P77.30-2699-79
A1 | インストルメント・クラスタ | N10/8 | リヤ SAM コントロール・ユニット | |
A7/5 | ソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニット | N22/6 | リヤ・コントロール・ユニット | |
A7/5b1 | ソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニット温度センサ | N69/1 | 左フロント・ドア・コントロール・ユニット | |
A7/5m1 | ソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニット・モータ | N69/2 | 右フロント・ドア・コントロール・ユニット | |
A7/5y1 | ソレノイドバルブ (PCS1) | N73 | エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット | |
A7/5y2 | ソレノイドバルブ (TCC) | S84 | ソフトトップコントロールスイッチ | |
A7/5y3 | ソレノイドバルブ3 | S84s4 | ウインド・バイザおよびウインド・ディフレクタ・ボタン (カブリオレ用ウインド・バイザ (コード 288) 装備) | |
A7/5y4 | ソレノイドバルブ (PCS2) | S84s5 | メイン・オペレーティング・パワー・ウインドウ・スイッチ | |
A85/5 | トランク・リッド / テール・ゲート・ロック | S84/1 | ソフト・トップ左「ロック」スイッチ | |
A85/5s1 | トランク・リッド / テール・ゲート・ロック・メイン・ラッチ・スイッチ | S84/2 | ソフト・トップ右「ロック」スイッチ | |
B14 | 外気温度センサ | S84/3 | ソフト・トップ「開」リミット・スイッチ | |
B100/2 | 左トランク・ルーム・セパレータ・スピード・センサ (セミ・オートマチック・トランク・ルーム残余スペース・セパレータ (コード 4U9) 装備) | S84/6 | 左ソフト・トップ・フレーム「下降ロック」リミット・スイッチ | |
B100/3 | 右トランク・ルーム・セパレータ・スピード・センサ (セミ・オートマチック・トランク・ルーム残余スペース・セパレータ (コード 4U9) 装備) | S84/7 | 右ソフト・トップ・フレーム「下降ロック」リミット・スイッチ | |
B100/5 | スピード・センサ (トランク・ルーム・セパレータ、「閉」) | S84/8 | ソフト・トップ・フレーム「上昇」リミット・スイッチ | |
M10/3 | 左フロント・パワー・ウインドウ・モータ | S84/26 | 左上部ソフト・トップ・コンパートメント・カバー・リミット・スイッチ | |
M10/4 | 右フロント・パワー・ウインドウ・モータ | S84/27 | 左ソフト・トップ・コンパートメント・カバー「ロック」リミット・スイッチ | |
M10/5 | 左リヤ・パワー・ウインドウ・モータ | S84/28 | 右ソフト・トップ・コンパートメント・カバー「ロック」リミット・スイッチ | |
M10/6 | 右リヤ・パワー・ウインドウ・モータ | S84/31 | ソフト・トップ「閉」リミット・スイッチ | |
M24/11 | トランク・ルーム・セパレータ・モータ (セミ・オートマチック・トランク・ルーム残余スペース・セパレータ (コード 4U9) 装備) | S84/34 | ソフト・トップ・キャッチ「開」リミット・スイッチ | |
M47/1 | フロント・ソフト・トップ・キャッチ・モータ | S84/35 | ソフト・トップ・キャッチ「ロック」リミット・スイッチ | |
M96/1 | ウインド・バイザ・アクチュエータ (カブリオレ用ウインド・バイザ (コード 288) 装備) | S138/3 | トランク・ルーム・セパレータ・スイッチ (セミ・オートマチック・トランク・ルーム残余スペース・セパレータ (コード 4U9) 装備) | |
M96/2 | ウインド・ディフレクタ・アクチュエータ (カブリオレ用ウインド・バイザ (コード 288) 装備) | CAN B | 車内 CAN | |
