概要
S クラス・セダンに、V222 の上位に位置するセダン X222 が加わります。車両長の延長、ホイールベースの拡大、さまざまに趣向をこらした外装・内装の投入により、上位と言える位置づけを実現しました。車内は快適で贅沢で明るく、そして魅力的なコミュニケーション / インフォメーション / マルチメディア・システムが装備され、ファースト・クラス・オフィスのような静けさと安らぎの空間を生み出しています。
X222 の最大の販売市場は中国で、販売量の過半数を中国が占めます。
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外装
X222 の焦点は、他を寄せつけぬ高級感、卓越した快適性、そしてリヤ・パッセンジャーが受ける車内空間のたぐいまれな印象です。そのため B ピラーと C ピラーの間の部分が、V222 と比べて 200 mm 長くなっています。これは W222. に対しては 330 mm の延長になります。
外寸法は、ホイール・ベースの拡大と、フロントおよびリヤ・バンパのクロム・オーナメントなど特別な外装デザイン要素の影響を受けています。これにより X222 は車両全長が V222 より 207 mm 長くなり、フロント・オーバーハング角度がわずかに小さくなりました。
外装に関しては、X222 では次の措置をとっています :
W および V222 とは異なり、X222 ではすべてのエンジン・バリエーションでラジエタ・グリルに 3 本のクロム製ダブル・トリム・バーが付いています。左右エア・インレット・グリルにそれぞれひとつのダブル・トリム・バー、またバンパ・トリムの下部終端にひとつのダブル・トリム・バーです。これによりフロントのクロム製ダブル・トリム・バーというテーマを一貫して実現しています。
サイド・ビューは、W および V222 とは異なり、リヤ・ドアと三角サイド・ウインドウを新たにデザインしました。
X222 では、クロム・フレームで囲まれた三角サイド・ウインドウが C ピラーに取り付けられています。この措置により、リヤ・ドアの長さが V222 に対して短くなりました。リヤ・パッセンジャーにとっては、このコンセプトによってシートの一部が通常のポジションではドア・オープニングの後ろに位置し、したがって他を寄せつけないプライベートな空間の感覚が生み出されることになります。
さらに、X222 では B ピラー・トリムもクロム製です。これに加えて、クロムはガラス面のマウントにも使用されています。
最後に、50.8 cm (20 インチ) の高級デザインの鍛造アルミ・ホイールも、他を寄せつけぬ感覚を演出します。
リヤは、垂直フレームを有するエンド・パイプをふんだんに使用し、バンパ・トリム下部のクロム製ダブル・フィンを継承している点に特徴があります
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内装
B ピラーと C ピラーの間の部分を延長しているため、車内全体がリヤ・パッセンジャーにとって快適なものとなっています。これによってリヤでは、標準仕様のエグゼキュティブ・シートとショーファ・パッケージと合わせて、足元のスペースが広がり、膝の自由度が他に類をみないほど大きくなりました。
車両の高さは従来通りで、また標準仕様でパノラミック・スライディング・ルーフが備わっているにもかかわらず、リヤ・パッセンジャーのヘッド・クリアランスは明らかに大きくなっています。
リヤのアームレストはドア・パネルからリヤ・サイド・パネルまで大幅に延長され、エグゼキュティブ・シートの広いリヤ・シート調整範囲 (胴体角度 19 ~ 43.5°) をカバーします。
アームレストの延長と、リヤ・ドアのデザインにより、V222 と比べると肩周りの空間が小さくなり、肘の自由度が少なくなりました。それでも、肩周りの空間の大きさは依然としてライバル車を引き離しています。
V222 で注目されたラゲッジ・ルームの大きさとエグゼキュティブ・シートは、X222 にも引き継がれており、ライバル車と比べるとトップ・レベルにあります。
さらに、シングル・シートの肩の高さからドア・パネルにいたる木材 / クロムとレザーを組み合わせたオーナメントは、X222 だけのものです。
オーナメント部分では、さまざまな箇所にアンビエント・ランプのライト・ガイドがあります。また、アンビエント・ランプのライト・ガイドは、延長されたセンタ・コンソールに至るアームレストの横にもあります。3D サラウンド・サウンド・システムにより、スピーカは車両後部でもよく響きます。
