P82.95-3149-79
図はモデル 172.4 |
A1 | インストルメント・クラスタ | A40/9 | オーディオ / COMAND 操作部 | S111 | 右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 | ||
A2/91 | Bluetooth® アンテナ | A67b1 | ルーム・ミラー・マイク | S111s3 | 自動車電話通話開始 / 終了ボタン | ||
A28/3 | 携帯電話アンテナ・アンプ / イコライザ (コンフォート通話 (コード 386) 装備) | N2/10 | 補助レストレイント・システム・コントロール・ユニット | X237/1 | 携帯電話コンタクト・プレート (コンフォート通話 (コード 386) 装備、2013 年 6 月 1 日以降) | ||
A28/11 | コンビ・アンテナ (コンフォート通話 (コード 386) 装備) | N10/1 | フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット | CAN A | テレマチック CAN | ||
A34/1 | 自動車電話モジュール (Bluetooth® (SAP プロファイル) 付き) (自動車電話モジュール (Bluetooth® (SAP プロファイル) 付き) (コード 379) 装備) | N40/3 | サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (サウンド・システム (コード 810) 装備) | CAN B | 車内 CAN | ||
A34/7 | Bluetooth® モジュール (コンフォート通話 (コード 386) 装備、2013 年 5 月 31 日以前) | N73 | エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット | CAN E | シャーシ CAN | ||
A34/15 | 携帯電話マウント・シェル (コンフォート通話 (コード 386) 装備、アクセサリ) | N80 | ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット | MOST | メディア志向型システム伝送 | ||
A40/3 | COMAND ユニット | N135 | ステアリング・ホイール・エレクトロニクス | LIN E1 | ステアリング LIN | ||
A40/8 | オーディオ / COMAND 用ディスプレイ | S110 | 左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群 | LVDS | 低電圧ディファレンシャル・シグナル |
エマージェンシ・コール・システムの機能前提条件の概要
• ターミナル 30
• 輸送モードが作動していないこと
• 携帯電話あるいは自動車電話モジュール (Bluetooth® (SAP プロファイル) 付き) (自動車電話モジュール (Bluetooth® (SAP プロファイル) 付き) (コード 379) 装備) が Bluetooth® を介して COMAND ユニットと接続していること
エマージェンシ・コール・システムの概要
エマージェンシ・コール・システムはマニュアルあるいはオートマチック・エマージェンシ・コールの作動を行うことができます。エマージェンシ・コールはメルセデス・ベンツ・サービス・センタによって受信されます。必要に応じてメルセデス・ベンツ・サービス・センタはローカルの救助サービスに連絡します。
COMAND ユニットが車内 CAN を介して、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットからのメッセージ「ターミナル 15R」を受信すると、COMAND ユニットはエマージェンシ・コール・システムのスタンバイ状態を確認します。以下の事実が点検されます:
• 補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットからの周期的なスタンバイ・シグナル (「生きているサイン」) の受信
• Bluetooth® によって COMAND ユニットに接続されている携帯電話の使用可能性
点検が終了し、エマージェンシ・コール・システムがスタンバイ状態になると、オーディオ / COMAND 用ディスプレイの自動車電話メニューに「SOS スタンバイ」と表示されます。
不具合が生じると、その不具合形態に応じてオーディオ / COMAND 用ディスプレイに故障メッセージが表示され、COMAND ユニットの故障メモリに保存されます。
エマージェンシ・コール・システムの機能は以下の部分機能で構成されています:
• エマージェンシ・コール・システム・ステータス表示
• 車両とメルセデス・ベンツ・サービス・センタの間の音声接続
