GF83.40-P-2004RC | オートマチック·クライメート·コントロールの機能 | 24.1.08 |
モデル 171.4
モデル·イヤー 2009 年 / 変更年 2008 年フェイス·リフト以降
オートマチック·クライメート·コントロール (コード 580) 装備
コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール (コード 581) 装備
機能前提条件の概要
• ターミナル 15
• オートマチック·クライメート·コントロール「オン」
• ターミナル 61 (冷房モード用)
• エアコン·コンプレッサ (A9) がオンになっている (冷房モードに用)
オートマチック·クライメート·コントロール制御の概要
車内の温度およびエア·ディストリビューションの電子制御は、KLA コントロール·ユニット (N22) (オートマチック·クライメート·コントロール (コード 580) の場合) またはK-KLA コントロール·ユニット (N22/7) (コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール (コード 581) の場合) で選択した設定、および各種センサを介して検知された影響値 (例、車内温度、外気温度、クーラント温度など) に応じて行われます。
----------------------------------------------------------------------------------------
これらの影響を与える要因については、制御に関連する設定と合わせて説明されています。
コントロール·ユニットは、車内 CAN バスおよびエアコン·バスを介して車両電装品と接続されています。 このため、制御の質を改善し、エネルギー消費を低減するために、関連する影響値を考慮に入れることが可能です。
オートマチック·クライメート·コントロールの制御は以下のサブ機能で構成されています:
• 制御関連の設定の機能順序
• 影響値の算出の機能順序
• エアコン·コンポーネント制御の機能順序
----------------------------------------------------------------------------------------
制御関連の設定の機能順序
制御関連の設定の機能順序は、以下のサブ機能で構成されています:
• 手動操作の機能順序
• 自動制御の機能順序
(コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール (コード 581) の場合)
• デフロスタ機能の機能順序
手動制御の追加機能前提条件
• エア·ディストリビューションおよび風量を手動で変更
(「AUTO」ボタンの LED は点灯しない)
手動操作の機能順序
温度、エア·ディストリビューションおよび風量の制御は、コントロール·ユニットに設定された値と現在の各条件に応じて行われます。
----------------------------------------------------------------------------------------
その際、コントロール·ユニットでは以下の影響値が考慮されます:
– 外気温度
– ヒータ用熱交換器後の温度
– 水温
– 車両スピード
– エバポレータ温度
– 冷媒プレッシャ
– エンジン回転数
– ドア·ステータス
– サイド·ウインドウのポジション
– バリオ·ルーフのステータス
----------------------------------------------------------------------------------------
自動制御の追加機能前提条件
• 「AUTO」ボタンを操作 (LED が点灯)
自動制御の機能順序
温度、エア·ディストリビューション、および風量の制御は、コントロール·ユニットでプリセットした温度と、現時点での各種の条件に応じて行われます。 エア·ディストリビューションおよび風量の調整は、自動的に行われます。
このとき、コントロール·ユニットによって、手動制御で入力されたものの他に、以下の影響値がさらに考慮されます:
– 車内温度
– 車両に差す日光の強さ
– 外気の汚染度
– 露点温度 (外気の湿度)
----------------------------------------------------------------------------------------
デフロスタ機能の追加機能前提条件
• デフロスタ·ボタンを操作 (LED が点灯)
デフロスタ機能の機能順序
デフロスタ·ボタンを押すと、デフロスタ·フラップおよび、外気 / 内気循環フラップを除くすべてのエア·フラップが閉じます。 これらは完全に開いた状態になります。
デフロスタおよびサイド·ノズルのフラップは、最大エア·フローがフロント·ウインドウおよびフロント·サイド·ウインドウに導かれるように設定されています。
ブロワ·モータ (A32m1) は、コントロール·ユニットからブロワ·コントローラ (A32n1) を介して、吐出エア温度に応じて最適なデフロスタ·モードが行えるように制御されます。
----------------------------------------------------------------------------------------
吐出エアを乾燥させるために、エアコン·コンプレッサがオンになります。 エアを乾燥 (冷却) した後、最高温度まで加熱します。
影響値の算出の機能順序
影響値算出の機能順序は、以下のサブ機能で構成されています:
• 外気温度算出の機能順序
• 車内温度算出の機能順序
(コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール (コード 581) の場合)
• ヒータ用熱交換器後の温度算出の機能順序
• 水温算出の機能順序
• 車両スピード算出の機能順序
• 車両に差す日光の強さ算出の機能順序 (コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール (コード 581) の場合)
• エバポレータ温度算出の機能順序
• 冷媒プレッシャ算出の機能順序
• エンジン回転数算出の機能順序
----------------------------------------------------------------------------------------
• 外気の汚染度算出の機能順序 (コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール (コード 581) の場合)
• 露点温度算出の機能順序
(コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール (コード 581) の場合)
• ドア·ステータス算出の機能順序
• サイド·ウインドウ·ポジション算出の機能順序
• バリオ·ルーフのステータス算出の機能順序
外気温度算出の機能順序
外気温度センサ (B14) は外気温度を測定します。 測定された温度値が、運転席ヒューズ·リレー·モジュール付き SAM コントロール·ユニット (N10/1) によって直接読み取られ、車内 CAN バス経由でコントロール·ユニットに送信されます。
車内温度算出の機能順序
車内温度はコントロール·ユニット内の車内温度センサ (N22/7b1) (コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール (コード 581) の場合) によって測定されます。
----------------------------------------------------------------------------------------
車内温度センサにはベンチレーション·ファンが装備されており、温度を測定するために車内からエアを吸引します。 ベンチレーション·ファンによって、車内温度センサ付近の内気が常に循環し、これにより高い制御精度が保証されます。
車内温度センサによって、車内の空気循環の仕方に左右されないテンパラチャ·レギュレータが可能になります。
バリオ·ルーフが開いている場合は、車内温度センサの値の評価は行われません。
ヒータ用熱交換器後の温度算出の機能順序
左熱交換器温度センサ (B10/2) および右熱交換器温度センサ (B10/3) が、ヒータ用熱交換器後のエア·フロー温度の実測値を検知します。
検知された値は、コントロール·ユニットに送信されます。
----------------------------------------------------------------------------------------
このとき、測定された温度 (実測値) とプレ·セレクトされていた基準温度 (基準値) との比較が行われます。 実測値と基準値との比較の結果、デュオ·バルブ (Y21) のオープン·タイムが算出され、算出結果にしたがって制御されます。
水温算出の機能順序
クーラントの温度がクーラント温度センサ (B11/4) によって検知されます。 温度値が ME コントロール·ユニット (N3/10) によって読み取られ、エンジン·ルーム CAN バス経由でメイン·ゲートウェイ·コントロール·ユニット (N93) に送信されます。 ここでは、車内 CAN バスを介してコントロール·ユニットに値が送信されます。
この値は、ミックス·エア·フラップの制御とクーラント循環ポンプ (M13) の制御に使用されます。
車両スピード算出の機能順序
インストルメント·クラスタ (A1) が車両スピードを、車内 CAN バス経由でコントロール·ユニットへ送信します。 車両スピードは、外気温度を内部で算出するのに使用されます。例、パーキング·モードなど
----------------------------------------------------------------------------------------
車両に差す日光の強さ算出の機能順序
ソーラ·センサ (B32) を介してコントロール·ユニットが太陽光線の入射角度および車両に差す太陽光の強さを検知します。測定値に応じて、車内温度およびブロワ出力が適合されます。
日光が一方だけから差し込んでくる時は、左右の標準基準温度の差が適切に設定されます。
エバポレータ温度算出の機能順序
エバポレータが氷結するのを防ぐために、エバポレータ温度センサ (B10/6) がエバポレータ周囲の温度を検知し、コントロール·ユニットがそれを直接読み取ります。エバポレータ温度がおよそ
2 ℃ にまで下がると、エアコン·コンプレッサがオフになります。
----------------------------------------------------------------------------------------
冷媒プレッシャ算出の機能順序
冷媒プレッシャは、冷媒圧力センサ (B12) によって検知されます。この圧力は、保存されている温度圧力曲線と比較されます。
冷媒プレッシャが 1.75 bar 未満または 30 bar 以上になると、エアコン·コンプレッサがオフになります。
冷媒圧力センサは、運転席側 SAM コントロール·ユニットから直接読み取られ、車内 CAN バス経由でコントロール·ユニットに送信されます。
エンジン回転数算出の機能順序
