W25.50-1029-76
リターダ作動時の動力伝達図
1 フライホイール
2 ドライ·クラッチ
3 トーション·バイブレーション·ダンパ
4 中空シャフト
5 ターボ·カップリング
6 ポンプ·ホイール
7 タービン·ホイール
8 タービン·ホイール·ブレーキ
9 ローラ·ワンウェイ·クラッチ
10 トランスミッション·インプット·シャフト
リターダ作動機能
すべてのシフト·ステージでは、ドライ·クラッチ (2) が閉じているときに、ターボ·カップリング (5) に内蔵されているリターダ機能を使用することができます。 そのためにタービン·ホイール·ブレーキ (8) が作動し、それによってタービン·ホイール (7) はターボ·カップリング (5) のハウジングに対して確実に減速します。 同時に、ポンプ·ホイール (6) とタービン·ホイール (7) の間のワーキング·チャンバにオイルが送られます。 トランスミッション·インプット·シャフト (10) からドライ·クラッチ (2) と中空シャフトを介して駆動されるポンプ·ホイール (6) は、この場合ロータの役割、タービン·ホイール (7) はステータの役割を果たします。 リターダ·ブレーキ·トルクの制御は、発進時のトルク制御と同様、ターボ·カップリングのワーキング·チャンバ内のオイル量の変化に応じて行われます。
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リターダ作動中に発生した熱は、熱交換器を介してボディ側のクーラント·システムに送られます。 呼出し可能なリターダ·ブレーキ·トルクは、シフトされたギヤ、トランスミッションの負荷限界、水温、およびターボ·カップリングの油温によって制限されています。
最高水温または油温に達すると、リターダ機能が完全に停止するまで、使用できるリターダ·ブレーキ·トルクが自動的に低下します。
このことは、常時作動ブレーキ·インジケータ·ランプ (P2h8) が点滅することにより運転者に伝えられます。
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リターダ機能の要求の可能性
リターダ機能は、以下の場合に要求されます:
• フット·ブレーキが操作され、ブレーキ·コントロール (BS) コントロール·ユニット (A11) がブレーキ力をサポートするためにターボ·カップリング (TK) のリターダ機能を必要とした場合
• クルーズ·コントロールが作動し、車両スピードを適合させるためにターボ·カップリング (TK) のリターダ機能が必要になった場合 (たとえば下り坂走行時)
• 手動でエンジン·コントロール/常時作動ブレーキ操作レバー (S2) が操作された場合
• ディストロニック·システム (ART) が作動し、ギャップの制御のためにターボ·カップリング (TK) のリターダ機能の要求が必要になった場合
前提条件
• アンチブロック·システム (ABS) およびアクセレレーション·スキッド·コントロール (ASR) が通常作動していない
• 全ての該当するコントロール·ユニットおよびネットワークの電源電圧が故障していない
W25.50-1025-79
6 ポンプ·ホイール
7 タービン·ホイール
8 タービン·ホイール·ブレーキ
9 ローラ·ワンウェイ·クラッチ
11 オイル·セパレータ
12 成形ブリーザ
13 チェック·バルブ
14 クイック·ドレン·バルブ
15 熱交換器
16 アウトレット·オリフィス
17 エグゾースト·チェック·バルブ
18 インテーク·チェック·バルブ
19 インテーク·スロットル
20 オイル·リザーバ·チャンバ
A ワーキング·チャンバ·オイル·フィード
B ワーキング·チャンバ·オイル·リターン
C ブリーダ·ダクト
D クーラント回路
E オイル回路 (タービン·ホイール·ブレーキ)
F プレッシャ·エア供給
G 無圧のライン
a 補助電装品回路
A3 ドライブ·コントロール (FR) ユニット
A11 ブレーキ·コントロール (BS) コントロール·ユニット
A125 ターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニット
B187 オイル·リザーバ·プレッシャ·センサ
B188 ブリーダ·プレッシャ·センサ
B189 タービン·ホイール·スピード·センサ
B190 オイル温度センサ
B191 クーラント温度センサ
CAN 1 車両 CAN
Y151 プロポーショナル·バルブ
Y152 クイック·ドレン·ソレノイド·バルブ
Y153 タービン·ホイール·ブレーキ·ソレノイド·バルブ
P2 インストルメント (INS)