• 補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットのデータ
• マニュアルあるいはオートマチック・エマージェンシ・コール
自動的に作動するエマージェンシ・コールは手動で作動するエマージェンシ・コールより優先されます。
エマージェンシ・コール・システム・ステータス表示
以下の場合、エマージェンシ・コール・システムのステータスがオーディオ / COMAND 用ディスプレイにテキスト・メッセージで表示されます:
• エマージェンシ・コール・システムがスタンバイ状態にあるとき (自動車電話メニューに「SOS スタンバイ」)
• エマージェンシ・コール発信済み (「activating」 (通話確立中)、「sending data」 (データ・シグナルの伝送)、「connected」 (音声接続確立済み))
• エマージェンシ・コール・システムの故障時
COMAND ユニットはディスプレイ・メッセージを LVDS ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに送信します。
車両とメルセデス・ベンツ・サービス・センタの間の音声接続の追加機能前提条件
• マニュアルあるいはオートマチック・エマージェンシ・コールが作動していること。
車両とメルセデス・ベンツ・サービス・センタの間の音声接続
エマージェンシ・コールの作動後、メルセデス・ベンツ・サービス・センタへの音声接続が確立されます。COMAND ユニットがオーディオ・ソースをミュートに切り換え、現在の通話を中断します。メルセデス・ベンツ・サービス・センタへのデータ・シグナルの送信後、ユーザーは音声接続を介してカスタマ・サービス担当者と話すことができます。メルセデス・ベンツ・サービス・センタは可能な限り、COMAND ユニットのシステム設定で選択され、データ・シグナルで伝送された言語で通話します。音声入力には、ルーム・ミラー (A67) に内蔵されているルーム・ミラー・マイクを使用します。ハンズフリー・マイクのシグナルは、直接ケーブルを介して COMAND ユニットに送信されます。
COMAND ユニットは、ハンズフリー・マイクのシグナルを Bluetooth® アンテナを介して以下のうちいずれかの構成部品に送信します:
• 携帯電話 (2013 年 5 月 31 日以前、コンフォート通話 (コード 386) 非装備、2013 年 6 月 1 日以降、自動車電話モジュール (Bluetooth® (SAP プロファイル) 付き) (コード 379) 非装備)
• Bluetooth® モジュール (2013 年 5 月 31 日以前、コンフォート通話 (コード 386) 装備)
• 自動車電話モジュール (Bluetooth® (SAP プロファイル) 付き) (自動車電話モジュール (Bluetooth® (SAP プロファイル) 付き) (コード 379) 装備)
コンフォート通話 (コード 386) 装備車 (2013 年 6 月 1 日以降) の場合、携帯電話はシグナルを以下の経路でメルセデス・ベンツ・サービス・センタに送信します:
携帯電話コンタクト・プレート →
携帯電話アンテナ・アンプ / イコライザ →
コンビ・アンテナ
コンフォート通話 (コード 386) 装備車 (2013 年 5 月 31 日以前) の場合、Bluetooth® モジュールが以下の経路でメルセデス・ベンツ・サービス・センタにシグナルを送信します:
携帯電話アンテナ・アンプ / イコライザ →
コンビ・アンテナ
自動車電話モジュール (Bluetooth® (SAP プロファイル) 付き) (コード 379) 装備車の場合、自動車電話モジュール (Bluetooth® (SAP プロファイル) 付き) はシグナルを以下の経路でメルセデス・ベンツ・サービス・センタに送信します:
携帯電話コンタクト・プレート (2013 年 6 月 1 日以降) あるいは Bluetooth® モジュール (2013 年 5 月 31 日以前) →
携帯電話アンテナ・アンプ / イコライザ →
コンビ・アンテナ
電話シグナルの受信は逆の経路で行われます。
サウンド・システム (コード 810) 装備車の場合、COMAND ユニットは音声出力を行うため MOST を介してサウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニットに受信シグナルを転送します。
サウンド・システム (コード 810) 非装備車の場合、COMAND ユニットは受信したシグナルをスピーカ・システムを介して出力します。
音声接続の終了は、通常の場合、メルセデス・ベンツ・サービス・センタあるいはユーザーによって行われます。
メルセデス・ベンツ・サービス・センタへの音声接続の確立は、数回の試みが失敗すると中断され、該当するメッセージがオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示されます。
モデル 172.4