N2/10 | 補助レストレイント・システム・コントロール・ユニット | CAN HMI | ユーザ・インタフェース CAN | |
N10/6 | フロント SAM コントロール・ユニット |
機能前提条件の概要
• 輸送モードを起動していない
• 過電圧または電圧不足はなし
輸送モードをオンにした場合、閉じたソフト・トップは開けません。
ソフト・トップの概要
ソフト・トップはハイドロリック・シリンダの制御により電子油圧で作動します。
ソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニットのモータはハイドロリック・ポンプを駆動させ、同ポンプはソフト・トップの開閉に必要なオペレーティング・プレッシャを生成します。
ハイドロリック・シリンダの制御は、リヤ・コントロール・ユニットによりソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニットのソレノイド・バルブを介して行われます。
合計6つのハイドロリックシリンダが取り付けられています。それぞれ2つのソフトトップフレームハイドロリックシリンダ(起こす/下ろす)、2つのソフトトップコンパートメントカバーハイドロリックシリンダ(オープン/クローズ)および2つのソフトトップハイドロリックシリンダ。
合計12個のリミットスイッチが取り付けられています。リミット・スイッチは、ソフト・トップ、ソフト・トップ・フレーム、ソフト・トップ・コンパートメント・カバーおよびソフト・トップ・キャッチの位置をモニタします。リミット・スイッチのステータスはリヤ・コントロール・ユニットにより直接読み取られます。
操作箇所:
• ソフトトップコントロールスイッチ
• リモコン・キー (A8/1) (コンフォート・オープン / クローズ機能)
エマージェンシ・オペレーション:ソフト・トップは手動で (手により) 開閉できます。
ソフト・トップ・コントロールには、以下の部分機能があります:
• ソフト・トップ・オープン / クローズ
• トランクルーム残余スペースセパレータクローズ(セミオートマチックトランクルーム残余スペースセパレータ(コード4U9)装備)
• ストップ・モード
• 過負荷保護
• サイド・ウインドウのセントラル・クローズ
• コントロール / ウォーニング・メッセージ表示
• ウインド・ディフレクタおよびウインド・バイザ伸長 / 格納 (カブリオレ用ウインド・バイザ (コード 288) 装備)
ソフト・トップ・オープン / クローズの追加機能前提条件
• エンジン始動していない (ターミナル 50 オフ)
• ターミナル 15 「オン」 (ソフト・トップ・コントロール・スイッチ操作箇所用)
• ソフト・トップが定義された位置にある
• トランク・リッドが閉じている
• トランクルーム残余スペースセパレータが閉じている
• 速度が 60 km/h 以下
• ロール・バーが作動していない
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットは、ターミナル 15 およびターミナル 50 のターミナル・ステータスを車内 CAN を介してリヤ・コントロール・ユニットに送信します。
ソフト・トップの位置は、すべてのリミット・スイッチのステータスを評価することにより検知されます。リヤ・コントロール・ユニットはすべてのリミット・スイッチのステータスを直接読み取ります。
トランクリッドのステータス(オープンまたはクローズ)は、トランクリッドロックのトランクリッドロックメインラッチスイッチによって検知されます。リアSAMコントロールユニットはトランクリッドロックメインラッチスイッチのステータスを直接読み取り、これを車内CANを介してリアコントロールユニットに送信します。
リヤ・コントロール・ユニットは、トランク・ルーム・セパレータ「閉」スピード・センサのシグナルを直接読み取ります。
インストルメント・クラスタは、車両スピードをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してリヤ・コントロール・ユニットに送信します。
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、ロール・バーのステータスをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してリヤ・コントロール・ユニットに送信します。
