ドライバアシスタントシステムの概要
ドライバアシスタントシステムはさまざまな状況において、設計にしたがいアクティブまたはパッシブに運転者をサポートします。両方の場合において、ドライバアシスタントシステムは走行安全性に貢献します。これにより事故の頻度は低下し、万が一の事故の後遺症が緩和されます。走行快適性はさらに向上します。
提供されているドライバアシスタントシステムは以下の通りです。それぞれ独立したドキュメントに説明が記載されています:
• アテンションアシストシステム
• クルーズコントロール
• レーンキーピングアシスト(レーンキーピングアシスト(コード476)装備)
• CPAプラス(緊急ブレーキ機能)(CPA(衝突警告システム)(コード258)装備)
• ディストロニックプラス(アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(コード239)装備)
• ステアリングアシストおよびストップアンドゴーパイロット付ディストロニックプラス(ステアリングアシストおよびストップアンドゴーパイロット付ディストロニックプラス(コード266)装備)
• ブラインドスポットアシスト(ブラインドスポットアシスト(コード234)装備)
• アクティブブラインドスポットアシスト(アクティブブラインドスポットアシスト(コード237)装備)
• アクティブレーンキーピングアシスト(アクティブレーンキーピングアシスト(コード238)装備)
• BASプラス(ブレーキアシストプラス(コード268)装備、または飛び出し検知機能付ブレーキアシストプラス (BAS+Q)(コード269)装備)
• PRE-SAFE®ブレーキ(PRE-SAFE®ブレーキ(コード300)装備、または自律ブレーキ介入/歩行者保護(コード271)装備)
• リアPRE-SAFE®(リア衝突警告/保護システム(コード253)装備)
• トラフィックサインアシスト(スピードリミットアシスト(コード513)装備)
アテンションアシストシステム
ステアリングの動きのパターンを評価することによって、運転者が眠くなったり、次第に注意力が散漫になっていることを検知することができます(例: アウトバーンや幹線道路での長く単調な走行時)。この評価が運転者の疲労や注意力低下を示すと、視覚と音による警告が出力され、運転者に休憩を取るように勧めます。
クルーズコントロール
クルーズコントロールはアクセルペダルの操作なしに、運転者が設定した設定速度に合わせて車両の実速度を常に制御します。さらに、下り坂走行時に設定速度を維持するため、アクティブなブレーキ介入によって自動的に車両速度が遅くなります。
以下に記載するドライバアシスタントシステムは、カメラまたはレーダ技術に基づいています。カメラまたはレーダを基に、 人、車両および障害物または交通標識などのオブジェクトが検知されます。そのためにそれぞれのドライバアシスタントシステムは、求められる要求事項に応じて、以下の図に示したレーダセンサまたはマルチファンクションカメラの検知範囲を使用します。
P54.00-2951-78
A | 検知範囲(フロント遠距離レーダおよび中距離レーダ) | D | 検知範囲(リア近接領域レーダ) | |
B | 検知範囲(フロントカメラ視界) | E | 検知範囲(リア遠距離レーダ) | |
C | 検知範囲(フロント近接領域レーダ) |
レーンキーピングアシスト(レーンキーピングアシスト(コード476)装備)
レーンキーピングアシストは車両の意図しないレーンマークからの逸脱を検知し、ステアリングホイールを振動させて一定の状況下で運転者に触覚的な警告をします。
レーンキーピングアシストは検知範囲「B」を評価します。
CPAプラス(緊急ブレーキ機能)(CPA(衝突警告システム)(コード258)装備)
CPAプラス(緊急ブレーキ機能)は「前走」車両との安全車間距離を連続的に点検し、他の車両と衝突する(例: 衝突事故など)前に運転者にレーザ光の点滅と音で警告し、事故の危険を最大限に回避するのに役立ちます。衝突の危険のある状況では、CPAプラス(緊急ブレーキ機能)が必要に応じて自律パーシャルブレーキを開始します。
CPAプラス(緊急ブレーキ機能)は検知範囲「A」を評価します。
