gf3222p0004rf

エア・ボディ・コントロールの機能

種別 gf · トピック 32.22 · バージョン 0101 · 2017-02-03

適用: モデル 253 コード 489 装備 (エア・ボディ・コントロール)'

位置付け

機能グループ 2 シャーシ › 32 サスペンション › 32.22 エア・サスペンション — シリーズ 253

GF32.22-P-0004RF

エア・ボディ・コントロールの機能

20.01.2017

モデル

253

コード 489 装備 (エア・ボディ・コントロール)

エア・ボディ・コントロールの機能

P32.32-2219-79

ブロックダイアグラム

A1

インストルメントクラスタ

N72/4s2

車両レベルボタン(オートマチックトランスミッションの場合)

Y52y2

右フロントソレノイドバルブ2

A9/1

エアボディコントロールコンプレッサ

N72/4s11

DYNAMIC SELECTスイッチ(オートマチックトランスミッションの場合)

Y52/2

右フロントアクスルエアサスペンションバルブユニット

A9/1y1

エアボディコントロールプレッシャリリーフバルブ

N72/5

右アンダコントロールパネル

Y52/2y1

右フロントエアサスペンションバルブ1

A26/17

ヘッドユニット

N72/5s6

DYNAMIC SELECTスイッチ(マニュアルトランスミッションの場合)

Y53

左リアアクスルダンパバルブユニット

A40/8

Audio/COMANDディスプレイ

N72/5s8

車両レベルボタン(マニュアルトランスミッションの場合)

Y53y1

左リアソレノイドバルブ1

A40/9

Audio/COMAND操作部

N73

エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニット

Y53y2

左リアソレノイドバルブ2

B22/7

左リアレベルセンサ

N127

ドライブトレインコントロールユニット

Y53/2

左リアアクスルエアサスペンションバルブユニット

B22/8

左フロントレベルセンサ

S105

ボディリアエンド下降スイッチ

Y53/2y1

左リアエアサスペンションバルブ1

B22/9

右フロントレベルセンサ

X11/4

ダイアグノシスソケット

Y53/2y2

左リアエアサスペンションバルブ2

B22/10

右リアレベルセンサ

Y3/8n4

完全一体型トランスミッションコントロールユニット

Y54

右リアアクスルダンパバルブユニット

B24/3

左フロントボディGセンサ

Y36/6

エアボディコントロールバルブユニット

Y54y1

右リアソレノイドバルブ1

B24/4

右フロントボディGセンサ

Y36/6b1

エアボディコントロールプレッシャセンサ

Y54y2

右リアソレノイドバルブ2

B24/5

左リアボディGセンサ

Y36/6y1

左フロントレベルバルブ

Y54/2

右リアアクスルエアサスペンションバルブユニット

K40/8kR

エアボディコントロールリレー

Y36/6y2

右フロントレベルバルブ

Y54/2y1

右リアエアサスペンションバルブ1

L6/1

左フロントアクスルスピードセンサ

Y36/6y3

左リアレベルバルブ

Y54/2y2

右リアエアサスペンションバルブ2

L6/2

右フロントアクスルスピードセンサ

Y36/6y4

右リアレベルバルブ

CAN A

テレマチックCAN

L6/3

左リアアクスルスピードセンサ

Y36/6y5

エアボディコントロールメインアキュムレータ充填バルブ

CAN C

エンジンCANバス

L6/4

右リアアクスルスピードセンサ

Y51

左フロントアクスルダンパバルブユニット

CAN C1

ドライブCAN

N3/9

CDIコントロールユニット(ディーゼルエンジンの場合)

Y51y1

左フロントソレノイドバルブ1

CAN D

ダイアグノシスCAN

N3/10

MEコントロールユニット(ガソリンエンジンの場合)

Y51y2

左フロントソレノイドバルブ2

CAN HMI

ユーザインターフェースCAN

N30/4

エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニット

Y51/2

左フロントアクスルエアサスペンションバルブユニット

Flex E

FlexRayを使用したサスペンションシステム

N51/3

エアボディコントロールコントロールユニット

Y51/2y1

左フロントエアサスペンションバルブ1

LIN A3

LCP LIN

N51/8

エアボディコントロールプラスコントロールユニット

Y52

右フロントアクスルダンパバルブユニット

LVDS

低電圧ディファレンシャルシグナル

N72/4

左アンダコントロールパネル

Y52y1

右フロントソレノイドバルブ1

機能前提条件の概要

• エンジン作動

• ドライブトレインがスタンバイ状態

システムの概要

エアボディコントロールシステムは、マルチチャンバエアサスペンションと連続式ダンパ調整を組み合せたもので、ダンパレスポンスおよびサスペンションがホイールごとに調整されます。