ソフト・トップ・オープン / クローズ
ソフト・トップ・コントロール・スイッチを操作すると、要求がある間、ソフト・トップがオープンまたはクローズされます。リヤ・コントロール・ユニットはソフト・トップ・コントロール・スイッチのステータスを直接読み取ります。
リモコン・キーによるコンフォート・オープン / クローズ機能が作動すると、要求がある間、ソフト・トップがオープンまたはクローズされます。
トランクルーム残余スペースセパレータ:
トランクルーム残余スペースセパレータは、ソフトトップ用の収納スペースを残りのトランクルームから分離します。
車両装備に応じて、トランクルーム残余スペースセパレータの2種類のバリエーションが提供されます:
• 手動のトランクルーム残余スペースセパレータ:トランクルーム残余スペースセパレータは手で動かします。
• セミオートマチックトランクルーム残余スペースセパレータ(セミオートマチックトランクルーム残余スペースセパレータ(コード4U9)装備):トランクルーム残余スペースセパレータはトランクルームセパレータモータのボタンを押して閉じます。
折り畳まれたソフトトップを規定の収納スペースに収めるために、ソフトトップを開く場合、トランクルーム残余スペースセパレータが閉じている必要があります。大きな物、またはかさばる物により、トランクルーム残余スペースセパレータのクローズが完全に妨げられると、開いたソフトトップをトランクルームに収納できません。トランクルームセパレータ「閉」スピードセンサは、トランクルーム残余スペースセパレータのクローズ状態を検知します。
ソフト・トップ・オープンのプロセス:
• フロント・サイド・ウインドウがショート・アップ・ポジションへ下降します。
リヤ・コントロール・ユニットは、要求「ショート・アップ・ポジションに移動」を車内 CAN を介してフロント・ドア・コントロール・ユニットに送信します。フロント・ドア・コントロール・ユニットは、これを受けてフロント・パワー・ウインドウ・モータを制御します。フロント・パワー・ウインドウ・モータにはスピード・センサが内蔵されており、このセンサのシグナルによりフロント・サイド・ウインドウの位置を特定できます。フロント・ドア・コントロール・ユニットは、インフォメーション「ショート・アップ・ポジションに移動」を車内 CAN を介してリヤ・コントロール・ユニットに送信します。
• リヤ・サイド・ウインドウが全開します。
リヤ・パワー・ウインドウ・モータはリヤ・コントロール・ユニットにより直接制御されます。リヤ・パワー・ウインドウ・モータにはスピード・センサが内蔵されており、このセンサのシグナルによりリヤ・サイド・ウインドウの位置を特定できます。
• ソフト・トップの動作プロセスがスタートします。
リヤ・コントロール・ユニットは、ソフト・トップ・キャッチを開くためにフロント・ソフト・トップ・キャッチ・モータを直接制御します。次に、リヤ・コントロール・ユニットはソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニット・モータを直接制御します。ソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニット・モータで駆動するハイドロリック・ポンプは、動作プロセスに必要なオペレーティング・プレッシャを生成します。これにより、リヤ・コントロール・ユニットはソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニットのソレノイド・バルブを直接制御し、同バルブは個別のハイドロリック・シリンダへのオイル流入を制御します。
• ソフト・トップ・コンパートメント・カバーが後方へ移動し、それによってソフト・トップ後部 (ソフト・トップ・フレーム) がロック解除されます。次に、ソフト・トップ後部がリヤ・ウインドウとともに持ち上がり、ソフト・トップ・コンパートメント・カバーが開きます。
• リヤ・ウインドウは再び下がり、ソフト・トップがフロント・ウインドウの上部フレームでロック解除されます。
• ソフト・トップはパッセンジャ・コンパートメント上を移動しながら折り畳まれ、リヤ部分に収納されます。
• ソフト・トップ・コンパートメント・カバーが再び閉じます。
