P82.89-2475-79
図はモデルイヤー2017年以降 |
A1 | インストルメント・クラスタ | A105 | タッチパッド | |
A2/5 | グローバル・ポジショニング・システム・アンテナ・スプリッタ (エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) 装備) | B25/26 | 運転席ハンズフリー・マイク | |
A2/18 | アンテナ・アンプ (FM 1、AM、ZV およびキーレス・ゴー) | B25/27 | 助手席ハンズフリー・マイク | |
A2/19 | FM 2 および DAB バンドIII アンテナ・アンプ | N30/4 | エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット | |
A2/23 | GPS アンテナ | N40/3 | サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (サウンド・システム (コード 810) 装備) | |
A2/32 | リアウインドウアンテナ(モデル190.3) | N40/7 | アドバンスド・サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (アドバンスド・サウンド・システム (コード 811) 装備) | |
A2/37 | 道路交通情報通信システム (VICS) コントロール・ユニット (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション) | N80 | ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット | |
A2/52 | エマージェンシ・コール・システム・アンテナ (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 装備) | N93/9 | AMG ゲートウェイ・コントロール・ユニット | |
A2/82 | SDARS アンテナ (SIRIUS 衛星ラジオ (コード 536) 装備) | N112/9 | HERMES コントロール・ユニット (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 装備) | |
A2/94 | DSRC アンテナ (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション) | N135 | ステアリング・ホイール・エレクトロニクス | |
A2/102 | 左電話アンテナ(ライブトラフィックインフォメーション(コード367)およびHERMES LTE(コード362)装備) | S67 | 音量調整付き「オン / オフ」ボタン | |
A2/103 | 右電話アンテナ(ライブトラフィックインフォメーション(コード367)およびHERMES LTE(コード362)装備) | S110 | 左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 | |
A2/108 | DAB バンド III アンテナ・アンプ (デジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) 装備およびライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 非装備およびリアル・タイム交通データの定期購入) | S111 | 右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 | |
A2/109 | 電話アンテナスプリッタ(ライブトラフィックインフォメーション(コード367)およびHERMES LTE(コード362)装備) | CAN A | テレマチック CAN | |
A2/118 | フロント・ウインドウ・アンテナ | CAN D | ダイアグノシス CAN | |
A26/17 | ヘッド・ユニット | CAN HMI | ユーザ・インターフェース CAN | |
A40/8 | オーディオ / COMAND ディスプレイ | CAN E1 | シャーシ CAN 1 | |
A40/9 | オーディオ / COMAND 操作部 | MOST | メディア志向型システム伝送 | |
A50/6 | 専用狭域通信コントロール・ユニット (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション) | LIN A4 | オーディオ LIN | |
A90/4 | チューナ・ユニット (SIRIUS 衛星ラジオ (コード 536) またはデジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) 装備) | LIN E1 | ステアリング LIN | |
