W25.50-1027-76
発進時または超低速走行時の動力伝達図
1 フライホイール
2 ドライ·クラッチ
3 トーション·バイブレーション·ダンパ
4 中空シャフト
5 ターボ·カップリング
6 ポンプ·ホイール
7 タービン·ホイール
8 タービン·ホイール·ブレーキ
9 ローラ·ワンウェイ·クラッチ
10 トランスミッション·インプット·シャフト
発進の機能
発進時には、ハイドロ·ダイナミック·エンジン出力がターボ·カップリング (5) 内のトルク上昇なしに、ポンプ·ホイール (6) からタービン·ホイール (7) に伝送されます。 タービン·ホイール (7) 内のブロックされたローラ·ワンウェイ·クラッチ (9) により、トランスミッション·インプット·シャフト (10) への動力伝達が行われます。
通常の走行中、ターボ·カップリング (5) にはオイルの注入はありません。 発進時にはアクセル·ペダル·ポジションに応じ、適切なオイル量が注入されます。 充填レベルが急激に変化することにより、ターボ·カップリング (5) は変化するトルク要求に対する短いリアクション·タイムに到達するか、またはエンジン·トルクを迅速に確実に駆動状態に変化させます。
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ポンプ·ホイール (6) とタービン·ホイール (7) の間のスリップが十分に低下したら、ただちにクラッチ·アクチュエータがドライ·クラッチ (2) を閉じます。 「閉」プロセスの間、ドライ·クラッチはコンバータ·ロックアップ·クラッチとしてターボ·カップリング (5) に作用します。 ドライ·クラッチ (2) が完全に閉じたら、ターボ·カップリング (5) のワーキング·チャンバからのオイルは完全に空になります。 ローラ·ワンウェイ·クラッチ (9) の連結は解除され、タービン·ホイール (7) はトランスミッション·インプット·シャフト (10) 上を固定されずに一緒に回転するだけとなります。
走行安定性は従来どおりのクラッチ / トランスミッションの組合せに相応しています。つまり、平坦な区間でアクセル·ペダルを操作せずには、エンジンの押しがけは行われません。
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超低速走行の機能
超低速走行スイッチを操作すると、ターボ·カップリング (5) のワーキング·チャンバにはアクセル·ペダル·ポジションに応じてオイルが一部注入されるため、リバース·ギヤまたは前進ギヤの低速ステージでは、不測の車両クリーピングが起こり得ます。 このようなオイルの一部注入により、ターボ·カップリング (5) が非常に敏感に反応して、アクセル·ペダル·ポジションが変化します。
同時にアクセル·ペダル·ストロークのシグナル範囲が広がり、アイドル·スピードが最高 1,300 rpm に制限されます。
超低速走行モードがオンになると、超低速走行スイッチのインジケータ·ランプが点灯し、ディスプレイに「超低速走行モード、オン」という文字が表示されます。
超低速走行モードでは、ドライ·クラッチ (2) は閉じません。
W25.50-1023-79
6 ポンプ·ホイール
7 タービン·ホイール
8 タービン·ホイール·ブレーキ
9 ローラ·ワンウェイ·クラッチ
11 オイル·セパレータ
12 成形ブリーザ
13 チェック·バルブ
14 クイック·ドレン·バルブ
15 熱交換器
16 エグゾースト·スロットル
17 エグゾースト·チェック·バルブ
18 インテーク·チェック·バルブ
19 インテーク·スロットル
20 オイル·リザーバ·チャンバ
A ワーキング·チャンバ·オイル·フィード
B ワーキング·チャンバ·オイル·リターン
C ブリーダ·ダクト
D クーラント回路
E オイル回路 (タービン·ホイール·ブレーキ)
F プレッシャ·エア供給
G 無圧のライン
a 補助電装品回路
A3 ドライブ·コントロール (FR) ユニット
A125 ターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニット
B187 オイル·リザーバ·プレッシャ·センサ
B188 ブリーダ·プレッシャ·センサ
B189 タービン·ホイール·スピード·センサ
B190 オイル温度センサ
B191 クーラント温度センサ
CAN 1 車両 CAN
Y151 プロポーショナル·バルブ
Y152 クイック·ドレン·ソレノイド·バルブ
Y153 タービン·ホイール·ブレーキ·ソレノイド·バルブ
P2 インストルメント (INS)