各エンドポジションに達した後も(リミットスイッチのシグナルによって定義される)、該当するハイドロリックシリンダは短時間作動します。それにより、リミットスイッチのシフトポイント誤差が調整されます。
ソフト・トップ・クローズのプロセス:
• フロント・サイド・ウインドウがショート・アップ・ポジションへ下降します。
• リヤ・サイド・ウインドウが全開します。
• ソフトトップコンパートメントカバーが開き、ソフトトップがリアからフロントへ繰り出されます。次に、ソフトトップがパッセンジャコンパートメント上へ展開され、フロントウインドウの上部フレームにロックされます。
• 次に、ソフト・トップのリヤ部分がリヤ・ウインドウとともに持ち上がり、ソフト・トップ・コンパートメント・カバーを閉じることができるようになります。
• ソフト・トップ・コンパートメント・カバーが閉じた後、ソフト・トップのリヤ部分が再び後方に旋回します。ソフト・トップ・コンパートメント・カバーが前方に移動し、ソフト・トップのリヤ部分 (ソフト・トップ・フレーム) をロックします。
• フロントおよびリヤ・サイド・ウインドウが再び閉じます (米国仕様 (コード 494) 車の場合以外)。
ソフト・トップの作動中、インストルメント・クラスタにメッセージ「ソフト・トップ サドウチュウ」が表示されます。オープン動作時に走行速度が 60 km/h を超えると、リヤ・コントロール・ユニットは動作プロセスを中止します。インストルメント・クラスタにメッセージ「ソフト・トップ ヲ カンゼンニ ヒライテクダサイ / トジテクダサイ」が表示されます。リヤ・コントロール・ユニットは、メッセージの表示に関する要求を車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびユーザ・インタフェース CAN を介してインストルメント・クラスタに送信します。
リヤ・コントロール・ユニットはソフト・トップの動作プロセスをモニタします。このために、リヤ・コントロール・ユニットはリミット・スイッチの予期されるインプット・シグナルを受信するまで、個別の動作 (ストップ・モード時以外) に対するソレノイド・バルブの制御時間を点検します。保存されている時間を超えると、制御が中断され、リヤ・コントロール・ユニットに故障が保存されます。
ソフト・トップが完全にロックされなかった場合は、新たに操作要求を行うことで後からロックすることができます。この場合、サイド・ウインドウは完全には閉じません。
先に手動でサイド・ウインドウを閉じた場合、サイド・ウインドウはショート・アップ・ポジションまでのみ動きます。ソフト・トップが閉じた後でのみ、サイド・ウインドウも閉じることができます。
トランクルーム残余スペースセパレータクローズの追加機能前提条件(セミオートマチックトランクルーム残余スペースセパレータ(コード4U9)装備)
• トランク・リッドが開いている
トランクルーム残余スペースセパレータクローズ(セミオートマチックトランクルーム残余スペースセパレータ(コード4U9)装備)
トランクルームセパレータスイッチを操作することにより、トランクルーム残余スペースセパレータを閉じることができます。リアコントロールユニットはトランクルームセパレータスイッチのステータスを直接読み取り、トランクルームセパレータモータを制御します。
トランクルームセパレータモータはパネルをトランクルーム残余スペースセパレータローラブラインドとともに後方へ閉じます。これにより、トランクルーム残余スペースセパレータローラブラインドに張力が加わり、シャフトがトランクルーム残余スペースセパレータローラブラインドとともに下方に引かれます。ソフト・トップ用の収納スペースが使用可能となります。ロワエンドポジション(トランクルーム残余スペースセパレータ「閉」)がトランクルームセパレータ「閉」スピードセンサにより検知されます。横側に取り付けられたトランクルームセパレータスピードセンサは、閉じる際にトランクルーム残余スペースセパレータの障害物への突当たりを検知します。リヤ・コントロール・ユニットはトランク・ルーム・セパレータ・スピード・センサのシグナルを直接読み取り、これを評価します。
ストップ・モードの追加機能前提条件
• ソフト・トップがエンド・ポジションでロックされていない
ストップ・モード