A90/5 | マルチメディア接続ユニット | LVDS | 低電圧ディファレンシャル・シグナル |
P82.89-0432-79
図はモデルイヤー2017年以前 |
A1 | インストルメント・クラスタ | B25/27 | 助手席ハンズフリー・マイク | |
A2/5 | グローバル・ポジショニング・システム・アンテナ・スプリッタ (エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) 装備) | N30/4 | エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット | |
A2/18 | アンテナ・アンプ (FM 1、AM、ZV およびキーレス・ゴー) | N40/3 | サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (サウンド・システム (コード 810) 装備) | |
A2/19 | FM 2 および DAB バンドIII アンテナ・アンプ | N40/7 | アドバンスド・サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (アドバンスド・サウンド・システム (コード 811) 装備) | |
A2/23 | GPS アンテナ | N80 | ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット | |
A2/32 | リヤ・ウインドウ・アンテナ | N93/9 | AMG ゲートウェイ・コントロール・ユニット | |
A2/37 | 道路交通情報通信システム (VICS) コントロール・ユニット (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション) | N112/1 | テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュール (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード B54) 装備およびリアル・タイム交通データの定期購入) | |
A2/52 | エマージェンシ・コール・システム・アンテナ (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード B54) 装備およびリアル・タイム交通データの定期購入) | N135 | ステアリング・ホイール・エレクトロニクス | |
A2/82 | SDARS アンテナ (SIRIUS 衛星ラジオ (コード 536) 装備) | S67 | 音量調整付き「オン / オフ」ボタン | |
A2/94 | DSRC アンテナ (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション) | S110 | 左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 | |
A2/108 | DAB バンド III アンテナ・アンプ (デジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) 装備およびライブ・トラフィック・インフォメーション (コード B54) 非装備およびリアル・タイム交通データの定期購入) | S111 | 右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 | |
A2/118 | フロント・ウインドウ・アンテナ | CAN A | テレマチック CAN | |
A26/17 | ヘッド・ユニット | CAN D | ダイアグノシス CAN | |
A40/8 | オーディオ / COMAND ディスプレイ | CAN HMI | ユーザ・インターフェース CAN | |
A40/9 | オーディオ / COMAND 操作部 | CAN E1 | シャーシ CAN 1 | |
A50/6 | 専用狭域通信コントロール・ユニット (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション) | MOST | メディア志向型システム伝送 | |
A90/4 | チューナユニット(SIRIUS衛星ラジオ(コード536)またはデジタルラジオ (DAB)(コード537)装備およびライブトラフィックインフォメーション(コードB54)非装備およびリアルタイム交通データの定期購入) | LIN A4 | オーディオ LIN | |
A90/5 | マルチメディア接続ユニット | LIN E1 | ステアリング LIN | |
A105 | タッチパッド | LVDS | 低電圧ディファレンシャル・シグナル | |
