gf8285p2012rdm

ナビゲ一ション·モ一ドの機能

種別 gf · トピック 82.85 · バージョン 0102 · 2019-04-15

適用: モデル 172.4 モデル・イヤー 2017 以降 コード 531 装備 (COMAND APS)'

位置付け

機能グループ 3 ボディ › 82 電気システム、ボディ › 82.85 ナビゲーション通信システム — シリーズ 172(モデル 4**)

GF82.85-P-2012RDM

ナビゲ一ション·モ一ドの機能

01.04.2019

モデル

172.4

モデル・イヤー 2017 以降

コード 531 装備 (COMAND APS)

ナビゲ一ション·モ一ドの機能

P82.89-1876-79

図はモデル172.4

A1

インストルメント・クラスタ

A40/9

オーディオ / COMAND 操作部

S110

左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群

A2/18

FM / AMアンテナ・アンプおよびZV

A50/6

専用狭域通信コントロール・ユニット (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション)

S111

右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群

A2/19

アンテナ・アンプ FM 2、DAB および TV

A67b1

ルーム・ミラー・マイク

CAN A

テレマチック CAN

A2/23

GPS アンテナ (HERMES LTE (コード 362) 非装備およびコンフォート通話 (コード 386) 非装備)

A90/4

チューナ・ユニット (SIRIUS 衛星ラジオ (コード 536) 装備またはデジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) 装備)

CAN B

車内 CAN

A2/37

道路交通情報通信システム (VICS) コントロール・ユニット (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション)

A94/1

TV 1アンテナアンプ(デジタルラジオ (DAB)(コード537)装備)

CAN D

ダイアグノシス CAN

A2/52

エマージェンシ・コール・システム・アンテナ (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 装備)

N10/1

フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット

CAN E1

シャーシ CAN 1

A2/94

ETC/DSRC アンテナ (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション)

N30/4

エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット

CAN E2

シャーシCAN 2

A2/118

フロント・ウインドウ・アンテナ

N40/3

サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニット (サウンド・システム (コード 810) 装備)

MOST

メディア志向型システム伝送

A28/11

コンビ・アンテナ (HERMES LTE (コード 362) 装備、コンフォート通話 (コード 386) 装備あるいは SIRIUS 衛星ラジオ (コード 536) 装備)

N80

ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット

LIN E1

ステアリング LIN

A40/3

COMAND ユニット

N112/9

HERMES コントロール・ユニット (ライブ・トラフィック・インフォメーション (コード 367) 装備)

LVDS

低電圧ディファレンシャル・シグナル

A40/8

オーディオ / COMAND ディスプレイ

N135

ステアリング・ホイール・エレクトロニクス

ナビゲーション・モードの機能前提条件の概要

• ターミナル 30g オンのステータス

• 最低3基のGPS衛星(グローバルナビゲーションシステム)からのシグナル受信

• 輸送モードが作動していない

• スマートフォンが規格 Android Auto または CarPlay を介して接続されていない

ナビゲーション・モードの概要

ナビゲーション・モジュールは、COMAND ユニットに内蔵されています。ナビゲーション・システムには以下の機能が備わっています:

• 位置測定

• 目的地の入力

• ルート算出

• ナビゲーション・マップの表示

• 交差点拡大表示

• ピクトグラム形式による視覚的な走行指示

• 音による走行指示

ナビゲーション・システムを使用して、車両の現在位置および方向と目的地までの距離が特定されます。

目的地を入力または呼び出すと、ルート算出が始まります。ルート算出には、国別仕様に応じてさまざまなオプションを選択できます。例:

• 「最速ルート」

• 「ダイナミック・ルート」

• 「エコ・ルート」

• 「最短ルート」

• 回避オプション (「エリアを回避」、「トンネルを回避」、「フェリーを回避」、「有料高速道路を回避」など)

オプションの遵守が不可能な場合、該当する区間用に設定されたオプションは無視され、メッセージが表示され、さらに音声で案内されます。設定したオプションは、表示および変更が可能です。算出後、オーディオ / COMAND 用ディスプレイ上に矢印ピクトグラムでルートが表示され、さらに「ルートが算出されました」という音声によるインフォメーション出力が行われます。

