EGR 機能前提条件の概要
• ターミナル 87M 「オン」 (エンジン・マネージメント「オン」)
• エンジン作動
• アイドリングから高負荷時までの負荷範囲のエンジン
EGR の概要
EGR は排気ガス中の窒素酸化物 (NOx) の割合を低減します。これは、以下の 3 つのプロセスで行われます :
• 燃焼室の酸素 (O2) 濃度の減少
• 燃焼速度の低下による燃焼温度の低下
• 吸気に比較して高い還流した排気ガスの熱容量による燃焼温度の低下
熱容量
熱容量とは物質特性のひとつであり、ある物質の温度を 1 °C上昇させるのにどれだけの熱エネルギが必要かを示します。
EGR の機能順序
EGR はアイドリングから高負荷時まで作動します。EGR の割合の特定は、以下の変数に応じて行われます :
• エンジン負荷およびエンジン回転数
• インテークおよびブースト・エア温度
• 排気ガス温度
• 排気ガス・プレッシャ
• タイム・リミッタ
さらに CDI コントロール・ユニット (N3/9) は、以下の構成部品のシグナルを読み取ります :
• ホット・フィルム・エア・マス・センサ (B2/5)
• 吸気温度センサ (B2/5b1)
• ブースト・エア・プレッシャ / 温度センサ (B4/32)
• 高圧 EGR 温度センサ (B16/10)
• 低圧 EGR 温度センサ (B16/14)
• 温度センサ (触媒の前) (B19/7)
• パティキュレート・フィルタの前の温度センサ (B19/9)
• 温度センサ (ターボチャージャの前) (B19/11)
• パティキュレート・フィルタ差圧センサ (B28/8)
• アクセル・ペダル・センサ (B37)
• 排気ガス・プレッシャ・センサ (B60)
• クランクシャフト・スピード・センサ (B70)
• スロットル・バルブ・アクチュエータ (M16/6)
• 排気ガス・フラップ・アクチュエータ (M16/57)
• 高圧 EGR アクチュエータ (Y27/8)
• 低圧 EGR アクチュエータ (Y27/7)
高圧 EGR
インプット・シグナルの評価後、CDI コントロール・ユニットは保存された特性マップを用いて高圧 EGR アクチュエータ (Y27/8m1) を制御します。高圧 EGR アクチュエータのさまざまな制御により、浄化されずに戻される排気ガスの量がコントロールされます。
低圧 EGR
低圧 EGR は、水温が 60 °Cを上回り、アイドリングの範囲で部分負荷が中程度までの時のみ作動します。インプット・シグナルを評価した後、CDI コントロール・ユニットは、特性マップにしたがって低圧 EGR アクチュエータを制御します。EGR レシオが比較的大きい場合、低圧 EGR アクチュエータが完全に開いている時にさらに排気ガス・フラップ・アクチュエータが部分的に開きます。リターン率はさまざまな制御によってコントロールされます。さらに、浄化された排気ガスは EGR クーラを通って送られ、低圧 EGR アクチュエータを経由してシリンダ・ヘッドのミキシング・パイプに供給されます。
低圧 / 高圧 EGR アクチュエータ、および排気ガス・フラップ・アクチュエータはそれらの実測値ポテンショメータによってモニタされます。
P14.20-2377-79
EGR の概要図 |
1 | インタークーラ | Y27/7 | 低圧 EGR アクチュエータ | |
50 | ターボチャージャ | Y27/8 | 高圧 EGR アクチュエータ | |
B2/5 | ホット・フィルム・エア・マス・センサ | A | 吸気 | |
M16/6 | スロットル・バルブ・アクチュエータ | B | 排気ガス | |
M16/57 | 排気ガス・フラップ・アクチュエータ | C | 高圧 EGR | |
M55 | インテーク・ポート・シャットオフ・アクチュエータ | D | 低圧 EGR |
参照文書
- gf0716p9997orb コモン·レール·ディーゼル·インジェクション (CDI) システム構成部品の一覧表