エンジン回転数は、ME コントロール·ユニットによって検知され、エンジン·ルーム CAN バス経由でメイン·ゲートウェイ·コントロール·ユニットに伝送されます。 ここでは、車内 CAN バスを介してコントロール·ユニットに値が送信されます。
エンジン回転数は特に、エアコン·コンプレッサを制御するために使用されます。
----------------------------------------------------------------------------------------
外気の汚染度算出の機能順序
K-KLA マルチファンクション·センサ (B31) によって、一酸化炭素および窒素酸化物 (NOX) などの有害ガス濃度が検知されます。
コントロール·ユニットがエアコン·バス経由でこの値を読み取ります。 コントロール·ユニットは、読み取った値に応じて自動で内気循環制御を行います。
露点温度算出の機能順序
周辺温度と湿度から、K-KLA マルチファンクション·センサが露点を算出し、これをエアコン·バス経由でコントロール·ユニットに伝送します。露点の情報は、エアコン·コンプレッサの制御に使用されます。
ドア·ステータス算出の機能順序
左ドア·コンタクト·スイッチ (S17/3) および右ドア·コンタクト·スイッチ (S17/4) によって、各ドアが開いているか閉じているかが検知されます。
----------------------------------------------------------------------------------------
ドア·コンタクト·スイッチの値はリヤ·ヒューズ·リレー·モジュール付き SAM コントロール·ユニット (N10/2) によって読み取られ、コントロール·ユニットに送信されます。
コントロール·ユニットは、ドアが開いているときは現在のブロワ出力を保持します。これによって、内気温度と外気温度との間に大きな差がある場合に無駄な調整を行うことを避けることができます。
サイド·ウインドウ·ポジション算出の機能順序
左ドア·コントロール·ユニット (N69/1) および右ドア·コントロール·ユニット (N69/2) のそれぞれのポジションが読み取られ、コントロール·ユニットに送信されます。
バリオ·ルーフのステータス算出の機能順序
ソフト·トップ·コントロール·ユニット (N52) が、バリオ·ルーフのステータスを車内 CAN バス経由でコントロール·ユニットに送信します。
----------------------------------------------------------------------------------------
エアコン·コンポーネント制御の機能順序
エアコン·コンポーネント制御の機能順序は、以下のサブ機能で構成されています:
• エアコン·コンプレッサ制御の機能順序
• ブロワ·モータ制御の機能順序
• エア·ガイド·フラップ制御の機能順序
• コントロール装置付きエンジン / エアコン用エレクトリック·エア·インテーク·ファン (M4/7) 制御の機能順序
エアコン·コンプレッサ制御の機能順序
エアコン·コンプレッサは、冷媒のインテークとエア·コンプレッサを行います。 エアコン·コンプレッサの出力は、コンプレッサ·コントロール·バルブを介して、コントロール·ユニットによって無段階制御されます。
コントロール·ユニットは、スイッチ·オンの要求を車内 CAN バス経由で運転席側 SAM コントロール·ユニットに送信します。運転席側 SAM コントロール·ユニットがこの要求を受信し、コンプレッサ·コントロール·バルブを制御します。
----------------------------------------------------------------------------------------
ブロワ·モータ制御の機能順序
通気は、ブロワ·モータの働きによって行われます。 コントロール·ユニットが、0 ∼ 100 % のシグナルを、エアコン·バス経由でブロワ·コントローラに送信します。 ブロワ·コントローラは、ブロワ·モータの制御電圧および作動電圧 (U = 0 V ∼ U = 12 V) およびそれによって決まるブロワ·モータの回転数 (0 ∼ 100 %) に応じて制御を行います。
エア·ガイド·フラップ制御の機能順序
エアコン·ユニットのエア·ガイド·フラップを適切なポジションに調整することで、車内のエア·ディストリビューションが制御されます。
コントロール·ユニットが、エアコン·バス経由で以下の構成部品を制御します:
– 外気 / 内気制御:
– 外気 / 内気循環フラップ·アクチュエータ (M2/5)
----------------------------------------------------------------------------------------
– ベンチレーション制御:
– 左右レッグ·ルーム·フラップ·アクチュエータ (M2/15)
– 左右デフロスタ·フラップ·アクチュエータ (M2/16)
- ベンチレーション·フラップ·アクチュエータ (M2/21)
(コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール (コード 581) の場合)
コントロール装置付きエンジン / エアコン用エレクトリック·エア·インテーク·ファン制御の機能順序
エレクトリック·インテーク·ファンは、クーラントおよび冷媒の冷却に使用されます。
コントロール·ユニットが、冷媒圧力に応じてファンの基準回転数を算出し、その要求を車内 CAN バス経由でメイン·ゲートウェイ·コントロール·ユニットに伝送します。
メイン·ゲートウェイ·コントロール·ユニットはこの要求をエンジン·ルーム CAN バス経由で ME コントロール·ユニットに送信します。 ME コントロール·ユニットは、エンジン温度に応じてファンの基準回転数を算出し、要求と比較し、その結果に応じてエレクトリック·インテーク·ファンが制御されます。
