機能前提条件の概要
• 過電圧または電圧不足はなし
• インストルメント・クラスタ (A1) 内の機能が使用許可を得ている
• ターミナル 15R オン
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニット (N73) はターミナル 15 のターミナル・ステータスを車内 CAN (CAN B) を介して右フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/2) に送信します。
インストルメント・クラスタは、ステータス「助手席側ドア・ミラー・パーキング・ポジション許可の機能」をユーザ・インタフェース CAN (CAN HMI)、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して右フロント・ドア・コントロール・ユニットに送信します。
助手席側ドア・ミラーのパーキング・ポジションの概要
後進時の縁石確認のために、右ドア・ミラー (M21/2) のパーキング・ポジションをメモリし、ミラーを電動でそのポジションにすることができます。
助手席側ドア・ミラー・パーキング・ポジションの機能には、以下の部分機能があります:
• パーキング・ポジション保存の機能順序
• パーキング・ポジション呼出しの機能順序
• 走行ポジション呼出しの機能順序
パーキング・ポジション保存の機能順序
右ドア・ミラーのパーキング・ポジションを決定するためには、まず右ドア・ミラーを選択する必要があります。その後でリバース・ギヤにシフトすると、右ドア・ミラーを設定することができます。
右ドア・ミラーは、パワー・ウインドウ・スイッチ群の右ドア・ミラー調整スイッチ (S20s8) および運転席側ドア・ミラー調整スイッチ (S20) を操作して選択します。
リバース・ギヤへのシフトのステータスは以下のように特定されます:
• トランスミッション 722、724、725 搭載車の場合:
ギヤ・レンジ「R」へのシフトは、フル・インテグレート・トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニット (Y3/8n4) によって行われます。引き続き、フル・インテグレート・トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニットはギヤ・レンジのステータスをドライブ CAN (CAN C1)、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニット (N127) およびシャーシ FlexRay (Flex E) を介してエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットに送信します。
• トランスミッション 716 搭載車の場合:
リバース・ギヤへのシフトは、マニュアル・トランスミッション・メイン・シフト・シャフト・ポジション・センサによって検知されます。CDI コントロール・ユニット (N3/9) (ディーゼル・エンジン) または ME コントロール・ユニット (N3/10) (ガソリン・エンジン) は、マニュアル・トランスミッション・メイン・シフト・シャフト・ポジション・センサのシグナルを直接読み取り、シグナル「リバース・ギヤにシフト」をドライブ CAN、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニットおよびシャーシ FlexRay を介してエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットに送信します。
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットは受信インフォメーションを基にしてトランスミッション・バリエーションとは無関係のステータス「リバース・ギヤにシフト」を発生させ、これを車内 CAN を介して右フロント・ドア・コントロール・ユニットに送信します。
右ドア・ミラーの調整は、ドア・ミラー調整スイッチ (S20s9) を操作して行います。左フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/1) は選択および調整要求を左フロント・ドア LIN (LIN B5) を介して読み取り、右ドア・ミラー調整のための該当する要求を車内 CAN を介して右フロント・ドア・コントロール・ユニットに送信します。これを受けて、右フロント・ドア・コントロール・ユニットは上下傾斜調整モータ (M21/2m1) および左右傾斜調整モータ (M21/2m2) を適切に制御します。
右フロント・ドア・コントロール・ユニットは、上下傾斜調整ポテンショメータ (M21/2r2) および左右傾斜調整ポテンショメータ (M21/2r3) のシグナルを直接読み取り、これを評価し、右ドア・ミラーの現在のポジションを自動的にパーキング・ポジションとしてメモリします。
右ドア・ミラーのパーキング・ポジションは、さらに、左フロント・シート調整スイッチ群 (S22) の左フロント・メモリ機能スイッチ (S22s7) によって手動でメモリすることができます。
パーキング・ポジションの保存は、左フロント・メモリ機能スイッチを操作して行います。左フロント・メモリ機能スイッチを短時間操作し、続いて 3 秒以内にドア・ミラー調整スイッチを任意の方向に操作すると、右ドア・ミラーの現在のポジションがパーキング・ポジションとして右フロント・ドア・コントロール・ユニットにメモリされます。左フロント・ドア・コントロール・ユニットはそれぞれのステータスを左フロント・ドア LIN を介して読み取り、要求「助手席ドア・ミラー・パーキング・ポジションの保存」を、車内 CAN を介して右フロント・ドア・コントロール・ユニットに送信します。
右ドア・ミラーのパーキング・ポジションへの手動調整が、新しいパーキング・ポジションとしてメモリされます。
パーキング・ポジション呼出しの機能順序
リバース・ギヤを 0.6 秒以上シフトすると、右ドア・ミラーがパーキング・ポジションになります。
リバース・ギヤへのシフトのステータスは以下のように特定されます:
• トランスミッション 722、724、725 搭載車の場合:
ギヤ・レンジ「R」へのシフトは、フル・インテグレート・トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニットによって行われます。引き続き、フル・インテグレート・トランスミッション・コントロール・コントロール・ユニットはギヤ・レンジのステータスを、ドライブ CAN、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニットおよびシャーシ FlexRay を介してエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットに送信します。
• トランスミッション 716 搭載車の場合:
リバース・ギヤへのシフトは、マニュアル・トランスミッション・メイン・シフト・シャフト・ポジション・センサによって検知されます。CDI コントロール・ユニットまたは ME コントロール・ユニットはマニュアル・トランスミッション・メイン・シフト・シャフト・ポジション・センサのシグナルを直接読み取り、シグナル「リバース・ギヤへシフト」をドライブ CAN、ドライブ・トレイン・コントロール・ユニットおよびシャーシ FlexRay を介してエレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットに送信します。
エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットは受信インフォメーションを基にしてトランスミッション・バリエーションとは無関係のステータス「リバース・ギヤにシフト」を発生させ、これを車内 CAN を介して右フロント・ドア・コントロール・ユニットに送信します。
これを受けて、右フロント・ドア・コントロール・ユニットは上下傾斜調整モータおよび左右傾斜調整モータをパーキング・ポジションになるまで制御します。ミラー・ガラス・ポジションは、上下傾斜調整ポテンショメータおよび左右傾斜調整ポテンショメータのデータに基づいて検知されます。
走行ポジション呼出しの機能順序
以下のいずれかの状態になると、右ドア・ミラーは自動的に元のポジションに戻ります:
• ターミナル 15 オフ
• シグナル「リバース・ギヤにシフト」が 10 秒間、出ていない
• 車両スピード 15 km/h 超
• 右ドア・ミラー調整スイッチを操作していない
インストルメント・クラスタは、車両スピードを、ユーザ・インタフェース CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ・コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介して右フロント・ドア・コントロール・ユニットに送信します。
ドア・ミラー調整スイッチにより右ドア・ミラーを手動で調整した場合も、再び走行ポジションに戻ります。
参照文書
- gf8879p9996rf 電動ミラーのシステム構成部品の一覧表