インプット値がないため、あるいはインプット値が正しくないためにソフト・トップの開閉プロセスが中断されると、リヤ・コントロール・ユニットはストップ・モードを作動させます。ストップ・モードの間、ソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニットのソレノイド・バルブは、ソフト・トップがこれ以上動かないように制御されます。ソフト・トップは固定されます。ソフト・トップの開閉プロセスが再び承認され、再度要求が出されると、開閉プロセスが再開します。
ストップ・モードに入ると、インストルメント・クラスタにウォーニング・メッセージ (「ソフト・トップ ヲ カンゼンニ ヒライテクダサイ / トジテクダサイ」) が表示されます。
ストップ・モードの間、ソフト・トップは以下の時間固定されます:
• ターミナル 15 「オン」のとき、7 分間
• ターミナル15「オフ」のとき、15秒間
それでもまだソフト・トップの開閉プロセスが承認されなければ、再要求を受信するとストップ・モードが再び起動します。
ストップ・モードが中断された場合、最初のソレノイド・バルブがオフになる 15 秒前に、リヤ・コントロール・ユニットは警告出力の要求を車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびユーザ・インタフェース CAN を介してインストルメント・クラスタに送信します。インストルメント・クラスタにメッセージ「ソフト・トップ ガ カコウシマス」が表示されます。さらに、警告ゴングが鳴ります。5 秒後にすべてのソレノイド・バルブが停止すると、リヤ・コントロール・ユニットは警告音を出力する要求を取り消します。
新たな要求が検知され、リアコントロールユニットのポジションサーチが無事に行われた場合は、すべてのソレノイドバルブがカットオフされます。ソフトトップの動作が固定ポジション以降で再開されます。車両スピードが4 km/hを超えると、空気抵抗でソフトトップを損傷しないように、ソフトトップの開閉プロセスが中断されます。
ストップ・モードに使用されるソレノイド・バルブが故障している場合、ストップ・モードは開始しません。
過負荷保護
ソフト・トップのオープンまたはクローズは、ハイドロリック・オイル温度が 85 °C を超えるまでは可能です。ソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニットの温度センサは、ソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニット・モータに熱的過負荷が生じると、過負荷保護を作動させます。リヤ・コントロール・ユニットは温度センサのシグナルを直接読み取り、ハイドロリック・オイル温度を算出します。
ハイドロリック・オイル温度 (°C):
閉じた静止位置からソフト・トップを開く:
• 75 °C 以下で承認
• 85 °C 以上で動作阻止 / 中断
ソフト・トップを閉じる:
• 85 °C以下で承認
• 90 °C以上で動作阻止/中断
算出には外気温度も考慮されます。外気温度は外気温度センサによって検知されます。フロント SAM コントロール・ユニットは外気温度センサのシグナルを直接読み取り、外気温度を算出します。次に、フロント SAM コントロール・ユニットは、外気温度の値を車内 CAN を介してリヤ・コントロール・ユニットに送信します。
外気温度が -15 °C 未満のときのリヤ・コントロール・ユニットの故障分析:
• ソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニットの温度センサに故障がない
• タイム・アウト・エラー時にインストルメント・クラスタに表示がない
• タイム・アウト・エラー時に保存がない
外気温度が -15 °C 以上のときのリヤ・コントロール・ユニットの故障分析:
• 故障を保存する
• インストルメント・クラスタに表示する
サイド・ウインドウのセントラル・クローズの追加機能前提条件
• ターミナル 15R オン
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットはターミナル 15 のターミナル・ステータスを車内 CAN を介してリヤ・コントロール・ユニットに送信します。
サイド・ウインドウのセントラル・クローズ
パワー・ウインドウ・メイン操作スイッチにより、ひとつの操作箇所からすべてのサイド・ウインドウを閉じることができます。