| ヒータ / オートマチック·クライメート·コントロール·インプット·シグナルの電気システムの機能説明図 | ||
| ヒータ / オートマチック·クライメート·コントロール操作の電気システムの機能説明図 | ||
インストルメント·クラスタの構成部品の説明 | A1 | ||
ME コントロール·ユニットの構成部品の説明 | N3/10 エンジン 271 | ||
エンジン 272 | |||
エンジン 113.989 | |||
運転席ヒューズ·リレー·モジュール付き SAM コントロール·ユニット構成部品の説明 | N10/1 | ||
リヤ·ヒューズ·リレー·モジュール付き SAM コントロール·ユニットの構成部品の説明 | N10/2 | ||
KLA コントロール·ユニットの構成部品の説明 | N22 オートマチック·クライメート·コントロール (コード 580) の場合 | ||
コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール·ユニット構成部品の説明 | N22/7 コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール (コード 581) の場合 | ||
バリオ·ルーフ·コントロール·ユニットの構成部品の説明 | N52 | ||
左ドア·コントロール·ユニットの構成部品の説明 | N69/1 | ||
右ドア·コントロール·ユニットの構成部品の説明 | N69/2 | ||
EZS コントロール·ユニットの構成部品の説明 | N73 | ||
メイン·ゲートウェイ·コントロール·ユニットの構成部品の説明 | N93 | ||
エアコン·コンプレッサ構成部品の説明 | A9 | ||
ブロワ·モータの構成部品の説明 | A32m1 | ||
ブロワ·コントローラ構成部品の説明 | A32n1 | ||
熱交換器温度センサの構成部品の説明 | B10/2、B10/3 | ||
エバポレータ温度センサの構成部品の説明 | B10/6 | ||
クーラント温度センサの構成部品の説明 | B11/4 エンジン 113 | ||
エンジン 271 | |||
エンジン 272 | |||
冷媒圧力センサ構成部品の説明 | B12 | ||
外気温度センサの構成部品の説明 | B14 | ||
マルチファンクション·センサ構成部品の説明 | B31 | ||
ソーラ·センサの構成部品の説明 | B32 | ||
アクチュエータ構成部品の説明 | M2/5、M2/15 および M2/16; | ||
クーラント循環ポンプの構成部品の説明 | M13 | ||
ドア·コンタクト·スイッチ構成部品の説明 | S17/3、S17/4 | ||
デュオ·バルブの構成部品の説明 | Y21 |
参照文書
- gf0704p6040mfk クーラント温度センサの構成部品の説明
- gf0704p6040mik クーラント温度センサの構成部品の説明
- gf0704p6040mlk クーラント温度センサの構成部品の説明
- gf0761p6000mfk ME コントロール·ユニットの構成部品の説明
- gf0761p6000mik ME コントロール·ユニットの構成部品の説明
- gf0761p6000mlk ME コントロール·ユニットの構成部品の説明
- gf5421p4170rc メイン·ゲートウェイ·コントロール·ユニットの構成部品の説明
- gf5421p6010rc 運転席ヒューズ·リレー·モジュール付き SAM コントロール·ユニット構成部品の説明
- gf5421p6030rc リヤ·ヒューズ·リレー·モジュール付き SAM コントロール·ユニットの構成部品の説明
- gf5430p6000rc インストルメント·クラスタの構成部品の説明
- gf7229p4124rc 左ドア·コントロール·ユニットの構成部品の説明
- gf7229p4128rc 右ドア·コントロール·ユニットの構成部品の説明
- gf7739p3210rc バリオ·ルーフ·コントロール·ユニットの構成部品の説明
- gf8020p4125rc ドア·スイッチ構成部品の説明
- gf8057p6003rc EZS コントロール·ユニットの構成部品の説明
- gf8310p2051rc ブロワ·コントローラ構成部品の説明
- gf8310p2192rc マルチファンクション·センサ構成部品の説明
- gf8310p2201rc アクチュエータ構成部品の説明
- gf8310p4125rc ブロワ·モータの構成部品の説明
- gf8320p2118rc デュオ·バルブの構成部品の説明
- gf8340p2193rc 冷媒圧力センサ構成部品の説明
- gf8340p3000rc KLA コントロール·ユニットの構成部品の説明
- gf8340p3010rc コンフォート·オートマチック·クライメート·コントロール·ユニット構成部品の説明
- gf8355p2108rc エアコン·コンプレッサ構成部品の説明
- gf8357p2126rc エバポレータ温度センサの構成部品の説明
- gf8357p2128rc ソーラ·センサの構成部品の説明
- gf8357p2134rc 熱交換器温度センサの構成部品の説明
- gf8357p4002rc 外気温度センサの構成部品の説明
- gf8375p2110rc クーラント循環ポンプの構成部品の説明
- pe8340p205497ta ヒータ / オートマチック·クライメート·コントロール操作の電気システムの機能説明図
- pe8340p205597ta ヒータ / オートマチック·クライメート·コントロール·インプット·シグナルの電気システムの機能説明図