ディストロニックプラス(アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(コード239)装備)
ディストロニックプラスは、 0 ~ 200 km/hおよび 200 ~ 0 km/hのスピード範囲で運転者の設定値にしたがって、スピードおよび「前走」車両との距離を自動制御します。
ディストロニックプラスは検知範囲「A」を評価します。
ステアリングアシストおよびストップアンドゴーパイロット付ディストロニックプラス(ステアリングアシストおよびストップアンドゴーパイロット付ディストロニックプラス(コード266)装備)
ディストロニックプラスは、スピードと「前走」車両との距離を運転者の設定値にしたがって、必要に応じて減速または加速することで自動制御します。距離およびスピードコントロールはレーダセンサコントロールユニットによって行われます。そのためにレーダセンサコントロールユニットはエンジンマネジメントやブレーキシステムに積極的に介入します。
ディストロニックプラスで実行できない大きな減速が必要な場合、運転者にレーザ光の点滅と音による警告が発信されます。
ステアリングアシストはゆるいカーブのとき、車両を車線内で中央に維持しながら運転者をサポートします。車両は車線内にとどまり、意図しないでレーンマークに接近することはありません。ステアリングアシストによって、運転者は車両を走行車線内に維持し続ける義務から解放されるわけではありません。負担の軽減により快適さを増す役割を果たすものです。また、サポートが行われるのは一定の範囲内だけです。つまり、 例えば山道など低速でステアリングアングルが大きい場合は、サポートされません。
ステアリングアシストおよびストップアンドゴーパイロット付ディストロニックプラスは検知範囲「A」、「B」および「C」を評価します。
ブラインドスポットアシスト(ブラインドスポットアシスト(コード234)装備)
ブラインドスポットアシストは近接領域レーダを用いて車両の後部、側部をモニタし、必要に応じて運転者に、その時点で車線変更(ターンシグナルインジケータオン)が適切でないことを運転者に知らせます。ブラインドスポットアシストは、より広い意味でドアミラーおよびルームミラーの拡張機能として利用されます。
ブラインドスポットアシストは検知範囲「D」を評価します。
アクティブブラインドスポットアシスト(アクティブブラインドスポットアシスト(コード237)装備)
アクティブブラインドスポットアシストは、近接領域レーダを用いて車両の後部、側部をモニタし必要に応じてその時点での車線変更(ターンシグナルインジケータオン)が、適切でないことを運転者に知らせます。アクティブブラインドスポットアシストは広い意味で、ドアミラーおよびルームミラーの拡張機能として利用されます。
アクティブブラインドスポットアシストが車線変更中に車両との側面衝突の危険を検知した場合、進路修正ブレーキ介入が要求されます。適切なホイール選択式ブレーキ介入により、車両を衝突の危険のない進路に戻します。
アクティブブラインドスポットアシストは検知範囲「A」、「C」および「D」を評価します。
アクティブレーンキーピングアシスト(アクティブレーンキーピングアシスト(コード238)装備)
アクティブレーンキーピングアシストは、意図しないでレーンマークを越えたことを検知し、ステアリングホイールの警告システムによって、特定の状況下で走行車線から逸脱する前に運転者に警告します。運転者が警告に対応しない場合、車両を再び走行車線に戻すために適切なブレーキ介入が行われます。
アクティブレーンキーピングアシストは検知範囲「A」、「B」、「C」、「D」および「E」を評価します。
BASプラス(ブレーキアシストプラス(コード268)装備、または飛び出し検知機能付ブレーキアシストプラス(BAS+Q)(コード269)装備)
BASプラスはフルブレーキの際に運転者をサポートします。このために必要な制動力増幅は、状況に応じて算出されます。これにより、さし迫った衝突を防いだり、少なくとも衝突の程度を低下させることができます。
BASプラスは検知範囲「A」、「B」および「C」を評価します。
PRE-SAFE®ブレーキ(PRE-SAFE®ブレーキ(コード300)装備、または自律ブレーキ介入/歩行者保護(コード271)装備)