B25/26 | 運転席ハンズフリー・マイク |
機能前提条件の概要
• ターミナル 30g オンのステータス
• 最低3基のグローバル・ナビゲーション・システム (GPS) 衛星からのシグナル受信
• 輸送モードが作動していない
ナビゲーション・モードの概要
ナビゲーションモジュールは、ヘッドユニットに内蔵されています。
ナビゲーション・システムには以下の機能が備わっています:
• 位置測定
• 目的地の入力
• ルート算出
• ナビゲーション・マップの表示
• 交差点拡大表示
• ピクトグラム形式による視覚的な走行指示
• 音による走行指示
ナビゲーション・システムを使用して、車両の現在位置および方向と目的地までの距離が特定されます。
ルート算出には、国別仕様に応じてさまざまなオプションを選択できます。例:
• 「最速ルート」
• 「ダイナミック・ルート」
• 「エコ・ルート」
• 「最短ルート」
• 回避オプション (「エリアを回避」、「トンネルを回避」、「フェリーを回避」、「有料高速道路を回避」など)
オプションの遵守が不可能な場合、該当する区間用に設定されたオプションは無視され、メッセージが表示され、さらに音声で案内されます。設定したオプションは、表示および変更が可能です。算出後、オーディオ / COMAND 用ディスプレイ上に矢印ピクトグラムでルートが表示され、さらに「ルートが算出されました」という音声によるインフォメーション出力が行われます。
車両が事前に算出されたルートを外れて走行している場合は、改めてルートの算出が行われます。新たに算出された値がナビゲーション・システムにとって妥当性のある値であれば、変更後のルートが表示されます。
ダイナミック・ルート・ガイダンス (「ダイナミック・ルート」、「確認付きダイナミック・ルート」または「エコ・ルート」):ダイナミック・ルート・ガイダンスでは、算出されたルートにかなり長い渋滞または通行止めがある場合、別のルートが提案されます。
ナビゲーション・システムは、目的地として、あるいは最寄の通過点に選択可能な特別目的地 (レストラン、ガソリン・スタンド、駐車場、ショッピングなど) のリストおよびデジタル・マップも提供します。
ルートまたは目的地は、インターネットからメルセデス・ベンツゲートウェイアプリケーションを介して車両に送信し、ナビゲーションシステムに取り込むことができます。
目的地入力または特別目的地は、サービス・センタからヘッド・ユニットのナビゲーション・モジュールに供給することができます。
ナビゲーション・システムは、以下の構成部品によって操作することができます:
• オーディオ / COMAND 操作部
• タッチパッド
• マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群
• ボイス・オペレーティング・システム (SBS)
ナビゲーション・システムは、オーディオ / COMAND 操作部で操作することができます。オーディオ/COMAND操作部は、コントロールシグナルをテレマチックCANを介してヘッドユニットに送信します。
ナビゲーション・システムは、タッチパッドで操作可能です。タッチパッドは、コントロールシグナルをテレマチックCANを介してヘッドユニットに送信します。
ナビゲーションシステムは、マルチファンクションステアリングホイールボタン群で操作できます。マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群のコントロール・シグナルは、以下の経路で転送されます:
ステアリング・ホイール・エレクトロニクス →
ステアリング LIN →
ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット →
シャーシ CAN 1 →
AMG ゲートウェイ・コントロール・ユニット →
ユーザ・インタフェース CAN →
インストルメント・クラスタ →
ユーザ・インタフェース CAN →
ヘッド・ユニット
ナビゲーションシステムは、ヘッドユニットに内蔵されたSBSで操作可能です。音声入力はハンズフリーマイクで行われ、電気シグナルに変換されて、直接ケーブルを介してヘッドユニットに転送されます。
SBSによるナビゲーション、特に目的地入力の操作のために、ナビゲーションシステム内には追加名前リストが準備されています。例えば以下のインフォメーションに関する追加名前リストがあります:データ記憶媒体で選択された都市の地名、すべての場所、中心地および特別目的地の道路名。
ナビゲーションモードの機能には、以下の部分機能があります:
• GPS 衛星からの電波による現在位置決定
• 基本現在位置決定
• ルート算出
• ルート・ガイダンス
• ダイナミック・ルート・ガイダンス
• FMマルチプレクサを介した道路交通情報通信システム (VICS)(日本仕様(コード498))