さらに、クロム・メッキのツイータ・グリルがリヤ・ドアにあります。リヤのルーフ・ライニング内のスピーカには、輪郭にアンビエント・ランプがほどこされています。
技術
総合的な安全性とインテリジェント・ドライブ。
アクティブ / パッシブ両方の車両安全性を組み合わせ、総合的な安全性を実現しています。
この場合、アクティブ・セーフティとは、事故を回避し、事故を減らすことを目指すものです。パッシブ・セーフティとは、事故の結果を軽減し、あるいは事故の損害を限定するものです。
この両方の原理をひとつにし、さらに救出に関するさまざまな側面を考慮して、総合的な安全性を実現しています。セーフティ・システムとドライバ・アシスタント・システム、さらには車両にある超音波、レーダー、カメラなどのセンサ類のネットワーク化と相互利用により、「メルセデス・ベンツ・インテリジェント・ドライブ」が実現されています。
ドライバ・アシスタント・システムおよびアクティブ・セーフティのさまざまな要素により、運転者の負担は軽減され、運転者はより長時間集中し、体調および効率を最適に保ち、困難な状況に遭遇してもこれを克服することができます。走行やコンディションをできるだけ安全に保つため、新しいシステムや改良されたシステムが備わっています。
これには以下のものがあります :
• 坂道発進アシスト、プリ・チャージ、、ドライ・ブレーキング、HOLD 機能などの付加価値機能を備えたアダプティブ・ブレーキ
• アダプティブ・ブレーキ・ランプ
• アテンション・アシスト
• ブレーキ・アシスト BAS
• 交差点アシスト付き BAS プラスとステアリング・アシスト付きディストロニック・プラスとの組み合わせ
• プリ・セーフ®ブレーキ
• 衝突防止アシスト・プラス
• タイヤ空気圧チェック・システム
• 横風アシスト
• アダプティブ・ハイ・ビーム・アシスト・プラス
• パークトロニック付きアクティブ・パーキング・アシスト
• レーン・キープ・アシスト作動
• 作動中の死角アシスト
• ステアリング・アシストおよびストップ・アンド・ゴー・パイロット付きディストロニック・プラス
• LED インテリジェント・ライト・システム
• ナイト・ビュー・アシスト・プラス
• バックアップ・カメラ
• 交通標識アシスト
• 360° カメラ・システム
• プリ・セーフ® プラス
モデル 222 に投入されているバス・システム FlexRay™ を備えたネットワーク・アーキテクチャは、現行の最高の技術水準を誇ります。FlexRay™ はきわめて高い伝送率を有します。モデル 222 の複雑なネットワーク構造の基本的特徴は、以下の通りです :
• FlexRay™ コントロール・ユニット、CAN コントロール・ユニット、LIN コントロール・ユニットの使用
• CAN コミュニケーションのさまざまな部分ネットワークへの分割。例えば車内 CAN、ダイアグノシス CAN、ドライブ CAN、ドライブ・センサ CAN、エンジン CAN、ユーザ・インタフェース CAN、付属品 CAN およびテレマチック CAN など。
• シャーシ FlexRay™ バス・システム
• 部分ネットワークの連結は、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニット、ME コントロール・ユニット および COMAND ユニット内のゲートウェイによって実行。
• シングル・ワイヤ・バス (LIN = ローカル・インターコネクト・ネットワーク) 仕様の多数のサブ・バス・システムの使用。
エンジンの仕様: | エンジン / エンジン・バウムスタ | 最高出力 | トランスミッション (標準仕様) |
S600 | 277.980 | 390 kW | 722.932 |
S4004MATIC | 276.824 | 245 kW | 722.961 |
S5004MATIC | 278.910 | 300 kW | 725.041 |
中国市場仕様 : | |||
エンジンの仕様: | エンジン / エンジン・バウムスタ | 最高出力 | トランスミッション (標準仕様) |
S600 | 277.980 | 390 kW | 722.932 |
S500 | 278.929 | 335 kW | 725.011 |
S5004MATIC | 278.929 | 335 kW | 725.041 |