P32.32-A002-79
A1 | インストルメントクラスタ | N72/5s7 | アジリティセレクトスイッチ(マニュアルトランスミッション、モデルイヤー2016年以前) | |
A9/1 | AIRMATICコンプレッサ | N72/5s8 | 車両レベルボタン(マニュアルトランスミッション) | |
A9/1y1 | AIRMATICプレッシャリリーフバルブ | N73 | エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニット | |
A26/17 | ヘッドユニット | N127 | ドライブトレインコントロールユニット | |
A40/8 | オーディオ/COMANDディスプレイ | Y36/6 | AIRMATICバルブユニット | |
A40/9 | オーディオ/COMAND操作ユニット(タッチパッドオンリー(コード446)非装備) | Y36/6y1 | 左フロントレベルコントロールバルブ | |
A105 | タッチパッド(タッチパッドオンリー(コード446)装備) | Y36/6y2 | 右フロントレベルコントロールバルブ | |
B22/7 | 左リアレベルセンサ | Y36/6y3 | 左リアレベルコントロールバルブ | |
B22/8 | 左フロントレベルセンサ | Y36/6y4 | 右リアレベルコントロールバルブ | |
B22/9 | 右フロントレベルセンサ | Y51 | 左フロントアクスルダンパバルブユニット | |
B22/10 | 右リアレベルセンサ | Y51y1 | 左フロントソレノイドバルブ1 | |
B24/3 | 左フロントボディGセンサ | Y51y2 | 左フロントソレノイドバルブ2 | |
B24/4 | 右フロントボディGセンサ | Y52 | 右フロントアクスルダンパバルブユニット | |
B24/5 | 左リアボディGセンサ | Y52y1 | 右フロントソレノイドバルブ1 | |
K40/8kR | AIRMATICリレー | Y52y2 | 右フロントソレノイドバルブ2 | |
L6/1 | 左フロントアクスルスピードセンサ | Y53 | 左リアアクスルダンパバルブユニット | |
L6/2 | 右フロントアクスルスピードセンサ | Y53y1 | 左リアソレノイドバルブ1 | |
L6/3 | 左リアアクスルスピードセンサ | Y53y2 | 左リアソレノイドバルブ2 | |
L6/4 | 右リアアクスルスピードセンサ | Y54 | 右リアアクスルダンパバルブユニット | |
N3/9 | CDIコントロールユニット(ディーゼルエンジン) | Y54y1 | 右リアソレノイドバルブ1 | |
N3/10 | MEコントロールユニット(ガソリンエンジン) | Y54y2 | 右リアソレノイドバルブ2 | |
N30/4 | エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニット | CAN A | テレマティックCAN | |
N51/3 | AIRMATICコントロールユニット | CAN C | エンジンCAN | |
N72/4 | 左アンダコントロールパネル | CAN C1 | ドライブCAN | |
N72/4s1 | アジリティセレクトスイッチ(オートマチックトランスミッション、モデルイヤー2016年以前) | CAN HMI | ユーザインタフェースCAN | |
N72/4s2 | 車両レベルボタン(オートマチックトランスミッション) | Flex E | FlexRayサスペンションシステム | |
N72/4s11 | ダイナミックセレクトスイッチ(オートマチックトランスミッション、モデルイヤー2016年以降) | LIN A3 | LCP LIN | |
N72/5 | 右アンダコントロールパネル | LVDS | 低電圧ディファレンシャルシグナル | |
N72/5s6 | ダイナミックセレクトスイッチ(マニュアルトランスミッション、モデルイヤー2016年以降) |
AIRMATICの概要
AIRMATICシステムはエアサスペンションと連続ダンパ調整との組み合せであり、ロードコンディションおよび運転の仕方に応じてホイール単位でダンパレスポンスが適合されます。イグニッションオン後、前回選択したレベルと前回設定したダンパステージが作動します。
このシステムには以下の部分機能があります:
• ウェークアップ作動