• VICSを使用したダイナミックルートガイダンス(日本仕様(コード498)、ディーラオプション)
• リアルタイム交通データ (RTTD) を使用したダイナミックルートガイダンス(SIRIUS衛星ラジオ(コード536)装備)
• テレマチックサービスコミュニケーションモジュール(ライブトラフィックインフォメーション(コードB54)装備)またはHERMESコントロールユニット(ライブトラフィックインフォメーション(コード367)装備)を介したリアルタイム交通データを使用したダイナミックルートガイダンス
• マップ機能
• ナビゲーションの拡張機能
ナビゲーション・システムは、特殊なインタフェースを介してデータを準備し、そのデータは車内のその他のシステムで使用されます。ヘッド・ユニットは、データをユーザ・インタフェース CAN を介して送信します。
GPS 衛星からの電波による現在位置決定
GPS は衛星による測位システムで、世界中で使用できます。車両輸送 (列車、フェリーおよび牽引走行など) の後には、GPS 位置測定が欠かせません。(衛星受信を中断した後の) GPS 位置測定の再計算には数分かかることがあります (運転開始時は最長 5 分)。位置測定の精度と実際の算出は、各衛星により同期送信されるシグナルの動作時間の測定を基盤としています。その際、衛星の時計と受信機の時計が一致していることが重要な前提条件となります。同期を確実に行うために、受信機には自動時刻補正機能が装備されており、この機能も衛星シグナルを利用して行われます。
ヘッド・ユニットの GPS 受信機は、GPS シグナルを GPS アンテナから受信します。エマージェンシ・コール・システム / アシスタント・システム (コード 348) 装備車の場合、GPS シグナルは GPS アンテナからグローバル・ポジショニング・システム・アンテナ・スプリッタを介して受信されます。ヘッド・ユニットは、GPS シグナルから車両 (受信機) の現在位置を算出します。GPS によって算出された現在位置の連続データから、車両の進行方向が検出されます。
GPSはギガヘルツ範囲で作動しますが、シグナルは弱いので、以下の条件では受信障害が起こる可能性があります:空電(悪天候、水蒸気、霧など)、シグナル反射による多重受信(建物の壁など)あるいはシグナルの遮断(屋根のある場所、トンネル内、高層ビルまたは高い木々の間など)。
基本現在位置決定
GPS シグナルがなければ、その後基本位置決定によるナビゲーションは行えません。そのため、故障 (GPS アンテナなど) はすぐには識別できません。基本現在位置決定は GPS 衛星からの電波による現在位置決定と並行して実行されます。基本現在位置決定のために、ヘッド・ユニットは以下のインフォメーションを必要とします:
• ホイール・スピードおよびホイール回転方向 (前進または後退)
• ジャイロ・センサ (ターニング・アングル速度)
• 3 D G センサ (登り坂検知)
基本位置決定のために、ヘッドユニットは以下の構成部品のシグナルを必要とします:
• エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (進行方向を含むホイール・スピード・シグナル)
• ジャイロセンサ(ヨーレートセンサ)、ヘッドユニットに内蔵
• 3D Gセンサ、ヘッドユニットに内蔵
エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットからのデータは、以下の経路で転送されます:
シャーシ CAN 1 →
AMG ゲートウェイ・コントロール・ユニット →
ユーザ・インタフェース CAN →
ヘッド・ユニット
ヘッド・ユニットに内蔵されたセンサのデータが、ヘッド・ユニット内に転送されます。次に、ヘッドユニットにより現在の車両ポジション(経度および緯度)が算出されます。基本現在位置決定の算出は、1秒におよそ1回行われます。
現在位置決定時の位置測定エラー、ターミナル15「オフ」のときに後退した場合、または車両を輸送した場合、基本位置決定に誤りが生じます。ヘッド・ユニットに内蔵されたナビゲーション・コンピュータが GPS データを受信して、自動的に誤差を修正します。
タイヤ交換後のキャリブレーションは自動的に行われます。
タイヤはすり減っていくため、タイヤの径を常に再キャリブレーションする必要があります。再キャリブレーションは自動的に行われます。タイヤ径の再キャリブレーションは、デジタル・マップに基づく現在位置決定で算出された、ある分岐点から次の分岐点までの走行距離の算出値と実際値の差を用いて行われます。
ルート算出
ルート算出は、設定されたオプションをできる限り遵守して行われます。オプションの遵守が不可能な場合は、該当する区間用に設定されたオプションは無視され、その旨を知らせるメッセージが表示され、音声でも出力されます。設定された判定基準およびオプションは、いつでも表示および変更が可能です。音声によるインフォメーション出力 (「ルートが算出されました」) が行われ、算出が正常に終了すると、ルートがマップ上に表示されます。