モデル・イヤー 2017 以前
コード 347 装備 (メルセデス・ベンツ・エマージェンシ・コール・システム)
コード 386 装備 (コンフォート通話)
コード 379 非装備 (Bluetooth® 付き自動車電話モジュール (SAP プロファイル))
コンビ・アンテナが機能停止した場合は、携帯電話のアンテナが使用されます。
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットからのデータの追加機能前提条件
• ターミナル 15R オン
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットのデータ
エアバッグ作動を伴う事故が発生すると、自動エマージェンシ・コールがただちに送信されます。このとき、検知された事故の重度は考慮されません。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・レベルを含むクラッシュ・インフォメーションを以下の経路で送信します:
シャーシ CAN →
フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット →
車内 CAN →
COMAND ユニット
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・インフォメーションと同じ経路で周期的に (例えば 500 ミリ秒ごと) スタンバイ・シグナルを送信します。それによって COMAND ユニットは、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットとのコミュニケーションおよびクラッシュ検知の正常な機能をモニタします。
マニュアルあるいはオートマチック・エマージェンシ・コール
エマージェンシ状況ではメルセデス・ベンツ・サービス・センタのカスタマ・サービス担当者が、エマージェンシ・コール・システム・コントロール・ユニットから受信したデータ (音声接続およびデータ・シグナル) に基づいて車内の状況について概要を把握し、適切な救援措置を開始することができます。エマージェンシ・コールは手動でも自動でも作動させられます。このエマージェンシ・コールの目的は以下の点です:
• 事故後の救助処置の自動警報
• ボタンを押すことで救助隊に警報 (自分の緊急事態、発見した事故)
• 正確な派遣場所の情報を含めた迅速な緊急通報による救助時間の短縮
マニュアルあるいはオートマチック・エマージェンシ・コールは以下の部分機能から構成されます:
• オートマチック・エマージェンシ・コール作動の機能順序
• マニュアル・エマージェンシ・コール作動の機能順序
• データ・シグナルの送信およびメルセデス・ベンツ・サービス・センタとのコミュニケーションの機能順序
• 利用者によるエマージェンシ・コールの終了の機能順序
オートマチック・エマージェンシ・コール作動の機能順序
エアバッグ作動を伴う事故が発生すると、自動エマージェンシ・コールがただちに送信されます。このとき、検知された事故の重度は考慮されません。補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・レベルを含むクラッシュ・インフォメーションを以下の経路で送信します:
シャーシ CAN →
フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット →
車内 CAN →
COMAND ユニット
COMAND ユニットがシグナル「セントラル・ロッキング・システムのエマージェンシ・オープン」を受信すると同時に補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットからの周期的なスタンバイ・シグナル (「生きているサイン」) が受信されなくなると、さらにオートマチック・エマージェンシ・コールが作動します (予備セーフティ)。
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットは、クラッシュ・インフォメーションと同じ経路で周期的に (例えば 500 ミリ秒ごと) スタンバイ・シグナルを送信します。それによって COMAND ユニットは、補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットとのコミュニケーションおよびクラッシュ検知の正常な機能をモニタします。
COMAND ユニットは、シグナル「セントラル・ロッキング・システムのエマージェンシ・オープン」を車内 CAN を介してフロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニットから受信します。
マニュアル・エマージェンシ・コールの作動の追加機能前提条件
• オートマチック・エマージェンシ・コールが作動していないこと。
マニュアル・エマージェンシ・コール作動の機能順序