• レベルコントロールシステム
• ダンパ調整
• システムおよび警告メッセージ
• ロックポジション
ウェークアップ作動
AIRMATICコントロールユニットは車両をロック解除した後FlexRayサスペンションシステムがスタンバイ状態になると作動し(スリープモードから復帰)、現在の車両レベルを点検し、必要に応じて修正します。例えば フロントアクスルの車両レベルが低すぎるなど、フルステアリングアングルが保証されなくなるおそれがある危険な状態を、AIRMATICコントロールユニットは故障として検知します。
この状態は、インストルメントクラスタにメッセージ「車両上昇、少々お待ちください」と表示されることで、運転者に通知されます。AIRMATICコントロールユニットの作動開始により、時間的なプレランニングが発生します。これは必要に応じて車両レベルの補正のためなどに利用されます。レベル補正の待ち時間はこれにより短縮されます。
レベルコントロールシステムシステム追加機能前提条件
• エンジン作動
CDIコントロールユニットまたはMEコントロールユニットはシグナル「エンジン作動」をドライブCAN、ドライブトレインコントロールユニットおよびFlexRayサスペンションシステム経由でAIRMATICコントロールユニットに送信します。
レベルコントロールシステム
レベルコントロールシステムシステムはエアサスペンションをホイール毎にコントロールします。エアサスペンションは、ノーマル走行モードのとき作動状況に応じて異なる圧力で作動します。高圧エア供給システムはAIRMATICコンプレッサによって行われます。
車両レベルは選択した走行モードに応じて下降または上昇され、さらに左アンダコントロールパネル(オートマチックトランスミッション)または右アンダコントロールパネル(マニュアルトランスミッション)の車両レベルボタン操作により変更できます。
走行モード選択
アジリティセレクトスイッチ(モデルイヤー2016年以前)またはダイナミックセレクトスイッチ(モデルイヤー2016年以降)によって、運転者は希望する走行モードを設定できます。
アジリティセレクトスイッチ(モデルイヤー2016年以前)またはダイナミックセレクトスイッチ(モデルイヤー2016年以降)のシグナルは、左アンダコントロールパネル(オートマチックトランスミッション)または右アンダコントロールパネル(マニュアルトランスミッション)から読み取られます。それぞれのアンダコントロールパネルはシグナルをLCP LIN、オーディオ/COMAND操作ユニット(タッチパッドオンリー(コード446)非装備)またはタッチパッド(タッチパッドオンリー(コード446)装備)、テレマティックCAN、ヘッドユニット、ユーザインタフェースCAN、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびFlexRayサスペンションシステム経由でAIRMATICコントロールユニットに送信します。
インストルメントクラスタに、選択した走行モードのアイコンが表示されます。走行モードの現在の設定は、オーディオ/COMANDディスプレイに短時間表示されます。
AIRMATICコントロールユニットは、選択した走行モードのインフォメーションをFlexRayサスペンションシステム、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびユーザインタフェースCAN経由でヘッドユニットおよびインストルメントクラスタに送信します。ヘッドユニットは、該当する画像データを生成し、オン要求をテレマティックCANを介してオーディオ/COMANDディスプレイに送信します。画像データは、低電圧ディファレンシャルシグナル (LVDS) ラインを介してオーディオ/COMANDディスプレイに伝送されます。
車両レベル選択
スピード80 km/h未満のとき、運転者は左アンダコントロールパネル(オートマチックトランスミッション)または右アンダコントロールパネル(マニュアルトランスミッション)の車両レベルボタンの操作により、車両レベルを調整できます。その際、以下の車両レベルを選択可能です:
• ノーマル(ノーマルな路面状態用)
• 上昇(スノーチェーン装着走行またはひどい悪路走行用)
