P83.40-5455-79
A1 | インストルメント・クラスタ | N58/1 | クライメート・コントロール操作ユニット | |
A9 | エアコンコンプレッサ(エンジン177) | N58/1s2 | 左温度セレクタ・ボタン | |
A9y1 | エアコンコンプレッサコントロールバルブ(エンジン177) | N58/1s4 | 内気循環モード・ボタン | |
A9/5 | エレクトリックエアコンコンプレッサ(エンジン256) | N58/1s6 | クライメート・コントロール・メニュー・ボタンおよび余熱ヒータ・オン / オフ・ボタン (補助ヒータ (コード 228) またはオートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
A9/7 | マグネットクラッチ付エアコンコンプレッサ(エンジン264、654、656) | N58/1s10 | 右温度セレクタ・ボタン | |
A9/7y1 | エアコンコンプレッサコントロールバルブ(エンジン264、654、656) | N58/1s12 | クライメートコントロールメニューボタン(エアコン(コード580)装備、補助ヒータ(コード228)非装備) | |
A9/7y2 | エアコンコンプレッサマグネットクラッチ(エンジン264、654、656) | N58/1s14 | 左エア・ディストリビューション・ボタン (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
A26/17 | ヘッド・ユニット | N58/1s15 | 「SYNC」ボタン(エアコン(コード580)装備、補助ヒータ(コード228)非装備) | |
A32m1 | エレクトロニック・ブロワ・モータ | N58/1s16 | 「A/C」ボタン (エアコン (コード 580) またはオートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備、補助ヒータ (コード 228) 非装備) | |
A40/8 | オーディオ / COMAND ディスプレイ | N58/1s17 | 右エア・ディストリビューション・ボタン (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | |
A98/1 | スライディング・ルーフ・コントロール・モジュール (スライディング・ルーフ (コード 414) 装備) | N58/1s19 | フロント・ブロワ・ボタン | |
B10/6 | エバポレータ温度センサ | N58/1s20 | フロント・オート・ボタン | |
B10/8 | リヤ・センタ・ノズル・エア吹出口温度センサ (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | N58/1s21 | デフロスタ・ボタン | |
B10/31 | エア吹出口温度センサ、左サイド・ノズル | N58/1s22 | エア・ディストリビューション・ボタン (エアコン (コード 580) 装備) | |
B10/32 | エア吹出口温度センサ、右サイド・ノズル | N59 | 芳香システム・ジェネレータ (エア・クオリティ・パッケージ (コード P21) 装備) | |
B10/35 | エア吹出口温度センサ、左レッグ・ルーム・ノズル | N69/1 | 左フロント・ドア・コントロール・ユニット | |
B10/36 | エア吹出口温度センサ、右レッグ・ルーム・ノズル | N69/2 | 右フロント・ドア・コントロール・ユニット | |
B12 | 冷媒プレッシャ・センサ | N69/3 | 左リヤ・ドア・コントロール・ユニット | |
B14 | 外気温度センサ | N69/4 | 右リヤ・ドア・コントロール・ユニット | |
B31 | 外気汚染度センサ (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | N70 | ルーフ・オペレーティング・コントロール・ ユニット | |
B38/2 | 補助機能付きレイン / ライト・センサ | N70b1 | ファン内蔵車内温度センサ | |
B38/2b3 | 湿度 / 温度センサ | N73 | エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット | |
B38/2b5 | ソーラ・センサ | N127 | ドライブ・トレイン・コントロール・ユニット | |
M2/8 | 左ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ | R22/3 | PTC補助ヒータ(エンジン264(運転席および助手席シートクライメートコントロール(コード401)または寒冷地用追加部品(コード824)または運転席および助手席用シートヒータ(コード873)または運転席および助手席用シートヒータプラス(コード902)装備、補助ヒータ(コード228)非装備および高温地コード(コード913)以外)、エンジン654(補助ヒータ(コード228)非装備および高温地コード(コード913)以外)、エンジン656(補助ヒータ(コード228)非装備および高温地コード(コード913)以外)) | |
M2/9 | 右ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ | S17/9 | グローブ・ボックス照明スイッチ | |
M2/10 | リヤ・ミックス・エア・フラップ・アクチュエータ (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | S24/1 | セントラル・エア・ディストリビューション・ポジション検知マイクロスイッチ (エアコン (コード 580) 装備) | |
M2/11 | 左レッグ・ルーム / センタ・ノズル / サイド・ノズルおよびリヤ・ノズル・フラップ・アクチュエータ (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | Y3/8n4 | エレクトリックコントロールコンポーネントコントロールユニット(完全一体型トランスミッションコントロール) | |
M2/12 | 右レッグ・ルーム / センタ・ノズルおよびサイド・ノズル・フラップ・アクチュエータ (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | CAN A | テレマチック CAN | |
M2/13 | 外気/ラム・エア/内気循環フラップ・アクチュエータ | CAN B | 車内 CAN | |
