P91.30-2673-79
A1 | インストルメント・クラスタ | R22/5 | 左エアスカーフ・ヒータ・エレメント | |
M4/10 | エアスカーフ左ファン・モータ | R22/6 | 右エアスカーフ・ヒータ・エレメント | |
M4/11 | エアスカーフ右ファン・モータ | S51/1 | 運転席シート・クライメート・コントロール・スイッチ群 | |
N10/6 | フロント SAM コントロール・ユニット | S51/1s4 | 左フロント・エアスカーフ・スイッチ | |
N10/8 | リヤ SAM コントロール・ユニット | S51/2 | 助手席シート・クライメート・コントロール・スイッチ群 | |
N22/1 | クライメート・コントロール・ユニット | S51/2s4 | 右フロント・エアスカーフ・スイッチ | |
N22/6 | リヤ・コントロール・ユニット | CAN B | 車内 CAN | |
N25/7 | エアスカーフ・コントロール・ユニット | CAN HMI | ユーザ・インターフェース CAN | |
N69/1 | 左フロント・ドア・コントロール・ユニット | LIN B5 | 左フロント・ドア LIN | |
N69/2 | 右フロント・ドア・コントロール・ユニット | LIN B6 | 右フロント・ドア LIN | |
N73 | エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット | LIN B28 | ヒータ LIN |
機能前提条件の概要
• ターミナル 15R オン
• 車内温度 40 °C 未満
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットがターミナル 15 のターミナル・ステータスを車内 CAN、リヤ SAM コントロール・ユニットおよびヒータ LIN を介してエアスカーフ・コントロール・ユニットに送信します。
クライメート・コントロール・コントロール・ユニットが車内温度を車内 CAN、リヤ SAM コントロール・ユニットおよびヒータ LIN を介してエアスカーフ・コントロール・ユニットに送信します。有効な車内温度値が使用できない場合、外気温度が代替値として評価されます。
エアスカーフの概要
エアスカーフ機能では、運転者または助手席同乗者の首の範囲に、3 つのヒータ・レベルで温めたエアを供給します。温風は、ヘッドレストの下にある開口部から出てきます。
エアスカーフ・コントロール・ユニットは、以下の変数に応じてエアスカーフ機能を制御します:
• 選択されたヒータ・レベル
• 外気温度
• 車両スピード
• ソフト・トップ・ステータス
エアスカーフの機能順序
エアスカーフ機能の操作は、該当するシート・クライメート・コントロール・スイッチ群のエアスカーフ・スイッチで行います (初期状態ではエアスカーフは作動解除されていて、すべての LED がオフ):
• 1 回操作:3 つの LED が点灯、ヒータ出力はステージ 3 で作動 (ヒータ出力 100 %)。
• 2 回操作:2 つの LED が点灯、ヒータ出力はステージ 2 で作動 (ヒータ出力 65 %)。
• 3 回操作:1 つの LED が点灯、ステージ 1 で作動 (ヒータ出力 35 %)。
• 4 回操作:すべての LED が消灯、エアスカーフ機能はオフ。
それぞれのフロント・ドア・コントロール・ユニットはエアスカーフ・スイッチのステータスをドア LIN を介して読み取り、これを車内 CAN、リヤ SAM コントロール・ユニットおよびヒータ LIN を介してエアスカーフ・コントロール・ユニットに送信します。エアスカーフ・コントロール・ユニットは要求に応じて、以下の構成部品を直接制御します:
• エアスカーフ左ファン・モータ
• エアスカーフ右ファン・モータ
• 左エアスカーフ・ヒータ・エレメント
• 右エアスカーフ・ヒータ・エレメント
エアスカーフ・ファン・モータのオンは、7 秒間遅れます。これにより、エアスカーフ機能の作動直後の冷風の流出を防ぎます。エアスカーフ・ファン・モータが確実に作動するために、選択されたヒータ・レベルとは無関係に 0.5 秒間、最大制御電圧で制御されます。オフに切り換わると、エアスカーフ・ヒータ・エレメントのオーバーヒートを防ぐため、エアスカーフ・ファン・モータが 5 秒間、最低ステージで作動します。
エアスカーフ・ファン・モータおよびエアスカーフ・ヒータ・エレメントの制御は、選択されたヒータ・レベルに応じて行われます。エアスカーフ・ファン・モータの回転数は、ソフト・トップが開いた状態で車両スピードと外気温度に応じてさらに制御されます。
