラムに関するインフォメーションをドライブ CAN に伝送します。アダプティブ・ダンピング・システム・コントロール・ユニットは、インフォメーションを受信して、アクチュエータに必要な制御シグナルを発生させます。
ダンパ設定追加機能の前提条件
• ターミナル 61 「オン」
ダンパ設定の機能順序
インプット・シグナルに基づいて、アダプティブ・ダンピング・システム・コントロール・ユニットは、その時々の適切なダンピング・ステージを決定し、それに応じて以下の構成部品を直接制御します :
• 左フロント・アクスル・ダンパ・バルブ・ユニット
• 右フロント・アクスル・ダンパ・バルブ・ユニット
• 左リヤ・アクスル・ダンパ・バルブ・ユニット
• 右リヤ・アクスル・ダンパ・バルブ・ユニット
無段階のダンパ調整はツイン・チューブ・ガス・ショック・アブソーバによって行われます。ダンパ・バルブ・ユニットはツイン・チューブ・ガス・ショック・アブソーバの下側側面に取り付けられています。
メイン・ピストンと、ツイン・チューブ・ガス・ショック・アブソーバのボトム・バルブそれぞれに、チェック・バルブは内蔵されています。これらのチェック・バルブによって、リバウンド・ステージでもプレッシャ・ステージでも常にダンパ・バルブ・ユニットによる同じ流れの方向が支配します。この構造により、ショック・アブソーバのダンパ・バルブ・ユニットは、制御されたプロポーショナル・バルブからのみ構成されることが可能になります。
ダンパ・バルブ・ユニットのフロー断面は、このプロポーショナル・バルブの制御によって無段階で設定可能です。設定された断面に応じて、ダンパ・バルブ・ユニットを通して流れるオイルの量が増えたり減ったりします。ダンパ・レスポンスはこれに応じてよりソフトに、またはハードになります。
参照文書
- gf3232p9997rda アダプティブ·ダンピング·システム (ADS) のシステム構成部品の一覧