M2/14 | デフロスタ / レッグ・ルーム / センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータ | CAN C | エンジン CAN バス | |
M4/7 | ファン・モータ | CAN C1 | ドライブ CAN | |
M13/5 | クーラント循環ポンプ | CAN HMI | ユーザ・インターフェース CAN | |
N2/10 | 補助レストレイン・システム・コントロール・ユニット | Flex E | シャーシ FlexRay | |
N3/9 | CDI コントロール・ユニット (ディーゼル・エンジン) | LIN B8-1 | フロントエアコンLIN | |
N3/10 | MEコントロールユニット(ガソリンエンジン) | LIN B8-2 | クライメート・コントロール LIN 2 | |
N10/6 | フロント SAM コントロール・ユニット | LIN B8-3 | エアコン操作 LIN | |
N18/9 | 運転席サイド・ノズル・イオン発生器 (エア・クオリティ・パッケージ (コード P21) 装備) | LIN B16 | レイン / ライト・センサ LIN | |
N22/1 | クライメート・コントロール・ユニット | LIN C3 | ドライブ・トレイン LIN | |
N22/4 | リヤ・エアコン操作ユニット (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備) | HSVL | 高速ビデオ・リンク |
機能前提条件の概要
クライメート・コントロールの制御の場合:
• ターミナル 15 「オン」
• オートマチック・クライメート・コントロールがオンになっている
冷房モードの場合:
• エンジン作動(エンジン177、264、654、656)
• エアコン・コンプレッサがオンになっている
エバポレータ乾燥の場合:
• エンジン・オフ
余熱ヒータ利用のため(補助ヒータ(コード228)またはオートマチッククライメートコントロール(コード581)装備):
• ターミナル 15 オフあるいはターミナル 15C オフ
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットがターミナル 15 のステータスを、車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。
CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットは、シグナル「エンジン作動」をドライブ CAN、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニット、シャーシ FlexRay、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して、クライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。
クライメート・コントロール制御の概要
車内のエレクトロニックテンパラチャコントロールおよびエアディストリビューションは以下の変数に応じて行われます:
• クライメートコントロール操作ユニットで選択した設定
• リアエアコン操作ユニットで選択した設定(オートマチッククライメートコントロール(コード581)装備)
• ヘッドユニットで選択した設定
• さまざまなセンサシグナル(車内温度、外気温度、水温、車両スピードなど)
クライメートコントロールコントロールユニットは車内CAN、フロントクライメートコントロールLIN、クライメートコントロールLIN 2およびエアコン操作LINを介して車両エレクトロニクスと相互に接続されています。このため、制御の質を改善し、エネルギ消費を低減するために、関連する付加的な機能を取り入れることが可能です。
クライメート・コントロール制御機能には以下の部分機能が含まれています:
• 変数の検知および評価
• エアコン・コンポーネントの制御
• 切換え点調整
• 外気モード
• 内気循環モード
• デフロスタ
• エバポレータ乾燥
• 余熱ヒータ利用(補助ヒータ(コード228)またはオートマチッククライメートコントロール(コード581)装備)
• 事故発生後 (クラッシュ・シグナル送信後) のエアコン・カットオフ
変数の検知および評価
検知されて評価される変数は以下のとおりです:
• 外気温度
• ヘッド・ルームの車内温度
• 車内のエア吹出口の温度
• フロント・ウインドウの温度および湿度
• 水温
• エバポレータ温度
• 冷媒プレッシャ
• 日光
• エア・クオリティ (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
• 車両スピード
• エンジン回転数
• ドア・ステイタス
• サイド・ウインドウのポジション
• スライディングルーフのポジション(スライディングルーフ(コード414)装備)
• 操作設定
• ボイスオペレーティングシステム (SBS) のステータス(COMAND APS(コード531)またはデジタルマップナビゲーション(コード357)装備)
外気温度
外気温度センサは外気温度を検出します。フロント SAM コントロール・ユニットは、外気温度センサのシグナルを直接読み取り、外気温度を算出し、これを車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは車内温度を外気温度に応じてミックス・エア・フラップの調整により制御します。
停車中は、測定された温度と実際の外気温度が大きく異なることがあります。外気温度が車内温度の制御に考慮されるのは、車両スピードが約30秒間、30 km/hを上回る場合のみです。 速度が30 km/h未満のとき、およびイグニッションをオフ/オンにするときは、最後に測定された温度値が使用されます。
ヘッド・ルームの車内温度
車内温度は乗員の頭部付近で、ルーフオペレーティングコントロールユニットに内蔵されているファン内蔵車内温度センサにより検知されます。車内温度センサの内蔵ファンは、温度測定のためにエアを車内から吸引します。ルーフオペレーティングコントロールユニットは車内温度センサのシグナルを直接読み取り、車内温度を車内CANを介してクライメートコントロールコントロールユニットに送信します。
車内のエア吹出口の温度
車内のエア吹出口の温度は、エア吹出口温度センサによって検知されます。エア吹出口温度センサのシグナルは、クライメート・コントロール・コントロール・ユニットにより直接読み取られます。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットはエア吹出口の温度を制御します。
