エンジン | 271.8 モデル 204, 207, 212 |
図は前方から見たエンジン・ルーム、モデル 212 |
N3/10 | ME コントロール・ユ ニット |
P07.61-3664-11
配置
ME コントロール・ユニットは、エア・クリーナ・ハウジングの左に配置されています。
役割
ME コントロール・ユニットはエンジン 271 EVO のセンサおよびアクチュエータと電気的に接続し、エンジン・コントロールを行います。
インプット・シグナルにしたがい、以下のシステムと機能が ME コントロール・ユニットにより制御および調整されます:
- イグニッション・システム
– フューエル・サプライ
– 高圧ガソリン・インジェクション
– エレクトロニック・アクセレレータ・ペダル
– ダイアグノシスおよび故障メモリ
– エンジン・コントロール・スタート・ストップ機能 (ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) の場合)
– スタータ・ロックアウト・システムおよびイモビライザ
– 制御機能付きカムシャフト・タイミング・アジャスタ
– ブースト・プレッシャ・コントロール
- トルク・カット
– オルタネータ・インタフェース
– 温度管理
– 排気ガス浄化
インプットおよびアウトプット・シグナル
エンジン・コントロールにより、以下のインプット・シグナルが評価され、該当するアウトプット・シグナルが出力されます:
• ダイレクト・インプット・シグナル
• ダイレクト・アウトプット・シグナル
• LIN シグナル
• CANインプット・シグナル
• CANアウトプット・シグナル
ダイレクト・インプット・シグナル
– ターミナル 15
- ターミナル 30 (ヒューズ付き)
– ターミナル 31
– ターミナル 87 M1.2
– ターミナル 87 M2.2
– リヤ・ノック・センサ (A16/1)
– フロント・ノック・センサ (A16/4)
– レール・プレッシャ・センサ (B4/6)
– インテーク・カムシャフト・スピード・センサ (B6/15)
– エグゾースト・カムシャフト・スピード・センサ (B6/16)
– 水温センサ (B11/4)
– ブースト・エア温度センサ (B17/8)
– プレッシャ・センサ (スロットル・バルブの前) (B28/6)
– プレッシャ・センサ (スロットル・バルブの後) (B28/7)
– プレッシャ・センサ (コンプレッサ・ホイールの前) (B28/15)
– アクセル・ペダル・センサ (B37) - ポテンショメータ 1
– アクセル・ペダル・センサ - ポテンショメータ 2
– クランクシャフト・スピード・センサ (B70)
– トランスミッション・ニュートラル・ポジション・ポジション・センサ (B79/2) (ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) の場合)
– O2 センサ (触媒の後) (G3/1)
– O2 センサ (触媒の前) (G3/2)
– スロットル・バルブ実測値ポテンショメータ 1 (M16/6r1)
– スロットル・バルブ実測値ポテンショメータ 2 (M16/6r2)
– スワール・フラップ・スピード・センサ (M59b1)
レストレイント・システム・コントロール・ユニット (N2/10) (モデル 204)、サプリメンタル・レストレイント・システム・コントロール・ユニット (N2/10) (モデル 207、212) からのクラッシュ・シグナル
– クラッチ・ペダル・スイッチ (S40/3) (マニュアル・トランスミッションの場合)
スタート OK シグナル・クラッチ・ペダル・スイッチ (S40/5) (マニュアル・トランスミッションおよび ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) の場合)
– オイル・レベル・コントロール・スイッチ (S43)
ダイレクト・アウトプット・シグナル
– センサ電圧 1 および 2 (5 V) - エンジン・プラグ
– センサ電圧 1 および 2 (5 V) - 車両プラグ
– センサ・アース 1 および 2 - エンジン・プラグ
– センサ・アース 1 - 車両プラグ
– アクセル・ペダル・センサ - ポテンショメータ 1 および 2 基準アース
– O2 センサ (触媒の前) - ラムダ・センサ・ヒータ
– O2 センサ (触媒の後) - ラムダ・センサ・ヒータ
– コントロール装置付きエアコンおよびエンジン用ファン・モータ (M4/7) - ファンの基準回転数
– スロットル・バルブ - アクチュエータ (M16/6m1) +
– スロットル・バルブ - アクチュエータ (M16/6m1) –
– スワール・フラップ・アクチュエータ (M59m1) +
– スワール・フラップ・アクチュエータ (M59m1) –
– リレー、ターミナル 50 スタータ (N10/1kM)
– リレー、ターミナル 87 エンジン (N10/1kN)
– セカンダリ・エア・インジェクション・リレー (N10/1kP) (2009 年 12 月以前) (日本仕様 (コード 498) 以外)
– フューエル・ポンプ・コントロール・ユニット (N118) - アース・シグナル「フューエル・ポンプ、オン」