車両が事前に算出されたルートを外れて走行している場合は、改めてルートの算出が行われます。新たに算出された値がナビゲーション・システムにとって妥当性のある値であれば、変更後のルートが表示されます。

ダイナミック・ルート・ガイダンス (「ダイナミック・ルート」、「確認付きダイナミック・ルート」または「エコ・ルート」):ダイナミック・ルート・ガイダンスでは、算出されたルートにかなり長い渋滞または通行止めがある場合、別のルートが提案されます。

ナビゲーション・システムは、目的地として、あるいは最寄の通過点に選択可能な特別目的地 (レストラン、ガソリン・スタンド、駐車場、ショッピングなど) のリストおよびデジタル・マップも提供します。

目的地は、インターネットから「メルセデス・ベンツ・ゲートウェイ・アプリケーション」を介して車両に送信し、ナビゲーション・システムに取り込むことができます。

モデル 172.4
モデル・イヤー 2017 以降
コード 531 装備 (COMAND APS)
コード 498 非装備 (日本仕様)
ルートは、インターネットから「メルセデス・ベンツ・ゲートウェイ・アプリケーション」を介して車両に送信し、ナビゲーション・システムに取り込むことができます。

モデル 172.4
モデル・イヤー 2017 以降
コード 494 装備 (米国仕様)
コード 531 装備 (COMAND APS)
目的地入力または特別目的地は、サービス・センタから COMAND ユニットのナビゲーション・モジュールに供給することができます。

ナビゲーション・システムは、以下の構成部品によって操作することができます:

• オーディオ / COMAND 操作部

• COMANDユニットのスイッチフィールド

• 左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群および右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群

• ボイス・コントロール・システム

オーディオ / COMAND 操作部で入力すると、そのコントロール・シグナルはテレマチック CAN バスを介して COMAND ユニットへ送信されます。

COMANDユニットのスイッチフィールドを介して入力すると、コントロールシグナルはユニット内で処理されます。

左マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群および右マルチファンクション・ステアリング・ホイール・ボタン群のコントロール・シグナルは、ステアリング・ホイール・エレクトロニクスから以下の経路で転送されます:

ステアリング LIN →

ステアリング・コラム・チューブ・モジュール・コントロール・ユニット →

シャーシ CAN 1 →

フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット →

シャーシCAN 2 →

インストルメント・クラスタ →

車内 CAN →

COMAND ユニット

ボイス・オペレーティング・システムによる操作の場合、音声入力はルーム・ミラー・マイクを介して行われます。話された言葉は、ルーム・ミラー・マイクによって電気シグナルに変換され、COMAND ユニットに伝送されます。

ボイス・オペレーティング・システムでは、ナビゲーションのために例えば以下のインフォメーションに関する追加名前リストが準備されます:データ記憶媒体で選択された都市の地名、すべての場所の道路名、中心地および特別目的地。

ナビゲーション・モードの機能は、以下の部分機能で構成されています:

• GPS 衛星からの電波による現在位置決定の概要

• GPS 衛星からの電波による現在位置決定の機能順序

• 基本現在位置決定の概要

• 基本現在位置決定の機能順序

• キャリブレーション

• 再キャリブレーション

• ルート算出に関する概要

• ルート・ガイダンスの機能順序

• ダイナミック・ルート・ガイダンスの概要

• ダイナミックルートガイダンスの機能順序(ライブトラフィックインフォメーション(コード367)非装備、リアルタイム交通データ受信契約済み、および日本仕様(コード498)以外)

• FM マルチプレクサを介した道路交通情報通信システム (VICS) の機能順序 (日本仕様 (コード 498))

• VICS を使用したダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション)

• リアルタイム交通データ (RTTD) を使用したダイナミックルートガイダンスの機能順序(SIRIUS衛星ラジオ(コード536)装備)