フロント・ウインドウの温度および湿度
補助機能付きレイン / ライト・センサには、湿度 / 温度センサが内蔵されています。湿度 / 温度センサは、相対的な湿度および温度をフロント・ウインドウの内側で直接測定します。その測定値から、補助機能付きレイン / ライト・センサは露点温度を算出します。フロント・ウインドウの表面温度と露点温度の比較により、発生しそうなウインドウのくもりを検知できます。
補助機能付きレイン / ライト・センサは露点温度をレイン / ライト・センサ LIN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。
ウインドウのくもりが発生する可能性が高い場合、クライメートコントロールコントロールユニットはブロワステージを上昇させます。オートマチック ECO スタート / ストップが作動している場合、クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは自動エンジン・ストップを阻止できます。エンジン・ストップ時にウインドウにくもりが生じそうな場合、クライメート・コントロール・コントロール・ユニットはエンジンをスタートさせ、エアコン・コンプレッサをオンにすることができます。
水温
水温は CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットにより算出されます。CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットは水温をドライブ CAN、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニット、シャーシ FlexRay、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。
水温はミックスエアフラップの制御およびクーラント循環ポンプの制御に重要です。
エバポレータ温度
エバポレータの温度はエバポレータ温度センサによって検知されます。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは、エバポレータ温度センサのシグナルを直接読み取ります。エバポレータ温度が約2 °C下がると、エアコンコンプレッサがオフになります。こうしてエバポレータの氷結を防ぎます。エバポレータ温度が2.5 °C以上になると、エアコンコンプレッサが再びオンになります。
エバポレータ温度は最大 20 分間 2.5 °C に保たれます。その後エバポレータ温度は(必要な冷房出力に応じて)3 ~ 8 °Cの範囲に制御されます。
冷媒プレッシャ
冷媒圧力は、冷媒プレッシャ・センサによって検知されます。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは冷媒プレッシャ・センサのシグナルを直接読み取ります。この圧力は、保存されている温度圧力曲線と比較されます。冷媒圧力が0.8 bar未満または28 bar以上になると、エアコンコンプレッサはオフにされるか、またはオンになりません。
日光
補助機能付きレイン / ライト・センサには、ソーラ・センサ (2 ゾーン・センサ) が内蔵されています。ソーラ・センサは、日光の車両左側および右側への入射角度と強さを検知します。補助機能付きレイン / ライト・センサは、このインフォメーションをレイン / ライト・センサ LIN、フロント SAM コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは適切に車内温度を制御します。例えば日光が一方向だけから差し込んでくるときは、左右の標準基準温度の差が適切に設定されます。
COMAND APS(コード531)またはデジタルマップナビゲーション(コード357)装備:
日光が側方または後方から、さらに鋭角で車両に差し込むと、フロントウインドウのソーラセンサは正確な値を供給できません。このため、リアでソーラセンサが仮想シミュレートされます。GPS データから現在位置情報を入手します。日中は太陽の位置がガイドされます。ヘッド・ユニットは、該当するインフォメーションをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットはフロント・ウインドウのソーラ・センサの値を参照し、テンパラチャ・コントロールを適切に適合させます。
エア・クオリティ (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
外気汚染度センサは、以下の有害ガスの濃度を検出します:
• 一酸化炭素 (CO)
• 窒素酸化物 (NOx)
クライメートコントロールコントロールユニットは外気汚染度センサのシグナルをフロントクライメートコントロールLINを介して読み取ります。有害ガスの濃度が高い場合、クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは内気循環モードを作動させます。
車両スピード
車両スピードはインストルメント・クラスタによって算出されます。インストルメント・クラスタは、車両スピードをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。車両スピードは、ラム・エア機能の制御および外気温度の内部算出 (停止モード中など) に使用されます。
エンジン回転数
エンジン回転数は CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットにより算出されます。CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットは、エンジン回転数をドライブ CAN、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニット、シャーシ FlexRay、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。エンジン回転数は特に、エアコン・コンプレッサを制御するために使用されます。
ドア・ステイタス
各ドアのステータス (開または閉) は以下のコントロール・ユニットにより検出され、車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信されます:
• 左フロント・ドア・コントロール・ユニット
• 右フロント・ドア・コントロール・ユニット
• 左リヤ・ドア・コントロール・ユニット