パワー・ウインドウ・メイン操作スイッチが最初のラッチまで操作されると、スイッチが操作されている間パワー・ウインドウ・モータが作動します。サイド・ウインドウが閉じます。パワー・ウインドウ・メイン操作スイッチが最初のラッチを越えて操作されると、サイド・ウインドウが完全に閉じるまでパワー・ウインドウ・モータが作動します。
リヤ・コントロール・ユニットはパワー・ウインドウ・メイン操作スイッチのステータスを直接読み取り、インフォメーション「コンフォート・オペレーション・モード」および「コンフォート・オペレーション方向」を車内 CAN を介してフロント・ドア・コントロール・ユニットに送信します。フロント・ドア・コントロール・ユニットは、これを受けてフロント・パワー・ウインドウ・モータを制御します。リヤ・パワー・ウインドウ・モータはリヤ・コントロール・ユニットを直接制御します。
コントロール / ウォーニング・メッセージ表示
リヤ・コントロール・ユニットはソフト・トップ・コントロールの機能を常時評価します。
誤作動および不具合がインストルメント・クラスタに表示されます。そのために、リヤ・コントロール・ユニットは該当するインフォメーションを車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびユーザ・インタフェース CAN を介してインストルメント・クラスタに送信します。
メッセージの表示はターミナル 15 のステータスとは無関係です。したがって、ソフト・トップのコンフォート・オープン / クローズ中もメッセージが表示されます。
個々のメッセージは他のメッセージと同時に送信されることがあります。そうでない場合には、リアコントロールユニットは常に、優先順位に準じてメッセージを1件だけインストルメントクラスタに送信します。ソフト・トップの動作プロセスに基づき、同じプライオリティの複数のメッセージが同時に送信されることはありません。
優先 | 故障 / 機能不良 | シンボル | 表示テキスト | 警告ゴング |
1 | ソフト・トップがロックされておらず、速度が 8 km/h 以上 | ソフト・トップ | ソフト・トップ ヲ ロックスル (赤) | 「はい」、10秒間 |
2 | ソフト・トップ・コントロール・スイッチにより開閉プロセス作動中 (ソフト・トップがロックされ、ハイドロリック・ポンプがオフになるまで) | ソフト・トップ | ソフト・トップ サドウチュウ (白) | 「いいえ」 |
2 | ストップ・モード作動中 | ソフト・トップ | ソフト・トップ ヲ カンゼンニ ヒライテクダサイ / トジテクダサイ (白) | 「いいえ」 |
2 | ストップ・モード作動中で、15 秒後にオフになる | ソフト・トップ | ソフト・トップ ガ カコウシマス (白) | 警告ゴングが自律的に 20 秒間鳴る |
3 | 車両スピード 60 km/h 以上で走行中のため、ソフト・トップを作動できない | ソフト・トップ | スピード ヲ 60 km/h ニ オトシテクダサイ (白) | 「はい」 |
4 | トランクルーム残余スペースセパレータが閉じていないため、ソフトトップを作動できない | 閉じたトランク・リッドを指す矢印 | トランク・ルーム・ローラ・シャッタ ヲ シメテクダサイ (白) | 「はい」 |
5 | トランク・リッドが閉じていないため、ソフト・トップを作動できない | トランク・リッドが開いた車両 | アイコンのみ、テキストなし (白) | 「はい」 |
6 | ソフト・トップ・コントロール・ハイドロリック・ユニットの温度が高すぎるか、エンジン作動時の電圧不足のため、ソフト・トップを作動できない | ソフト・トップ | ソフト・トップ ノ サドウ ヲ マッテクダサイ (白) | 「はい」 |
7 | エンジン「オフ」時の電圧不足のため、ソフト・トップを作動できない | ソフト・トップ | エンジン ヲ シドウシテクダサイ (白) | 「はい」 |
8 | リヤ・コントロール・ユニットまたは付属品の故障 (ソフト・トップ作動を妨げるすべての故障) のため、ソフト・トップを作動できない | ソフト・トップ | ソフト・トップ シテイ ノ コウジョウ デ テンケン (白) | 「はい」 |