マニュアル・エマージェンシ・コールはアドレス帳の登録項目からかけることができます。COMAND ユニットのアドレス帳は自動車電話メニューで開くことができます。「エマージェンシ・コール」 (「Mercedes-Benz E-call システム」) はアドレス帳の先頭に登録されています。
以下の操作方法により、アドレス帳の固定電話帳登録から選択します:
• 電話ボタンまたはオーディオ機器のキー・パッド
• オーディオ / COMAND 操作部
• マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群
• ボイス・オペレーティング・システム
COMAND ユニットの電話ボタンまたはキー・パッドの操作シグナルは内部処理されます。
オーディオ / COMAND 操作部の操作シグナルは、テレマチック CAN バスを介して COMAND ユニットに転送されます。
ステアリング・ホイール・エレクトロニクスはマルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群のコントロール・シグナルを以下の経路で転送します:
ステアリング LIN →
ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット →
シャーシ CAN →
インストルメント・クラスタ →
車内 CAN →
COMAND ユニット
ボイス・オペレーティング・システムの場合、ルーム・ミラー・マイクは音声コマンドを検知し、それを直接ケーブルを介して COMAND ユニットに転送します。
データ・シグナルの送信およびメルセデス・ベンツ・サービス・センタとのコミュニケーションの機能順序
マニュアルあるいはオートマチック・エマージェンシ・コールの作動後、COMAND ユニットはメルセデス・ベンツ・サービス・センタと音声接続を確立します。オーディオ・ソースはミュートに切り換わり、つながっている電話接続は中断されます。接続確立のステータスは、オーディオ / COMAND 用ディスプレイに以下のメッセージで表示されます:
• 「Activating」 (通話確立中)
• 「Sending data」 (エマージェンシ・コール・データ (データ・シグナル) の伝送)
• 「Connected」 (音声接続確立済み)
携帯電話および携帯電話ネットワークとの接続が確立されると、COMAND ユニットはメッセージ・アクセス・プロファイル (MAP) を用いて、自動的に 2 通の SMS をメルセデス・ベンツ・サービス・センタに送信します。SMS は以下のデータを伝送します:
• タイム・スタンプ
• 車両のグローバル・ナビゲーション・システム (GPS) ポジション
• 言語
• シャシナンバ
• MB コンタクトのステータス (オン / オフ)
SMS が送信されると、音声接続が確立されます。COMAND ユニットは音声接続を介して、まず低減されたデータ・シグナルを DTMF マルチ周波数方式 (デュアル・トーン・マルチ周波数) で送信します。次に、ユーザーにメルセデス・ベンツ・サービス・センタのカスタマ・サービス担当者が話しかけます。
利用者によるエマージェンシ・コールの終了の機能順序
COMAND ユニットの「終了」ボタンまたは該当するフィールドにある自動車電話通話開始 / 終了ボタンを押すことで、利用者はエマージェンシ・コールを終了できます。
オートマチック・エマージェンシ・コールの場合、「終了」ボタンおよび自動車電話通話開始 / 終了ボタンは、接続が確立されている間、意図しない終了を防ぐために一時的にその機能をブロックされています。「終了」ボタンまたは自動車電話通話開始 / 終了ボタンを短時間、2 回続けて押すと、オートマチック・エマージェンシ・コールを中止できます。
COMAND ユニットの電話ボタンまたはキー・パッドの操作シグナルは内部処理されます。
自動車電話通話開始 / 終了ボタンのコントロール・シグナルがステアリング・ホイール・エレクトロニクスから以下の経路で転送されます:
ステアリング LIN →
ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット →
シャーシ CAN →
インストルメント・クラスタ →
車内 CAN →
COMAND ユニット
プライオリティの決定
オートマチック・エマージェンシ・コールは、手動で作動するエマージェンシ・コールより優先されます。マニュアル・エマージェンシ・コール中にオートマチック・エマージェンシ・コールが作動すると、マニュアル・エマージェンシ・コールは中断されます。
オートマチック・エマージェンシ・コール中にマニュアル・エマージェンシ・コールが作動すると、マニュアル・エマージェンシ・コールは無視されます。ただし、すでに確立されている接続を維持しながら、最新のポジション・データを含むデータ・シグナルがメルセデス・ベンツ・サービス・センタに送信されます。
参照文書
- gf8285p9999rd テレマチック·システム構成部品の一覧表