P83.40-3086-76
A9 エアコン·コンプレッサ
配置
エアコン·コンプレッサはエンジンの左前にフランジ止めされています。
役割
エアコン·コンプレッサは冷媒を吸入、圧縮する装置です。
P83.55-0220-06
1 ベルト·プーリ
2 クランクケース
3 ガイド·ピン
4 リーリング·ディスク
5 ダンパ·リザーバ (高圧側)
6 ピストン
7 ダンパ·リザーバ (低圧側)
8 エアコン·コンプレッサ·コントロール·バルブ
9 バルブ·プレート
10 コイル
11 スライド·シュー
12 打込み用プレート
13 エアコン·コンプレッサ·シャフト
ボディ
この部品の周囲に合計 7 つのピストンが同じピッチで配置されており、ガイド·シューでスワッシュ·プレートと連結しています。スワッシュ·プレートはクランクケース内の打込み用プレートに 2 本のガイド·ピンで接続されており、エアコン·コンプレッサ·シャフト上で動きます。
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打込み用プレートとベルト·プーリはエアコン·コンプレッサ·シャフト上に固定されています。スワッシュ·プレートの位置を調節するために外部制御されるエアコン·コンプレッサ·コントロール·バルブは、ハウジング後部にあります。
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機能
ワーキング·メカニズム
ベルト·プーリの回転運動は、エアコン·コンプレッサ·シャフトから打込み用プレートに伝導します。打込み用プレートは、プレス·フィットでエアコン·コンプレッサ·シャフトに固定されています。そして打込み用プレートの回転運動が、ヒンジ·メカニズムによって旋回式スワッシュ·プレートに伝わります。スワッシュ·プレートの回転運動は、ピストンとスワッシュ·プレート間にある 2 つのガイド·シューを介して、ピストンの振動運動に変換されます。全周にわたって 7 本のピストンが同じピッチで、スワッシュ·プレートと接続しています。ダンパ·リザーバ (高圧側) とダンパ·リザーバ (低圧側) はエアコン·コンプレッサ内でのガスの振動を抑え、冷媒が一定量で流れるようになります。こうして圧縮時の異音の発生を防ぎます。
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ボリューム制御のメカニズム
エアコン·コンプレッサの吐出量は、制御電流によって、外部制御型エアコン·コンプレッサ·コントロール·バルブを介して、は 2% (最低吐出量) ∼ 100% (最大吐出量) の間にコントロールされます。求められる冷房強度によって、KLA コントロール·ユニット (N22) またはコンフォート KLA コントロール·ユニット (N22/7) が、エアコン·コンプレッサ·コントロール·バルブに必要となる制御電流を決定します。求められる冷房強度は、基本的には予め設定した車内温度によって決まります。スワッシュ·プレートの位置とそれに伴う可変吐出量は、原則として、クランクケース·プレッシャ、エアコン·コンプレッサ·コントロール·バルブ内のダイヤフラム·プレッシャ (約 2 bar) およびインテーク·プレッシャによって決定されます。他方、先述の各プレッシャはエア·コンディショナ·システムの制御変数の取りまとめ、処理および分析評価に基づいて求められます。
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エアコン·コンプレッサ·コントロール·バルブの制御電流によって変化するインテーク·プレッシャは、クランクケース·プレッシャを変化させ、それによってスワッシュ·プレートの位置を最大吐出量の方向、または可変吐出量の方向に調節します。
オートマチック·クライメート·コントロール·オフ
オートマチック·クライメート·コントロールをクーリング作動「オン / オフ」スイッチでオフにすると、エアコン·コンプレッサ·コントロール·バルブが全開します。すると、高圧側から冷媒がクランクケースに流れるのを妨げるものがなくなるため、クランクケース·プレッシャが急速に高まります。この際、エアコン·コンプレッサをロックするためのコイルは、バルブ·プレートに対して右へ移動し、低圧側からの冷媒の流れを完全に遮断します。
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コイルは、吐出量 5 cm3 でエアコン·コンプレッサが作動しているときでも、サクション·インテーク·ポートを閉鎖して冷媒の流れを遮断するように設計されています。
エアコンのスイッチがオフのときのエアコン·コンプレッサ内部潤滑
エアコン·コンプレッサには内部潤滑剤回路が備わっており、この回路を通じてスライド·シュー、スワッシュ·プレート、フロント / リヤ·ラジアル·シャフト·ベアリング、ピストン、シリンダ·ライナなどの機械動作コンポーネントに確実に潤滑油を供給します。エアコン·コンプレッサの噴射量が最小でも、確実に潤滑が行われます。 この吐出量は、2 つのバルブによって制御されます。エアコン·コンプレッサ最低吐出量 (2%) の場合、エアコン·コンプレッサがオフのときには、冷媒はクランクケース内のコンプレッサ·オイルと一緒にエアコン·コンプレッサ·シャフトの穴を流れて行きます。
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冷媒とクーラント·オイルの混合液は、低圧側からシリンダに入って圧縮され、高圧側で冷媒循環システムにポンプで吸入されます。この冷媒とクーラント·オイルの混合液は高圧側からバルブを通ってクランクケースに還流します。
湿度に応じたエアコン·コンプレッサ出力の制御
エアコン·コンプレッサ出力は、露点センサ (B11/12) が測定する湿度に応じて制御されます。エバポレータのエアは、もはやこれまでのように全体的に約 3°C に冷却されて、その後で希望の基準値に暖められるということはありません (リヒート·モード)。 湿度が高いときのウインドウの曇り防止のためにリヒートに接続されたエア乾燥効果が必要なときだけ、リヒート·モードになります。 相対湿度によって、さまざまな制御ゾーンに区別されます。
相対湿度と作動モード
0 ∼ 60% リヒート·モードなし
40 ∼ 90% 0 ∼ 12°C で温度調節するリヒート·モード
80 ∼ 100% 完全リヒート·モード
湿った外気
外気が湿気を多く含む場合、エアコン·コンプレッサは最大出力で作動します。つまり、エバポレータ温度を低く (約 2°C) 抑え、除湿効果を高めます。暖房モードで、ヒータ·コアを再加熱します。
乾燥した外気
外気が乾燥している場合は、エアコン·コンプレッサは少ない出力で作動します。つまり、より低い吹出し温度が必要でない限り、エバポレータ温度は 14 ? までになります。
湿度コントローラは、コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール (コード 581) 装備車にのみ取り付けられています。