– 全負荷モード・ベント・ライン・ヒータ・エレメント (R39/2) (変更年 2011 年以降)
– クーラント・サーモスタット・ヒータ・エレメント (R48)
– イグニッション・コイル (シリンダ 1) (T1/1)
– イグニッション・コイル (シリンダ 2) (T1/2)
– イグニッション・コイル (シリンダ 3) (T1/3)
– イグニッション・コイル (シリンダ 4) (T1/4)
– ヒータ・システム・シャットオフ・バルブ (Y16/2)
– ブースト・プレッシャ・コントロール・バキューム・トランスデューサ (Y31/5)
– エア・ポンプ・スイッチオーバ・バルブ (Y32) (2009 年 12 月以降 (日本仕様 (コード 498) 以外))
– インテーク・カムシャフト・アクチュエータ (Y49/1)
– エグゾースト・カムシャフト・アクチュエータ (Y49/2)
– パージ・スイッチオーバ・バルブ (Y58/1)
– フューエル・インジェクタ、シリンダ 1 (Y76/1)
– フューエル・インジェクタ、シリンダ 2 (Y76/2)
– フューエル・インジェクタ、シリンダ 3 (Y76/3)
– フューエル・インジェクタ、シリンダ 4 (Y76/4)
– ラジエタ・シャッタ・アクチュエータ (Y84)
- ボリューム・コントロール・バルブ (Y94)
– ブロー・オフ・スイッチオーバ・バルブ (Y101)
LIN シグナル
– オルタネータ・インタフェース (ドライブ LIN を介して) (LIN C1)
CANインプット・シグナル
インストルメント・クラスタ (A1)
– フューエル・リザーブ・シグナル
レストレイント・システム・コントロール・ユニット (モデル 204)、サプリメンタル・レストレイント・システム・コントロール・ユニット (モデル 207、212)
– クラッシュ・シグナル
フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット (N10/1)
– 運転席シートベルトが着用されている
– エンジン・フードが閉じている (歩行者保護 (コード U60) の場合)
– エンジン・フードが閉じている (盗難防止警報装置 (EDW) (コード 551) の場合)
エレクトロニック・トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニット(N15/3) (5 速オートマチック・トランスミッション (NAG) (コード 423) または 完全一体型トランスミッション・コントロール・コントロール・コンポーネント (Y3/8) (7 速オートマチック・トランスミッション (コード 427) の場合)
- ギヤ・レンジ
- 走行プログラム
- 現在のギヤ、目的のギヤ
– エンジン・トルク要求 (低下)
- セレクタ・レバー・ポジション「P」、「N」でのスタート OK
- エンジン・アイドリングの基準スピード (トルク・コンバータ・ロックアップ・クラッチの制御用)
- トルク・コンバータ・ロックアップ・クラッチのステータス
- トランスミッション・コントロール・エマージェンシ・オペレーション
エアマチック・コントロール・ユニット (N51/3) (エアマチック (連続ダンパ調整型エア・サスペンション) (コード 489) の場合)
– エンジン・スタート要求
– エンジン・ストップ禁止
KLA コントロール・ユニット (N22/7)
– ファンの基準回転数要求
– エンジン・トルク要求
– エアコン・ステータス
– エンジン・スタート要求
– エンジン・ストップ禁止
エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (N30/4) (ディストロニック・プラス (コード 233) 非装備) または プレミアム・エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (N30/7) (ディストロニック・プラス (コード 233) の場合)
– 車両スピード
– ホイール・スピード・シグナル
– ブレーキ検知
– クルーズ・コントロール要求
– エンジン・トルク要求
– エンジン・スタート要求
– エンジン・ストップ禁止
– エンジン・ストップ作動 OK
エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットは 2011 年 3 月 1 日以降 (モデル 204.0/2) または 2011 年 6 月 1 日以降 (モデル 204.3) の 2 種類のバリエーションで導入されています。
– エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット、ベーシック・バリエーション (ディストロニック・プラス (コード 233) 非装備)
– エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット、プレミアム・バリエーション (ディストロニック・プラス (コード 233) の場合)
2011 年 2 月 28 日以前、または 2011 年 5 月 31 日以前は、エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットはベーシック・バリエーションのみで使用されています。