ソフト・トップがロックされていない場合に走行速度が 8 km/h を超えると、ウォーニング・メッセージ「ソフト・トップ ヲ ロックスル」 (赤文字) の表示に加えて警告ゴングが鳴ります。この警告の出力は 10 秒に制限されています。この時間が経過すると警告ゴングの出力が終了し、以下の場合には再度出力されます:
• ターミナル 15 オフからターミナル 15 オンに切換え
• ソフト・トップのポジションの変化
• ソフト・トップ・コントロール・スイッチをアフタ・ロックの逆向きに操作
• アフタ・ロック (ソフト・トップ・スイッチを「操作」から「未操作」に切り換えた後)
警告ゴングは、ストップ・モードが解除された場合でも 20 秒間制御されます。この作動制御は、ストップ・モード解除の 15 秒前に始まります。
ウインド・ディフレクタおよびウインド・バイザ伸長 / 格納の追加機能前提条件 (カブリオレ用ウインド・バイザ (コード 288) 装備)
• ターミナル 15 オン
• ソフト・トップが全開になっている
• 速度が 160 km/h 以下 (操作可能)
フロント・ウインドウ上のウインド・ディフレクタおよびウインド・バイザは、速度が 160 km/h 以下のときに伸長 / 格納できます。車両スピードがそれ以上になると、ウインド・ディフレクタおよびウインド・バイザはそれまでのポジションに留まります。
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットはターミナル 15 のターミナル・ステータスを車内 CAN を介してリヤ・コントロール・ユニットに送信します。
インストルメント・クラスタは車両スピードに関するインフォメーションを車内 CAN を介してリヤ・コントロール・ユニットに送信します。
ウインド・ディフレクタおよびウインド・バイザ伸長 / 格納 (カブリオレ用ウインド・バイザ (コード 288) 装備)
ウインド・ディフレクタおよびウインド・バイザを使用すると、車内の気流 (風通し) が減少します。
ウインド・ディフレクタおよびウインド・バイザを格納または伸長するには、ソフト・トップ・コントロール・スイッチのウインド・バイザおよびウインド・ディフレクタ・ボタンを操作します。
リヤ・コントロール・ユニットはウインド・バイザおよびウインド・ディフレクタ・ボタンのステータスを直接読み取り、ウインド・バイザ・アクチュエータを制御します。車両スピードが 40 km/h 以上の場合、さらにフロント・ウインドウ上のウインド・ディフレクタが伸長されます。車両スピードが 15 km/h 未満の場合、ウインド・ディフレクタは自動的に再び格納されます。リヤ・コントロール・ユニットはウインド・ディフレクタ・アクチュエータを適切に制御します。
ウインド・バイザおよびウインド・ディフレクタの位置は、それぞれのアクチュエータに内蔵されているリミット・スイッチによりモニタされます。リヤ・コントロール・ユニットはリミット・スイッチのシグナルを直接読み取ります。
ウインドディフレクタおよびウインドバイザのステータス(伸長または格納)は、ウインドバイザおよびウインドディフレクタボタンの2つのステータスLEDにより運転者にフィードバックされます。リアコントロールユニットはウインドバイザおよびウインドディフレクタボタンのステータスLEDを直接制御します。
ウインド・ディフレクタおよびウインド・バイザが伸長していて、その後ターミナル 15C がオフになると、ウインド・ディフレクタおよびウインド・バイザは再び格納されます (コンポーネント保護)。ターミナル 15 がオンになると、ウインド・ディフレクタおよびウインド・バイザは再び伸長します。ターミナル 15C をオフにした直後にウインド・バイザおよびウインド・ディフレクタ・ボタンを押すと、ウインド・ディフレクタおよびウインド・バイザが再び伸長します。
モデル 205.4 18/12/03 以降
格納後にウインドバイザに負荷がかからないようにするため、ウインドバイザアクチュエータが短く反対方向に制御されます(反対方向に動きます)。
クリーニングの際には、ソフト・トップを閉じた状態でウインド・ディフレクタを伸長させることができます。このためには、パーキング・ブレーキを操作している必要があります。
リヤでシートベルトが装着されると、ウインド・バイザは一番上の位置に入ります。
参照文書
- gf7730p9997rf ソフト·トップ·システム構成部品の説明の一覧表