• 右リヤ・ドア・コントロール・ユニット
クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは、ドアが開いている場合にファン内蔵車内温度センサの値を参照し、テンパラチャ・コントロールを適切に適合させます。内気と外気の間に大きな温度差がある場合、不要な再調整は回避されます。
サイド・ウインドウのポジション
サイド・ウインドウのポジションは以下のコントロール・ユニットにより検出され、車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信されます:
• 左フロント・ドア・コントロール・ユニット
• 右フロント・ドア・コントロール・ユニット
• 左リヤ・ドア・コントロール・ユニット
• 右リヤ・ドア・コントロール・ユニット
クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは、サイド・ウインドウが開いている場合にファン内蔵車内温度センサの値を参照し、テンパラチャ・コントロールを適切に適合させます。内気と外気の間に大きな温度差がある場合、不要な再調整は回避されます。
スライディングルーフのポジション(スライディングルーフ(コード414)装備)
スライディング・ルーフのポジションは、スライディング・ルーフ・コントロール・モジュールにより、車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信されます。
クライメートコントロールコントロールユニットは、スライディングルーフが開いている場合、ファン内蔵車内温度センサの値を参照し、テンパラチャコントロールを適切に適合させます。内気と外気の間に大きな温度差がある場合、不要な再調整は回避されます。
操作設定
車内のクライメート・コントロールの設定は、以下の操作箇所で行えます:
• クライメート・コントロール操作ユニット
• リヤ・エアコン操作ユニット (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
• ヘッド・ユニット
クライメート・コントロール操作ユニット
クライメート・コントロール操作ユニットには以下のボタンが取り付けられており、同ボタンによりさまざまな設定が行えます:
• 左温度セレクタ・ボタン
• 内気循環モード・ボタン
• クライメート・コントロール・メニュー・ボタンおよび余熱ヒータ・オン / オフ・ボタン (補助ヒータ (コード 228) またはオートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
• 右温度セレクタ・ボタン
• クライメートコントロールメニューボタン(エアコン(コード580)装備、補助ヒータ(コード228)非装備)
• 左エア・ディストリビューション・ボタン (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
• 「SYNC」ボタン(エアコン(コード580)装備、補助ヒータ(コード228)非装備)
• 「A/C」ボタン (エアコン (コード 580) またはオートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備、補助ヒータ (コード 228) 非装備)
• 右エア・ディストリビューション・ボタン (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
• フロント・ブロワ・ボタン
• フロント・オート・ボタン
• デフロスタ・ボタン
• エア・ディストリビューション・ボタン (エアコン (コード 580) 装備)
クライメート・コントロール操作ユニットは、設定に関するインフォメーションをエアコン操作 LIN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。このデータをもとに、風量、エア・ディストリビューションおよび車内温度が制御されます。選択した設定は、さらにオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示されます。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは、このために該当するインフォメーションを車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびユーザ・インタフェース CAN を介してヘッド・ユニットに送信します。ヘッド・ユニットは、該当する画像データを発生させ、オン要求をテレマチック CAN を介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに送信します。画像データは、ヘッドユニットからHSVLケーブルを介してオーディオ/COMAND用ディスプレイに伝送されます。機能フィードバックのために、クライメート・コントロール・コントロール・ユニットはボタンの LED の点灯に関する要求をエアコン操作 LIN を介してクライメート・コントロール操作ユニットに送信します。
エアコンのオフまたはエアコンコンプレッサのオフは、「A/C」ボタンが取り付けられている場合に可能です。このボタンが取り付けられていない場合は、ヘッドユニットのメニューからオフにすることができます。
リヤ・エアコン操作ユニット (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
リヤ・コンパートメントのクライメート・コントロールに関する設定は、リヤ・エアコン操作ユニットで行えます。リヤ・エアコン操作ユニットは、設定に関するインフォメーションをエアコン操作 LIN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。このデータをもとに、リヤ・コンパートメントの風量および温度が制御されます。設定はリヤ・エアコン操作ユニットのディスプレイに表示されます。
ヘッド・ユニット
ヘッドユニット内のメニューから、エアコンを作動停止したり、エアコンの機能を選択したりすることができます。ヘッド・ユニットは、該当するインフォメーションをユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。ヘッド・ユニットは、該当する画像データを発生させ、オン要求をテレマチック CAN を介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに送信します。画像データは、ヘッドユニットからHSVLケーブルを介してオーディオ/COMAND用ディスプレイに伝送されます。