• HERMESコントロールユニットを介したリアルタイム交通データによるダイナミックルートガイダンスの機能順序(ライブトラフィックインフォメーション(コード367)装備)

• マップ機能

• ナビゲーションの拡張機能

ナビゲーション・システムは、特殊なインタフェースを介してデータを準備し、そのデータは車内のその他のシステムで使用されます。COMAND ユニットはこのデータを車内 CAN を介して送信します。

GPS 衛星からの電波による現在位置決定の概要

GPS は衛星による測位システムで、世界中で使用できます。車両輸送 (列車、フェリーおよび牽引走行など) の後には、GPS 位置測定が欠かせません。(衛星受信を中断した後の) GPS 位置測定の再計算には数分かかることがあります (運転開始時は最長 5 分)。位置測定の精度と実際の算出は、各衛星により同期送信されるシグナルの動作時間の測定を基盤としています。このとき、衛星の時計と受信機の時計が一致していることが重要な前提条件となります。同期を確実に行うために、受信機には自動時刻補正機能が装備されており、この機能も衛星シグナルを利用して行われます。

GPS 衛星からの電波による現在位置決定の機能順序

HERMES LTE (コード 362) 装備またはコンフォート通話 (コード 386) 装備の車両の場合、COMAND ユニットはコンビ・アンテナから GPS シグナルを受信します。

HERMES LTE (コード 362) 非装備およびコンフォート通話 (コード 386) 非装備の車両の場合、COMAND ユニットは GPS アンテナから GPS シグナルを受信します。

COMAND ユニットは、GPS シグナルから車両の現在位置を算出します。さらに GPS により算出された現在位置の連続データから、車両の進行方向が確定されます。

GPSはギガヘルツ範囲で作動しますが、シグナルは弱いので、以下の条件では受信障害が起こる可能性があります:空電(悪天候、水蒸気、霧など)、シグナル反射による多重受信(建物の壁など)あるいはシグナルの遮断(屋根のある場所、トンネル内、高層ビルまたは高い木々の間など)。

基本現在位置決定の概要

GPS シグナルがなければ、その後基本位置決定によるナビゲーションは行えません。そのため、故障 (例えばコンビ・アンテナまたは GPS アンテナなどの故障) はすぐには識別できません。基本現在位置決定は GPS 衛星からの電波による現在位置決定と並行して実行されます。COMAND ユニットが基本現在位置決定するにあたり、以下のインフォメーションが必要になります:

• ホイール・スピードおよびホイール回転方向 (前進または後退)

• ジャイロ・センサ (ターニング・アングル速度)

• 3 D G センサ (登り坂検知)

基本現在位置決定の機能順序

COMAND ユニットが基本現在位置決定するにあたり、以下の構成部品のシグナルが必要になります:

• ジャイロ・センサ (COMAND ユニットに内蔵)

• 3 D G センサ (COMAND ユニットに内蔵)

• エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニット (進行方向を含むホイール・スピード・シグナル)

ジャイロ・センサおよび 3 D G センサのデータは、COMAND ユニット内で転送されます。

エレクトロニック・スタビリティ・プログラム・コントロール・ユニットはホイール・スピード・シグナルを以下の経路で送信します:

シャーシ CAN 1 →

フロント・ヒューズ・リレー・モジュール付き SAM コントロール・ユニット →

車内 CAN →

COMAND ユニット

基本現在位置決定の算出は、1秒におよそ1回行われます。

位置決定、「ターミナル 15 オフ」 (イグニッション・オフ) のときの後退あるいは車両の輸送時に位置測定エラーが起こると、基本位置決定が正しく行われません。このいずれの場合にも、COMAND ユニットの内蔵ナビゲーション・コンピュータが GPS データを受信して、自動的に誤差を修正します。

キャリブレーション

タイヤ交換後のキャリブレーションは自動的に行われます。

再キャリブレーション

タイヤはすり減っていくため、タイヤの径を常に再キャリブレーションする必要があります。この再キャリブレーションは、デジタル・マップによる現在位置決定で算出された、ある分岐点から次の分岐点までの走行距離の算出値と実際値の差を用いて自動的に行われます。

