概要
メインテナンス·タイミングの算出は、ASSYST を介して行われます。 他のメインテナンス項目については ASSYST PLUS により行われます。
ASSYST PLUS は、測定値または測定値より導き出される数値や、規定値メモリ内のデータから、該当する車両の次のメインテナンス·タイミングを算出します。 その際、距離だけではなく時間に関連する数値も考慮して評価されます。ASSYST PLUS は設定変更が可能です。そのため、車両の異なる使用方法に対応することができます。 実行は、セントラル·ゲートウェイ·コントロール·ユニット (N93) において行われます。
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セントラル·ゲートウェイ·コントロール·ユニットは、エンジン·ルーム CAN バス (CAN C) および車内 CAN バス (CAN B) を介して、車両に装備されているコントロール·ユニットならびにインストルメント·クラスタ (A1) と接続されています。
メインテナンス·アルゴリズムを設定する際に、セントラル·ゲートウェイ·コントロール·ユニットが必要なデータをすべて算出するのか、あるいは必要なデータを ASSYST など他のモジュールから供給するのか確認が行われます。
ASSYST が扱うのはオイル交換インターバルのみです。一方、車両メインテナンス全体については ASSYST PLUS が取り扱います。 ASSYST PLUS は、ASSYST と平行して、モジュールとして実行されます。
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最初の 250 km または 150 マイルを走行するときの車両の反応
ASSYST PLUS はまず、インストルメント·クラスタを介して供給された CAN メッセージに規定されています。 走行距離が最初の 250 km または 150 マイルに達するまでは、インストルメント·クラスタからオドメータをリセットすることができます。走行距離が最初の 250 km または 150 マイルを超えると、インストルメント·クラスタによるリセットはできません。この走行距離内であれば、ASSYST PLUS はメインテナンス項目の算出を行いません。
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ただしオドメータ·リミットに達したときのメインテナンス項目の算出および評価に、この 250 km または 150 マイルの走行距離は 1 回限り考慮に入れられます。ASSYST PLUS がこのオドメータ·リミットを再度考慮に入れることはありません。
セントラル·ゲートウェイ·コントロール·ユニットには、次のモジュールが組み込まれています:
• システム·ダイアグノシス
• ASSYST
• 「ASSYST PLUS」
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データの評価
エンジン·オイルの評価は、オイル·センサ (オイル·レベル / 温度 / 質) (B40) を介して、ASSYST により算出されます (エンジン 113.971 のみ)。
基本項目には、個々のまたは複数のメインテナンス項目がそのインターバル (km および / または時間、期日) と共に仕分けされています。
メインテナンスの結果はすべて履歴メモリに保存され、いつでもスター·ダイアグノシスにより読み取ることができます。
内蔵されている全モジュールのデータをもとに、メインテナンス算出モジュールが内部の計算処理により最適なメインテナンス範囲を算出します。
メインテナンス範囲の算出は、車両型式、製造年月日、走行距離、メインテナンス関連の特別仕様、後付けなどを考慮に入れて行われます。
メインテナンス期日が到来すると、メインテナンス·インジケータが ASSYST PLUS を介してインストルメント·クラスタに自動的に表示されます。
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表示
この表示は、インストルメント·クラスタのマルチファンクション·ディスプレイ (A1p13) に表示されます。 サービス·コードと合わせて以下の指示が表示される場合があります。
• メインテナンス X マデ アト X ニチ
• メインテナンス X マデ アト X km / miles
• メインテナンス X、ジッコウ シマス!