車両レベルボタンのシグナルは、それぞれのアンダコントロールパネルから読み取られます。それぞれのアンダコントロールパネルはシグナルをLCP LIN、オーディオ/COMAND操作ユニット(タッチパッドオンリー(コード446)非装備)またはタッチパッド(タッチパッドオンリー(コード446)装備)、テレマティックCAN、ヘッドユニット、ユーザインタフェースCAN、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびFlexRayサスペンションシステム経由でAIRMATICコントロールユニットに送信します。AIRMATICコントロールユニットは、車両レベルボタンのLEDのオンオフ要求を逆の経路で該当するアンダコントロールパネルに送信します。LEDは車両レベルが上昇時に点灯します。さらに、インストルメントクラスタに該当するメッセージが表示されます。AIRMATICコントロールユニットはこのメッセージの出力要求をFlexRayサスペンションシステム、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびユーザインタフェースCAN経由でインストルメントクラスタに送信します。
車両レベルを調整します。
マルチチャンバエアサスペンションベローズ内での空気圧上昇により、該当するホイールで車両レベルが上昇します。逆に、マルチチャンバエアサスペンションベローズからエアが排出されると車両レベルが下がります。AIRMATICコントロールユニットは、高圧エア供給システムのためAIRMATICコンプレッサをAIRMATICリレーを介して直接制御します。
さらにAIRMATICコントロールユニットは、AIRMATICプレッシャリリーフバルブおよびAIRMATICバルブユニット内の以下のレベルコントロールバルブを適切に制御します:
• 左フロントレベルコントロールバルブ
• 右フロントレベルコントロールバルブ
• 左リアレベルコントロールバルブ
• 右リアレベルコントロールバルブ
車両レベルは、車両スピードに応じて走行中に変更されます。そのため、ホイールスピードは以下のセンサによって検出されます:
• 左フロントアクスルスピードセンサ
• 右フロントアクスルスピードセンサ
• 左リアアクスルスピードセンサ
• 右リアアクスルスピードセンサ
エレクトロニックスタビリティプログラムコントロールユニットは、スピードセンサのシグナルを直接読み取り、該当するインフォメーションをFlexRayサスペンションシステム経由でAIRMATICコントロールユニットに送信します。
車両レベル | レベル [mm] | v[km/h] | 注 |
コンフォート | 0 | 125未満 | - |
-15 | 125を超える | 0 mm上昇、80 km/h未満の場合 | |
スポーツ | -15 | - | - |
スポーツプラス | -15 | - | - |
上昇したレベル | +20 | - | 3 分以上80 km/h超過のとき0 mmに下降 |
ダンパ調整
エレクトロニック制御式のダンパレスポンスシステムは、完全自動制御で作動します。標準型サスペンションに比べ、乗り心地と走行安全性がさらに向上しています。ダンパレスポンスは走行状況に応じて、AIRMATICコントロールユニット内のエレクトロニクスによってハードまたはソフトに調整されます。センサが例えば スポーティな運転の仕方を登録する場合、コンフォートな基本ダンピングは自動的にハードになります。オートマチックプログラムは、運転者がアジリティセレクトスイッチ(モデルイヤー2016年以前)またはダイナミックセレクトスイッチ(モデルイヤー2016年以降)によって、左アンダコントロールパネル(オートマチックトランスミッション)または右アンダコントロールパネル(マニュアルトランスミッション)で設定することができます。
アジリティセレクトスイッチ(モデルイヤー2016年以前)またはダイナミックセレクトスイッチ(モデルイヤー2016年以降)のシグナルは、それぞれのアンダコントロールパネルから読み取られます。それぞれのアンダコントロールパネルはシグナルをLCP LIN、オーディオ/COMAND操作ユニット(タッチパッドオンリー(コード446)非装備)またはタッチパッド(タッチパッドオンリー(コード446)装備)、テレマティックCAN、ヘッドユニット、ユーザインタフェースCAN、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびFlexRayサスペンションシステム経由でAIRMATICコントロールユニットに送信します。
