減速シャットオフの機能前提条件概要
• ターミナル 87 (エンジン・マネージメント「オン」)
• エンジン作動
• アクセル・ペダル操作せず
• 車両がクルーズ・コントロール・モードにないとき
• 排気ガス温度は高すぎない
減速シャットオフの概要
減速シャットオフはエンジン減速時に以下の役割があります :
• エンジンのブレーキ作用を上昇させる
• 燃費を減少させる
• 排気ガス反応を改善する
ME コントロール・ユニット (N3/10) は以下のセンサおよびシグナルにしたがい、減速シャットオフを行います :
• 水温センサ (B11/4)
• アクセル・ペダル・センサ (B37)
• クランクシャフト・スピード・センサ (B70)
• クラッチ・ペダル・スイッチ (S40/3)
• クルーズ・コントロール・スイッチ (S4s6)
減速シャットオフの機能順序
ME コントロール・ユニット (N3/10) は惰走時に、アクセル・ペダルが踏み込まれない場合に、フューエル・インジェクタ (Y76) を水温、シフトされたギヤおよびエンジン回転数にしたがい、オフにします。
さらに ME コントロール・ユニット (N3/10) は、インテーク・カムシャフト・アクチュエータ (Y49/4) およびエグゾースト・カムシャフト・アクチュエータ (Y49/5) により、カムシャフトを、低下したバルブ・オーバラップのポジションに調整します。これによりミスファイヤせずに確実に燃焼が行なわれます。
フューエル・インジェクタ (Y76) はアクセル・ペダルが操作されると再びオンになります。
クラッチ・ペダルが操作されると、減速シャットオフは中断されます。
減速シャットオフ後、ME コントロール・ユニット (N3/10) はインジェクション・タイムの延長により一時的に混合気をリッチにし、触媒からリッチになった酸素を取り除きます。
減速シャットオフ後の燃焼再開の際、トルクの急上昇を防止するため、ME コントロール・ユニット (N3/10) はイグニッション・コイル (シリンダ 1 ~ 4) (T1/1 ~ T1/4) のイグニッション・アングルを短時間「遅角」方向に調整します。
減速シャットオフは、排気ガス温度が高すぎると作動しなくなります。排気ガス中の酸素含有量が高いと、減速シャットオフの際に一酸化炭素や炭化水素の後燃焼が高まるからです。そのとき発生する追加の熱が、触媒を過熱させる場合があります。
参照文書
- gf0770s9998d 直接噴射型ガソリン·インジェクションおよびイグニッション·システムのシステム構成部品の一覧