メインテナンス期日の表示は、メインテナンス実施日の早くとも 1000 km または 500 マイル、あるいは 30 日前に表れます。 メインテナンス·インジケータは、「メインテナンス」の概念から構成され、その後にそれぞれのメインテナンス·コードと必要に応じて「+」 (オプション) が付けられています。
メインテナンス·コードは作業時間情報を含んでおり、A から H に分類されています。
• コード A メインテナンス範囲 1 時間まで
• コード B メインテナンス範囲 2 時間まで
• コード H メインテナンス範囲 8 時間まで
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メインテナンス·インターバルは運転者の要求に応じて、または警告リミットを上回った場合に、走行可能距離として自動的にマルチファンクション·ディスプレイに表示することができます。
エンジン·オイル·モニタリング (エンジン 113.971 のみ)
マルチファンクション·ディスプレイは、オイル不足またはオイル超過をメインテナンス·シンボルとして文章で表示します。 その上、オイルの補充を認識することができます。 オイルが補充されると、メインテナンス·インターバルを延長させることのできるボーナスが与えられます。 エンジン·オイル·クオリティの評価結果によって、ガソリン·エンジンのメインテナンス·インターバルは 15,000 ∼ 40,000 km または 10,000 ∼ 20,000 マイルになります。
エンジン·オイルの品質データも、メインテナンス·インターバルの決定の際に、共に考慮されます。 また、スター·ダイアグノシスの接続が必要です。これに対応して、メニュー項目「一般メインテナンス」と「全メインテナンス確認」のどちらかに変更されます。
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方法および影響値
必要に応じたメインテナンス·インターバルを算出するために、ASSYST PLUS は様々な係数を必要とします。
実際の走行条件に関連する評価ファクタと並んで、要求に応じたメインテナンス·インターバル (走行距離および走行時間) を算出するためには、品質ファクタが利用されます。
データ収集に必要とされる様々な測定値を以下にまとめています。
次のデータは、CAN B が必要とします:
• ターミナル 15 の状態 (間接的)
• 車両スピード
• 全走行距離
• デイ·トリップ·メータ
• 日付
• ターミナル 61
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次のデータは、CAN データ·バス (クラス C) に必要です:
• ペダル値
• エンジン回転数
• シリンダ·カットオフ
• オイル·プレッシャ
• オイル·テンパラチャ
• オイル·レベル
• オイル·クオリティ (エンジン 113.971)
• エンジン·トルク、スタティック
• エンジン·トルク、最大
• エンジン·トルク、最小
• エンジン温度
• エンジン停止時間
• ボディ G (加速度)
オイル·レベルとエンジン·オイル温度のデータについては、ME コントロール·ユニット (N3/10) がオイル·センサ (オイル·レベル / 温度 / 質) のデータを読み取ります。
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これらのデータは、セントラル·ゲートウェイ·コントロール·ユニット内の ASSYST によって読み取られ、メインテナンス·タイミングの算出に使用されます (エンジン 113.971 のみ)。
ASSYST PLUS によるダイアグノシスは、スター·ダイアグノシスを用いて行います。 入力は、ダイアグノシス CAN (CAN D) に接続しているセントラル·ゲートウェイ·コントロール·ユニットで行います。
次回メインテナンス期日は、セントラル·ゲートウェイ·コントロール·ユニットの ASSYST PLUS が算出し、マルチファンクション·ディスプレイに表示されます。
インストルメント·クラスタを交換する前に、必ずデイ·トリップ·メータの値をスター·ダイアグノシスで読み取っておきます。その後、交換すべきインストルメント·クラスタは、新品と交換することができます。
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インストルメント·クラスタにキー ID を記憶させる前に、読み出したデイ·トリップ·メータを新しいインストルメント·クラスタに書き込む必要があります。 この作業が終了すると、キー ID を記憶させる作業を実行できます。
インストルメント·クラスタまたは EZS コントロール·ユニット (N73) に故障が発生すると、メインテナンス·データを送信することができなくなり、メインテナンス·データは最後に更新された状態のままに保たれます。
インストルメント·クラスタまたはスター·ダイアグノシスにメインテナンスを実行した旨の確認操作を行っても、メインテナンスを実施しなかった場合には、このメインテナンス確認を速やかにリセットしなければなりません。 常に最後に行った確認しか取り消すことはできません。
参照文書
- gf0020p000401rt アクティブ·サービス·システム (ASSYST PLUS) 操作説明
- gf0020p000402rt アクティブ·サービス·システム (ASSYST PLUS) のドライバ·インフォメーション
- gf0020p000404rt アクティブ·サービス·システム(ASSYST PLUS)の構成部品のネットワーク
- gf0020p000404rtr アクティブ·サービス·システム(ASSYST PLUS)の構成部品のネットワーク
- gf0020p2007rt 走行可能距離の機能
- gf0020p2008rt 残存走行時間の機能
- gf0020p2009rt エンジン·オイル·モニタリングの機能
- gf0020p2010rt メインテナンス範囲表示の機能
- gf0020p2012rt メインテナンス·メモリ読取り機能