P2h8 常時作動ブレーキ·インジケータ·ランプ
S2 エンジン·コントロール / 常時作動ブレーキ操作レバー
制御のプロセス
制動時、ドライブ·コントロール (FR) コントロール·ユニット (A3) から要求されたブレーキ·トルクは、車両 CAN バス (CAN 1) を介してターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニット (A125) に伝送されます。 ターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニット (A125) は、電気シグナルをプロポーショナル·バルブ (Y151) に伝送します。
プロポーショナル·バルブ (Y151) は車両のプレッシャ·エア·システムの補助電装品回路 (a) と連結されています。
プロポーショナル·バルブ (Y151) がターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニット (A125) から電気インプット·シグナルを受信すると、ただちにこのシグナルはニューマチック調整圧力に変換され、ブリーダ·ダクト (C) を介してオイル·リザーバ (20) 内のオイルに作用します。
同時にタービン·ホイール·ブレーキ·ソレノイド·バルブ (Y153) が作動し、タービン·ホイール·ブレーキ (8) を切り換えます。 これにより、タービン·ホイール (7) は、ターボ·カップリングのハウジングに対して確実に減速します。
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ブレーキ·プロセス中、クイック·ドレン·ソレノイド·バルブ (Y152) が作動します。 空気圧により、エグゾースト·ポート内のワーキング·チャンバの後ろに取り付けられているクイック·ドレン·バルブ (14) が閉じます。
オイル·リザーバ·プレッシャ·センサ (B187) はオイル·リザーバ内のニューマチック調整圧力を検知し、これを電気シグナルに変換します。 有効な圧力許容値との誤差はターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニット (A125) によって検知され、インストルメント (INS) (P2) に表示されます。
ワーキング·チャンバ·オイル·フィード (A) およびインテーク·スロットル (19) を介し、オイルはポンプ·ホイール (6) 内のインテーク·ポートから、タービン·ホイール (7) とポンプ·ホイール (6) の間のワーキング·チャンバに送られます。
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中空シャフト (4) によって駆動されて回転するポンプ·ホイール (6) は、オイルを自らの回転運動に取り込み、加速させます。
オイルは、ステータとして作用するタービン·ホイール (7) 内で方向が変わり、ワーキング·チャンバの直径のところで再びポンプ·ホイール (6) に向けられます。
ブレーキ·トルクを駆動ポンプ·ホイール (6) に作用させるエグゾースト·プレッシャが発生します。
ワーキング·チャンバ内のエアは、オイルから取り除かれ、成形ブリーザ (12) およびオイル·セパレータ (11) によって大気中に送られます。
成形ブリーザ (12) は、最大注入量付近で閉じられます。
エグゾースト·プレッシャが約 0.1 bar になるとエグゾースト·チェック·バルブ (17) が開き、加熱されたオイルがワーキング·チャンバ·オイル·リターン (B) を通って熱交換器 (15) に流れ、そこで受け取られた熱エネルギがクーラント回路に放出されます。
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次に冷却されたオイルが熱交換器 (15) からインテーク·チェック·バルブ (18) を通ってオイル·リザーバ (20) に流れます。 作動状態に応じ、オイルは再びワーキング·チャンバに送られるか、またはオイル·リザーバ (20) 内にとどまります。
ブレーキ·プロセスが終了すると、プロポーショナル·バルブ (Y151) は作動解除されます。 オイル·リザーバ (20) 内の調整圧力は、ブリーダ·ダクト (C) およびプロポーショナル·バルブ (Y151) によって逃がされます。 ターボ·カップリングのハウジング内の別々のブリーダ·ダクトにより、エア抜きが行われます。
クイック·ドレン·ソレノイド·バルブ (Y152) は作動解除され、エグゾースト·エアは成形ブリーザ (12) を介してワーキング·チャンバに送られます。
