機能前提条件の概要
• シグナル「エンジン作動」または「ドライブ・トレイン・スタンバイ状態」が送信されている
• 外気温度 5 °C 未満
シグナル「エンジン作動」または「ドライブ・トレイン・スタンバイ状態」は、CDI コントロール・ユニット (N3/9) (ディーゼル・エンジン) または ME コントロール・ユニット (N3/10) (ガソリン・エンジン) が、シャーシ CAN (CAN E) (2013 年 2 月 28 日以前) またはシャーシ CAN 1 (CAN E1) (2013 年 3 月 1 日以降) を介してフロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット (N10/1) に送信します。
外気温度は外気温度センサ (B14) によって検知されます。フロント SAM コントロール・ユニットは外気温度センサのデータを直接読み取り、実際の外気温度を算出して、これを車内 CAN バス (CAN B) を介してインストルメント・クラスタ (A1) に送信します。インストルメント・クラスタは車両スピードおよびエンジン余熱を考慮して、表示すべき外気温度を算出し、これを車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。
フロント SAM コントロール・ユニットは、インストルメント・クラスタから外気温度値を受信できない場合は自ら外気温度を算出します。
ワイパ・パーク・ポジション・ヒータの概要
ワイパ・パーク・ポジション・ヒータは、外気温度が低い場合にフロント・ウインドウにワイパ・ブレードが凍結するのを防ぎます。
ワイパ・パーク・ポジション・ヒータの機能順序
フロント SAM コントロール・ユニットは、エンジン作動時および外気温度 5 °C 未満の場合にワイパ・パーク・ポジション・ヒータ (R2/10) をオンにします。この場合、ワイパ・パーク・ポジション・ヒータがオンになったときのエンジン温度が考慮されます。降水のない天候の場合、最大作動時間は 25 分です。外気温度が 15 °C よりも上昇すると、フロント SAM コントロール・ユニットはワイパ・パーク・ポジション・ヒータをオフにします。フロント SAM コントロール・ユニットはすべての関連データを読み取り、ワイパ・パーク・ポジション・ヒータを適切に制御します。
ワイパ・パーク・ポジション・ヒータは、以下の条件で自動的にカットオフされます:
• ワイパ要求が 25 分以上なく、水温が 70 °C 未満
• 水温が 70 °C 未満で、ソーラ・センサ (B32/3) が「フロント・ウインドウに日光が差し込む」を送信する。ソーラ・センサのインフォメーションは、15 分が経過して初めて評価されます。
• ワイパ要求が 15 分以上なく、水温が 70 °C 以上。
その後ワイパ要求があると、ワイパ・パーク・ポジション・ヒータが再びオンになります。
フロント・ウインドウが単に洗浄されただけの場合、フロント SAM コントロール・ユニットはワイパ・パーク・ポジション・ヒータを 10 分後にオフにします。
• 停車状態では、ワイパ・パーク・ポジション・ヒータは 10 分後にオフになります。
KLA コントロール・ユニット (N22/7) はソーラ・センサのデータを直接読み取り、これを車内 CAN を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。ワイパ要求はコンビ・スイッチ (S4) のスイッチ・ポジションにより定義されます。ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット (N80) はコンビ・スイッチのスイッチ・ポジションを直接読み取り、これをシャーシ CAN (2013 年 2 月 28 日以前) またはシャーシ CAN 1 (2013 年 3 月 1 日以降) を介してフロント SAM コントロール・ユニットに送信します。水温は水温センサ (B11/4) によって検知されます。CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットは、水温センサのシグナルを直接読み取り、水温を算出して、それをシャーシ CAN (2013 年 2 月 28 日以前) またはシャーシ CAN 1 (2013 年 3 月 1 日以降) を介して、フロント SAM コントロール・ユニットに送信します。
参照文書
- gf8230p9996fl ウインドウ・ワイパ・システムのシステム構成部品の一覧