ルート算出に関する概要

ルート算出は、設定されたオプションをできる限り遵守して行われます。オプションの遵守が不可能な場合は、該当する区間用に設定されたオプションは無視され、その旨を知らせるメッセージが表示され、音声でも出力されます。設定された判定基準およびオプションは、いつでも表示および変更が可能です。音声によるインフォメーション出力 (「ルートが算出されました」) が行われ、算出が正常に終了すると、ルートがマップ上に表示されます。

ルート・ガイダンスの機能順序

内蔵ナビゲーション・コンピュータはルート算出データを常時現在位置決定のデータと比較し、その先のルート・ガイダンスのための対策を引き出します。ルート・ガイダンスは、表示と音声によるインフォメーションの出力によって行われ、以下の範囲に分けられます:

• マップによるルート・ガイダンス

• 走行車線推奨によるルート・ガイダンス

• 音声出力によるルート・ガイダンス

マップによるルート・ガイダンス

ルート・ガイダンスの視覚的表示 (デジタル・マップ・ナビゲーション) 用のシグナルは、COMAND ユニットにより生成され、LVDS ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに送信されます。オーディオ / COMAND 用ディスプレイは、テレマチック CAN を介して COMAND ユニットによりオンになります。

走行車線推奨によるルート・ガイダンス

複数車線の出口 (インターチェンジなど) での特定の分岐状況では、フッタに走行車線推奨が表示されます。また、分岐のアドバイスでは、分岐点までの残距離が棒グラフで表示されます。走行車線には矢印が付けられ、どの車線が目的地に達するのか、または最適に到達できるのかを表します。

オーディオ / COMAND 用ディスプレイの表示には、以下の色が使用されます:

• 白:最良または推奨走行車線を表しています。

• ライト・グレー:正しい走行車線ですが、まもなく再度車線変更をする必要があります。

• ダーク・グレー:この走行車線では目的地に到達しません。

インストルメント・クラスタでは、白い矢印のみが表示されます。

音声出力によるルート・ガイダンス

音声出力によるルート・ガイダンスは、運転者が交通状況から注意をそらすことなく操作できる支援機能です。音声出力は、選択されたシステム言語で行われます。ナビゲーション・システムのルート・ガイダンスでは、以下の指示が音声出力されます:

• 方位の指示

• 次に右左折進入する通りの名前

その他に、ルート算出開始時、通過点到達時または目的地到達時などの音声メッセージがあります。

ダイナミック・ルート・ガイダンスの際には、交通情報によるルートの影響を基にして補足音声メッセージが出力されます。さらに多くの場合、特別な注意事項が音声出力されます。例:

• 走行に制限が設けられている地域にある目的地

• フェリーを使うルート

COMAND ユニットのナビゲーション・コンピュータは、音声出力中、単語セグメントを結び付け、完全な指示あるいはインフォメーションにします。

音声メッセージの音量は音声出力作動時に調整可能です。

サウンド・システム (コード 810) 非装備車の場合、音声出力は COMAND ユニットからスピーカ・システムに転送されます。

サウンド・システム (コード 810) 装備車の場合、COMAND ユニットは音声出力を MOST を介してサウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニットに送信します。サウンド・システム・アンプ・コントロール・ユニットはシグナルを増幅し、それをスピーカ・システムに転送します。

ダイナミック・ルート・ガイダンスの概要

ダイナミック・ルート・ガイダンスは、「ダイナミック・ルート」、「確認付きダイナミック・ルート」または「エコ・ルート」モードで行われます (米国仕様 (コード 494) 以外および日本仕様 (コード 498) 以外)。ダイナミック・ルート・ガイダンスでは、該当する交通データを受信した場合、最新の交通状況が考慮されます。交通情報データ・メモリは交通情報を解読し、照会に応じてそれらを内部でナビゲーション・コンピュータに転送します。そのルートを変更するかどうかの決定は、ナビゲーション・コンピュータが行います。

確認付きダイナミック・ルートでは、ルート変更した場合の走行距離および走行時間への影響がユーザーに通知されます。ユーザーがルート変更を決定した場合のみ、ルートが変更されます。