SBSのステータス(COMAND APS(コード531)またはデジタルマップナビゲーション(コード357)装備)
SBS が作動している場合、エレクトロニック・ブロワ・モータの出力はクライメート・コントロール・コントロール・ユニットによって制限されます。ヘッド・ユニットは SBS のステータスを、ユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。
エアコン・コンポーネントの制御
エアコンコンポーネントの制御の部分機能には以下のサブ機能があります:
• エレクトロニック・ブロワ・モータの制御
• エア・ガイド・フラップの制御
• エアコン・コンプレッサの制御
• ファン・モータ (エンジン・ファン) の制御
• PTC補助ヒータの制御(エンジン264(運転席および助手席シートクライメートコントロール(コード401)または寒冷地用追加部品(コード824)または運転席および助手席用シートヒータ(コード873)または運転席および助手席用シートヒータプラス(コード902)装備、補助ヒータ(コード228)非装備および高温地コード(コード913)以外)、エンジン654(補助ヒータ(コード228)非装備および高温地コード(コード913)以外)、エンジン656(補助ヒータ(コード228)非装備および高温地コード(コード913)以外))
• クーラント循環ポンプの制御
• 運転席サイド・ノズル・イオン発生器の制御 (エア・クオリティ・パッケージ (コード P21) 装備)
• 芳香システム・ジェネレータの制御 (エア・クオリティ・パッケージ (コード P21) 装備)
エレクトロニック・ブロワ・モータの制御
車内の通気はエレクトロニック・ブロワ・モータによって行われます。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは、エレクトロニック・ブロワ・モータをクライメート・コントロール LIN 2 を介して制御します。
エレクトロニック・ブロワ・モータは、内気を循環させたり、フレッシュ・エアを車内に供給したりするラジアル・ブロワを駆動します。これにより、ウインドウのくもりをなくし、同乗者に空気を供給して、車内を速やかに快適かつ均等な温度にします。クライメート・コントロール操作ユニットでの現在の設定に応じて、エアが車内のさまざまなエア・ダクトおよびエア吹出口を通って分配されます。
モデル 257, 290
コード 357 装備 (デジタル・マップ・ナビゲーション)
モデル 257, 290
コード 531 装備 (COMAND APS)
SBS がオンになっているとき、ブロワ・ステージは下がります。
事故が発生すると (クラッシュ・シグナル送信後)、エレクトロニック・ブロワ・モータは作動停止します。
エア・ガイド・フラップの制御
エアコンユニットのエアガイドフラップを調整することにより、車内のエアディストリビューションが制御されます。以下の構成部品はクライメートコントロールコントロールユニットにより、フロントクライメートコントロールLINを介して制御されます:
エアコン (コード 580) 装備車:
• 左ミックス・エア・フラップ (左ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)
• 右ミックス・エア・フラップ (右ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)
• 外気 / ラム・エア / 内気循環フラップ (外気 / ラム・エア / 内気循環フラップ・アクチュエータによる) (外気 / ラム・エア / 内気循環制御)
• デフロスタ / レッグ・ルーム / センタ・ノズル・フラップ (デフロスタ / レッグ・ルーム / センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
デフロスタ / レッグ・ルーム / センタ・ノズル・フラップのポジションは、セントラル・エア・ディストリビューション・ポジション検知マイクロスイッチによって検知されます。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは、セントラル・エア・ディストリビューション・ポジション検知マイクロスイッチのステータスを直接読み取ります。正常でない位置が検知された場合、デフロスタ / レッグ・ルーム / センタ・ノズル・フラップのポジションは、クライメート・コントロール・コントロール・ユニットによってデフロスタ / レッグ・ルーム / センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータによって再制御されます。
オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備車:
• 左ミックス・エア・フラップ (左ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)
• 右ミックス・エア・フラップ (右ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)
• リヤ・ミックス・エア・フラップ (リヤ・ミックス・エア・フラップ・アクチュエータによる) (テンパラチャ・コントロール)
• 左レッグ・ルーム / センタ・ノズル / サイド・ノズルおよびリヤ・ノズル・フラップ (左レッグ・ルーム / センタ・ノズル / サイド・ノズルおよびリヤ・ノズル・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
• 右レッグ・ルーム / センタ・ノズルおよびサイド・ノズル・フラップ (右レッグ・ルーム / センタ・ノズルおよびサイド・ノズル・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
• 外気 / ラム・エア / 内気循環フラップ (外気 / ラム・エア / 内気循環フラップ・アクチュエータによる) (外気 / ラム・エア / 内気循環制御)
• デフロスタ・フラップ (デフロスタ / レッグ・ルーム / センタ・ノズル・フラップ・アクチュエータによる) (ベンチレーション・コントロール)
車内のエア吹出口、図はフロントシートを取り外した状態 |
P83.10-2946-76
エアコン・コンプレッサの制御
エンジン177
エアコン・コンプレッサは、冷媒を吸引および圧縮する装置です。エアコンコンプレッサの出力はクライメートコントロールコントロールユニットにより、エアコンコンプレッサコントロールバルブを介して無段階に100%まで制御されます。 クライメート・コントロール・コントロール・ユニットはエアコン・コンプレッサ・コントロール・バルブを直接制御します。