これにより、クイック·ドレン·バルブ (14) が同時に開き、まだ残っているエグゾースト·プレッシャを逃がします。 オイルは熱交換器 (15) を通る経路をとらずに、セカンダリ·ハウジングのバイパス·ダクトを通って直接オイル·リザーバ (20) に戻ります。
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成形ブリーザ (12) は再び開き、ワーキング·チャンバはオイル·セパレータ (11) を介して大気と結合します。
オイル·リザーバ (20) の熱交換器 (15) 内のオイルが空になるのを防ぐため、インテーク·チェック·バルブ (18) およびエグゾースト·チェック·バルブ (17) は、再び閉じます。
タービン·ホイール·ブレーキ·ソレノイド·バルブ (Y153) は作動解除され、リザーバ·プレッシャがタービン·ホイール·ブレーキ (8) のピストンから大気中に放出されます。
タービン·ホイール·ブレーキの構成部品の説明 | |||
ポンプ·ホイールの構成部品の説明 | |||
タービン·ホイールの構成部品の説明 | |||
プロポーショナル·バルブの構成部品の説明 | Y151 | ||
オイル·リザーバ·プレッシャ·センサの構成部品の説明 | B187 | ||
ブリーダ·プレッシャ·センサの構成部品の説明 | B188 | ||
オイル·セパレータの構成部品の説明 | |||
油温センサの構成部品の説明 | B190 | ||
クーラント温度センサの構成部品の説明 | B191 | ||
クイック·ドレン·ソレノイド·バルブの構成部品の説明 | Y152 | ||
タービン·ホイール·ブレーキ·ソレノイド·バルブの構成部品の説明 | Y153 | ||
クイック·ドレン·バルブの構成部品の説明 | |||
エグゾースト·チェック·バルブの構成部品の説明 | |||
インテーク·チェック·バルブの構成部品の説明 | |||
タービン·ホイール·スピード·センサの構成部品の説明 | B189 | ||
熱交換器の構成部品の説明 | |||
ターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニットの構成部品の説明 | A125 | ||
ブリーザの構成部品の説明 | |||
コンスタント·スロットル·コントロール·アクチュエータ·レバーの配置および役割 | S2 | ||
ドライブ·コントロール·ユニット (FR) の配置および役割 | A3 | ||
ブレーキ·コントロール·ユニット (BS) の配置および役割 | A11 |
参照文書
- gf2550w1000tk タービン·ホイール·ブレーキの構成部品の説明
- gf2550w1001tk ポンプ·ホイールの構成部品の説明
- gf2550w1002tk タービン·ホイールの構成部品の説明
- gf2550w1003tk プロポーショナル·バルブの構成部品の説明
- gf2550w1004tk オイル·リザーバ·プレッシャ·センサの構成部品の説明
- gf2550w1005tk ブリーダ·プレッシャ·センサの構成部品の説明
- gf2550w1006tk オイル·セパレータの構成部品の説明
- gf2550w1007tk 油温センサの構成部品の説明
- gf2550w1008tk 水温センサの構成部品の説明
- gf2550w1009tk クイック·ドレン·ソレノイド·バルブの構成部品の説明
- gf2550w1010tk タービン·ホイール·ブレーキ·ソレノイド·バルブの構成部品の説明
- gf2550w1011tk クイック·ドレン·バルブの構成部品の説明
- gf2550w1012tk エグゾースト·チェック·バルブの構成部品の説明
- gf2550w1013tk インテーク·チェック·バルブの構成部品の説明
- gf2550w1014tk タービン·ホイール·スピード·センサの構成部品の説明
- gf2550w1015tk 熱交換器の構成部品の説明
- gf2550w1016tk ターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニットの構成部品の説明
- gf2550w1017tk 成形ブリーザの構成部品の説明
- gf3030w3108mp コンスタント·スロットル·コントロール·アクチュエータ·レバーの配置および役割
- gf3035w4103mp ドライブコントロ一ル (FR) ユニットの配置および役割
- gf4225w3116mp ブレ一キ·コントロ一ル·ユニット (BS) の配置および役割