レーダ・センサ・コントロール・ユニット (N62/1) (モデル 207.3/4 (2011 年 5 月 31 日以前) ディストロニック・プラス (コード 233) の場合、モデル 212.0/2 (2010 年 5 月 31 日以前) ディストロニック・プラス (コード 233) の場合、または死角アシスト (コード 234) の場合) またはビデオ / レーダ・センサ・コントロール・ユニット (N62/2) (モデル 212.0/2 (2010 年 6 月 1 日以降)、モデル 204.0/2 およびモデル 207.3/4 (2011 年 6 月 1 日以降)、モデル 204.3 ディストロニック・プラス (コード 233)、アクティブ死角アシスト (コード 237) またはアクティブ・レーン・キープ・アシスト (コード 238) の場合)。
左フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/1)
– エンジン・トルク要求
– 運転席ドアが閉じている
アッパ・オペレーティング・フィールド・コントロール・ユニット (N72/1)
– ECO スタート・ストップ機能ボタン (N72/1s50) のステータス (ECO スタート・ストップ機能 (コード B03) の場合)
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73)
– スタート OK シグナル (スタータ・ロックアウト・システム)
ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット (N80)
- ステアリング・ホイール・アングル
– ステアリング・ホイール・アングル・スピード
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニット (N118)
– フューエル・プレッシャ
– セルフ・ダイアグノシス・データ
– 要求されたダイアグノシス・データ
CANアウトプット・シグナル
インストルメント・クラスタ
- エンジン・オイル・レベルが低すぎる
– ターミナル 61 シグナル (ME コントロール・ユニットから発生)
- 燃費 (矩形パルス・パッケージ (1 パルス = 0.2 リッタ/時) により現在の燃費をトリップ・コンピュータに伝達)
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット
– スタート OK シグナル照会 (スタータ・ロックアウト・システム)
エレクトロニック・トランスミッション・コントロール・ユニット (5 速オートマチック・トランスミッション (NAG) (コード 423) または 完全一体型トランスミッション・コントロール・コントロール・コンポーネント (7 速オートマチック・トランスミッション (コード 427) の場合)
- 触媒加熱の要求
- シフト要求
- エンジン・トルク
– 水温
‒ エンジン回転数
- エンジン負荷
- キックダウン
- エンジン回転数リミットの作動
- エンジン・マネージメントのエマージェンシ・オペレーション
フューエル・ポンプ・コントロール・ユニット
– フューエル・ポンプ「オン」
– 燃料の需要
– ダイアグノシス要求
ボディ
ME コントロール・ユニットのハウジングはアルミ・ダイカスト製、カバーは耐腐食性のスチール・プレート製です。 ME コントロール・ユニットは耐水 / 防塵性があります。
内部には、エンジン・コントロールの 32 ビットの測定および制御用エレクトロニクスがあります。
電源供給
ME コントロール・ユニットは「ヒューズ付きターミナル 30」と、さらにイグニッション・オンのときには「ターミナル 87 M1.2 および M2.2」から電圧を供給されます。
ME コントロール・ユニットは、作動電圧域でのショート防止および逆極性防止の機能を備えています。
コネクタの負荷を軽減するため、並列接続させた複数のピンに電源を供給します。
アース接続
アース接続「ターミナル 31」は複数のアース・ラインを介して、アース・ポイント (左ユニット・コンパートメント電子回路) (W16/5) へ行われます。
コンピュータによる計測が終了する
ME コントロール・ユニットがシグナル「ターミナル 15 オフ」を受信すると、約 10 秒のコンピュータ・アフタ・ランがスタートします。
各種機能 (オン・ボード・ダイアグノシス (OBD)、スタータ・ロックアウト・システム (FBS) 、温度管理など) によって、数分かかることがあります。
脱着作業
ME コントロール・ユニットのプラグを抜く前に、イグニッションがオフにされ、コンピュータ・アフタ・ランが終了していることを確認します。 これにより、ME コントロール・ユニットの破損が防げ、CAN 接続に関与するコントロール・ユニットの故障メモリが失われません。
バリエーション
国別仕様、排気ガス・バリエーションなど、エンジン・コントロール・バリエーションは、Xentry Diagnostics によりバリエーション・コードでオンにされます。
ME コントロール・ユニットの交換は不要です。