エンジン264、654、656
さらにマグネットクラッチが取り付けられています。これにより、エアコン・コンプレッサをベルト・ドライブ内の動力伝達から完全に切り離すことができます。したがって、さらなる燃料節約が可能となります。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットはマグネット・クラッチ付きエアコン・コンプレッサを直接制御します。
エンジン256
エレクトリック・エアコン・コンプレッサは、冷媒の吸引および圧縮を行います。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットがクライメート・コントロール LIN 2 を介して、エレクトリック・エアコン・コンプレッサを作動させます。
さらに、クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは算出されたエアコン・コンプレッサのトルクを車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット、シャーシ FlexRay、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニットおよびドライブ CAN を介して CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットに送信します。このコントロール・ユニットは、エアコン・コンプレッサをオンにするときの追加的な負荷に応じて、アイドル・スピードを一定に保ちます。
エアコン・コンプレッサは以下の条件でオフになります:
• 冷媒圧力が0.8 bar以下
• 冷媒圧力が28 bar以上
エアコン・コンプレッサは以下の条件でオンになります:
• 冷媒圧力が0.9 bar以上
• 冷媒圧力が27 bar以下
事故が発生すると(クラッシュシグナル送信後)、エアコンコンプレッサはエアコンコンプレッサコントロールバルブまたはエアコンコンプレッサマグネットクラッチ(エンジン177、264、654、656)を介して作動停止されます。
事故が発生すると(クラッシュシグナル送信後)、エレクトリックエアコンコンプレッサ(エンジン256)は作動停止されます。
ファン・モータ (エンジン・ファン) の制御
ファン・モータは、クーラントおよび冷媒を冷却します。クライメートコントロールコントロールユニットは冷媒圧力に応じてファンの基準回転数を算出し、これを車内CAN、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびシャーシFlexRayを介してドライブトレインコントロールユニットに送信します。
ドライブトレインコントロールユニットは、要求されているファンの基準回転数をエンジン温度に応じて修正し、ファンモータをドライブトレインLINを介して適切に制御します。
PTC補助ヒータの制御(エンジン264(運転席および助手席シートクライメートコントロール(コード401)または寒冷地用追加部品(コード824)または運転席および助手席用シートヒータ(コード873)または運転席および助手席用シートヒータプラス(コード902)装備、補助ヒータ(コード228)非装備および高温地コード(コード913)以外)、エンジン654(補助ヒータ(コード228)非装備および高温地コード(コード913)以外)、エンジン656(補助ヒータ(コード228)非装備および高温地コード(コード913)以外))
PTC 補助ヒータは、必要に応じてクライメート・コントロール・コントロール・ユニットによりクライメート・コントロール LIN 2 を介してオンに切り換えられます。これにより、車内がより素早く暖房されます。
事故が発生すると (クラッシュ・シグナル送信後)、PTC 補助ヒータはオフになります。
クーラント循環ポンプの制御
クーラント循環ポンプはクーラント回路をサポートします。加熱されたクーラントは、脇を流れるエアに熱を放出するヒータ・コアに送られます。エンジン回転数が低い場合またはエンジンストップ時には、さらにクーラント循環ポンプが制御されます。これにより、通過するエアを温めるために必要な十分な流量が確保されます。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットはクーラント循環ポンプを直接制御します。
運転席サイド・ノズル・イオン発生器制御の追加機能前提条件 (エア・クオリティ・パッケージ (コード P21) 装備)
• イオン拡散機能が起動している
• ブロワがオンになっている
• クライメート・コントロールが作動している
運転席サイド・ノズル・イオン発生器の制御 (エア・クオリティ・パッケージ (コード P21) 装備)
運転席サイド・ノズル・イオン発生器は、車内の空気をイオン化するために用いられます。イオン拡散により、内気を清浄化し、リフレッシュします。内気へのイオン拡散そのものは無臭で、イオンが広がっているとは直接には知覚できません。
ヘッド・ユニットは、「イオン化オン」要求を、ユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは、運転席サイド・ノズル・イオン発生器をクライメート・コントロール LIN 2 を介して作動させます。
芳香システム・ジェネレータ制御の追加機能前提条件 (エア・クオリティ・パッケージ (コード P21) 装備)
• 芳香システムがオンになっている
• グローブ・ボックス「閉」
• 香水瓶を使用している
• クライメート・コントロールが作動している
グローブ・ボックスのステータス「開または閉」は、グローブ・ボックス・ランプ・スイッチによって検知されます。芳香システム・ジェネレータは、グローブ・ボックス・ランプ・スイッチのステータスを直接読み取ります。
芳香システム・ジェネレータの制御 (エア・クオリティ・パッケージ (コード P21) 装備)
芳香システム・ジェネレータは、車内のフレグランスに用いられます。アロマ・ジェネレータにはファンが取り付けられており、このファンが浄化された専用のエア・フローを発生させます。香水瓶が挿入されており、芳香システムがオンになっている場合、エア・フローが香水表面上を通って香り分子を取り込みます。香りが付けられたこの空気は、ディフューザ・グリル (オーディオ / COMAND 用ディスプレイの前) の開口部から直接車内に送られ、車両に分配されます。この芳香は周期的に行われます。すなわち、システムがオンになると、芳香が 5 分間作動し、次に 5 分間オフになります。この間欠機能は、同乗者が香りに慣れるのを防ぐために用いられます。これにより、香りに対する知覚能力が維持されます。