これにあたり、エアスカーフ・コントロール・ユニットは以下のインフォメーションを受信します:
• 外気温度:
フロント SAM コントロール・ユニットが外気温度値を車内 CAN、リヤ SAM コントロール・ユニットおよびヒータ LIN を介してエアスカーフ・コントロール・ユニットに送信します。
• 車両スピード:
インストルメント・クラスタは、表示されている車両スピードをユーザ・インターフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット、車内 CAN、リヤ SAM コントロール・ユニットおよびヒータ LIN を介してエアスカーフ・コントロール・ユニットに送信します。
• ソフト・トップ・ステータス:
リヤ・コントロール・ユニットがソフト・トップ・ステータスを車内 CAN、リヤ SAM コントロール・ユニットおよびヒータ LIN を介してエアスカーフ・コントロール・ユニットに送信します。
機能フィードバック:
エアスカーフ・コントロール・ユニットが機能フィードバックのために、該当するステータスをヒータ LIN、リヤ SAM コントロール・ユニット、車内 CAN、フロント・ドア・コントロール・ユニットおよびドア LIN を介してそれぞれのシート・クライメート・コントロール・スイッチ群に送信します。それぞれのシート・クライメート・コントロール・スイッチ群は、エアスカーフ・スイッチの該当する LED を直接制御します。
スイッチ・オフ基準:
以下に記載された状況が発生すると、エアスカーフ機能が自動でオフになります:
• ハードウェア故障時のスイッチ・オフ:
エアスカーフ・スイッチによる要求がないにも関わらず、エアスカーフ・コントロール・ユニットがエアスカーフ・ヒータ・エレメントのアクティブな制御をリヤ SAM コントロール・ユニットに通知すると、エアスカーフ・ヒータ・エレメントの電源供給がリヤ SAM コントロール・ユニットによって、内蔵された保護リレーを通して停止されます。
• プリント基板の過熱時の停止:
• プリント基板の温度が 90 °C 以上の場合、ヒータ・レベル 3 は作動できません。
• プリント基板の温度が 100 °C を超えた場合、ヒータ・ステージ 3 およびヒータ・ステージ 2 は作動できません。
• プリント基板の温度が 110 °C を超えると、エアスカーフ機能がオフになります。
プリント基板の温度が 110 °C 以上の場合、故障メッセージが故障メモリに保存されます。手動で再びオンにするには、該当する構成部品の温度が対応する温度限界値よりも 2 °C 低下することが条件です。
• 故障の場合のスイッチ・オフ (ショート、過負荷あるいはオープン・ケーブル (断線)):
エアスカーフ・コントロール・ユニットは該当する構成部品の機能を常に点検し、ステータスをリヤ SAM コントロール・ユニットに送信します。シグナルが送信されない場合、またはエアスカーフ・ファン・モータあるいはエアスカーフ・ヒータ・エレメントのショートや断線が検知された場合、構成部品の電源供給が停止されて、リヤ SAM コントロール・ユニットの故障メモリに故障が保存されます。
• エンジン・スタート・プロセス時のスイッチ・オフ:
エンジン・スタート・プロセス中は、エアスカーフ・ヒータ・エレメントおよびエアスカーフ・ファン・モータがオフになります。エアスカーフ・スイッチの LED はその際、選択されたヒータ・レベルに対応して点灯を続けます。
• エネルギ・マネージメントによるスイッチ・オフ:
すべての走行サイクル・フェーズでバッテリ放電を防ぐために、電圧状態を継続的に評価します。状況によっては、必要に応じてエアスカーフ機能も作動解除されます。
エアスカーフ機能が作動解除されると、LED はまず点灯を続けます。バッテリ電圧がその後 3 分以内に通常電圧に再び達すると、エアスカーフ機能も自動的にスタートします。カットオフが 3 分を超えると、LED もオフになります。カットオフがさらに続き、機能が再度要求されると、LED は 1.5 秒間点灯し、その後消えます。
• ターミナル 15R オフ後のスイッチ・オフ:
ターミナル 15R オフおよびターミナル 15C オンの場合、時間制御が 5 分間続行します。この間にターミナル 15R が再びオンになると、エアスカーフ機能も再びオンになります。
参照文書
- gf9130p9990rf コンフォート·ヒータのシステム構成部品の一覧表