エンジン | 274.9 モデル 212 |
コード 924 装備 (天然ガス·ドライブ(ハイブリッド)) |
エンリッチメント率 / タイム・ダイヤグラム |
a | スタート |
b | アフタ・スタート・エンリッチメント制御開始 |
c | ウォームアップ・エンリッチメントの開始 |
t | 時間 |
t1 | スタート・エンリッチメント (時間例 2 秒間) |
t2 | アフタ・スタート・エンリッチメント (水温 15 °C での時間例 15 秒間) |
t3 | ウォームアップ・エンリッチメント (時間はクーラント温度に相応) |
A | エンリッチメント率 |
P07.61-2691-01
スタート、アフタ・スタートおよびウォームアップ・エンリッチメントの機能前提条件概要
• ターミナル 87M (エンジン・コントロール「オン」)
• エンジン回転
スタート、アフタ・スタートおよびウォームアップ・エンリッチメントの概要
冷間始動時に安定した静かなエンジンの作動を獲得するために、ME コントロール・ユニット (N3/10) は混合気をリッチにします。
ガス・モードにプリセットされている場合でも、-15 °C 未満でのエンジン・スタート時はガソリン・モードに切り換わります。 ガソリン・モードは別の温度感応型の特性パラメータになるまで続きます。
特性パラメータに達するために、ME コントロール・ユニットはフューエル・インジェクタ (Y76) のインジェクション・タイムを延長します。 そのとき初めてガス・モードに切り換わることができます。 ガス・モードへ切り換える際、ME コントロール・ユニットは CNG コントロール・ユニット (N118/2) 経由でガス・インジェクタ (Y106) を制御します。
スタート、アフタ・スタートおよびウォームアップ・エンリッチメントの機能順序
機能順序は以下のサブ機能に分けられます:
• スタート・エンリッチメントの機能順序
• アフタ・スタート・エンリッチメントの機能順序
• ウォームアップ・エンリッチメントの機能順序
スタート・エンリッチメントの機能順序
エンジン冷間始動を軽減するために、エンジン・スタート中にさらに多くの燃料が噴射されます。
スタート・エンリッチメントのインジェクション・タイムの算出は ME コントロール・ユニットにより、以下のセンサおよびシグナルに基づき行われます:
– 水温センサ (B11/4)
– クランクシャフト・スピード・センサ (B70)、エンジン回転数
– 「ターミナル 30」からの電装品用バッテリ (G1) 電圧
– エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73)、シャーシ CAN 1 (CAN E1) 経由で「ターミナル 50 シグナル」
– エンジンの停止時間
ME コントロール・ユニットはエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットから 「ターミナル 50 シグナル」を受信すると、シャーシ CAN 1 経由でフューエル・インジェクタの噴射時間を延長します。
スタート・エンリッチメントは、水温と関連するエンジン回転数を超過するまで、作動し続けます。 水温の上昇にしたがい、ME コントロール・ユニットによって算出された噴射時間は減少されます。 噴射時間はバッテリ電圧によっても異なります。 バッテリ電圧が低いときにも十分な始動燃料噴射量を得るために ME コントロール・ユニットは噴射時間を延長します。
バッテリ電圧が約 7 V 以下になるとエンジンを始動することができません。
アフタ・スタート・エンリッチメントの機能順序
コールド・スタート後短時間、エンジンを十分に回転させるため、フューエル/エア混合気をリッチ側に調整します。
冷えたピストン摺動面で凝結した燃料はアフタ・スタート・エンリッチメントによって、元に戻ります。
アフタ・スタート・エンリッチメントの噴射時間の算出は ME コントロール・ユニットにより、以下のセンサおよびシグナルに基づき行われます:
– スタート時の水温センサ、水温
– スタート後の燃焼周期
– 完全一体型トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニット (Y3/8n4)、ドライブ CAN (CAN C) 経由でセレクタ・レバー・ポジション
– Xentry Diagnostics による修正プログラム入力
エンジンには特性マップに従って ME コントロール・ユニットにより燃料が追加噴射されます。 ME コントロール・ユニットはそのために、フューエル・インジェクタの噴射時間を延長します。
ウォームアップ・エンリッチメントの機能順序
スタートおよびアフタ・スタート・エンリッチメントの後、ウォームアップ・コントロールによって混合気がさらにリッチにされます。
冷えたピストン摺動面で凝結した燃料はウォームアップ・エンリッチメントによって、元に戻ります。
ウォームアップ・エンリッチメントの噴射時間の算出は ME コントロール・ユニットにより、以下のセンサおよびシグナルに基づき行われます:
– インテーク・カムシャフト・ホール・センサ (B6/15)、インテーク・カムシャフト・ポジション
– エグゾースト・カムシャフト・ホール・センサ (B6/16)、エグゾースト・カムシャフト・ポジション
– 水温センサ
– ブースト・エア温度センサ (スロットル・バルブの前) (B17/7)
– ブースト・エア温度センサ (スロットル・バルブの後) (B17/9)
– プレッシャ・センサ (スロットル・バルブの後) (B28/7)、エンジン負荷
– クランクシャフト・スピード・センサ、エンジン回転数
– Xentry Diagnostics による修正プログラム入力
エンジンには特性マップに従って ME コントロール・ユニットにより燃料が追加噴射されます。 ME コントロール・ユニットはそのために、フューエル・インジェクタの噴射時間を延長します。 イグニッション・コイル (T1) のイグニッション・アングルは暖機運転時に専用の特性マップによって決定されます。 インテーク・カムシャフト・アクチュエータ (Y49/1) およびエグゾースト・カムシャフト・アクチュエータ (Y49/2) は、バルブ・オーバラップにより EGR レシオを決定します。 その際、高温の排気ガスが燃焼室を加熱するため、燃料の蒸気が上昇し、燃料のエンリッチメントは減少します。
アイドル回転数域では、噴射時間は主にスタート時の水温によって異なります。 部分負荷のときは、エンジン負荷が決め手になります。
ラムダ・コントロールは作動されるとすぐに、噴射時間をモニタします。
参照文書
- gf0770p9998mrc 直接噴射型ガソリン·インジェクションおよびイグニッション·システムのシステム構成部品の一覧