このシステムは以下のサブ機能で構成されています。

• ウェイクアップモードの機能

• エアサスペンションの機能

• 調整ダンパレスポンスの機能

• ボディリアエンド下降/上昇機能

• ロックポジションの機能

• システムメッセージおよびウォーニングメッセージの機能

ウェイクアップモードの機能

エアボディコントロールコントロールユニットは、車両をロック解除した後、FlexRayを使用したサンペンションシステムがスタンバイ状態になると作動し(スリープモードから復帰)、現在の車両レベルを点検し、必要に応じて修正します。例えばフロントアクスルの車両レベルが低すぎるなど、ステアリングをいっぱいまで回すことができなくなるおそれがある危険な状態を、エアボディコントロールコントロールユニットは故障として検知します。

この状態は、インストルメントクラスタにメッセージ「車両上昇、少々お待ちください」と表示されることで、運転者に通知されます。エアボディコントロールコントロールユニットの作動開始により、時間的なプレランニングが発生します。これは必要に応じて車両レベルの補正のためなどに利用されます。これによりレベル補正の待ち時間が短縮し、車両の利便性が向上します。

エアサスペンションの機能

エアサスペンションは、ノーマル走行モードのとき積載に応じて異なる圧力で作動します。圧力供給のために、エアボディコントロールコンプレッサを使用します。エアボディコントロールコンプレッサはエアボディコントロールコントロールユニットによりエアボディコントロールリレー経由で作動します。

過負荷防止のためにスイッチオン作動時間がモニタされます。最高オペレーティングタイムに達した後、エアボディコントロールコンプレッサがオフになり、冷却段階に移行します。エアサスペンションベローズのプレッシャエアオーバーフォースは、エアボディコントロールプレッシャリリーフバルブの制御により低下します。エアボディコントロールコントロールユニットには、FlexRayを使用したサスペンションシステムおよびドライブCAN経由でドライブトレインコントロールユニットインタフェースを使用してMEコントロールユニット(ガソリンエンジン)またはCDIコントロールユニット(ディーゼルエンジン)から、プレッシャエア供給をコントロールするための周辺エアプレッシャおよび吸気温度が供給されます。

レベルコントロールは4個のマルチチャンバエアサスペンションベローズで行います。マルチチャンバエアサスペンションベローズは、エアサスペンションバルブの切換えにより相互に接続/分離する複数のエアチャンバから構成されています。これにより、さまざまなサスペンション特性曲線を切り換えることができます。

エアボディコントロールコンプレッサが、エアボディコントロールバルブユニットのバルブから、マルチチャンバエアサスペンションベローズにエアを供給すると、該当するホイール部で車両レベルが上昇します。これとは逆に、エアがマルチチャンバエアサスペンションベローズから、エアボディコントロールバルブユニットのバルブおよびエアボディコントロールコンプレッサの、エアボディコントロールプレッシャリリーフバルブを通って排出されると、車両レベルが下降します。左アンダコントロールパネル(オートマチックトランスミッションの場合)または右アンダコントロールパネル(マニュアルトランスミッションの場合)の車両レベルボタンの操作により、運転者は車両レベルを設定できます。

車両レベルボタンのシグナルは、左アンダコントロールパネル(オートマチックトランスミッションの場合)または右アンダコントロールパネル(マニュアルトランスミッションの場合)により読み取られます。左アンダコントロールパネルまたは右アンダコントロールパネルはシグナルをLCP LIN、Audio/COMAND操作部、テレマチックCAN、ヘッドユニット、ユーザインターフェースCAN、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびFlexRayを使用したサスペンションシステム経由で、エアボディコントロールコントロールユニットに伝送します。エアボディコントロールコントロールユニットは、要求をFlexRayを使用したサスペンションシステム経由でエアボディコントロールプラスコントロールユニットに送信し、これが各エアサスペンションバルブを制御します。

ホイールスピードは左フロントアクスルスピードセンサ、右フロントアクスルスピードセンサ、左リアアクスルスピードセンサ、および右リアアクスルスピードセンサによって算出され、エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットによって直接読み取られます。

車高

レベル名称

レベル [mm]

v [km/h]

注

コンフォート

-7
­15

180 未満
180 以上

180 km/h以下のときに-7 mmまで上昇

スポーツ

­16

­

-

スポーツプラス

­16

­

-

上昇レベル (EN)

+30

­

3 分以上60 km/h超過のとき-7 mmに下降
-7 mm 下降、70 km/h を超える場合

調整ダンパレスポンスの機能

エレクトロニック制御式の連続ダンパレスポンスシステムは、完全自動制御で作動します。標準型シャーシに比べ、乗り心地と走行安全性がさらに向上しています。ダンパレスポンスは走行状況に応じて、エアボディコントロールコントロールユニット内およびエアボディコントロールプラスコントロールユニット内のエレクトロニクスによってハードまたはソフトに調整されます。センサが例えばスポーティな運転の仕方を登録する場合、コンフォートな基本ダンピングは自動的にハードになります。このオートマチックプログラムは、運転者が左アンダコントロールパネル(オートマチックトランスミッションの場合)または右アンダコントロールパネル(マニュアルトランスミッションの場合)のDYNAMIC SELECTスイッチから設定できます。