ルートが変更された場合は、スピーカ・システムを介して知らされます。

ダイナミックルートガイダンスの機能順序(ライブトラフィックインフォメーション(コード367)非装備、リアルタイム交通データ受信契約済み、および日本仕様(コード498)以外)

交通状況に関する受信インフォメーションは、その放送局を設定していれば、ラジオ・データ・システム / トラフィック・メッセージ・チャンネル (RDS/TMC) 機能により、FM ラジオまたはデジタル・ラジオ (DAB) (デジタル・ラジオ (DAB) (コード 537) 装備) を介して受信されます。

モデル 172.4
モデル・イヤー 2017 以降
コード 367 装備 (ライブ交通情報)
コード 531 装備 (COMAND APS)
リアルタイム交通データがHERMESコントロールユニットを介して受信されない場合(例えば受信契約をしていない、または交通データサービスが提供される地理的範囲内に車両がない)、RDS/TMCを介したダイナミックルートガイダンスが行われます。

COMAND ユニットの FM 受信機は交通情報を受信し、これを内部で COMAND ユニットの交通情報データ・メモリに転送します。

FM シグナル (FM 1 および FM 2) は以下の経路で受信されます:

フロント・ウインドウ・アンテナ →

FM、AM、ZV アンテナ・アンプおよび FM 2、DAB、TV アンテナ・アンプ →

COMAND ユニット

デジタルラジオ (DAB)(コード537)装備車の場合、チューナユニットは2つのDABバンドIIIシグナルを以下の経路で受信します:

フロント・ウインドウ・アンテナ →

FM 2、DAB、TV アンテナ・アンプ (DAB 1) および TV 1 アンテナ・アンプ (DAB 2) →

チューナ・ユニット

チューナ・ユニットはデジタル・ラジオの交通情報を COMAND ユニットに転送します。交通メッセージは、COMAND ユニットの交通情報データ・メモリに保存され、内蔵ナビゲーション・コンピュータに供給されます。

FM マルチプレクサを介した道路交通情報通信システム (VICS) の機能順序 (日本仕様 (コード 498))

運転者は VICS により現在の交通状況についての重要な情報を受け取ります。交通障害および渋滞のある場所がマップに表示されますが、これらはダイナミック・ルート・ガイダンスには取り入れられません。VICS 情報は FM ラジオ・シグナルとして送信されます。

FM シグナル (FM 1 および FM 2) は以下の経路で受信されます:

フロント・ウインドウ・アンテナ →

FM、AM、ZV アンテナ・アンプおよび FM 2、DAB、TV アンテナ・アンプ →

COMAND ユニット

COMAND ユニットに内蔵されている FM マルチプレクサで、VICS インフォメーションが処理されます。次に、そのインフォメーションが LVDS ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示されます。

VICS を使用したダイナミック・ルート・ガイダンスの機能順序 (日本仕様 (コード 498)、ディーラ・オプション)

ダイナミック・ルート・ガイダンスでは、道路交通情報通信システム (VICS) コントロール・ユニットおよび専用狭域通信コントロール・ユニットが必要です。道路交通情報通信システム (VICS) コントロール・ユニットには、受信機とアンテナが内蔵されています。アンテナは、路上に設置されているVICSビーコン(送信マスト)と通信します。VICSビーコンは受信範囲2.5ギガヘルツでシグナルまたは赤外線シグナルを送信します。受信シグナルは直接、COMAND ユニットに伝送され、解読されます。専用狭域通信コントロール・ユニットは、ETC/DSRC アンテナを介して VICS シグナルを受信範囲 5.8 ギガヘルツで受信し、これを COMAND ユニットに転送します。交通情報は COMAND ユニットの交通情報データ・メモリに保存されます。交通情報データ・メモリは交通情報の暗号を解読し、照会に応じてそれをナビゲーション・コンピュータに転送します。そのルートを変更するかどうかの決定は、ナビゲーション・コンピュータが行います。ルートが変更された場合には、必要に応じてその旨が通知されます。

