gf5471p0003rd

死角アシストの機能

種別 gf · トピック 54.71 · バージョン 0103 · 2015-12-04

適用: モデル 172.4 モデル・イヤー 2017 以前 コード 234 装備 (死角アシスト)'

位置付け

機能グループ 2 シャーシ › 54 電気システム 電装品およびインストルメント・パネル › 54.71 カメラおよびレーダによるアシストシステム — シリーズ 172(モデル 4**)

GF54.71-P-0003RD

死角アシストの機能

26.11.15

モデル

172.4

モデル・イヤー 2017 以前

コード 234 装備 (死角アシスト)

死角アシストの機能

P54.71-2630-79

図はモデル 172.4

A1

インストルメント・クラスタ

M21/2e2

右死角アシスト・ウォーニング・ランプ

A1h1

ウォーニング・ブザー

N3/9

CDI コントロール・ユニット (ディーゼル・エンジン)

A1p13

マルチファンクション・ディスプレイ

N3/10

ME コントロール・ユニット (ガソリン・エンジン)

A2

ラジオ (Audio 20 CD (コード 523) または Audio 20 CD (6 連奏 CD チェンジャ付き) (コード 510) 装備) (西ヨーロッパのレーダ・センサ・カットオフ (2012 年 11 月 30 日以前))

N10/1

フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット

A2/23

GPS アンテナ (ナビゲーション・ボックス取付け準備部品 (コード 508) またはナビゲーション・ボックス (コード 509) 装備またはシングル DVD ドライブ付き COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) または COMAND APS (DVD チェンジャ付き) (コード 512) 装備) (西ヨーロッパのレーダ・センサ・カットオフ (2012 年 11 月 30 日以前))

N30/4

エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット

A2/30

ナビゲーション・モジュール (ナビゲーション・ボックス (コード 509) 装備) (西ヨーロッパのレーダ・センサ・カットオフ (2012 年 11 月 30 日以前))

N69/1

左ドア・コントロール・ユニット

A2/30-1

ナビゲーション・モジュール用ホルダ・シェル (ナビゲーション・ボックス取付け準備部品 (コード 508) 装備またはナビゲーション・ボックス (コード 509) 装備 (西ヨーロッパのレーダ・センサ・カットオフ (2012 年 11 月 30 日以前))

N69/2

右ドア・コントロール・ユニット

A28/11

コンビ・アンテナ (コンフォート通話 (コード 386) 装備) (西ヨーロッパのレーダ・センサ・カットオフ (2012 年 11 月 30 日以前))

N73

エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット

A40/3

COMAND ユニット (シングル DVD ドライブ搭載 COMAND APS (ナビゲーション付き) (コード 527) または COMAND APS (DVD チェンジャ付き) (コード 512) 装備) (西ヨーロッパのレーダ・センサ・カットオフ (2012 年 11 月 30 日以前))

N80

ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット

B29/4

左リヤ・バンパ・インテリジェント・レーダ・センサ (2015 年 5 月 31 日以前)

S4

コンビ・スイッチ

B29/5

右リヤ・バンパ・インテリジェント・レーダ・センサ (2015 年 5 月 31 日以前)

CAN A

テレマチック CAN

B92/6

右外側リヤ・バンパ内蔵式レーダ・センサ (2015 年 6 月 1 日以降)

CAN B

車内 CAN

B92/11

左外側リヤ・バンパ内蔵式レーダ・センサ (2015 年 6 月 1 日以降)

CAN E

シャーシ CAN

M21/1

左ドア・ミラー

CAN G

フロント・エンド CAN

M21/1e2

左死角アシスト・ウォーニング・ランプ

CAN H

ドライブ・ダイナミック CAN

M21/2

右ドア・ミラー

死角アシストの機能前提条件の概要

• 電圧の過不足がない

• インストルメント・クラスタのメニュー「アシスト」の機能「死角アシスト」がオンになっている

• 差込み式ナビゲーション・モジュール (ナビゲーション・ボックス (コード 509) 装備)

• レーダ・センサがカット・オフされていない (2012 年 11 月 30 日以前)