P2h13 WSK/TK インジケータ·ランプ
制御のプロセス
発進時、ドライブ·コントロール (FR) コントロール·ユニット (A3) から要求された基準トルクは、車両 CAN バス (CAN 1) を介してターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニット (A125) に伝送されます。 ターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニット (A125) は、必要な電流の強さの電気シグナルをプロポーショナル·バルブ (Y151) に供給します。
プロポーショナル·バルブ (Y151) は車両のプレッシャ·エア·システムの補助電装品回路 (a) と連結されています。
プロポーショナル·バルブ (Y151) がターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニット (A125) から電気インプット·シグナルを受信すると、ただちにこのシグナルはニューマチック調整圧力に変換され、ブリーダ·ダクト (C) を介してオイル·リザーバ (20) 内のオイルに作用します。
同時にクイック·ドレン·ソレノイド·バルブ (Y152) が作動します。 空気圧により、エグゾースト·ポート内のワーキング·チャンバの後ろに取り付けられているクイック·ドレン·バルブ (14) が閉じます。
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オイル·リザーバ·プレッシャ·センサ (B187) はニューマチック調整圧力を検知し、これを電気シグナルに変換します。 この電気シグナルは、ターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニット (A125) がポンプ·ホイール (6) とタービン·ホイール (7) の間のワーキング·チャンバへの希望するオイル注入を制御するために使用され、それに伴う発進トルクの制御にも使用されます。
ワーキング·チャンバ·オイル·フィード (A) およびインテーク·スロットル (19) を介し、オイルはポンプ·ホイール (6) 内のインテーク·ポートから、タービン·ホイール (7) とポンプ·ホイール (6) の間のワーキング·チャンバに送られます。
中空シャフト (4) によって駆動されて回転するポンプ·ホイール (6) は、オイルを自らの回転運動に取り込み、加速させます。 オイルは、タービン·ホイール (7) のところで方向が変わり、ワーキング·チャンバの直径のところで再びポンプ·ホイール (6) に送られます。 これにより、タービン·ホイール (7) はポンプ·ホイール (6) の回転運動に一緒に取り込まれ、エグゾースト·プレッシャが発生します。
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ワーキング·チャンバ内のエアは、オイルから取り除かれ、成形ブリーザ (12) およびオイル·セパレータ (11) によって大気中に送られます。
成形ブリーザ (12) は、最大注入量付近で閉じられます。
エグゾースト·プレッシャが約 0.1 bar になるとエグゾースト·チェック·バルブ (17) が開き、加熱されたオイルがワーキング·チャンバ·オイル·リターン (B) を通って熱交換器 (15) に流れ、そこで受け取られた熱エネルギがクーラント回路に放出されます。
次に冷却されたオイルが熱交換器 (15) からインテーク·チェック·バルブ (18) を通ってオイル·リザーバ (20) に流れます。 作動状態に応じ、オイルは再びワーキング·チャンバに送られるか、またはオイル·リザーバ (20) 内にとどまります。
タービン·ホイール (7) の回転運動は、ローラ·ワンウェイ·クラッチ (9) を介してトランスミッション·インプット·シャフト (10) に伝送され、車両が動き出します。
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バイパス·ポイントに達すると、プロポーショナル·バルブ (Y151) は作動解除されます。 オイル·リザーバ (20) 内の調整圧力は、ブリーダ·ダクト (C) およびプロポーショナル·バルブ (Y151) によって逃がされます。 ターボ·カップリングのハウジング内の別々のブリーダ·ダクトにより、エア抜きが行われます。