ルート・ガイダンス
内蔵ナビゲーション・コンピュータはルート算出データを常時現在位置決定のデータと比較し、その先のルート・ガイダンスのための対策を引き出します。ルート・ガイダンスは、表示と音声によるインフォメーションの出力によって行われ、以下の範囲に分けられます:
• マップによるルート・ガイダンス
• 走行車線推奨によるルート・ガイダンス
• 音声出力によるルート・ガイダンス
マップによるルート・ガイダンス
ルート・ガイダンス (デジタル・マップ・ナビゲーション) の視覚的表示用のシグナルは、ヘッド・ユニットにより生成され、LVDS ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに送信されます。オーディオ / COMAND 用ディスプレイはテレマチック CAN を介してヘッド・ユニットによりオンになります。
走行車線推奨によるルート・ガイダンス
複数車線の出口 (インターチェンジなど) での特定の分岐状況では、フッタに走行車線推奨が表示されます。また、分岐のアドバイスでは、分岐点までの残距離が棒グラフで表示されます。走行車線には矢印が付けられ、どの車線が目的地に達するのか、または最適に到達できるのかを表します。
日中モードの場合、オーディオ / COMAND 用ディスプレイの表示には、以下の色が使用されます:
白:最適または推奨走行車線
ライト・グレー:正しい走行車線ですが、まもなく再度車線変更をする必要があります。
ダーク・グレー:この走行車線では目的地に到達しません。
インストルメント・クラスタでは、白い矢印のみが表示されます。
音声出力によるルート・ガイダンス
音声出力によるルート・ガイダンスは、運転者が交通状況から注意をそらすことなく操作できる支援機能です。音声出力は、選択されたシステム言語で行われます。ナビゲーション・システムのルート・ガイダンスでは、以下の指示が音声出力されます:
• 方位の指示
• 次に右左折進入する通りの名前
その他に、ルート算出開始時、通過点到達時または目的地到達時などの音声メッセージがあります。
ダイナミック・ルート・ガイダンスの際には、交通情報によるルートの影響を基にして補足音声メッセージが出力されます。さらに多くの場合、特別な注意事項が音声出力されます。例:
• 走行に制限が設けられている地域にある目的地
• フェリーを使うルート
ヘッド・ユニットのナビゲーション・コンピュータは、音声出力中、単語セグメントを結び付け、完全な指示あるいはインフォメーションにします。
サウンド・システム (コード 810) 非装備およびアドバンスド・サウンド・システム (コード 811) 非装備の車両の場合、音声出力はヘッド・ユニットからスピーカ・システムに転送されます。
サウンドシステム(コード810)またはアドバンスドサウンドシステム(コード811)装備車の場合、ヘッドユニットは音声出力および音量調整をMOSTを介して以下のコントロールユニットのいずれかに転送し、同ユニットがスピーカシステムを制御します:
• サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (サウンド・システム (コード 810) 装備)
• アドバンスド・サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (アドバンスド・サウンド・システム (コード 811) 装備)
音声出力がオンの場合、音声の音量は音量調節付きオン / オフ・ボタンまたは右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群により調整することができます。
音量調節付オン/オフボタンのコントロールシグナルはオーディオLIN、オーディオ/COMAND操作部およびテレマチックCANを介してヘッドユニットに転送されます。
右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群のコントロール・シグナルは、以下の経路で転送されます:
ステアリング・ホイール・エレクトロニクス →
ステアリング LIN →
ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット →
シャーシ CAN 1 →
AMG ゲートウェイ・コントロール・ユニット →
ユーザ・インタフェース CAN →
インストルメント・クラスタ →
ユーザ・インタフェース CAN →
ヘッド・ユニット
ダイナミック・ルート・ガイダンス
