車両を後ろから見た図 |
N118 | フューエルポンプコントロールユニット |
P47.40-2128-76
配置
フューエルポンプコントロールユニットはトランクフロアカバーの背後に取り付けられています。
役割
フューエルポンプコントロールユニットは必要に応じてフューエルポンプ (M3) を制御し、MEコントロールユニット (N3/10) に現在のフューエルプレッシャに関するインフォメーションおよびフューエルタンクの充填レベルを送信します。
フューエルポンプコントロールユニットは、以下のインプットシグナルを評価し、該当するアウトプットシグナルを出力します:
• ダイレクトインプットシグナル
• ダイレクトアウトプットシグナル
• ドライブCAN (CAN C) 経由でCANインプットシグナル
• ドライブCAN経由でCANアウトプットシグナル
ダイレクトインプットシグナル
• ターミナル15
• ターミナル30
• グラウンドシグナル(フューエルポンプ「オン」)
• 燃料計フューエルタンク充填レベルセンサシグナル(B4)
• 低圧フューエルプレッシャセンサ (B4/7) のシグナル
ダイレクトアウトプットシグナル
• 低圧フューエルプレッシャセンサの電源供給 (5 V)
• フューエルタンク充填レベルセンサ、燃料計のアース端子
• 低圧フューエルプレッシャセンサのアース端子
• フューエルポンプ制御(位相U)
• フューエルポンプ制御(位相V)
• フューエルポンプ制御(位相W)
ドライブCAN経由でCANインプットシグナル
• フューエルポンプ「オン」
• 燃料基準圧力
• エンジンステータス
• エンジントルク
ドライブCAN経由でCANアウトプットシグナル
• フューエルプレッシャ
• フューエルタンク充填レベル
• フューエルシステムステータス
• ダイアグノシスデータ
ボディ
フューエルポンプコントロールユニットは、2個のプラグ付プラスチックハウジング、金属ベースプレートおよび内蔵測定制御回路で構成されています。
機能
フューエルポンプコントロールユニットは以下の機能を引き受けます:
• フューエルポンプのクローズドループ制御
• フューエルポンプコントロールユニットのリンプホームモード
• ダイアグノシス
• ドレンサービス
フューエルポンプのクローズドループ制御
シグナル「フューエルポンプオン」をフューエルポンプコントロールユニットから受信すると、フューエルポンプがオンになります。このシグナルは、MEコントロールユニットからドライブCAN経由でCANシグナルとして、また直接グラウンドシグナルとして、予備的に伝送されます。
フューエルポンプコントロールユニットは、低圧フューエルプレッシャセンサからの電圧シグナルによって現在のフューエルプレッシャを検知し、そのインフォメーションをドライブCAN経由でMEコントロールユニットに送信します。
フューエルポンプを制御するために、MEコントロールユニットはフューエルプレッシャおよび負荷要求を評価し、パルス幅変調シグナル「燃料基準圧力」をフューエルポンプコントロールユニットに伝送します。これはパルス幅変調シグナルを評価し、フューエルプレッシャの実測値が基準値と一致するように、三相交流電圧シグナルでフューエルポンプを制御します。
フューエルポンププレッシャは燃料温度およびエンジン回転数に応じて約4.5 ~ 最高6.7 barで制御されます。
フューエルポンプコントロールユニットのリンプホームモード
フューエルポンプコントロールユニットにはドライブCANおよびフューエルプレッシャセンサの機能停止用エマージェンシオペレーション機能が保存されています:
• ドライブCANが機能停止すると、シグナル「フューエルポンプオン」と「ターミナル15」が、予備セーフティとしてMEコントロールユニットの直接ライン経由でフューエルポンプコントロールユニットに送信されます。フューエルポンプはその際、フューエルプレッシャをフューエルポンプコントロールユニットに保存された代替値で制御します。
• フューエルプレッシャセンサ機能停止の場合、フューエルポンプはフューエルポンプコントロールユニットに保存された圧力/回転数特性マップにより制御されます。
• ドライブCANも低圧フューエルプレッシャセンサも機能停止の場合、フューエルポンプはフューエルポンプコントロールユニットに保存された回転数にしたがって制御されます。
ダイアグノシス
フューエルポンプコントロールユニットは、セルフダイアグノシスおよびコンポーネントダイアグノシスを実行します。検知された不具合は、フューエルポンプコントロールユニットにより保存され、ドライブCAN経由でMEコントロールユニットに伝送され、さらにダイアグノシスCAN (CAN D) 経由で接続されている診断ツールで使用されます。
セルフダイアグノシスおよびコンポーネントダイアグノシスは、すべてのインプットおよびアウトプットのショート、車両電源電圧、および断線を点検します。さらに、センサの全シグナルの妥当性が点検されます。不具合が検知されると該当するエマージェンシオペレーション機能が作動されます。
ドレンサービス
フューエルタンクは、フューエルポンプコントロールユニットによりエンジンを作動させずに排出できます。
このためにXENTRY Diagnosisでドレンサービスを呼び出し、以下のパラメータを入力する必要があります:
• フューエルポンプオン用のパラメータ01
• 時間「0-99.999」秒
• 燃料基準圧力5.5 bar
排出中はXENTRY Diagnosticsを接続したままで、イグニッションをオンのままにしてください。
バリエーション
さまざまな車両、エンジン、フューエルタンクバリエーションおよびフューエルポンプに適合するため、フューエルポンプコントロールユニットにはさまざまなパラメータデータが保存されています。運転開始時およびフューエルポンプコントロールユニット交換時には、該当するパラメータをバリエーションコード入力によって選択する必要があります。