リアルタイム交通データ (RTTD) を使用したダイナミックルートガイダンスの機能順序(SIRIUS衛星ラジオ(コード536)装備)

RTTD は衛星ラジオ・プロバイダ「Sirius」から送信されるリアル・タイム交通データで、これの受信および処理はチューナ・ユニットによって行われます。リアル・タイム交通データには交通事故、渋滞および交通量のインフォメーションが含まれています。リアル・タイム交通データは米国の都市周辺で受信可能であり、約 5 分間隔で伝送されます。チューナ・ユニットはリアル・タイム交通データをコンビ・アンテナから受信し、これを MOST を介して COMAND ユニットのナビゲーション・システムに供給します。COMAND ユニットはこのデータを別ルートの算出に使用し、結果を LVDS ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示します。

HERMESコントロールユニットを介したリアルタイム交通データによるダイナミックルートガイダンスの追加機能前提条件(ライブトラフィックインフォメーション(コード367)装備)

• リアルタイム交通データの受信契約

• 交通データ・サービスが提供される地理的範囲内に車両がある

受信契約期間が終了した場合あるいは交通データ・サービスが提供される地理的範囲の外に出た場合は、ラジオ交通情報によるダイナミック・ルート・ガイダンスのみが使用できます。

HERMESコントロールユニットを介したリアルタイム交通データによるダイナミックルートガイダンスの機能順序(ライブトラフィックインフォメーション(コード367)装備)

HERMESコントロールユニットはリアルタイム交通データを、サービスプロバイダからエマージェンシコールシステムアンテナまたはコンビアンテナ(HERMES LTE(コード362)装備)を介して受信します。HERMESコントロールユニットはリアルタイム交通データをCOMANDユニットに転送します。HERMES コントロール・ユニットはポジション・データを COMAND ユニットから周期的に受信します。HERMES コントロール・ユニットと COMAND ユニットの間のデータ交換はユニバーサル・シリアル・バス (USB) ケーブルを介した方法で行われます。HERMESコントロールユニットは、ポジションデータをCOMANDユニットからエマージェンシコールシステムアンテナまたはコンビアンテナ(HERMES LTE(コード362)装備)を介してサービスプロバイダに送信します。これにより、HERMES コントロール・ユニットは交通情報を収集する役割を果たすことになり、ひいてはダイナミック・ルート・ガイダンスのための情報を供給していることになります。

マップ機能

マップ表示は、基本的に COMAND ユニットによって制御されます。以下の表示機能がサポートされています:

• ルート・ガイダンス・マップ

• 位置マップ

• ルート・マップ

• スクロール・マップ

• 目的地入力マップ

ナビゲーションの拡張機能

以下の機能では、コンフォート、オーダーメイドおよびツーリスト・インフォメーションに関してナビゲーション・システムを拡張することができます:

• COMAND ユニットのセキュア・デジタル (SD) カードおよび SD カード挿入口を介したエレクトロニック・ガイド・ブックの統合、目的地情報収集およびルート・ダウンロードの開始

• あいまい検索 (例えば目的地、住所または特別目的地の一部のみを入力) も可能な特殊な検索エンジン

• 「ルート・フライト」 (予定されたルート上を上空からの視点で視覚的に魅力的に表示)

• 「ドライブ・ショー」 (現在のポジション、ルート、ルート沿いの交通情報、目的地の情報およびそれまでに走行した距離の高低推移を示すピクチャの連続表示)

• 「コンパス」 (現在のポジションの地理座標および現在の標高を含むコンパス画面表示)

• SD カード挿入口を介したメルセデス・ベンツ「トラベル・ガイド」 (アクセサリ) へのアクセス

ナビゲーションの拡張機能は、COMAND ユニットの内部で実行され、必要に応じて LVDS ケーブルを介してオーディオ / COMAND 用ディスプレイに表示されます。

ナビゲーション・モード (COMAND) の機能の電気システムの機能説明図

PE82.85-P-2063-97TAC

テレマチック·システム構成部品の一覧表

GF82.85-P-9999RD

参照文書