A1 | インストルメント・クラスタ |
A8/1 | リモコン・キー |
N3/9 | CDI コントロール・ユニット (ディーゼル・エンジン) |
N3/10 | ME コントロール・ユニット (ガソリン・エンジン) |
N26/5 | エレクトリック・ステアリング・ロック・コントロール・ユニット |
N73 | エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット |
Y3/8n4 | フル・インテグレート・トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニット (トランスミッション 722.9) |
CAN B | 車内 CAN |
CAN C | ドライブ CAN |
CAN E | シャーシ CAN |
P80.57-2223-81
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットでのリモコン・キーのポジション |
A8/1 | リモコン・キー |
N73 | エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット |
P80.57-2127-01
機能前提条件の概要
• ターミナル 30 「オン」
• 有効なリモコン・キー
スタータ・ロックアウト・システム・ステージ 3 (FBS 3) の概要
FBS 3 は、イグニッションをオンにし、エンジンを始動させます。FBS 3 は、独自にドライブ・オーソリゼーション・コードを算出して、相互に照合するコントロール・ユニットの接続部分です。調整が有効な場合に、作動 OK が行われます。
基本的に FBS 3 には以下のコントロール・ユニットが関与しています:
• エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット
• エレクトリック・ステアリング・ロック・コントロール・ユニット
• ME コントロール・ユニットまたは CDI コントロール・ユニット
• フル・インテグレート・トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニット (トランスミッション 722.9 の場合)
FBS 3 には以下の部分機能があります:
• ターミナル 15C の切換えの機能順序 (リモコン・キーがポジション「A」 (リモコン・キーを差し込んだ状態))
• ターミナル 15R の切換えの機能順序 (リモコン・キーがポジション「B」 (ラジオ・ポジション))
• ターミナル 15 の切換えの機能順序 (リモコン・キーがポジション「C」 (イグニッション・オン))
• ターミナル 50 の切換えの機能順序 (リモコン・キーがポジション「D」 (エンジン始動))
• ターミナル作動解除の機能順序
ターミナル 15C の切換えの機能順序 (リモコン・キーがポジション「A」 (リモコン・キーを差し込んだ状態))
リモコン・キーをエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットに差し込むと、同ユニットはインダクティブ・エネルギ伝達 (リモコン・キーへの電源供給) をオンに切り換えます。リモコン・キーとエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットの間では、赤外線により暗号化されたデータ交換が行われます。その際にリモコン・キーが識別されます。識別用コードは、ダイアログにおいてハッシュ法と呼ばれる方法で算出されます。
ハッシュ法は一方通行の暗号化法で、無効なリモコン・キーで車両を始動するのを防ぐためのものです。この方法では、ある数字の組合せから新しい数字の組合せが算出されます。いったん算出された数の組み合わせを、再度の計算でもう 1 度生成することはできません。
通信終了後、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットがリモコン・キーへのエネルギ伝達をオフにします。
リモコン・キーが有効なキーとして識別されると、特に以下が行われます:
• キー・ポジション検知のオン
• すべての CAN バスのウエイクアップ
• ターミナル・ステータス「ターミナル 15C」の送信
• エレクトリック・ステアリング・ロック・コントロール・ユニットによるステアリング・ロックのロック解除
次に、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットはシグナル「ドライブ・オーソリゼーションの照会」をシャーシ CAN を介して CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットに送信し、シャーシ CAN、CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットおよびドライブ CAN を介してフル・インテグレート・トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニットに送信します。
点検、作動 OK およびこれに続くフィードバックは、各コントロール・ユニットにより個別に行われます。エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットへのシグナルの流れは、逆の方向に行われます。
リモコン・キーのバッテリが放電していても、車両を始動できます。
リモコン・キーがエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットに差し込まれている限り、リモコン・キーのボタンは作動しません。
無効なリモコン・キーが識別された場合は、インストルメント・クラスタにメッセージが出力されます。エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットはこのメッセージの表示要求を車内 CAN を介してインストルメント・クラスタに送信します。
ターミナル 15R の切換えの機能順序 (リモコン・キーがポジション「B」 (ラジオ・ポジション))
リモコン・キーがポジション「B」に回されると、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットはターミナル 15R のターミナル・ステータスをすべての CAN バスを介して送信します。
ステアリング・ロックはエレクトリック・ステアリング・ロック・コントロール・ユニットによってロックされます。リモコン・キーをポジション「B」以上で引き抜くことはもうできません。
ターミナル 15 の切換えの機能順序 (リモコン・キーがポジション「C」 (イグニッション・オン))
リモコン・キーがポジション「C」に回されると、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットはターミナル 15 のターミナル・ステータスおよびターミナル 15X のターミナル・ステータスをすべての CAN バスを介して送信します。それと同時に、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットへの FBS 3 照会を暗号化して行います。
ターミナル・ステータス「ターミナル 15X」の送信により、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットは大電流負荷のオンを承認します。
ターミナル 50 の切換えの機能順序 (リモコン・キーがポジション「D」 (エンジン始動))
リモコン・キーがポジション「D」に回されると、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットはターミナル 50 のターミナル・ステータスをすべての CAN バスを介して送信します
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットがターミナル 50 のターミナル・ステータスを送信すると、ターミナル 15X のターミナル・ステータスはなくなります。
CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットは、ターミナル 50 のターミナル・ステータスをシャーシ CAN を介して受信し、エンジンを始動させます。
ターミナル・ステータス「ターミナル 15X」が欠如している場合、エンジン始動用に十分なエネルギを供給するために、大電流負荷の電装品がオフにされます。
リモコン・キーは手を放すと自動的に、ポジション「C」に戻ります。
ターミナル作動解除の機能順序
リモコン・キーを左に回すと、エンジンが停止します。エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットはターミナル・ステータスを撤回します:
• リモコン・キーがポジション「B」にある
• ターミナル 15 およびターミナル 15X 「オフ」
• リモコン・キーがポジション「A」にある
• ターミナル 15R オフ
• リモコン・キーを引き抜くことができ、ステアリング・ロックがエレクトリック・ステアリング・ロック・コントロール・ユニットによってロックされる (トランスミッション 722.9 搭載車では、セレクタ・レバーが「P」ポジションにある場合にのみリモコン・キーを引き抜くことができます)
リモコン・キーを差し込んだ状態では、ターミナル 15C はオンのままになります。エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットは再始動の際、リモコン・キーを引き抜かなくても、リモコン・キーを識別するための新しい照会を要求します。
参照文書
- gf8000p9999rd 盗難防止およびロックのシステム構成部品の一覧表