DYNAMIC SELECTスイッチのシグナルは、左アンダコントロールパネル(オートマチックトランスミッションの場合)または右アンダコントロールパネル(マニュアルトランスミッションの場合)により読み取られます。左アンダコントロールパネル(オートマチックトランスミッションの場合)または右アンダコントロールパネル(マニュアルトランスミッションの場合)は、シグナルをLCP LIN、Audio/COMAND操作部、テレマチックCAN、ヘッドユニット、ユーザインターフェースCAN、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびFlexRayを使用したサスペンションシステム経由でエアボディコントロールユニットに送信します。LEDの制御は逆の順序で行われます。

エレクトロニクスは、はるかに拡張されたダンパレスポンス特性曲線内で無段階に作動します。減衰力は各ホイールで個別に現在のニーズ、路面状態および走行状態に自動的に適合されます。

そのため、車両は悪路でも走行安定性が損なわれることなく走行できます。左フロントレベルセンサ、右フロントレベルセンサ、左リアレベルセンサおよび右リアレベルセンサを介して、エアボディコントロールユニットは現在の車両レベルとダンパスピードを算出します。

左フロントボディGセンサ、右フロントボディGセンサおよびリアボディGセンサのシグナルにより、エアボディコントロールユニットは車両の垂直方向加速度とスピードを算出します。

インプットシグナルに基づき、エアボディコントロールユニットはそれぞれの最適なダンパステージを規定し、それにしたがい左フロントアクスルダンパバルブユニット、右フロントアクスルダンパバルブユニット、左リアアクスルダンパバルブユニットおよび右リアアクスルダンパバルブユニットを直接制御します。これらはホイール単位で調整、つまり各ホイールごとにダンパレスポンスを無段階で調整することができます。

ボディリアエンド下降/上昇機能の機能前提条件

• パーキングブレーキが確認されている

• ギアレンジ「P」にシフトされている

ボディリアエンド下降/上昇機能

車両の積載および積降を容易にするために、車両のリア範囲を下降させることができます。そのために、トランクルーム左側にリア下降スイッチが取り付けられています。

車両を下降させるには、リア下降スイッチを短く引きます。ボディリアエンド下降機能スイッチのインジケータランプが点滅し始め、車両の後部が40 mm下降するまで点滅します。その後、インジケータランプが継続して点灯します。

エアボディコントロールコントロールユニットは、リア下降スイッチのシグナルを読み取り、エアボディコントロールバルブユニットを制御します。車高はマルチチャンバエアサスペンションベローズからのエア排出により下降します。エアボディコントロールバルブユニットの左リアレベルバルブおよび右リアレベルバルブの制御により、またエアボディコントロールコンプレッサのエアボディコントロールプレッシャリリーフバルブの制御により、エアが排出されます。

下降プロセスは以下の場合に中断します。

• 車両ドアが1箇所開く

• リア下降スイッチを再度引く

• 車両スピードが2 km/hを超えて走行している

車両スピードが2 km/hを超えて走行している場合、最後に選択した走行モードの高さに自動的に再設定されます。

車両を上昇させるには、リア下降スイッチを短く引きます。ボディリアエンド下降機能スイッチのインジケータランプが消灯し、車両は40 mm上昇します。

ロックポジションの機能

ジャッキなどで意図的に車両をリフトアップする場合に、車両下降によってスプリングストラットからエアが長時間排出されないように、ホイールの負荷解除が自動的に検知されてロックポジションに操作されなければなりません。ロックポジションはレベルバルブの制御(下降プロセス)を阻止する純粋なソフトウェア機能です。エアボディコントロールコントロールユニットによってロックポジションが検知される場合、インストルメントクラスタの表示は行われず、故障メモリされません。

エアボディコントロールユニットが、エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットから、FlexRayを使用したサスペンションシステム経由で左フロントおよび右フロントホイールスピードシグナルが10 km/h を超えた状態を受信すると、ロックポジションは自動的に解除されます。その後、レベルコントロール機能が再び作動します。

エアボディコントロールコントロールユニットのファイナルステージコントロールは、ダイアグノシスによりロックポジションステータスとは無関係に行われるため、常に可能です。

システムメッセージおよびウォーニングメッセージの機能

インストルメントクラスタに、運転者のためにシステム/ウォーニングメッセージが安全およびシステム関連の取扱い注意事項とともに表示されます。

メッセージを出力するために、エアボディコントロールコントロールユニットは該当するメッセージをFlexRayを使用したサスペンションシステム、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびユーザインターフェースCAN経由でインストルメントクラスタに送信します。不具合の重度および取扱い要求の緊急度に応じて、異なる故障プライオリティを持つさまざまなシステムメッセージまたはウォーニングメッセージがあります。

同時に複数の故障が発生している場合、複数の故障メッセージが生成されます。

インストルメントクラスタの表示テキスト:

• 「停止、車両が低すぎる」、さらにシグナル音が追加

• 「車両上昇、少々お待ちください」

• 「不具合」、シグナル音なし

さらに、以下のシステムメッセージがインストルメントクラスタに表示されます:

• 「車両が上昇」、シグナル音なし

エアボディコントロールの電気システムの機能説明図

PE32.32-P-2053-97FBA

エア・ボディ・コントロール・システム構成部品の一覧

GF32.22-P-9993RF

参照文書