クイック·ドレン·ソレノイド·バルブ (Y152) は作動解除され、エグゾースト·エアは成形ブリーザ (12) を介してワーキング·チャンバに送られます。
これにより、同時にクイック·ドレン·バルブ (14) が開き、まだ残っているエグゾースト·プレッシャを逃がします。 オイルは熱交換器 (15) を通る経路をとらずに、セカンダリ·ハウジングのバイパス·ダクトを通って直接オイル·リザーバ (20) に戻ります。
成形ブリーザ (12) は再び開き、ワーキング·チャンバはオイル·セパレータ (11) を介して大気と結合します。
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オイル·リザーバ (20) の熱交換器 (15) 内のオイルが空になるのを防ぐため、インテーク·チェック·バルブ (18) およびエグゾースト·チェック·バルブ (17) は、再び閉じます。
フライホイール (1) に固定されたドライ·クラッチ (2) は閉じます。 トランスミッション·インプット·シャフト回転数はエンジン回転数まで加速され、タービン·ホイール (7) の回転数を超えます。 ローラ·ワンウェイ·クラッチ (9) が開き、タービン·ホイール (7) はトランスミッション·インプット·シャフト (10) から連結解除されます。
全発進プロセスの間、オイル回路 (E) はタービン·ホイール·ブレーキ (8) の潤滑のために作動しています。 チェック·バルブ (13) はオイル回路 (E) 内のオイル流を正しい方向へ導きます。
タービン·ホイール·ブレーキの構成部品の説明 | |||
ポンプ·ホイールの構成部品の説明 | |||
タービン·ホイールの構成部品の説明 | |||
プロポーショナル·バルブの構成部品の説明 | Y151 | ||
オイル·リザーバ·プレッシャ·センサの構成部品の説明 | B187 | ||
ブリーダ·プレッシャ·センサの構成部品の説明 | B188 | ||
オイル·セパレータの構成部品の説明 | |||
油温センサの構成部品の説明 | B190 | ||
クーラント温度センサの構成部品の説明 | B191 | ||
クイック·ドレン·ソレノイド·バルブの構成部品の説明 | Y152 | ||
タービン·ホイール·ブレーキ·ソレノイド·バルブの構成部品の説明 | Y153 | ||
クイック·ドレン·バルブの構成部品の説明 | |||
エグゾースト·チェック·バルブの構成部品の説明 | |||
インテーク·チェック·バルブの構成部品の説明 | |||
タービン·ホイール·スピード·センサの構成部品の説明 | B189 | ||
熱交換器の構成部品の説明 | |||
ターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニットの構成部品の説明 | A125 | ||
ブリーザの構成部品の説明 | |||
ドライブ·コントロール·ユニット (FR) の配置および役割 | A3 |
参照文書
- gf2550w1000tk タービン·ホイール·ブレーキの構成部品の説明
- gf2550w1001tk ポンプ·ホイールの構成部品の説明
- gf2550w1002tk タービン·ホイールの構成部品の説明
- gf2550w1003tk プロポーショナル·バルブの構成部品の説明
- gf2550w1004tk オイル·リザーバ·プレッシャ·センサの構成部品の説明
- gf2550w1005tk ブリーダ·プレッシャ·センサの構成部品の説明
- gf2550w1006tk オイル·セパレータの構成部品の説明
- gf2550w1007tk 油温センサの構成部品の説明
- gf2550w1008tk 水温センサの構成部品の説明
- gf2550w1009tk クイック·ドレン·ソレノイド·バルブの構成部品の説明
- gf2550w1010tk タービン·ホイール·ブレーキ·ソレノイド·バルブの構成部品の説明
- gf2550w1011tk クイック·ドレン·バルブの構成部品の説明
- gf2550w1012tk エグゾースト·チェック·バルブの構成部品の説明
- gf2550w1013tk インテーク·チェック·バルブの構成部品の説明
- gf2550w1014tk タービン·ホイール·スピード·センサの構成部品の説明
- gf2550w1015tk 熱交換器の構成部品の説明
- gf2550w1016tk ターボ·カップリング (TK) コントロール·ユニットの構成部品の説明
- gf2550w1017tk 成形ブリーザの構成部品の説明
- gf3035w4103mp ドライブコントロ一ル (FR) ユニットの配置および役割