ヘッド・ユニットは、「芳香オン」要求および「芳香強さ」要求を、ユーザ・インタフェース CAN を介してエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットに送信し、車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは、芳香システム・ジェネレータをクライメート・コントロール LIN 2 を介して作動させます。
グローブ・ボックスが開けられると、グローブ・ボックス・ランプ・スイッチを介して、グラウンド・シグナルが直接芳香システム・ジェネレータに送信されます。これにより、このシグナルがアクティブな芳香を停止し、香水瓶照明をオンにします。さらに芳香システム・ジェネレータの香水瓶が作動ポジションから解除され、取出しポジションになります。
グローブ・ボックスが閉じられると、ターミナル 15 がオンの場合、挿入された香水瓶は芳香システム・ジェネレータによって作動ポジションに入ります。さらに芳香システム・ジェネレータにより香水瓶照明がオフになり、ヘッド・ユニットのエアコン操作メニューで前回設定されていた香り濃度がオンになります。
芳香システム・ジェネレータに香水瓶が挿入されていない場合は、オーディオ / COMAND 用ディスプレイにメッセージ「芳香カートリッジを挿入してください」が表示されます。芳香システム・ジェネレータは、内蔵モータの電流消費の測定により香水瓶が挿入されたかを検知します。香水瓶の代わりに他の物体を挿入すると、芳香システム・ジェネレータがその物体を間違って香水瓶と認識することがあります。
切換え点調整
高めの冷房出力または暖房出力が必要な場合には、エレクトリックコントロールコンポーネントコントロールユニット(完全一体型トランスミッションコントロール)が切換点を調整できます。
クライメートコントロールコントロールユニットが切換点調整要求を車内CAN、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニット、シャーシFlexRay、ドライブトレインコントロールユニットおよびドライブCANを介して、エレクトリックコントロールコンポーネントコントロールユニット(完全一体型トランスミッションコントロール)に送信します。
外気モード
外気モードの間、外気 / ラム・エア / 内気循環フラップは開いた状態です。外気はエアコンユニットから車内へ吐出されます。
クライメートコントロールコントロールユニットは外気/ラムエア/内気循環フラップアクチュエータをフロントクライメートコントロールLINを介して制御します。
内気循環モード
内気循環モードの部分機能には以下のサブ機能があります:
• 内気循環モード (内気循環モード・ボタンを操作)
• 汚染物質感知内気循環モード (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
• 自動内気循環モード
内気循環モード (内気循環モード・ボタンを操作)
クライメートコントロール操作ユニットの内気循環モードボタンを1.5秒未満操作すると、外気/ラムエア/内気循環フラップが閉じられます。 これにより外からのエア流入を防ぎます。エアは車内のみを循環し、外の不快な匂いや有害ガスを遮断します。内気循環モード中は内気循環モード・ボタンの LED が点灯します。
クライメート・コントロール操作ユニットは内気循環モード・ボタンのステータスを直接読み取り、これをエアコン操作 LIN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。クライメートコントロールコントロールユニットは外気/ラムエア/内気循環フラップアクチュエータをフロントクライメートコントロールLINを介して制御します。次に、このコントロールユニットはステータス「内気循環モード作動」をエアコン操作LINを介してクライメートコントロール操作ユニットに送信します。クライメートコントロール操作ユニットは内気循環モードボタンのLEDを制御します。
内気循環モードは自動的にオフになります:
• 外気温度が5 °Cを下回る場合は5分後
• 除湿付き冷却がオフの場合、5 分後
• 外気温度が 5 °C 以上および除湿付き冷却機能がオンの場合、30 分後
カナダ仕様(コード460)以外および米国仕様(コード494)以外および韓国仕様車追加部品(コード835)非装備の車両:
内気循環モードボタンを1.5秒以上操作すると、サイドウインドウおよびスライディングルーフ(スライディングルーフ(コード414)装備)が閉まります。 引き続き、内気循環モードボタンを1.5秒以上操作すると、サイドウインドウおよびスライディングルーフ(スライディングルーフ(コード414)装備)が再び開きます。 内気循環モード中にサイドウインドウおよびスライディングルーフ(スライディングルーフ(コード414)装備)が手動で調整されなかった場合、これらは再びもとのポジションに戻ります。
汚染物質感知内気循環モードの追加機能前提条件 (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
• エアコン・コンプレッサがオンになっている
汚染物質感知内気循環モード (オートマチック・クライメート・コントロール (コード 581) 装備)
外気汚染度センサは外気の汚染度をフロントクライメートコントロールLINを介してクライメートコントロールコントロールユニットに送信します。ある一定の汚染度以上になると、外気 / ラム・エア / 内気循環フラップが自動的に内気循環ポジションに入ります。外気は入ってこなくなり、内気循環のみが行われます。エンジン始動後に、汚染物質感知内気循環モードが作動する条件が整っていると、まず外気を30秒間取り込みます。 その後で、まず汚染物質感知内気循環モードが80%で開始されます。 10秒後に、必要に応じて汚染物質感知内気循環モードの出力が100%まで上昇します。
汚染物質感知内気循環モードは最大30分間作動し、内気循環モードボタンのLEDにより表示されません。
自動内気循環モードのその他の機能前提条件
• オートマチック・クライメート・コントロールが作動している
• 外気温度が 5 °C 以上 (トンネル内での自動内気循環モード用)
自動内気循環モード
内気循環モードは以下の場合、自動的にオンになります:
• 外気温度が高い場合