• エンジンが作動またはドライブ・トレインがスタンバイ状態

• 車両が前進している

• 車両スピード : 30 ~ 250 km/h

死角アシストの概要

死角アシストは近接領域レーダを用いて車両の後部、側部をモニタし、必要に応じて運転者に、その時点で車線変更 (ターン・シグナル・オン) が適切でないことを運転者に知らせます。死角アシストは、広い意味でルーム・ミラーの拡張機能の役割を果たします。決して運転者が自己の責任で車線変更を安全に実行することを不可能にするものではありません。車線変更中、それぞれのドア・ミラーには死角アシストのステータスが視覚的に表示され、危険な状況が警告されます (死角に車両が存在するなど)。さらに音による警告が出力されます。視覚的な警告出力は、それぞれのドア・ミラーで死角アシストのウォーニング・ランプによって行われます。音による警告は、インストルメント・クラスタのウォーニング・ブザーから出力されます。

フロント SAM コントロール・ユニットは、関与するコントロール・ユニット間でさまざまな CAN バスを介してデータ交換するためのメイン・インタフェース (ゲートウェイ) です。

ドア・ミラーおよびルーム・ミラー (A67) でカバーできない範囲は、以下の構成部品がモニタします :

• 左リヤ・バンパ・レーダ・センサ

• 右リヤ・バンパ・レーダ・センサ

関連するすべてのデータの評価は、リヤ・バンパ・レーダ・センサにより行われ、その際に右リヤ・バンパ・レーダ・センサが警告出力を要求します。

リヤ・バンパ・レーダ・センサはマスタ・スレーブ原理に基づいて作動します。プラグのコード入力によって、マスタ機能であるかスレーブ機能であるかを指定することができます。マスタ・ファンクションは右リヤ・バンパ・レーダ・センサに指定されています。つまり、左リヤ・バンパ・レーダ・センサは警告 / スタンバイ・メッセージの出力要求をフロント・エンド CAN を介して右リヤ・バンパ・レーダ・センサに送信し、これが両方のリヤ・バンパ・レーダ・センサのインフォメーションを評価して、対応する要求をフロント・エンド CAN を介して送信します。

死角アシストの機能

P54.71-2302-77

死角アシストの原理

A

追越し時、死角に車両がいる走行車線

t1

車両が死角に入る

t3

聴覚的および視覚的ウォーニング・メッセージの出力

B

死角アシスト装備車の走行車線

t2

死角に車両を検知

t4

死角アシスト装備車両の運転者の反応

以下のインフォメーションが死角アシストによって評価されます :

• ターミナル 15 のターミナル・ステータス :

ターミナル 15 のターミナル・ステータスは、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットがシャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN を介してリヤ・バンパ・レーダ・センサに送信します。

• 機能「死角アシスト」のステータス

「死角アシスト」機能のステータス (オンまたはオフ) は、インストルメント・クラスタがシャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN を介してリヤ・バンパ・レーダ・センサに送信します。

• 「エンジン作動」または「ドライブ・トレイン・スタンバイ状態」シグナル :

「エンジン作動」または「ドライブ・トレイン・スタンバイ状態」シグナルは、CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットがシャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN 経由でリヤ・バンパ・レーダ・センサに送信します。

• 車両が前進している :

前進は、エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットからリバース・ギヤ・ステータスを介してシャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN 経由でリヤ・バンパ・レーダ・センサに伝送されます。

• 車両スピード :

車両スピードは、ホイール・スピードをもとに算出されます。ホイール・スピードは、エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットによって直接読み取られ、シャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN 経由でリヤ・バンパ・レーダ・センサに伝送されます。

死角アシスト機能には以下の部分機能が含まれています :

• 測定方法の機能順序

• システムおよびウォーニング・メッセージの機能順序

測定方法の機能順序

死角に存在する車両の検出は、レーダ測定に基づいて行われます。

レーダ・センサは、いわゆるプライマリ信号として電磁波を送信しています。この電磁波が死角にある車両に当たって反射し、レーダ・センサによってセカンダリ信号として受信されます。これらのシグナルから、検知されたオブジェクトの距離および速度、並びに車両に対する角度が算出されます。