インストルメントクラスタに、選択した走行モードのアイコンが表示されます。走行モードの現在の設定は、オーディオ/COMANDディスプレイに短時間表示されます。
AIRMATICコントロールユニットは、選択した走行モードのインフォメーションをFlexRayサスペンションシステム、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびユーザインタフェースCAN経由でヘッドユニットおよびインストルメントクラスタに送信します。ヘッドユニットは、該当する画像データを生成し、オン要求をテレマティックCANを介してオーディオ/COMANDディスプレイに送信します。画像データは、低電圧ディファレンシャルシグナルラインを介してオーディオ/COMANDディスプレイに伝送されます。
エレクトロニクスは、はるかに拡張されたダンパレスポンス特性曲線内で無段階に作動します。ダンパ力は各ホイールで個別に、現在の必要性、路面状態および走行状態に自動的に適合されます。そのため、車両は悪路でも走行安定性が損なわれることなく走行できます。
AIRMATICコントロールユニットは、シグナルの評価によって最新の車両レベルおよびダンパスピードを以下のセンサで検出します:
• 左フロントレベルセンサ
• 右フロントレベルセンサ
• 左リアレベルセンサ
• 右リアレベルセンサ
AIRMATICコントロールユニットは、以下のセンサのシグナルの評価によって車両の垂直方向加速度および垂直方向速度を検出します:
• 左フロントボディGセンサ
• 右フロントボディGセンサ
• 左リアボディGセンサ
インプットシグナルに基づいて、AIRMATICコントロールユニットは、その時々の適切なダンパステージを決定し、それに応じて以下の構成部品を制御します:
• 左フロントアクスルダンパバルブユニット
• 右フロントアクスルダンパバルブユニット
• 左リアアクスルダンパバルブユニット
• 右リアアクスルダンパバルブユニット
システムおよび警告メッセージの機能追加前提条件
• ターミナル15「オン」
エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットは、ターミナルステータス(ターミナル15)をFlexRayサスペンションシステム経由でAIRMATICコントロールユニットに送信します。
システムおよび警告メッセージ
インストルメントクラスタに、運転者のためにシステム/警告メッセージが安全およびシステム関連の取り扱い注意事項とともに表示されます。
AIRMATICコントロールユニットはメッセージの出力要求をFlexRayサスペンションシステム、エレクトロニックイグニッションスイッチコントロールユニットおよびユーザインタフェースCAN経由でインストルメントクラスタに送信します。不具合の重度および取り扱い要求の緊急度に応じて、異なる故障プライオリティを持つさまざまなシステムメッセージまたは警告メッセージがあります。
同時に複数の故障が発生している場合、複数の故障メッセージが生成されます。
インストルメントクラスタの表示テキスト:
• 「停止、車両が低すぎる」、さらに確認音が追加
• 「車両上昇、少々お待ちください」
• 「不具合」、確認音なし
さらに、以下のシステムメッセージがインストルメントクラスタに表示されます:
• 「車両が上昇」、確認音なし
ロックポジション
車両をジャッキなどで持ち上げる際、 車両を下降させるためエアサスペンションベローズから継続的にエアが排出されることがあります。これが発生しないようにするため、このホイール負荷解放を自動的に検知しロックポジションを導き出す必要があります。車両が上昇されたかどうかを確認するために、圧縮空気が少量排出されます。その後レベルセンサが車両レベルの変更を検出しない場合、ロックポジションが作動します。
ロックポジションはレベルコントロールバルブの制御(下降プロセス)を阻止する純粋なソフトウェア機能です。ロックポジションはAIRMATICコントロールユニットによって、レベルセンサのシグナル評価により作動します。故障登録およびインストルメントクラスタの表示は行われません。
車両スピードが10 km/h超過の場合、ロックポジションは自動的に取り消されます。その後、レベルコントロールシステムシステムが再作動します。
ダイアグノシスによるAIRMATICコントロールユニットのアウトプットステージ制御は、ロックポジションとは無関係に常に可能です。
参照文書
- gf3222p9994rf エアマチック・システム構成部品の一覧