外気温度センサは外気温度を検出します。フロント SAM コントロール・ユニットは、外気温度センサのシグナルを直接読み取り、外気温度を算出し、これを車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。
• トンネル内(COMAND APS(コード531)またはデジタルマップナビゲーション(コード357)装備)
ヘッド・ユニットは、GPS データを車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。
クライメートコントロールコントロールユニットは外気/ラムエア/内気循環フラップアクチュエータをフロントクライメートコントロールLINを介して制御し、外気/ラムエア/内気循環フラップが内気循環ポジションになります。
自動内気循環モードは最大30分間作動し、内気循環モードボタンのLEDにより表示されません。
デフロスタ
デフロスタボタンを操作すると、デフロスタフラップおよび外気/ラムエア/内気循環フラップを除くすべてのエアフラップが閉じます。デフロスタ・フラップおよび外気 / 内気循環フラップは完全に開いた状態になります。デフロスタ・フラップは、最大エア・フローがフロント・ウインドウおよびフロント・サイド・ウインドウに向かうように調整されます。ミックス・エア・フラップは、最も高い温度の送風に設定されます。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットがクライメート・コントロール LIN 2 を介し、吹出しエアの温度に応じてデフロスタ・モードが最適化されるようにエレクトロニック・ブロワ・モータを制御します。
吹出しエアを乾燥できるように、エアコン・コンプレッサがオンになります。エアを乾燥した後、最高温度まで加熱します。
エバポレータ乾燥の追加機能前提条件
• エアコンコンプレッサが前回のイグニッションサイクル中に最低1回作動した
• エバポレータ温度が 3 °C 以上
• 外気温度が 20 °C 以上
• ドアが閉じている
• 総走行距離が 250 km 以上
エバポレータ乾燥
車内のエバポレータの匂いおよびエアコン始動時のウインドウのくもりを防ぐため、エバポレータ乾燥が行われます。
エンジン停止後、クライメート・コントロール・コントロール・ユニットはエバポレータ乾燥のタイム・カウンタ作動シグナルを車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよびユーザ・インタフェース CAN を介してインストルメント・クラスタに送信します。CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットは、シグナル「エンジン作動」をドライブ CAN、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニット、シャーシ FlexRay、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して、クライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。
1 時間の待ち時間後に、インストルメント・クラスタはエバポレータ乾燥要求をユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信し、同ユニットはエバポレータ乾燥をスタートします。このためにエレクトロニックブロワモータが30分間、最低ステージで制御されます。 クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは、エレクトロニック・ブロワ・モータをクライメート・コントロール LIN 2 を介して制御します。送風により、エバポレータに残っている水分が減少します。
余熱ヒータ利用(補助ヒータ(コード228)またはオートマチッククライメートコントロール(コード581)装備)
クライメートコントロールメニューおよび余熱ヒータオン/オフボタンを操作すると、余熱ヒータ利用機能がオンになります。クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは、クライメート・コントロール操作ユニットのコントロール・シグナルをエアコン操作 LIN を介して読み取り、クーラント循環ポンプを直接制御します。クーラント循環ポンプの働きにより、まだ温かいクーラント (余熱) がヒータ・コアを通ります。
クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは、それと同時にエレクトロニック・ブロワ・モータをクライメート・コントロール LIN 2 を介して制御します。エレクトロニック・ブロワ・モータからの吸気はヒータ・コアに送られて、そこで加熱されます。この機能は、30 分後、またはバッテリ電圧が一定の値より下がった場合に終了します。
事故発生後 (クラッシュ・シグナル送信後) のエアコン・カットオフ
事故発生後に有害ガスが車内に侵入しないようにするため、クライメート・コントロール・コントロール・ユニットは以下の作動をスタートします:
• エレクトロニック・ブロワ・モータがそれ以上制御されません。車内のエアはそれ以上循環しません。
• 外気 / ラム・エア / 内気循環フラップが内気循環ポジションに調整されます。外気が車内に入り込まなくなります。
• エアコン・コンプレッサを作動停止する。エアコン・コンプレッサは、以後冷媒を循環させません。
• PTC補助ヒータが作動停止されます(エンジン264(運転席および助手席シートクライメートコントロール(コード401)または寒冷地用追加部品(コード824)または運転席および助手席用シートヒータ(コード873)または運転席および助手席用シートヒータプラス(コード902)装備、補助ヒータ(コード228)非装備および高温地コード(コード913)以外)、エンジン654(補助ヒータ(コード228)非装備および高温地コード(コード913)以外)、エンジン656(補助ヒータ(コード228)非装備および高温地コード(コード913)以外))。
補助レストレイント・システム・コントロール・ユニットがクラッシュ・シグナルを、ユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してクライメート・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。
エアコンの各構成部品の制御に関する詳細なインフォメーションは、「エアコン構成部品の制御」の章に記載されています。
参照文書
- gf8340p9994fr クライメート·コントロールのシステム構成部品の一覧表