ダイナミック・ルート・ガイダンスは、「ダイナミック・ルート」、「確認付きダイナミック・ルート」または「エコ・ルート」モードで行われます (米国仕様 (コード 494) 以外および日本仕様 (コード 498) 以外)。ダイナミック・ルート・ガイダンスでは、該当する交通データを受信した場合、最新の交通状況が考慮されます。交通情報データ・メモリは交通情報を解読し、照会に応じてそれらを内部でナビゲーション・コンピュータに転送します。そのルートを変更するかどうかの決定は、ナビゲーション・コンピュータが行います。
確認付きダイナミック・ルートでは、ルート変更した場合の走行距離および走行時間への影響がユーザーに通知されます。ユーザーがルート変更を決定した場合のみ、ルートが変更されます。ルートが変更された場合は、スピーカ・システムを介して知らされます。
ダイナミックルートガイダンス(米国仕様(コード494)以外および日本仕様(コード498)以外およびライブトラフィックインフォメーション(コードB54)非装備およびライブトラフィックインフォメーション(コード367)非装備およびリアルタイム交通データの定期購入)
交通状況に関する受信インフォメーションは、その放送局を設定していれば、ラジオデータシステム (RDS)/トラフィックメッセージチャンネル (TMC) 機能により、FMラジオまたはデジタルラジオ (DAB)(デジタルラジオ (DAB)(コード537)装備)を介して受信されます。
ヘッドユニット内のFM受信機は、交通情報をFM 1を介して以下の経路で受信します:
フロント・ウインドウ・アンテナ →
FM 1、AM、ZV およびキーレス・ゴー・アンテナ・アンプ →
ヘッド・ユニット
ヘッドユニット内のFM受信機は、交通情報をFM 2を介して以下の経路で受信します:
リアウインドウアンテナ(モデル190.3)またはフロントウインドウアンテナ(モデル190.4) →
FM 2 および DAB バンド III アンテナ・アンプ →
ヘッド・ユニット
デジタルラジオ (DAB)(コード537)装備車の場合、DABバンドIIIシグナルは以下の経路で受信されます:
リアウインドウアンテナ(モデル190.3)またはフロントウインドウアンテナ(モデル190.4) →
FM 2 および DAB バンド III アンテナ・アンプまたは DAB バンド III アンテナ・アンプ →
チューナ・ユニット →
MOST →
ヘッド・ユニット
FMマルチプレクサによるVICS(日本仕様(コード498))
運転者は VICS により現在の交通状況についての重要な情報を受け取ります。交通障害および渋滞のある場所がマップに表示されますが、これらはダイナミック・ルート・ガイダンスには取り入れられません。FM-1アンテナシグナルは以下の経路で転送されます:
フロント・ウインドウ・アンテナ →
FM 1、AM、ZV およびキーレス・ゴー・アンテナ・アンプ →
ヘッド・ユニット
FM-2 アンテナ・シグナルは以下の経路で転送されます:
リアウインドウアンテナ(モデル190.3)またはフロントウインドウアンテナ(モデル190.4) →
FM 2 および DAB バンド III アンテナ・アンプ →
ヘッド・ユニット
ヘッド・ユニットでは、VICS インフォメーションが内蔵 FM マルチプレクサで処理されます。次に、LVDS ケーブルを介してインフォメーションの表示がオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示されます。
VICSを使用したダイナミックルートガイダンス(日本仕様(コード498)、ディーラオプション)
ダイナミック・ルート・ガイダンスでは、道路交通情報通信システム (VICS) コントロール・ユニットおよび専用狭域通信コントロール・ユニットが必要です。道路交通情報通信システム (VICS) コントロール・ユニットには、受信機とアンテナが内蔵されています。アンテナは、路上に設置されている VICS ビーコン (送信マスト) と通信し、VICS ビーコンは受信範囲 2.5 ギガヘルツでマイクロ波シグナルまたは赤外線シグナルを送信します。受信したシグナルは、直接ヘッド・ユニットに伝送され、解読されます。専用狭域通信コントロール・ユニットは、DSRC アンテナを介して VICS シグナルを受信範囲 5.8 ギガヘルツで受信し、これをヘッド・ユニットに転送します。交通情報は、ヘッド・ユニットの交通情報データ・メモリにメモリされ、暗号解除され、照会があればナビゲーション・コンピュータに転送されます。
リアルタイム交通データ (RTTD) を使用したダイナミックルートガイダンス(SIRIUS衛星ラジオ(コード536)装備)
RTTD は衛星ラジオ・プロバイダ「Sirius」から送信されるリアル・タイム交通データで、これの受信および処理はチューナ・ユニットによって行われます。リアル・タイム交通データには交通事故、渋滞および交通量のインフォメーションが含まれています。リアル・タイム交通データは米国の都市周辺で受信可能であり、約 5 分間隔で伝送されます。チューナ・ユニットは、リアル・タイム交通データを直接ケーブルを介して SDARS アンテナから受信し、これを MOST を介してヘッド・ユニットのナビゲーション・システムに供給可能にします。ヘッド・ユニットはこのデータを別ルートの算出に使用し、結果を LVDS ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示します。
テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュール (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード B54) 装備) または HERMES コントロール・ユニット (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 装備) で受信したリアルタイム交通データを考慮したダイナミック・ルート・ガイダンスの追加機能前提条件
• リアル・タイム交通データの定期購入
• 交通データ・サービスが提供される地域内に車両がある。
定期購入の終了後または交通データサービスが提供される地理的範囲の外では、ラジオ交通情報によるダイナミックルートガイダンスのみ使用可能です。
テレマチックサービスコミュニケーションモジュール(ライブトラフィックインフォメーション(コードB54)装備)またはHERMESコントロールユニット(ライブトラフィックインフォメーション(コード367)装備)を介したリアルタイム交通データを使用したダイナミックルートガイダンス
テレマチックサービスコミュニケーションモジュールまたはHERMESコントロールユニットはリアルタイム交通データをエマージェンシコールシステムアンテナを介して、または左電話アンテナ、右電話アンテナおよび電話アンテナスプリッタ(HERMES LTE(コード362)装備)を介してサービスプロバイダから受信します。テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールまたは HERMES コントロール・ユニットは、リアル・タイム交通データを直接ケーブル (ユニバーサル・シリアル・バス (USB)) を介してヘッド・ユニットに送信し、そこでこのデータが内蔵ナビゲーション・コンピュータにより使用されます。
テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールまたは HERMES コントロール・ユニットは、直接ケーブル (USB) を介して周期的にポジション・データをヘッド・ユニットから受信します。テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールまたは HERMES コントロール・ユニットは、このポジション・データをエマージェンシ・コール・システム・アンテナを介してサービス・プロバイダに送信します。これにより、テレマチック・サービス・コミュニケーション・モジュールまたは HERMES コントロール・ユニットは交通情報を収集する役割を果たし、ひいてはダイナミック・ルート・ガイダンスのための情報を供給していることになります。
マップ機能
マップ表示は基本的にヘッド・ユニットにより制御されます。以下の表示機能がサポートされています:
• ルート・ガイダンス・マップ
• 位置マップ
• ルート・マップ
• スクロール・マップ
• 目的地入力マップ
ナビゲーションの拡張機能
以下の機能では、コンフォート、オーダーメイドおよびツーリスト・インフォメーションに関してナビゲーション・システムを拡張することができます:
• マルチメディア接続ユニットのセキュア・デジタル (SD) カードおよび SD カード挿入口を介したエレクトロニック・ガイド・ブックの統合、目的地情報収集およびルート・ダウンロードの開始
• あいまい検索 (例えば目的地、住所または特別目的地の一部のみを入力) も可能な特殊な検索エンジン
• 「ルート・フライト」 (予定されたルート上を上空からの視点で視覚的に魅力的に表示)
• 「ドライブ・ショー」 (現在のポジション、ルート、ルート沿いの交通情報、目的地の情報およびそれまでに走行した距離の高低推移を示すピクチャの連続表示)
• 「コンパス」 (現在のポジションの地理座標および現在の標高を含むコンパス画面表示)
• マルチメディア接続ユニットの SD カード挿入口を介したメルセデス・ベンツ「トラベル・ガイド」 (アクセサリ) へのアクセス
ヘッド・ユニットおよび SD カードのデータ交換は、ヘッド・ユニットとマルチメディア接続ユニットの間の USB 接続により行われます。
拡張ナビゲーション機能は、ヘッド・ユニットの内部で変換され、必要に応じて LVDS ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示されます。
参照文書
- gf8285p9999rr テレマチック·システム構成部品の一覧表