PRE-SAFE®ブレーキは車両前方の交通状況を評価し、続いて追突事故の潜在的な危険を検出します。事故の危険性のある状況では、PRE-SAFE®ブレーキが衝突防止のための適切な措置を取るか、あるいは最小限、起こりうる衝突の結果を軽減します。さらに、「前走」車両との距離が狭すぎることを運転者に知らせる車間距離警告機能が含まれています。車両、または自車の走行車線上に停止している障害物との衝突が起こる前に、視覚的および音による警告を行います。
PRE-SAFE®ブレーキは検知範囲「A」、「B」および「C」を評価します。
リアPRE-SAFE®(リア衝突警告/保護システム(コード253)装備)
リアPRE-SAFE®は、後面衝突の危険がある場合、停止している車両の予防的乗員保護を拡張するものです。そのために後方の交通エリアがモニタされます。これを基盤にしてさまざまな措置が開始され、乗員に対して事故が起きた場合の結果を軽減します。
ボディリアエンドPRE-SAFE®は検知範囲「E」を評価します。
トラフィックサインアシスト(スピードリミットアシスト(コード513)装備)
トラフィックサインアシストは、車両が走行する区間の交通標識を検出します。この機能は、速度制限や禁止事項があること、またはそれらが解除されたことを運転者に示し、進行方向とは逆のアウトバーンや高速道路へ進入する際に、レーザ光の点滅と音により警告します(逆走運転者の場合)。
以下の交通標識が検知、評価されます:
• 補助標識および該当する制限解除標識を含む速度制限標識
• 禁止標識およびその制限解除標識
• アウトバーン進入路の進入禁止標識および指定方向外進行禁止標識
トラフィックサインアシストは検知範囲「B」を評価します。
アテンション·アシストの機能 | |||
クルーズ·コントロール (TPM) の機能 | |||
レーン・キープ・アシストの機能 | モデル 205 | ||
衝突防止アシスト・プラスの機能 | モデル 205 | ||
ディストロニック·プラスの機能 | モデル 205 | ||
ステアリング・アシストおよび ストップ&ゴー・パイロット機能付きディストロニック・プラス | モデル 205 | ||
死角アシストの機能 | モデル 205 | ||
アクティブ死角アシストの機能 | モデル 205 | ||
アクティブ·レーン·キープ·アシストの機能 | モデル 205 | ||
BAS プラスの機能 | モデル 205 | ||
PRE-SAFE(R)ブレーキの機能 | モデル 205 | ||
リアPRE-SAFE(R)機能 | モデル 205 | ||
交通標識アシストの機能 | モデル 205 |
参照文書
- gf3030p0001rf クルーズ·コントロール (TPM) の機能
- gf3030p0001rfm クルーズ·コントロール (TPM) の機能
- gf3030p0015rf リアPRE-SAFE(R)機能
- gf3030p0015rfm リアPRE-SAFE(R)機能
- gf3030p0017rf ステアリング・アシストおよび ストップ&ゴー・パイロット機能付きディストロニック・プラス
- gf3030p0018rf 衝突防止アシスト・プラスの機能
- gf3030p3300rf ディストロニック·プラスの機能
- gf3030p3310rf BAS プラスの機能
- gf3030p3340rf PRE-SAFE(R)ブレーキの機能
- gf5430p0009rf アテンション·アシストの機能
- gf5430p0009rfm アテンション·アシストの機能
- gf5430p0010rf 交通標識アシストの機能
- gf5430p0010rfm 交通標識アシストの機能
- gf5471p0003rf 死角アシストの機能
- gf5471p0003rfm 死角アシストの機能
- gf5471p0004rf アクティブ·レーン·キープ·アシストの機能
- gf5471p0004rfm アクティブ·レーン·キープ·アシストの機能
- gf5471p0004rfn アクティブ·レーン·キープ·アシストの機能
- gf5471p0004rfo アクティブ·レーン·キープ·アシストの機能
- gf5471p0005rf レーン・キープ・アシストの機能
- gf5471p0006rf アクティブ死角アシストの機能
- gf5471p0006rfm アクティブ死角アシストの機能