P46.30-2003-01
30 パワー·ステアリング·ポンプ
配置
パワー·ステアリング·ポンプは、エンジン·フロント·ヘッド左側に固定されています。
役割
エンジンの回転数に関係なくステアリング·ギヤにプレッシャ·オイルを供給し、ベーン·タイプ·ポンプの原理にしたがって作動します。
P46.20-0251-72
A ステアリング·ギヤへ
B リザーブ·タンクから
c 無圧状態
f 加圧状態
基本機能
インプット·シャフトが回転するとロータも回転し、発生する遠心力によりロータに取り付けられたベーンがラジアル方向の力を受け、固定されているカーブ·リングのレーンに押し付けられます。 これは、プレッシャ·スペースからボアとスロットを通って内部にあるベーン端部に流入するオイルの油圧によりアシストされます。 このようにして 10 本のベーンの間に互いに仕切られた 10 個のポンプ·セルが形成されます。
体積が増加すると、オイルはリザーブ·タンクからサクション·ダクトを介して吸引され、体積が減少すると、オイルはダクトからプレッシャ·チャンバに押し返されます。カーブ·リングの形状によりそれぞれ 2 つの吸入/吐出ゾーンが互いに向かい合わせになっているので、10 個のポンプ·セルのそれぞれがインプット·シャフトが 1 回転するごとに 2 回オイルを吐出します。 さらに、吸入/吐出ゾーンが 2 重に配置されているので、ロータに作用し始めようとするハイドロリックなラジアル方向の力は相殺されます。
P46.20-0253-79
ボリューム·コントロール·バルブが開かれた状態
9a 較正済みボア
9b 較正済みボア
a 制御された圧力/量
c 無圧状態
30s スプリング
30t ボリューム·コントロール·バルブ
P46.20-0254-79
ボリューム·コントロール·バルブが閉じられた状態
9a 較正済みボア
9b 較正済みボア
c 無圧状態
f 加圧状態
30s スプリング
30t ボリューム·コントロール·バルブ
49d プレッシャ·リミッタ·バルブ
オイル量制御
パワー·ステアリング·ポンプは、エンジン回転数の変化に応じて駆動されます。しかしパワー·アシストのためには、オイル·フローが一定であることが必要です。
エンジン回転数が高いときには多量のオイルが供給されるので、余剰のオイルを開いたボリューム·コントロール·バルブを介してリザーブ·タンクに戻すことが必要になります。ボリューム·コントロール·バルブは、あらゆる回転数域においてステアリング·ギヤに一定のオイル·フローを供給します。
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• エンジン オン、ステアリング·ホイールは操作されていない
ベーンによってつくられたプレッシャ·オイルは較正済みオリフィスを介してステアリング·ギヤに、さらに較正済みオリフィスを介してボリューム·コントロール·バルブ後部のスプリング·チャンバに送られます。
較正済みオリフィスは、ボリューム·コントロール·バルブ後部のスプリング·チャンバには、ハイ·プレッシャ·チャンバ側よりもオイル·プレッシャが小さくなるように、オイル·フローを絞ります。 ボリューム·コントロール·バルブが開き、余剰のプレッシャ·オイルがリザーブ·タンクに還流します。
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• エンジン オン、ステアリング·ホイールを操作:
較正済みオリフィス後部のプレッシャ·レベルが増加すると、ボリューム·コントロール·バルブ後部のプレッシャも上昇します。 ボリューム·コントロール·バルブが閉じ、基本位置を保ちます。
• エンジン回転数上昇:
エンジン回転数が増加するにつれてオイル量も増加し、較正済みオリフィスによって圧力差が増大します。ボリューム·コントロール·バルブがスプリングに押し付けられ、余剰のオイルはリザーブ·タンクに戻されます。
プレッシャ·リミット
ステアリング·システムを過負荷から保護するために、ボリューム·コントロール·バルブにはプレッシャ·リミット·バルブが取り付けられています。パワー·ステアリング·ポンプのタイプに応じ、65 ∼ 125 bar の過圧で開きます。
これは完全なステアリング·ロックの場合などに高くて鋭い音が発生します。