図は2018年11月30日以前 |
A89 | ディストロニックエレクトリックコントロールユニット |
P30.30-2811-11
配置
ディストロニックコントロールユニットはラジエターの中央に取り付けられています。
役割
ディストロニックコントロールユニットは、内蔵されている遠距離レーダのデータを評価して、車両前方の交通状況を評価します。検知されたデータは以下の機能を実行するために利用されます:
• クルーズコントロール
• 可変リミッタ(カナダ仕様(コード460)以外および米国仕様(コード494)以外)
• パーマネントリミッター
• ディストロニックプラス
• 車間距離警告シグナル
• アダプティブブレーキアシスト
ディストロニックコントロールユニットは常に基準値と実測値を調整し、これに関連する運転者の要求を評価します。自動による距離およびスピードコントロールを実行するために、ディストロニックコントロールユニットはすべてのインプット値を評価した後、加速、減速およびシフトに関する要求をシャーシCAN1 (CAN E1) 経由で送信します。
フロントディストロニックコントロールユニットには以下の役割があります:
• インプット値の読み込み
• インプット値の評価
• アウトプット値の送信
インプット値の読み込み
ディストロニックコントロールユニットは例えば以下のインプットシグナルをシャーシCAN1経由で受信します:
• エンジン/ドライブトレインの作動状態
• 入っているギアレンジ
• パーキングブレーキのステータス
• エンジン駆動トルク
• ブレーキトルク
• 加速/ヨーレート
• クルーズコントロールレバーによる運転者の要求 (S40/4)(2018年11月30日以前)
• クルーズコントロールスイッチの復帰スイッチによる運転者の要求 (S163/1s19)(2018年12月1日以降)
• ターンシグナルインジケータの設定による運転者の追い越し要求
• 車両スピード/加速
• ステアリングホイールアングル
• ブレーキペダルポジション
• アクセルペダル位置
インプット値の評価
インプット値は内蔵マイクロプロセッサによって評価され、該当するシグナルが出力されます。
アウトプット値の送信
ディストロニックコントロールユニットは例えば以下のアウトプットシグナルをシャーシCAN1経由で送信します:
• ディストロニックプラスシステムステータス
• オブジェクトに関するインフォメーション
• エンジントルクの上昇/低下要求
• ギアレンジの上昇/制限要求
• ブレーキトルクの上昇/低下要求
• 警告音、システムメッセージまたは警告メッセージの出力要求
• PRE-SAFE®措置の介し要求(PRE-SAFE®システム(コード299)装備)
ボディ
ディストロニックコントロールユニットは以下の構成部品からなっています:
• 遠距離レーダ
• コントロールユニット
遠距離レーダのプロパティ:
• レーダセンサの検知範囲:
• 検知角度30°の場合、距離30 m未満
• 検知角度20°の場合、距離30 ~ 100 m
• 検知角度12°の場合、距離100 ~ 200 m
• 搬送周波数:77 GHz(パルスドップラー原理に基づく、距離およびスピードとは無関係の測定)
ディストロニックコントロールユニットは、交換の後(例えば 事故修理後)、内蔵されている「メンテナンス調整モード」を使って新たに調整する必要があります。