近接レーダ・センサは超音波レーダ・センサとして設計され、以下の特性を備えています :

• 検出範囲 : 0.18 ~ 3 m

• 検出角度 : 60 °まで角度決定可能、以降 130 °までは探知のみ

• 搬送周波数 : f = 24 GHz (2012 年 11 月 30 日以前) または f = 25 GHz (2012 年 12 月 1 日以降)

• 情報処理方式 : f = 5 GHz の変動幅 (2012 年 11 月 30 日以前) または f = 1.4 GHz の変動幅 (2012 年 12 月 1 日以降) の短パルス方式

24 GHz レーダ・センサが認可されていない諸国では、レーダ・センサは自動的にカットオフされます。

死角アシストの機能

レーダ・センサの検知範囲

1

死角アシスト装備車両

2

死角にある車両

3

左リヤ検知範囲

4

右リヤ検知範囲

P54.71-2303-82

リヤ・レーダ・センサの検出範囲はレーダ波の照射角度に基づいています。これは各リヤ・バンパ・レーダ・センサにより計算され、実際のモニタ範囲となります。

死角アシストの機能

実際のリヤ・モニタ範囲の図

1

死角アシスト装備車両

11

左リヤ・モニタ範囲

12

右リヤ・モニタ範囲

C

側面モニタ範囲最大 0.5 m

D

後方モニタ範囲最大 3.0 m

P54.71-2305-12

西ヨーロッパにおけるレーダ・センサの自動カット・オフ (2012 年 11 月 30 日以前) :

24 GHz レーダ・システム (近接領域レーダ) の西ヨーロッパにおける法的要件により、近接領域レーダ・センサは電波天文台施設付近の特定の保護領域で自動的に作動停止します。

そのため、この領域では死角アシストは機能しません。電波天文台施設付近の特定保護領域はリヤ・バンパ・レーダ・センサに保存されています。

アダプション済みのナビゲーション・モジュールと組み合わせたラジオまたは COMAND ユニットは、GPS アンテナまたはコンビ・アンテナを介してグローバル・ポジショニング・システム (GPS) シグナルを受信します。引き続き、ラジオまたは COMAND ユニットが GPS 座標を車内 CAN 経由で送信します。

リヤ・バンパ・レーダ・センサは GPS 座標をシャーシ CAN 経由で読み取ります。そのために、フロント SAM コントロール・ユニットがこのデータをフロント・エンド CAN 経由でリヤ・バンパ・レーダ・センサに送信します。その後でリヤ・バンパ・レーダ・センサは内蔵されているレーダ・センサをオフにします。

死角アシスト・ウォーニング・ランプが黄色く点灯します。

車両が保護区域内に停車した場合は、車両を再度スタートした際に、グローバル・ポジショニング・システム (GPS) 座標に基づいて現在位置決定が行われます。その際、再度レーダ・センサが自動的にカットオフされていることが運転者に通知されます。車両が保護区域から離れると、レーダ・センサは自動的に再びオンになります。「レーダ・センサ自動カットオフ、取扱説明書参照」というメッセージが消え、黄色く点灯していた死角アシスト・ウォーニング・ランプが消灯します。

インストルメント・クラスタの「車両」メニューから、レーダ・センサを手動でオン/オフ切換えすることもできます。レーダ・センサが保護領域内で自動的にオフになった場合は、手動でオンにすることはできず、「レーダ・センサ自動カットオフ、取扱説明書参照」というメッセージが表示されます。

西ヨーロッパにのレーダ・センサは自動カット・オフされない (2012 年 12 月 1 日以降) :

2012 年 12 月 1 日以降、レーダ・センサはもう自動的にカットオフされることはありません。24.25 ~ 25.65 GHz という従来よりも短い周波数領域を用いるため、その必要がないのです。NATO 周波数帯も、電波天文観測用の周波数帯も使用しません。レーダ・センサの作動は、電波天文台施設の保護領域でも許可されます。したがって GPS による車両位置の特定も、もはや必要ありません。

