機能前提条件の概要
• ターミナル 15 「オン」
ターミナル 15 「オン」のステータスをエレクトロニック・イグニッション・スイッチ (EZS) コントロール・ユニット (N73) が車内 CAN (CAN B) を介してパラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニット (N26/16) に送信します。
エマージェンシ・アラームの概要
エマージェンシ・アラームは、運転者が他人から脅されたと感じた場合に、運転者自身で作動させることができます。これと同時に、無線エマージェンシ・コールも作動させることができます。
エマージェンシ・アラームの機能には、以下の部分機能があります:
• エマージェンシ・アラームの機能順序
• 静かなアラームの機能順序
• フル・アラームの機能順序
• 無線エマージェンシ・コールの機能順序
• 故障メッセージ表示の機能順序
エマージェンシ・アラームの機能順序
エマージェンシ・アラームは、タクシー・アラーム・システム無線リモコン・レリーズ送信機 (A8/4) (フル・アラーム) または運転席レッグ・ルームに見えないように取り付けられているエマージェンシ・アラーム・トリガ・ボタン・スイッチ (S62/6) で作動させることができます。作動したエマージェンシ・アラームは、エマージェンシ・アラーム・リリース・ボタン・スイッチ (S62/5) を操作することで終了します。
静かなアラームの機能順序
静かなアラームは、脅している人間がアラーム作動に気づくのを避けるためのものです。静かなアラームは、エマージェンシ・アラーム・トリガ・ボタン・スイッチを 1 回操作することによって要求されます。パラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットは、エマージェンシ・アラーム・トリガ・ボタン・スイッチのステータスを直接読み取り、これを評価して、ルーフ・サイン・ランプ (E14/4) を周波数 2.5 Hz で制御します。さらに、左右フロント・ドアのイグジット・ランプおよびウォーニング・ランプが制御されます。シグナルをシグナル検知制御モジュール (SAM) コントロール・ユニットが車内 CAN を介して左フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/3) および右フロント・ドア・コントロール・ユニット (N69/4) に送信します。
フル・アラームの機能順序
フル・アラームの場合、静かなアラームの出力に加え、以下の機能が作動します:
• エクステリア・ランプ (点滅)
• インテリア・イルミネーション (静的)
• 音による警報
• ハイ・ビーム (点滅)
フル・アラームは、エマージェンシ・アラーム・トリガ・ボタン・スイッチまたはタクシー・アラーム・システム無線リモコン・レリーズ送信機を 3 秒以内に 2 回操作することによって要求されます。
パラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットは、エマージェンシ・アラーム・トリガ・ボタン・スイッチのステータスを直接読み取ります。タクシー・アラーム・システム無線リモコン・レリーズ送信機を操作すると、この送信機はフル・アラーム作動要求を FM、AM アンテナ・アンプ (A2/18)、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ (EZS) コントロール・ユニットおよび車内 CAN を介してパラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットに送信します。パラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットは、両方のケースの要求を評価し、該当するインフォメーションを車内 CAN を介してシグナル検知制御モジュール (SAM) コントロール・ユニット (N10/1) に送信し、同ユニットはこのインフォメーションを再度評価し、アラームの出力を行います。フル・アラームでは音による警報が出力されます。シグナル検知制御モジュール (SAM) コントロール・ユニットは、右ホーン (H2) および左ホーン (H2/1) をホーン・リレー (K40/10kJ) を介して周波数 1.6 Hz で制御します。シグナル検知制御モジュール (SAM) コントロール・ユニットは、フロント・ルーム・ランプ (N70e1) の制御シグナルをルーフ LIN (LIN B13) を介してルーフ・オペレーティング (DBE) コントロール・ユニット (N70) に送信します。
安全上の理由から、フル・アラーム要求は無線リモコン・レリーズ送信機によって 10 秒後に自動的に繰り返されます。
リセットするには、エマージェンシ・アラーム・リリース・ボタン・スイッチを 1 回操作します。ボディ側で無線エマージェンシ・コールもエマージェンシ・アラーム・リリース・ボタン・スイッチでリセットされますが、無線システムによっては無線システムで無線エマージェンシ・コールを作動解除する必要があります。
無線エマージェンシ・コールの機能順序
プログラミングに応じて、無線エマージェンシ・コールを個別に、またはエマージェンシ・アラームと一緒に送信できます。
無線エマージェンシ・コールは、以下によって始動します:
• エマージェンシ・アラーム・トリガ・ボタン・スイッチを 3 秒以内に 2 回操作する
• タクシー・アラーム・システム無線リモコン・レリーズ送信機を 3 秒以内に 2 回操作する
無線エマージェンシ・コール要求は、パラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットによって読み取られ、CIA-CAN (CAN CIA) を介してタクシー無線機 (A49) に送信されます。タクシー無線機は、シグナルを直接ケーブルを介して無線ルーフ・アンテナ (A2/50) に転送します。
次に無線エマージェンシ・コールは、無線ルーフ・アンテナを介してタクシー・センタに送信されます。プログラミングに応じて、無線エマージェンシ・コールを「静的」に、または「パルス」として制御することができます。「静的」制御では、無線エマージェンシ・コール送信の場合、無線エマージェンシ・コール要求がエマージェンシ・アラーム・リリース・ボタン・スイッチによってリセットされるまで、パラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットの専用アウトプットがアース接続されます。「パルス」制御では、無線エマージェンシ・コール送信の場合、パラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットの専用アウトプットが 2 回、パルスとパルスの間に 1 秒のポーズを挟んで、1 秒間アース接続されます。
作動した無線エマージェンシ・コールは、エマージェンシ・アラーム・リリース・ボタン・スイッチを操作すると終了します。エマージェンシ・アラーム・リリース・ボタン・スイッチのステータスは、パラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットによって直接読み取られます。さらに、無線機の無線エマージェンシ・コールをリセットするためには、無線機の再スタートが必要です。
故障メッセージ表示の機能順序
モデル 447.7 の場合
故障メッセージの表示は、インストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニット (A1/1) のマルチファンクション・ディスプレイ (A1/1p13) で行われます。発生したエラーおよび機能障害はパラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットによって検知、メモリされ、車内 CAN を介してインストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットに送信されます。さらに、パラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットは周期的にデータ・プロトコルを車内 CAN を介してインストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットに送信します。
モデル 447.8 の場合
故障メッセージの表示は、インストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットのマルチファンクション・ディスプレイで行われます。発生したエラーおよび機能障害はパラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットによって検知、メモリされ、車内 CAN、エレクトロニック・イグニッション・スイッチ (EZS) コントロール・ユニット、シャーシ CAN (CAN E)、ユーザ・インタフェース CAN 用ゲートウェイ (N93/4) およびユーザ・インタフェース CAN (CAN HMI) を介してインストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットに送信されます。さらに、パラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットは周期的にデータ・プロトコルをインストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニットに送信します。
以下のエラーおよび機能障害は、マルチファンクション・ディスプレイに表示されます:
• パラメータ入力可能スペシャル・モジュール (PSM) コントロール・ユニットとインストルメント・クラスタ (KI) コントロール・ユニット間のコミュニケーションの遮断
• エマージェンシ・アラーム・トリガ・ボタン・スイッチのケーブルの断線
• エマージェンシ・アラーム・リリース・ボタン・スイッチのケーブルの断線
参照文書
- gf8225s9890tra タクシー / レンタカーのシステム構成部品の一覧表