システムおよびウォーニング・メッセージの機能順序

ターミナル 15 をオンにすると、死角アシスト・ウォーニング・ランプが 1.5 秒間、赤く点灯し、その後、黄色に変わります。

車両スピードが 30 km/h 以上に達すると、死角アシスト・ウォーニング・ランプが消灯し、死角アシストが作動状態になります。

システム・エラーが確認されると、インストルメント・クラスタのマルチファンクション・ディスプレイにメッセージが表示され、死角アシスト・ウォーニング・ランプが黄色く点灯します。

死角アシスト・ウォーニング・ランプは、該当するドア・コントロール・ユニットによって制御されます。

リヤ・バンパ・レーダ・センサは、フロント・エンド CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を経由して、システム・スタンバイのステータスを該当するフロント・ドア・コントロール・ユニットに伝送します。右リヤ・バンパ・レーダ・センサは、マスタとしてウォーニング・メッセージおよび故障メッセージの出力要求を、フロント・エンド CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN 経由で該当するドア・コントロール・ユニットへ、またフロント・エンド CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよびシャーシ CAN 経由でインストルメント・クラスタへ送信します。

レーダ・センサの検知範囲内にスピード 30 km/h 以上の車両がある場合は、ドア・ミラーの死角アシスト・ウォーニング・ランプが赤く点灯し、そちら側の死角に車両が存在することを運転者に警告します。

追越し車両は、相対速度が 35 km/h までは確実に検知されます。速度がそれ以上の車両は、状況によっては検知されるのに時間がかかる場合や、全く検知されない場合があります。その場合は警告のタイミングが遅すぎたり、警告が発せられないことになります。

運転者が死角アシスト・ウォーニング・ランプが点灯しているにもかかわらず、車線変更開始を試み、コンビ・スイッチ (ターン・シグナル・オン) 操作で発信すると、さらにインストルメント・クラスタのウォーニング・ブザーが二重警告音を一回出力します。死角アシスト・ウォーニング・ランプが点滅します。レーダ・センサの検知範囲から車両がいなくなると、赤く点灯していた死角アシスト・ウォーニング・ランプが消灯します。

ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニットがコンビ・スイッチのスイッチ・ポジションを直接読み取り、これをシャーシ CAN、フロント SAM コントロール・ユニットおよびフロント・エンド CAN 経由でリヤ・バンパ・レーダ・センサに送信します。

死角アシストの機能

死角アシスト・スタンバイ・インジケータ

M21/1e2

左死角アシスト・ウォーニング・ランプ

P54.71-2141-71

死角アシストの機能

死角アシストの警告表示

M21/1e2

左死角アシスト・ウォーニング・ランプ

P54.71-2140-71

左死角アシスト・ウォーニング・ランプの表示は、右死角アシスト・ウォーニング・ランプと一致しています。

システム・スタンバイ状態表示の前提条件および視覚ウォーニング・メッセージ出力の前提条件については、以下の表をご覧ください:

作動状態

死角アシスト・ウォーニング・ランプ オフ

死角アシスト・ウォーニング・ランプ 黄色に点灯

死角アシスト・ウォーニング・ランプ 赤色に点灯

死角アシスト・ウォーニング・ランプ 赤色に点滅

ターミナル 15 「オフ」

X

ターミナル 15 オン
(1.5 秒以下)

X

ターミナル 15 オン
(1.5 秒以上)

X

エンジン作動またはドライブ・トレイン・スタンバイ状態

X

車両加速、
車両スピード
30 km/h ~ 250 km/h

X

車両スピード
250 km/h 以上

X

車両減速、
車両スピード
25 km/h 以下

X

死角に車両を検知

X

ターン・シグナル・オン、死角の車両を検知

X

レーダ・センサが自動でカット・オフ (2012 年 11 月 30 日以前)

X

死角アシスト・システム故障

X

死角アシストの電気システムの機能説明図

モデル 172.4 モデル・イヤー 2017 以前 コード 234 装備 (死角アシスト)

PE54.71-P-2051-97TAA

ドライブ·アシスタント·システムシステム構成部品一覧

GF54.00-P-9998RD

参照文書